リーダーです。
さて、我が愛器とすべく各種改造を施したJaguarでありますが・・・・
改造後暫し家で試してみて、幾つか気になる箇所があり、その改善を図るべくNaked Guitar Worksに突撃。
改善したいと思った個所は2点。
先ずは螺子の交換である。
上記はピックアップ・セレクターであるが、セレクター・スイッチを固定する螺子が、何気にピッキングでぶつかるのである。
と言う訳で、この螺子を頭が平らな螺子に交換した。
うん、写真じゃ全く分かりませんなw。
メインテナンス屋さんはこの手の部品を数多くストックしているので、パーツ屋さんを回るより効果的に入手可能。Naked Guitar Worksの様な、気心が知れた(と此方が勝手に思っている)メインテナンス屋さんがあると便利である。
配線を少し変えて、上記の位置でミックス、真ん中でリア、ボディ内側がフロント。
何故この配置にしたかと言うと、一番使うと想定しているのがミックスなので、最もピッキングで邪魔にならない位置に。因みに、ボディ内側(フロント)の時はピッキングでぶつかる。フロントを使う時は要注意。
ま、これは些末な改造(と言う程の物でもない)だったが、メインの改造は、そう「軽量化」である。
改造前の重量は3.8㎏。ギターとしては重くは無いが軽くはない重量も、弾いていると「重いなぁ」と感じる柔弱者のワタクシ。
使用頻度が高い手持ちギターの中で、最も重いのはRickenbackerは360C63で3.5㎏程。出来ればそれを下回りたいと考えたのである。
約300gの軽量化、それを目指して考えたのが「ザグリ」。そう、木部を削ってしまおうと思ったのである。
ギターの軽量化の為にザグリを入れる、は、実行する人が少なくなく、かく言うワタクシも、Issy将軍に贈呈したTelecaster Customでボディを削って軽量化した事がある。
ギターをザグって軽量化する手段として一般的なのは、ピックガード下の見えない個所を削る事で、先人に倣いワタクシも同様の依頼をしてみたのである。
当初は、ボディエンド部分、テールピースの後ろ側を掘ろうかと思ったが、諸々の改造を施した際のテンプレートがあり、それを利用したピックガード下のザグリであれば早く対応可能と聞き、ではでは宜しくと依頼してみれば、1週間弱で完成したので取りに伺ったのである。
(出典:はこちらのNaked Guitar WorksのFacebookから)
Leo Fenderも吃驚のFender & Squire Jaguar Thinline。ふははははは。
結果、3.5㎏。うん、軽くなった。
ピックガード下を削っても然程軽量化されないんじゃ?と思っていたが300gのダイエットに成功。目標達成。
3.5㎏のギターは、ギターとしては軽量な方に思う。勿論それより軽量なギターは多く、手持ちのギターの使用頻度が高いもので言えば、AT130なんぞは3.0㎏程度で可成り軽い。
軽いギターが好きである。
取り回しが良くて好きである。
ボディの質量とサウンドの関係性は無視出来ないとは、先のTelecaster Customで身を以て知っているが、決して「改悪」とは思えず、「箱鳴り感があるソリッド・ギター」のニュアンスは寧ろ好きである。
ザグリを広く取る事を嫌う人の趣旨も分かる。剛性とサスティンの関連性は「そりゃあそうだろう」と思う(Stratocasterはイナーシャ・ブロックで補完可能だからボディ材への影響は少ないと思う。ピックアップもベタ付けじゃ無くピックガードにぶら下がってるんだし)。
「ザグリ=改悪」の発想の文章を幾つか読んだが、「ザグリ=改悪」との発想は違うかなと思う。それらの文章には原理主義的な嫌悪感しか無いな、とも思ったし。
ま、それは兎も角。
と言う訳で、取り敢えず完成。
うん、Before/Afterが全く分からん!
「重い」とは思わない重量。これより軽いギター持っているので「軽い」とも思わないけどw。
明日の練習で試して、サウンドがバンドにマッチしたら、更なるボディエンドの部分、此処を削ってやろうと思っている。
どんな風に削るか、をNaked Guitar Worksの小園氏に相談し、幾つかアイデアを頂きました。
本当はね、以前から「ボディにスプリング埋め込んだらリバーブ感が出るんじゃないか?」と思っていて、このJaguarでやろうかと画策したんですわ。
簡単に言うと、
・ボディエンドをザグル
・Stratocasterのスプリング・ステイとスプリングを埋め込む
と言う・・・・うん、邪だ。
只、スプリングの形状からして、「どうやって引っ掛けるか」が難しく断念。スプリングのステイを両サイドにと思ったが、スプリングって、イナーシャ・ブロックに引っ掛ける構造だから、ステイだと無理なんだよねぇ・・・・指摘されるまで気付かなかったわ。
邪なザグリは不可でしたが、ま、もうちょいザグリ入れます。どう削るかは、もう既に決まっているのだが、小園氏曰く「すっげぇ馬鹿っぽい」との事。客に言う台詞か貴様っ。
因みに、小園氏がJaguarをパーツ毎に測った所、ボディ2.1㎏→1.8㎏となり、ネック0.8㎏との事。これにはパーツが入っていないのだが、差し引きするとパーツが1㎏弱ある事になる・・・・結構重いのね。
パーツも軽量化の対象にしちゃおうかなぁ・・・・でも、私見ながら、ブリッジ周りはボディ以上にパーツ交換の影響でかいからなぁ・・・・慎重に判断せねばだな、うん。
余談であるが、Naked Guitar Worksから今回の改造で使用したテンプレートを頂いた。
「え?良いの?でもこれ、他に同様な改造依頼されたら使うんじゃないの?」と問えば「こんな馬鹿な改造する人居ないから大丈夫ですわ」と言われました・・・・。
さ、明日の練習の事前練習しよ。