四人冗語

“がんばらないけど、ネバーギブアップ”
東京の社会人アマチュアバンド、fujico overdriveのblogです。

Jaguar

Jaguarのネックを交換すると言うか元に戻すと言うか

リーダー

リーダーです。

さて、久々にJaguarです。

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元々は日本製のマッチング・ヘッドのJaguarでしたが、ネックをUS製リプレイスメントのそれに交換し使っていますが、ふと思う事ありオリジナルに戻そうか、と画策した次第。

動機はと言うと模様替えに近い発想・・・・もあるが、一応サウンドの事を考えて。

ネックのグリップはUS製のそれが好きで交換していたが、その重量は日本製より重い。

ギター、主にネックの質量が大きいと低域が出るとの私見を持つワタクシだが、敢えて軽いネックにした方がバランスが良いんじゃ?と思った次第。

と言うのが、今のサウンドはJaguarの音で想像する様なチープさが薄く、重心が重いサウンドで、所属バンド、fujico overdriveで使うなら、オリジナルのネックのサウンドの方が合うかも、と感じた次第。

と言う訳で・・・・

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はい、元に戻してみました。

戻した結果の全体重量は3.2kg。Jaguarとしても、ギターとしても軽量な方に思う。3.2kgと言う重量は個人的にベスト。軽過ぎず、重過ぎず。あ、アーム付けたらもうちょい重くなるか・・・・まぁ、良いやw。

ネック重量の差異の大きな要因の一つは、ジョイント個所の厚みかと。US製の物は厚みがあり、日本製に交換すると結構ブリッジを上げる必要があった。一方、ネックそのものの厚みは日本製の方がある感じ。

余談だが、最近弦高調整のやり方を変えてみた。

これまでは、世間一般(なのかな?)のデフォルト、所謂1弦は1.2mm~1.5mm(だったっけ?)にしてから調整・・・・だったが、低めに設定して開放弦が気持ち良くなる個所まで上げて行く、としている(勿論その前にネックは調整)。この方が、良い感じに設定し易い気がする。デフォルトを否定する心算は無いが、好みとデフォルトが一致しなくても良いだろうと思う。

で、元に戻した結果はと言うと、ペグもストリング・リテイナーもナットもフレットも違うが、交換前より重心が軽くなった。

諸々改造しているので、ペラペラな感じでは無いのだが、従前の、Jaguarと思って弾いたら思いの外ヘヴィだなって感じではないかと。低域の割りには、相対的に弱く感じた高域の抜けが良くなり、何と言うか、バランスが良くなったなぁと感じた。

「Jaguarにしては重心が低いサウンド」と言う、ある意味個性と言える特徴は少なくなったが、バランスが良くなった事で音作りはし易い気がする。これまでは、OD-1の様な、密度が濃くなく高域寄りなペダル以外は合わせ難かったのだけど、汎用性が高まったと言うか・・・・まぁ、使い勝手が良くなったって事で。

ネックのグリップは、矢張りUS製の方が好みだが、まぁ、慣れるだろう。

バンドで使うなら、ペグをロック式に、フレットをステンレスフレットに、合わせてナットも交換したいと思うし、ネックのグリップもUS製の方が好みだし、ヘッド側からネック調整が出来ないこの構造は好きじゃないのだが、このネックの方がサウンドは良いなと感じた。

バンドで使う際、箱物ならCasino、ソリッドギターならこのJaguarって使い分けられたらと。

ネックのグリップは圧倒的にCasinoが好みだから、メインはやっぱりCasinoだろうし、
ライブではCasino使うだろうけど、このJaguarも準メインで使える様に改造しようかしら。

ソリッドギターは取り回しが楽で良いし・・・・なぁ。

Jaguarを使おう

リーダー

リーダーです。本日は久々に機材ネタ。

さて、先の練習で、2020年に弄りまくったJaguarを使った訳です。

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普段はRickenbackerは1997なる箱物ギターをメインに据えているんですが、前回練習の前に
雪が降って、路面凍結による転倒と破損を心配して、ソリッド・ギターにしよう、そう言えばこのJaguarはバンドで試してないやって事で持って行ってみたら、思いの外良かったのでもう少し使ってみようと、色々と試行錯誤をした先の連休だが、気になった点の改善を更に目論み色々と試行錯誤継続。

先の連休に、半分洒落でピックアップカバーを黒にしてみた。

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変えては見たが、見た目が煩いなあってちょっと思ったりw。元々Jaguarはパーツがごちゃごちゃしている見た目が騒がしいギターなのに、更に騒がしくしてどうする、とw。

とは言え、黒いピックアップ・カバーのJaguarは見ないので、天邪鬼な性格から「暫くこれで行こうかな」、と思っていたが、もう少しピックアップの高さを調整したいなといじくれば、調整が出来ず、「?」と調べていたら、ピックアップの高さ調整する螺子が馬鹿になっている模様。あらあら。

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(写真は過去の物を転用)

上記の通り、ピックアップをボディに螺子で固定し上下する構造だが、バスウッドの柔らかい木が調整し過ぎで馬鹿になった模様。バスウッドは好きな材だが、柔らかく螺子が馬鹿になるのが玉に瑕。

もう少し言うと、ピックアップの下に下記の調整用のゴム(?)をかましているのだが、求める所まで下げるとゴムの反発力が大きくて、木の強度が足りない模様。

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と言う事で、ゴムの下部を少し切断、螺子穴に瞬間接着剤を垂らして補正。序に、ピックアップカバーは黒より落ち着いたクリーム色のそれに交換。ピックアップ・カバーは千石電商さんで黒と一緒に購入していた。

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うん、こっちの方が好みだわ。スイッチノブももう少し焼けた色の方が良いかな・・・・ま、機会あれば探してみるか。

こうして改めて見てみると、やっぱマッチングヘッドの方が良いよなぁと思うものの、このネックのシェイプ気に入っているから、ね。

因みに、僕はJaguar、そしてJazzmasterって、見た目そんなに好きじゃないw。

さて、ここからが本題。

この米国製ネックと日本製ボディのハイブリッドのJaguar、彼是改造をしているが、ピックアップはP-90構造のそれにしている。

ポップギターズさんで購入したが、店長さんが亡くなられたとかで今はサイト休止中。何度かパーツを買わせて頂きお世話になったので残念。時に店長さんからお礼の手紙が入っていたりした。ご冥福をお祈り申し上げます。

で、このピックアップ、Jaguarの弱点(?)であるサウンドの線の細さの改善として開発・販売されていたものですが、実際マウントしてみると、ゴリっとしたサウンドが出て、それでいてJaguarらしいピーキーさもあるのが特徴。

クリーンで弾くには凄く良いんだけど、歪ませるとブリブリした感じの割りに低域が不明瞭で伸びず、高域がピーキー。

この2点の改善をば、と考え下記を実行。

先ず高域のピーキーさ。

この対応は過去の経験値からコンデンサーの交換が効果的であろう、と。

コンデンサーの交換に効果はない、少しはあろうが大差はない、との意見も分からなくはないが、古い劣化したコンデンサーは高域のピーキーさを抑制してくれると思うし、Stratocasterではその効果を実感出来た(それから古いコンデンサーを見掛ける度に高価じゃなければ買っていた)。確か、土屋昌巳氏もJazzmasterのムック本でそんな様な事を仰っていたと記憶している。

と言う訳で、そんなコンデンサーは・・・・と手持ちのコンデンサーを探った結果、下記が良かろうと。

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SANGAMOの1950年代のコンデンサー。1500円程で買った記憶がある。

土曜日にNaked Guitar Worksに行き交換して頂いた。

コンデンサーは試してみないと分からない、が、SANGAMOの古いコンデンサーはStratocasterでも良い効果があり、マウントしてみた。

結果は・・・・うん、駄目でしたw。

と言うかですね、そもそも古いBlack Catをマウントしていたんですよ・・・・。

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(写真上のコンデンサーがマウントしていた物。下が交換を目論んだもの)

理由は分からぬが、トーンを絞ると音量が下がる。Naked Guitar Worksのお二人にそれを指摘され、「へ?そうなん?」と試してみれば、ああ、確かに・・・・。

「低域の明瞭さも失われると思いますよ?」と指摘され、おおそう言うものか・・・・とお勧めのコンデンサーをマウント。

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GUDEMANと言うブランド(?)のハーメティック・コンデンサー(らしい)。0.05μf。お古いものらしい。

結果はと言うと、うん、凄く良い。ピーキーな高域が抑えられ、全体的にスッキリしたサウンド。やっぱコンデンサーって、音変わるよな・・・・。

以前も書いたが、コンデンサーで音が変わるか否か、は、色々な意見はあろうが、僕は変わると思っている。と言うか、実感している、が、どう変わるか、は、正直「やってみないと分からない」と思う。

Naked Guitar Worksのお二人から、「ピックアップがP-90構造だとすると、スッキリしたサウンドのコンデンサーにして、高域抑えるなら少し劣化した物が良いのでは?」と指南を受けたが、うん、確かにその通りだった。プロの言う事は聞くに限る。

続いては低域のブリブリ感。あ、話が前後してますが、コンデンサー交換の前に下記をやっております。

ブリっとした感じはあるが、一方でサスティンは然程でもなく、と言う感じ。

ピックアップの出力の大きさからそうなっているんだろうな、と思慮し、ピックアップの高さを彼是弄り、気持ち良い状態がこんな感じでした。

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一般的なJaguarのピックアップより可成り低め。フロントに至ってはヨークが見えないw。

この状態の方が低域の輪郭が明瞭で、コンデンサー交換の効果からか高域のピーキーさは大分抑えられた。やっぱ、
従前はピックアップと弦が近過ぎたんだろうなぁ・・・・

まんまじゃないにせよ、P-90構造のピックアップらしい、誤解を恐れず言うと磁界の広さから来ると思料する飽和感と言うか箱鳴り感があるサウンドと、ヨークによると思料するピーキーさとダイナミズムが、クリーンで弾いても歪ませても良い感じ。

今回のパーツ交換とピックアップの高さ調整をした理由は、前回の練習で感じた違和感、歪ませた際のサウンドが気に入らなかった為。

歪みペダルの相性が悪かったのかな?と、手持ちエフェクターを彼是合わせても大体駄目で、駄目って言うか試したエフェクターそれぞれの個性が全然出なくて「???」と相成り、こりゃギター側に問題あるんじゃ?と推測し、ああ、ピックアップの高さ調整が必要なんだな、と思っての事(高域のピーキーさはトーンである程度は補正出来た)。

ピックアップの高さには、これまで然程拘って来なかったけどもっと拘ってみた方が良さそうだなぁ・・・・と思いつつ、使用頻度が高い1997とAT130って、ピックアップの高さ調整の可変幅が凄く少ないんだよな・・・・w。

改造と調整を終え、では歪みペダルは何が良いかしら?とやってみれば、FULL-DRIVE、Re-JのBD-2なんかが凄く良かったんだけど、「そう言えば・・・・」と取り出したLandmightyがずば抜けて良かった。

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これは昔の筐体で、今はデザインが大きく異なる。両方持っているが、1台は贈呈済(だったっけ?)。手持ちの方が筐体が小さくて好み。

characterノブで中低域が弄れるんだけど、それによりスィート・スポットが得られて好みなサウンドが得られる。トーンと組み合わせ、音圧があり、角が立たないながら抜けるサウンドが得られる。

一方、このペダルの特徴である飽和感の少なさ、少し平面的なサウンドは(あ、設定次第です。僕の好みに設定するとそう感じるだけです)、バッキングでは良いんだけどリフやソロではちょいと物足りず・・・・。組み合わせるペダルで奥行きと言うか立体感を出す感じが良かろう、と考えた組み合わせが下記。

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Persian Green Screamer(One Control)~ゲイン・ブースター

Landmighty(320 design)~オーバードライブ

CE-2(BOSS)~コーラス

Bad Stone(Electro Harmonix)~フェイザー

Micro Amp(MXR~Studio Gream Mod)~クリーン・ブースター

Persian Green Screamerは、その名の通りTS系なのだが、設計者のビヨン・ユールが「私は単なる模倣品は作らない」と言う通り、少し癖があるTS系。

簡単に言うと低域がTS系にしてはタイトで中域がクリアに持ち上がる。モードが二つあり、トランスペアレント系な「Modern」を選択した場合はそれが顕著で、サウンドに立体感が出つつゲイン・ブーストが出来る。

エフェクターってのは組み合わせ次第で印象が大きく変わる物だと思うが、この組み合わせは凄く良かった。

コーラスには中域を持ち上げるCE-2、クリーン・ブースターには低域をほんの僅か持ち上げるMicro Ampを選択したのは、中低域の補正的に。この2つはこれから試行錯誤して行くと思う。

因みに前回の足元はこんな感じ。

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ドラムのTakayuki君から送られた練習の録音データを聞くに、これでも全然良いかなと思った。もうちょい中低域があれば、だけど。OD-1よりローミッドが出るTS系入れるか、Hot Cakeの代わりにもう少し低域が出るゲイン・ブースター入れたら良さそうだ(と言う感想からもP-90構造のピックアップながら低域がスッキリしているのがお分かりかと思う)。

興が乗って、ピックも色々と試してみる。

左から、V-Pick、ULTEX、FLEX、そして鼈甲。

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弾き心地、サウンド、弦へのアタック感、全てにおいて鼈甲が好みも、恒常的に使うものではなかろうと思うピック。残念だが、止む無し。

ULTEXは爪の質感を再現したもので、少し高域がマイルド。弦へのアタック感が滑らかで、しっかり弦を弾かないと鳴らない感じもサウンドは凄く好き。

FLEXは一般的と言うか個人的にはオーソドックスなピック。明瞭なサウンドで、それ故高域が強く感じる。取り敢えずこれ持っておけば安心と言う一枚でもある。

V-Pickは、その厚さから来るアタックの強い音で、しっかり弾かないとしっかり鳴らない感じ。生音が大きく、アンプを通した場合でも顕著。

以前はV-Pickをメインで使っていて、このJaguarでは何となくFLEXを使ってましたが、試してもFLEXが良い感じに思った。結局気に入ってたから使ってたんだな・・・・w。

と、改めてJaguarに向き合ってみた訳で、次回練習が楽しみ・・・・なのですが、コロナが又不穏な感じなので次回の練習はお見送り。残念。

一部報道では、春までにコロナに惑わされるのは落ち着くだろうとの予測もあり、まぁ、慌てずに、ですね。

そう言えば、Black Mariaさんのプロモーションビデオが出来て拝聴した。



Jaguarではないが、Jim RootのJazzmaster、良いなぁ。ベースのお嬢さんは、当て振りでもちゃんとフレットラップしているのが良いなぁ・・・・。

おっと、閑話休題。

と言う事で、Jaguarの改造と調整のお話でした。

SquireのJaguar(Vintage Modified SRS JAGUAR)の改造の最終系(多分)

リーダー

リーダーです。

はい、天気も雨で外出出来ないし、
ワクチン接種で左手痛いし、それよりなにより今週は仕事が可成り多忙だったのでゆっくり休みたいし・・・・、なので、今日は散歩話じゃなくギター改造譚でお茶を濁します。

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はい、SquireのJaguar、正式名称はVintage Modified SRS JAGUARを改造しまくりましたのでその纏めをば。

写真をご覧頂けばお判りでしょうが、JaguarだけどJazzmaster風でMustangのビブラート・ユニット付いててStratocasterの船形ジャックで・・・・と言う代物。そのあまりの使用に、家人からは「変異株」弟からは「スーバー32X」と言う有難くない名前を付けられる始末。くそ、反論出来ねぇや。

因みに弟とは・・・・

リーダー「最近、Jaguar買ってさ」

弟「え?アタリの?」

リーダー「当たりとかそう言うの、俺全く信じてないんだわ。どうせ改造するし」

弟「え?改造出来るの?」

リーダー「え?全然出来るけど?他のも改造してるし」

弟「ん?」

リーダー「ん?」

との会話もあった。意味が分からない方は此処を参照。ワタクシも会話の嚙み合わなさが分からなかった。

色々な改造を経て来ておりますが、その全てを再度書くのは流石にしんどいので書きません。ご興味あれば此方ご参照下さい。

今回の改造は下記の通り。

①ネックをオリジナルのSquireのそれに戻す

US Fenderのネックを一時期マウントしていたのですが、それはもう1本のJaguarに移植しちゃったので元に戻しました。US Fenderよりも薄いグリップ感が結構好きで不満は無い。

②ペグの交換

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世界のGOTOHさんのSDS510のマグナムロック。所謂「Kluson型のマグナムロック」に御座います。

シャフトで弦をロックするタイプ。最近は裏のボタンでロックするタイプも出ておりますが、デザインが好きじゃなくSDS派のワタクシ。手持ちのギターは全てGOTOHさんのマグナムロックに交換済。それ位お気に入りです。

マグナムロックの利点は、弦交換してもシャフトへの巻き付け回数が略同じに出来るので、テンション感が変わらない事。チューニング精度は、同じGOTOHさん製品ならマグナムロックじゃなくても然程変わらない気がする。

②ストリング・リテイナーの交換と増設

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US Fenderのストリング・リテイナー。カモメ型比で弦の接点が小さいのでアーミング時にチューニングの狂いを抑えらる、と思う。Before/Afterを比較した事ないのでなんとも・・・・w。

増設したのは、マグナムロックに交換した事によるテンション不足の是正の為。

③ナットの交換

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カーボン・ナットに交換。もう1本のJaguarもこのナット。TUSQのナットも好きなのですが、何となくJaguarはカーボン・ナット。開放弦がマイルドなサウンドになる感じがして、最近その響きが好きでなんとなく。

で、ヘッド周りはこんな感じに。

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Squieのロゴ、個人的には大好きです。

④ステンレスフレットへ交換

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JESCARのミディアム・ジャンボフレットに交換しました。型番失念。交換して貰ったNaked Guitar Worksに元のフレットと同じサイズでとお任せしたので自分で買っておらず分からず・・・・。

手持ちのギターは全てステンレス・フレットへ交換済み。ステンレス・フレットにネガティブな見解をお持ちの方も其処此処で見掛けるが僕は大好き。音の立ち上がりの速さが好きだし、フレットの摩耗が略無いのは素晴らしいと思う。何度もフレット交換する事によるネックへのダメージを考えると、僕は一択です。

余談だが、最近Naked Guitar Worksにステンレス・フレットへの交換依頼が多いと聞くが・・・・この場末ブログの所為じゃないよね?違うよね?

⑤ダイナミック・ビブラートのマウント

今回の目玉、ダイナミック・ビブラートの装着。そう、Mustangのダイナミック・ビブラートの装着である。

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「Fender Japan」があった頃はリプレイスメント・パーツとして売っていたんだけど、最近はサードパーティーの物を入手するしかなく、幾つかある中からこれに。特に比べた訳じゃないけど・・・・。

あ、アーム固定するスクリューも買ってみました。

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表面がつるつるで、指で着脱は不可能。商品説明には「指で回せる」とあるが、ワタクシの握力では無理。てか、表面つるつるで無理じゃないか・・・・?と言う事で、より着脱の操作性に優れたSound Loftさんのアーム・スクリューに交換しようと思う。

アーム・プレイなんざした事ないのにアーム付けた理由は、洒落。うん、それだけだ。Mustangのダイナミック・ビブラート、これが中々曲者である事は、以前Mustangを持っていて色々試しているので合点承知の助。その厄介さを楽しんでみたいのである。

ダイナミック・ビブラートの調整はまだまだこれから楽しみたいと思うが、取り合えずNaked Guitar Worksのデフォルトの状態。

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結構高め。最近ギター・マガジン誌でMustangの特集が組まれていたが、ダイナミック・ビブラートのテールピースの位置は可成り低い設定が推奨されていたが、これ以上下げるとアームが上を向いてしまう。バネはそんなに強くない感じだったが・・・・。

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アームがボディと水平でバランスは取れていて、アームの位置も丁度良い。あ、アーム・キャップは黒に交換済です。

テールピースの上下はレンチで行う。調整の場合は弦を緩めて、とMustang関連の本やHPにあるが、アームダウンをしながらだと出来ると思う。可変幅が大きいので、弦を緩めるのと同等な効果だし。

ダイナミック・ビブラートの設定は色々と試行錯誤して行きたい。てか、試行錯誤が楽しみなのである。

可変幅が大きいが、それ故かしっかり調整しないとチューニングは可成り危うく、且つStratocasterの様に「こんな調整しておけばまぁ大丈夫」な解もなく、「個体毎で違います」と言うこのシステム。もう、楽しいったらない。

ま、
激しくアーミングしなければ然程狂わないし、ちょい狂ってもアーム・アップすれば大体合うし。

で、これら諸々の改造の感想はと言うと・・・・うん、非常に気に入ったわけ。

サウンドは元々好みだし、内部をザグって軽量化してて取り回し良いし、ダイナミック・ビブラートは軽いタッチで揺らせて心地良いし、バンド再開の際には絶対使おうと思える1本となりました。ああ、ミディアム・ジャンボフレットはちょっと後悔。やっぱ僕は背の低いフレットの方が好きだ。うん。

ああ、そう、一個だけ難点と言うか気になったのがさ、バレーコード弾くと、左手人差し指の第三関節より下が、なんか痛いのよね・・・・。

ミディアム・ジャンボフレットにした所為かしら?なんか指の腹に弦が食い込む感じなのよね・・・・暫く弾いてたら慣れるかな?

あ、あと、レバー・スイッチからトグル・スイッチに交換したのですが、割りとピッキングであたるのね。もう1本のJaguarでは気にならぬのだが・・・・不思議。

と言う訳で2019年11月に入手したこのJaguarの改造、紆余曲折御座いましたが取り合えず終了に御座います。

ああしよう、こうしよう、と考えながらの改造は本当に楽しかったなぁ!

次の生贄探さないとな、うん。

~追記~

2023年1月にピックガードを黒にしました。

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また、ピックアップ切り替えスイッチは背の低い金属製に交換しております。

Traditional 60s Jaguarの改造と2020年の終わりの話

リーダー

リーダーです。

有給休暇を取得せねばならず、12/25にて仕事納め。

社会人生活最長の休暇ですが、帰省する訳にも、旅行する訳にも行かず、大掃除をしたり、ぶらぶら散歩したり、家人と年末詣でしたりギターの録音なんぞをして過ごしてました。

さて、今年も残り僅か。

2020年は、コロナに翻弄された1年だった訳ですが、変化の年であったなぁと思うと同時に、中々興味深い年でもあったなあとの感想。

変化の年と言うのは言わずもがなで、コロナで変わらざるを得なかった色んな事象で、興味深いと言うのは、その変化に対する人の行動や言動。

個人的に感心したのは、コロナ禍にあって凛としたままでいられた人。僕もそうでありたいと思う。

暴論かもだが、個人的にコロナに対し思うのは、騒ぎ過ぎかもしれないが罹患する確度が高い行動は出来ない、である。

「コロナで亡くなる人よりXXで亡くなる人の方が多いのに、経済活動冷えさせてまで指定感染症にするとか有り得ない!」と言う意見は、分からなくはないが賛成は出来ない。実際身近な人が感染して苦しんでも同じ事が言えるのだろうか?僕には無理だ。

それに、指定感染症から除外されたら、隔離時の待機代とか自粛保証が受けられなくなる訳で、それをやったらそれはそれで批判も多くなるだろう事必至。そこまでアクセル踏める様な状況では無いと思う。

「コロナ封じ込めの対策が不充分だ」と過度に騒ぐのも感心しない。今発生している経済損失を増税と言う形で受け入れる、とまで割り切れているのだろうか?僕は賛成であるが、そこまでアクセル踏み込んで許容される世論でもあるまい。

「それは国費を削って・・・・」と言うのはそれこそ暴論であろう。政治家の給与を・・・・ってのは、殆どが只のやっかみに過ぎぬと思う。僻み根性を借りて来た正論らしきものでコーティングして話す様は本当にみっともないと思う。

コロナに気を付けながら行動するしかないかなと個人的には思うし、家族や個人的にお世話になった人やお店には、個人的に出来るサポートをするしかないと思っている。

強い者が生き残るではなく変化に対応出来る者が生き残る、とはダーウィンの有名な台詞だが、この変化の年に僕が対応出来たかは自信が無い。答えはこれから出るだろう。

そんな訳で、変化に対応する一環として、新しく入手したJaguarの改造をしたんですよ奥様。

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Lake Placid Blueでマッチング・ヘッドじゃないJaguar・・・・あんま、無いですよね。60年代後半のメイプル指板の物は見た事ありますが、ローズ指板は、我が愛しのJohnny Marrのシグネチャーくらいしか知らず。



興味深いのは下記。



ピックアップがシングルコイル・サイズのハムバッカー構造であるのでプロトタイプなんでしょうかね?試行錯誤があったんだろうなぁ・・・・Johnny Marr、拘り強そうだもんな。

購入動機や基本スペックはこちらをご参照頂くとして、今回は改造点をば。

<ネック>

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Fender USAはAmerican ProfessionalのJaguarのリプレイスメント用のネックに交換。基本スペックは以下の通り。

Fingerboard: Rosewood
Number of Frets: 22
Fret Size: Narrow Tall
Neck Shape: Deep "C"
Neck Material: Maple
Neck Finish:Satin Urethane Finish on Back of Neck with Gloss Urethane Headstock Face
Fingerboard Radius: 9.5" (241 mm)
Scale Length:24" (610 mm)
Nut Material: Bone
Nut Width:1.685" (42.8 mm)
Position Inlays:White Dots

もう1本のJaguar用で購入したものを転用(もう1本のJaguarには元のSquierのネックに戻した)。

デフォルトのネックは、ナット幅が40㎜で肉厚なUシェイプ。ナット幅、シェイプは凄く好きなのですが、
つるつるした質感があんま好きじゃ無く・・・・

フレットはJescarの43080に交換。このリプレイスメントのネックにはナロー・トール(フレット高1.19mm× 幅2.40mm )が打たれていたが、それよりは背が低く幅が狭いステンレス・フレットに交換してます。

カーボン・ナットにしていましたが、今回の転用で、弦のケージを0.10~0.46から0.09~0.42にしてみようと思いナットもBlack Tusqに交換。

0.10~0.46を個人的デフォルトにしていましたが、入手時に0.09~0.42が張ってあり、久々にそのゲージを弾いたら何か良かったので。Izo先生の影響もあるな、うん。考えてみれば、技術、プレイスタイルも全然違う方からの影響ってのも面白いなぁ。

ペグは世界のGOTOHのSD91MG-05M N。所謂「マグナム・ロック」に交換済で、ストリング・リテイナーはFender American Standard String Guidesに交換し、3.4弦にも追加。マグナム・ロックでポストに弦を巻く回数が減り、その結果として下がったテンションを稼ぐ趣旨。5.6弦は、マグナム・ロックながらシャフトに少し巻いて平仄を取っています。

前にも書きましたが・・・・

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やっぱ、Jaguarのヘッドはトランジション・ロゴであって欲しいと思うんだ、うん。好みで言えば、Lake Placid Blueにはマッチングヘッドが合うと思うんだ、うん。

ちょいと面倒なのがトラスロット調整のレンチ。

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1/8インチって、これ以外使わないんだよなぁ・・・・w。

余談ですが、指板の清掃、加湿はこれを愛用しています。

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汚れを落とす効果として、オレンジオイル、レモンオイルより効果があるか不明だが、保湿力はこっちの方が高い気がする。

<ピックアップ>

デフォルトのピックアップで充分好みのサウンドでしたが、ポップ・ギターズさんのこのピックアップが気になり購入してみました。

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見た目はJaguarのピックアップなれど(高さは違います)、P-90構造のピックアップ。P-90の構造、特徴は此方をご参照下さい。主たる特徴は、ポールピースに磁力が無く、ボビンに2つの磁石があり、磁界が広い事、でしょうか。

P-90がマウントされたギターは手元に1本あり、好きだけど苦手なピックアップ。

クリーンでロー・コードをジャカジャカ弾くには、(磁界の広さからくると思料している)適度なゴリッとしたサウンドが心地良くて好きなんですが、歪ませた際は、リアは好きなんだけど、フロントは僕には太過ぎて音作りに四苦八苦。AT130を使う時には、低域を過度にブーストさせないOD-1なんかを好んで使っていますが、未だ「これだ!」って答えが出せずにいたり・・・・。

「もう少し低域が整理されてたら、若しくは中低域並みに高域が出ていたら好みなんだけど」と思っていましたが(手元の1本はそれを狙ってフロントはコイルの巻き数を減らしています)、このピックアップ、Jaguarのピックアップと同様にヨークが付いていて、トレブリーなサウンド演出の構造をしており、それでいてP-90のゴリッとしたサウンドの構造もあり、「P-90まんま」と言うより「P-90のニュアンスがあるJaguarのピックアップ」だとすると、うん、これは好みに相違あるまい!と入手してみた次第。


結果は、家で試した程度で、バンドで大きな音で試していない事、後述するポットの交換の影響もあるかと思うのですが、滅茶苦茶気に入りました。

先ず、大きな特徴として、
ミッドが強めなピックアップだなと感じました。結果、ポールピースをフラットにすると、1弦と6弦が弱く感じるのです。

ピックアップの高さも含め、ポールピースの設定を慎重にしないとならないピックアップに思います。

又、P-90対比、ゴリッとした感じはなく、ノイズも圧倒的に少ないとの印象も持ちました。

で・・・・こう書くと否定的な感じになるかもですが、P-90のサウンドを期待する、Jaguarの暴れん坊なサウンドがお好きなら、あまりお勧めは出来ないです。

ポットを交換した効果も多分にあると思いますが、シングルコイルらしい分離感と、独特なぬめりと言うか粘りがあり、僕は素晴らしいピックアップに思いますが、特徴的なのでお気に召さない方も多いかと。

元のザグリだと少しピックアップの位置が高くなり過ぎに思え、ザグッて下げる必要があると思いますので、交換の際はその辺も考慮された方がベターかと。

僕は、汎用性が欲しかったので、ザグリを入れて貰い且つピックアップの下にデフォルトより厚いエスカッション敷いて、ピックアップの高さ調整に幅を持たせる改造にして貰いました。

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見え難いですがピックアップの下に・・・・

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(これを敷いてます)

ピックアップの巻き数変化の効果を小岩ファンクさんでは語ってますが、同様の効果が弦とピックアップの距離で調整出来るのでは?と個人的には思っていますがどうでしょう。P-90がマウントされているギターって、ピックアップの高さ調整が出来ないギターが多いが故に「巻き数を減らす」と言う趣旨かと思いますが・・・・。

若しかしたら、ポットが1MΩである事を前提にチューニングされたとすると、その値のポットならP-90っぽさが強いのだろうか?1、6弦の弱さはそれかも知れない。

因みに・・・・

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上記が同胞されていて、なんかほっこりした。店長さん、有難う御座いました。

<プリセット・コントロール>

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Jaguar、Jazzmasterの特徴の一つであるプリセット・コントロール。ONでフロント・ピックアップのみとなり、こもったサウンドになる。

こもったサウンドの理由はトーンの抵抗が50kΩである事と認識していて、これを使わないとしてバイパスする改造をされる方も居ると聞く。

このこもったサウンドに、トレブル・ブースターをかますと面白いサウンドになって、それで弾くクリーンは鈴鳴りな感じで好きなのだが、バンドで使うには常にそれ用にトレブル・ブースター持って行く必要がある訳で面倒なんですよね・・・・マルチ・エフェクターならありだけど。

で、此処をですね、敢えてトーンのポットを1MΩにしてみよかと思ったのです。

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(説明文の日焼けが激しい・・・・売れてなかったんだろうなw)

後述しますが、マスター・ボリューム/トーンがオリジナルは1MΩなんですが、それを500kΩにして、Jaguarの暴れん坊なサウンドを落ち着いたサウンドにしたので、プリセットは敢えて派手なサウンドにしてみるのは面白いんじゃないか?と思ったので。


結果は・・・・交換出来なかったと言うオチ・・・・w。

理由は、デフォルトのポットの軸が細く、ノブとの互換性が無いとの事。CBS売却前のJaguarのプリセット・コントロールの中身を一度拝見した事があるのですが、シャフトは細かった記憶があり、寧ろこの細いシャフトのポットがデフォルトなのかも知れない。

と言う訳で、後日ノブを購入。

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(写真右手がそれ)

Naked Guitar Worksの年末年始休暇の関係で改造は来年に持ち越し。ここが改造の目玉なので絶対にやろうと思います。

コンデンサーは下記を使用。

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コンデンサーを変えたら音が変わるか?は、何回か書いているが「変わる事もある」が僕の感想です。「変わる」と言い切る事は出来ませんし「変わらない」と言い切る事も出来ません。「変化を実感出来た事がある」のがその理由です。

古い(恐らく性能的には劣化した)コンデンサーは、
高域を落ち着かせ音を纏めてくれる事があると思っています(好みはサンガモ)。ヴィンテージ・ギターで「音が太い」と言われるものには、コンデンサーの劣化が原因なものもあるのでは?と思っています。

話が逸れました。

上記はN.O.Sで、性能的に劣化は無いと思いますが、過去試した際に低域がスッキリして煌びやかな感じが好ましくマウントしてみた。デフォルト対比でどうかと言うと・・・・ピックアップ交換してて単体の効果は全く分からんと言う・・・・すいません。

<メイン・コントロールのボリューム/トーンのポット>

デフォルトの1MΩから500kΩに。そう言えば、デフォルトのポット、インチ規格のCTS製だったんだよな・・・・日本製のFenderもインチ規格になったのかしらん・・・・。

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(オリジナルのポット。ジャックはスイッチクラフト製)

Jaguarの暴れん坊なサウンドは、ピックアップを交換するよりポットの交換の方が効果があると思っています(他の改造と同時なのでこれだけが原因か分かりませんが、以前の改造でも同じ感想でした)。ギャリっとした質感が落ち着いた感じで、個人的には好みですが、Jaguarの独自性は薄くなるかも、です。

尚、キャビティは導電塗料が塗ってありました。導電塗料と言うかシールディングによるハイ落ちは此方に詳しいですが、僕はシールディングしたサウンドの方が粒立ち良くタイトで好きだったりします(改造やエフェクターで全然補正出来ると思うし)。

コンデンサーは下記の向かって左手の物に。

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効果は・・・・こいつも他の改造と一緒なので分からないですw。

<ON-OFFスイッチとローカット・スイッチの排除~トグル・スイッチへ>

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Jaguarの構造で最もよく分からないのがピックアップのON-OFFスイッチ。どうしてこの構造にしたのかしら?とかそんなのを時代背景含め想像するのが好きなのですが、これはさっぱり分からなかった始末。多機能さの表れなのでしょうかね。でも、切り替えし難いと思うんですよね・・・・これ。

僕のピッキングでは、ローカット・スイッチに矢鱈手が当たり邪魔なのもあり、ローカットは廃し、トグル・スイッチに。

Jaguarのメタリックな見た目の一端を損なうこの改造。見た目的にどうだろう・・・・?僕は気に入っています、が・・・・Jaguarっぽい見た目は少なくなったと思いますw。

<ブリッジの交換>

はい、Mastery BridgeのOffset Bridgeに交換しました。

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Jaguar/Jazzmasterの宿命である弦落ち、は、僕のピッキングではあんまりないし、アーミングで前後に動くブリッジの構造も、派手なアーミングしないから特に支障無いのですが、オリジナルのブリッジは共鳴が気になるので交換。僕の調整不足かもだが、なんか、気になるんだよなぁ・・・・。

Mastery Bridgeにはその共鳴が無いのが好きである。サウンドの変化は、とある書物には「メタリックな質感になる」とあったが、個人的には、分離感が良く、且つ少しダークな質感になると思っています。

因みに・・・・



キマイラギターズさんの上記のブリッジ、発想が素晴らしいなぁと思いました。溝切りしていないですが、弦ズレないのだろうか・・・・?

キマイラギターズさんの動画は色々と面白いのですが、一番好きなのはボロボロのマグナ50のレストアの動画。面白いのでお勧めです。

<ビブラート・テールピースの交換>

Mastery BridgeのOMVに交換しました。

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(ヘアライン加工されていて鏡面じゃない。鏡面の物も御座います・・・・お高いですが)

オリジナルのテールピースは気に入らない個所が2点あり交換。

気に入らない個所1点目が弦間が狭い事。

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ブリッジの弦間より狭く、テンションは稼げるが弦落ちの原因の一つになっていると思います。尚、米国製のテールピースは弦間ピッチが広いらしいですが未確認。

弦落ちしないブリッジに交換したのでデフォルトで良いかなと思ったのですが、気に要らない点2点目でありますアームのガタツキが気になって交換しました。

オリジナルも、ガチャンとはめ込み、任意の場所に止められるのですが、ポストとアームバーに隙間があり、ガタガタ言うのが気に入らずで・・・・。

で、OMV。アームのガタツキが無いのが好みです。特徴的なのが、トレモロ・ロック機能が無い事でしょうか。弦切ったらチューニング狂いそうですが・・・・弦切る事など殆ど無いから大丈夫だろうと思っています。

オリジナルとMastery Bridgeのアームはこんな感じで違う。

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(上段がMastery Bridge製。少し、縦に長い。結果、ボディからの距離が遠くなるので使い難さを覚える人も居るのかも?)

尚、OMVは加工無しでポン付け出来ますが、螺子口径が異なります。オリジナルの螺子を転用出来ますが、一部皿螺子になっているのでちょい違います。

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重量は、トレモロ・ロックが無い所為かオリジナルよりちょっと軽い。バネの具合を調整出来るらしいが、取り敢えずデフォルトのまま。スムースで良いです、うん。

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写真の撮り方があれですが、テールピースからブリッジに真っ直ぐ弦が張られているのは、Jaguarのみならず他のギターでもそうあって欲しいと思うワタクシです。確か、同じ様な事をスメアゴル師範代が仰っていた記憶があります(記憶違いだったらすいません)。

Jaguarのサウンドの魅力と言うか特徴としてある「共鳴」の音は抑えられちゃうかな、と言う印象を持ちました。何が要因かは分からないのですが、ブリッジじゃないかな?と思っています。

<軽量化>

で・・・・ボディをやっぱりザグリました。

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はい、これで商品価値大下り確定に御座います。あ、ザグリ入れる前から導電塗料は塗ってありましたが、ザグリ後もその処理済です。

元々3.3kg弱と言う、Jaguarにしては可成り軽量(Naked Guitar Worksの小園氏も可成り軽いボディだと言っていた)な筺体で、更に軽量化を目指す必要はあるか?そもそも軽いボディなので、削ったとしても然程変化ないんじゃ?と思っていましたが、結果250g程の軽量化と相成り、取り回しが向上し、大変にお気に入りとなりました。

で、デメリットが一つ。

ザグリを入れた事で、弾いてる時にピックだの指だのがピックガードに当たると、ポコポコ音が出るんですよね。まぁ、太鼓みたいな構造になったんで。

アンプからは音を拾わないので無視しようかと思いましたが、生音で弾いていると気になるので・・・・

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スポンジを挟んでみました。改造はNaked Guitar Worksに依頼してますが、これは自分でやってみました。

結果はと言うと、概ね良好。

概ねと言うのは、完全に消音出来た訳ではないので。まぁ、気にならないレベルになりました。Swing Chip貼ってみても良かったかな。機会あればやってみましょうか。

弾き心地、という点では、シムを挟んでネック角度を付けた事でブリッジの高さを稼げ、テンションはそれなりに強く、それでいて弦高は可成り低めの設定にし、凄く弾き易い。ああ、ネックはもう少し細めが好きですが、こればかりは如何ともし難い。リプレイスメント・ネックで好みのがあれば検討するかもですが、不便を感じる程ではないので変更はしないでしょう。

そう言えば・・・・



ネック調整で、少し順反りの方が・・・・との内容なんだけど、個人的にはそうかなぁ?と思って拝見しました。

と言うのは、ネックに対して弦が上下に振動しているみたいな解説に見えるのですが、ピッキングから考えると「弦はネックに対し平行に」振動するんじゃないのかな、と。

上下運動が無い、とは言わないが、拝見していて「うー・・・・ん」となった。こう言うものなんだろう・・・・か?

ネックはちょいと順反りが良い、とは、彼方此方で聞く定説ですが、個人的には疑問に思っています。順反りにするのは、フレットの高さのバラつきの是正的処置との趣旨なら理解出来るんですが。

おっと、閑話休題。

<ストラップ・ピン>

些末な事ですが、ストラップ・ピンも交換。

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普段は、デュアル・デザインの物を使用してますが、今回はこれに(選んだ訳じゃ無く何となく手にしたらこれでしたw)。ストラップ側の加工無しでも使えるデザインなのかな。

そんな訳で、今年の締めの改造は新しく入手したJaguarに御座いました。

今後も幾つか改造をして行く事となるかと思いますが、基本的なスペックは変えないと思います。

バンド復活の目処立たずなのに新しいギターが増え、且つ改造も彼是としてしまう今日この頃。

早くバンドやりたいですなぁ。

さて、このBlogですが、今年はこの記事にて打ち止め予定です(メンバー全員のBlogなので誰か書けば別ですが)。

皆様、良いお年を。

来年はバンドが復活出来ます様に~。

Traditional 60s Jaguar(Made in Japan Traditional)

リーダー

リーダーです。

はい、では、紆余曲折あったが・・・・結局Jaguarを買った話でもしようじゃないか。

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正式名称は「MADE IN JAPAN TRADITIONAL 60S JAGUAR」。色はLake Placid Blueでマッチングヘッド。「クリスマスと書いて地獄の季節と読む」でお馴染み
issy将軍に贈呈したJaguarより、淡いと言うかグレーがかった色合い。

スペック詳細はこちらにもあるが転載。

フェンダーの伝統的な楽器製作の美学と日本の洗練されたクラフトマンシップを融合することで導き出されたMade inJapan Traditionalシリーズ。

フェンダーの正統なDNAが、確かなMade in Japanクオリティで蘇ります。

Made in Japan Traditional 60s Jaguarはグロスフィニッシュのバスウッドボディを採用。

21本のヴィンテージスタイルフレットを装備した9.5インチラジアスの”U”シェイプメイプルネックがTraditionalシリーズならではのクラシカルな演奏製を提供します。

フローティングトレモロテイルピース付きの6サドル式ヴィンテージスタイルブリッジ、そしてTraditionalシリーズのために選定されたオリジナルピックアップはリアルで音楽的なヴィンテージトーンを奏でます。

堅実なギタークラフトマンシップと、プレイヤーのニーズに柔軟に対応する答えが、本シリーズに反映されています。

主な仕様
Body Material Basswood
Body Finish Gloss Polyester
Neck Maple, “U” Shape
Neck Finish Gloss Urethane
Fingerboard Rosewood, 9.5” (241 mm)
Frets 22, Vintage
Position Inlays Pearl Dot (Rosewood)
Nut (Material/Width) Bone, 1.578” (40 mm)
Tuning Machines Chrome Die-Cast
Scale Length 24” (610 mm)
Bridge 6-Saddle Vintage-Style Adjustable with “Floating” Tremolo Tailpiece
Pickguard 3-Ply Mint Green (302)
Pickups Vintage-Style Single-Coil Jaguar (Bridge), (Middle), Vintage-Style Single-Coil Jaguar (Neck)
Pickup Switching 2-On/Off Slide Switches, One for Each Pickup
Controls Lead Circuit Controls (Slide Switch Down): Volume (Neck), Volume (Bridge), Master Tone;
Rhythm Circuit Controls (Slide Switch Up) Two Thumbwheel Controls for Neck Pickup Volume and Tone
Control Knobs Black Plastic
Hardware Finish Nickel/Chrome
Strings Nickel Plated Steel (.009-.042 Gauges)
Case/Gig Bag Gig Bag

出典:https://shop.fender.com/ja-JP/electric-guitars/jaguar/made-in-japan-traditional-60s-jaguar/5364200300.html

それにしても、Fender Japanの名前がなくなって以来、日本製のFenderは、Traditional、Heritage、Modern、Hybrid、Exclusive・・・・と、カテゴリーが多様で良く分からぬ。

いや、その名から何となくは指向は分かるのであるが、グレードが良く分からぬ。モデル名に定価が付いているの、結構好きだったんだけどw。

グレードに対する拘りはある時から一切無くなったワタクシだが、いや、もっと言うとお財布的な意味でハイグレードは寧ろ避ける様になったのでどうでも良いのだが・・・・w。

いやね、Jaguarはですね、手持ちに1本ありますし、それどころか「俺に彼女の話はしないで貰おうか」でお馴染みのissy将軍に同色のものを贈呈した事から想像頂けます様に、「何で買ったの?」と思われても仕方ない訳ですが、
デジマートさんで3.3kg弱と言うJaguarにしては可成り軽量な個体を見付け、「こ、これは買いじゃないか?」と思ったから事に加え、手持ちのJaguarはフローティング・トレモロが無いJaguarで、「やっぱフローティング・トレモロ付きのJaguar欲しいのう」と思ったからに御座います。

で、届いてみたら別の個体が送られて来て・・・・それが激重だったと言うね・・・・。

その辺の顛末は先の記事に書いたので割愛するが、別の個体だと気付く前に試し弾きしたら凄く良くって、欲しいなぁと思いつつ返却したのだが、返却した店舗から「3.3kg弱のJaguarが別店舗にあるのを見付けたのですが如何でしょう?」と連絡あり、もうそりゃあ欲しい訳で結局買っちゃったと言うね・・・・諸々パーツも買っちゃってたし・・・・との言い訳もあったから。

で、Jaguarですよ奥様。

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実際届いたものを弾いてみれば、3.3kg弱と言う重量は可成り軽く感じる。重いと感じるギターは、座って右足にギターを置いて弾いた時に足に長時間は弾けないなって重さを感じるもの。これはそれを感じない。

マテリアルで特徴的な点が幾つかある。

先ずはボディ材がバスウッドである事。

米国製始め、メキシコ製、日本製の現行Jaguarはアルダーが一般的だが、所謂Pre CBS期のJaguarではバスウッドも使われていたので(バスウッドと言ってもアメリカン・バスウッドなので違うっちゃあ違うかもだけど)、Traditionalの名を冠していても不自然ではない・・・・のかな?

経験値で言うと、バスウッド=軽量と言う訳でもなく、重いバスウッドも相当にある。バスウッドだから軽いんじゃなくて、バスウッドの中でも軽いものが使われた個体と言う事だろう。

「彼女と言うのは想像上の生き物か?」でお馴染みissy将軍に贈呈した
ボディ材がアルダーのJaguarは結構な重量だったが、誤って送られて来たボディ材がバスウッドのJaguarも同じ位の重さだった。

軽量な材のギターでNGなのは、木の密度が低い所為か、螺子が何度も付け外ししていると緩くなる事。1本、演奏中にストラップピンが緩んで吃驚した事があった。接着剤を流し込んだり、螺子を回す際に気を付けていれば問題無いとの私見。

続いては指板のラジアス。最近のFenderのレギュラー・ラインラジアスは、見る限り9.5が多いようで、これもそれに準じているので特徴的とも言えないが、Traditionalの名を冠している訳で平仄取れてないとも言えますが・・・・まぁ、現代風Traditionalって事でしょう。

ナット幅が40㎜と細身なのも特徴的かも。今は無きAmerican Vintageシリーズのナット幅は42㎜(因みにラジアスは7.25と、ヴィンテージのJaguarに準じている)。

塗装はポリエステル。サテン・フィニッシュのポリウレタン仕様が好みなのだが、同仕様のもう1本のJaguarの質感とそう変わらない。日本製でも、Hybridシリーズはポリウレタンで、値段の差(Hybridシリーズの方が高価)の一因はそこなのかな・・・・?

で、改めて弾いてみれば・・・・あれ、返却したJaguar程に良い、と感じないぞ・・・・?個体差か・・・・?

となる程「無駄な」歴は積んでいないワタクシ。そう、重要なのは「調整」。小岩ファンクさんもそう言ってるけど同意(第2位はピックアップじゃなくてブリッジなんだけど・・・・個人的に)。



と言う訳でNaked Guitar Works・・・・ではなく、先ずはこのJaguarを理解する一環として、己で調整を施す。

あ、ワタクシの設定は、過去にも書かせて頂きましたが「ワタクシの好み」なので他人様の参考にはならぬと思いますが、ワタクシの備忘も含め書かせて頂いておりますって事書くのも何度目だw。

シムを挟んでネック角度を調整し、ブリッジの高さを調整し、ピックアップの高さを調整し・・・・なんてのを施し好みのセッティングに。

アンプに繋いで音を出してみれば・・・・ああ、このギャンギャン鳴る感じ・・・・僕のイメージのJaguar、だなぁ・・・・。

原理主義者に言わせると、こんなんJaguarじゃねえ!なのかも知れないが、その定義も分からぬし、そもそも個人的見解定義に過ぎずだし、何より定義は不変に非ず。1192年設立と習った鎌倉幕府の設立年も、今では守護地頭を設置した1185年を定説としている。覚え方は「いいやこの年の設立にしちゃえ、鎌倉幕府」である(嘘)。

彼此もう4本目となるJaguar。1本除いて彼是改造して来たが、「ここは何とかしたい」と言う改造と、「こんなんしたらどうなんだろ?」の改造がありまして、前者はこの個体でも何とかしたいと思った。

構造的な面では2点。先ずは、ブリッジ。

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アームに連動して前後に動くこのブリッジの不安定な感じは、そもそもアームは軽くしかせずなので許容範囲だし、弦落ちする程激しくピッキングもしないのだが(時々ズレますがw)、なんか変な共鳴音が気になるんですよねぇ・・・・。

ビブラート・テールピースも気になる点がある。

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ブリッジの弦間ピッチと合って無くて、弦がブリッジまで真っ直ぐじゃないんですよね。弦落ちの原因の一つにも思う次第。テンション稼ぎに意図的にこうしているのだろう・・・・か?

アームバーは任意の場所でしっかり止まるんだけど、結構がたつきが合って・・・・ガタガタと五月蠅いw。

40㎜のナット幅、Uシェイプのネックは結構好きなのだが、いや、寧ろ好みなのだが、指板がなんかつるつるで・・・・好きじゃ無い。返却した重いJaguarでは気にならなかったんだけど・・・・こんなんだった・・・・っけ・・・・?

フレットも随分と低い。いや、低いフレット別にNGじゃ無いと言うか、低いの好みなんだけど、低いフレットが好みのワタクシですら、こんな低いんだ?って驚くレベル。

ネック、ブリッジ、ビブラート・テールピースは要改善だなぁ・・・・と言う訳で、先ずはネックを手持ちJaguarから移植、Mastery Bridgeのブリッジ(M2)とビブラート・テールピース(OMV)に交換。

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マッチング・ヘッドの方が好みなんだけど・・・・まぁ、精々年1回のライブでしかお披露目無いし、機能性で選択。

手持ちにM2とOMVがありました理由は、返却したJaguarをポチった時に、交換するだろうなって事で勇み足で買ってましてね・・・・。

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ブリッジは難なくポン付け、ビブラート・テールピースは螺子の口径は合わずも支障なく着けられました。

それ以外にも諸々改造したい個所あり、結局本日Naked Guitar Worksに行って来まして・・・・w。

改造点やインプレッションは、又別途書こうと思います、はい。あ、需要ゼロなの分かってますので優しい目で見てやって下さいませ。

完全なる美しさと謙虚な美徳(Jaguarのブリッジ交換)

リーダー

リーダーです。

どうやら僕と言う人間は蒟蒻が好きな様である。

振り返ってみれば、おでんでは、大根や卵と言うスター食材を選ばずも蒟蒻は必ず選ぶし、玉蒟蒻なんぞがあると先ず買ってしまう。故郷、小樽市の海の家では、蒟蒻と蒲鉾の味噌おでんが売っているのだが、少年時代の海水浴で食す際は個人的にメインは蒟蒻であった。

最近は、近所の八百屋さんで野菜や糠漬けを買う際に、お惣菜に玉蒟蒻があれば必ず買ってしまい、それが日々の楽しみの一つになっている。

そんなワタクシが今まで食べた蒟蒻で一番美味しいと思ったのは、大学時代に一人旅で訪れた山寺で食べた玉蒟蒻。芭蕉の高名な俳句の舞台であるが、一番の思い出は玉蒟蒻と言う情けなさ。

以前、ベースの大先生が「食べ物の好き嫌いは匂いと食感」と言っていたが、蒟蒻ゼリーは全く好まないワタクシは、どうも大先生の主張に合っていないタイプの様である。

何故突然に蒟蒻の話をしたかと言うと、大変に美味しい玉蒟蒻を売っていただけでなく、ちょっとした食材、ちょっとした贈答品にと使わせて頂いていた、浅草の「まるごとにっぽん」が勤労感謝の日に閉館となり、少なからずショックなのである。

三連休になんか投稿するか、あ、Izo先生と土曜日に会うからそれをネタに書いちゃえば残りの二日のんびり出来るな・・・・と土曜日に書いたのだが、まるごとにっぽん閉館に、思わずキーボードを叩いてしもうた。

そんなショックを引き摺ってTVを付ければ、国営放送さんでJohn Lennonの特集。

そっか・・・・もうすぐ20年目の12月8日ですな。

それにしても、John Lennonの特集となると、どうしていつも「想像してごらん」路線なのか?絶対に「僕はセイウチ」のJohn Lennonの方が面白いのに・・・・。


こっちより


こっちが好き

そんな思いを抱きベッドに潜り。眼が覚めればいい夫婦の日の日曜日。

早くからやっている近所の整髪店で散髪し、散髪後に朝の浅草散歩。

開店準備の浅草の町が好きだ。何する訳でもないが、浅草の町の一日が始まるドタバタした感じが楽し気で良い。

お参りするのも朝が良い。人が少なく、境内をゆっくり参拝出来る。

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メロンパンの人気店でメロンパンを購入し、近所で珈琲も買い、遅い朝食か早い昼食を摂る。

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サクッとしたメロンパンで、中は薄い密度なメロンパン。低密度な中身からか大きい割にするっと食べられる。

申し訳ないが好みでは無かった。と言うか、そう言えばメロンパンって好きじゃ無かったんだ・・・・。家人は美味しいと言っていたから、おかしいは僕の味覚。あ、アップルパイも買ったけどそちらは好みであった。

昼食を済ませ、散歩日和の街へ出掛ける。

先ずは北山珈琲店。もう、ここの珈琲豆じゃないと嫌だって位にまでになっている。

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普段は深入りブレンドなのだが、以前より気になっていた10年寝かせたと言うオールドウェスタンブレンドも思い切って購入。こちらは、お店で飲むと一杯3700円・・・・淹れ方で珈琲は味が変わるから、一度プロが淹れたこの豆の珈琲飲んでみたい。一番小さいのはおまけして頂いたと思しきモカ。帰宅して袋開けるまで気付けなくてお礼言えなかった。次回行ったらお礼忘れない様にしないと・・・・。

北山珈琲店を後にしてみれば・・・・

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おお、秋晴れ!

普段は歩きながら音楽聞かないが、陽気に誘われ、最近お気に入りのbeabadoobee
を聞く。



好きなんだよね、この「炭酸が抜けたシューゲイザー」な感じ。

ぶらぶらと歩き、道程を楽しみながら、着くのはやっぱり御茶ノ水。

何本かのギターを貸したり贈呈したりして部屋を片付けスッキリしたが、ギタースペース及びエフェクターラックに余裕が出来て「何か買っても良いかも・・・・」と思ってしまう自分を一生懸命に抑制・・・・しながらも物色。

「やっぱあれね、Jaguarはフローティング・トレモロ付きも欲しいねぇ」

「お、そう言えばこのGretsch、一時期欲しかったなぁ・・・・」

「ふむ、NECオペアンプのOD-1ね・・・・ほう、オペアンプをソケット式に改造と・・・・良い改造に思うが改造有りでお安くなっているのか・・・・・」

と、気持ち悪い中年が気持ち悪い独り言を言いながら楽器屋巡りをし、最も惹かれたのがリゾネーター・ウクレレ。



ウクレレ買うなら、テナーサイズで、且つピックアップがマウントされているもの、と思っているが、これはなんか・・・・良いなぁ・・・・見た目がw。

結局何も買わず(何故かTS808買いそうになったあっぶね)、ぶらぶらと散歩を続ければ椿の季節。

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肉厚な深緑の葉と可憐な花のコントラストは何とも美しい。

満開の花も美しいが、僕は蕾がちょっと開いた位が好きだったりする。

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陽気さに失念していたが、もう11月も後半なんだよなぁ・・・・そりゃ、椿も咲くか。

以前も書いたが、受粉に必要な虫が少なくなる季節に合わせて花を咲かせる植物って不思議である。進化の過程でどうしてその選択をしたのだろうか・・・・?

コロナ禍で行動はどうしても制限されるが、そんな中にも楽しみはある。コロナ禍で気付かなかったが、今年は自然災害も去年程じゃ無かった。悪い事ばかりでもない。

私事で申し上げれば、Jaguarが大変好ましい形になった事とか、良い事もあった。

はい、興味ある人ゼロを確信してますが、長い前振りはJaguarのブリッジ交換の話に繋げる為だったんで御座いますよ奥様。

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交換を思い立った経緯はこちらに書いたので割愛しますが、Mastery Bridgeに交換した訳ですよ。

元々、Jaguarは元よりJazzmaster、Mustangの、弦落ち等の、使用に不安定な構造のブリッジの代替品として登場したMastery Bridgeですが、交換前のブリッジはチューンオーマティックで、既に対策がなされていた。

オリジナルのブリッジから、チューンオーマティックに改造する人も居る訳ですが、チューンオーマティックを敢えての交換。指板のラジアスとの整合性が気になったのですよ、えぇ。まぁ、半分は興味本位です。

チューンオーマティックからMastery Bridgeへの交換によるデメリット、は、個人的に一切無し、と言いたいが、チューンオーマティック対比で
弦間ピッチが広くなったのに馴れが必要。まぁ、暫く弾いてたら慣れました。

すっごい余談ですが、弦間ピッチとギターの構え方の関連性にすね、最近思う事ありましてね。機会があれば書きとう思います。簡単に言いますと、ネックを立てて弾くには、弦間ピッチは狭い方が良い気がしてます、はい。

オクターブ・チューニングの精度が下がる事と言うか、弦毎にオクターブ・チューニングが出来ないのはデメリットと言えるが、Mastery Bridgeにピッチの不安定さを感じない。

メリットは、ネックのラジアスに合わせられるのは勿論ですが(それが目当てだし)、サウンド面での差異もあり、それが好ましいものになったのは嬉しい誤算。

生音から結構違って、各弦の分離感が出たと言うか、サウンドの明瞭さが出たと言うか、そんな感じ。それはアンプを通しても同じ印象であったし、エフェクターを通しても同じ印象であった。Rickenbackerでも他のJaguarでも同じ印象であり、Mastery Bridgeの特性・・・・なのかな?僕のポンコツな耳の所為かもだ。

要考慮点としては、サウンドの変化はブリッジだけによる影響なのか、アンカーの埋め込み方、アンカーとボディの密着度等の影響なのか、は定かじゃない。余談且つ完全に私見であるが、ブリッジのボディへの密着度は、サウンドに大きく影響があると持っている。

と言う訳で、諸々改造しまくったこのJaguarですが、愈々以て最終形に御座います(多分)。

軽量で取り回しがし易く(約3.3㎏。3.4㎏だったのだがダイエットしたのかちょい軽くなってた。何故?ボディをザグリ入れて水分抜けたとか・・・・?)、ネックのシェイプの感じも好み。サウンドは、バンドでは(改造最終形では)試せていないものの、家で弾く限り何ら不満は無い。レンジが広く、軽い煌びやかな感じ。サウンドは、下記にかなり近しい。



まぁ、フロントは同じピックアップだし・・・・と言われるかもだが、ピックアップがサウンドに与える影響ってそんな大きくない気もしている。いや、勿論ゼロじゃ無いけど、同じ方向性のピックアップ、例えばあるメーカーのP-90を他のメーカーのP-90に交換しても、そんなに大きな差異は無いんじゃないかとは経験則から。コイルのターン数を極端に変えて「おお、違うな」ってのはあったけど。

ピックアップで思い出したが、改造して貰ったNaked Guitar Worksで試し弾きし、ちょいと弦高調整して貰ったら随分とサウンドが変わって「???」と思っていたら、「弦高調整で弦とピックアップとの距離変わったんだから当たり前でしょ?」と答えられ、己のピックアップの高さ調整に関する調整の甘さに愕然とした。

諸々改造して来て、ギターの改造は勿論セッティングに一家言あると思っていたワタクシだが、セッティングの初歩の初歩たるピックアップの高さ調整に無頓着だったのを痛感させられる。

自宅で、好みのセッティングにすべく調整がてら色々と弄ったが、成る程成る程、面白いものだ。

未だ試行錯誤中なのだが、どうもフロント・ピックアップは「低く設定すると音が太くなる」ってのは間違いなさそうな・・・・違うかな?

フロントとリアでバランス取って、「こんな感じかな?」なセッティングにした。

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フロントとリアのバランス、じゃなく、基本ミックスでしか使わない、と言うセッティング。フロントの方が音量は小さくなる感じ。

ま、バンド再開したらもう少し試行錯誤しなきゃだろな、うん。

興が乗って、このJaguarに組み合わせるエフェクターは・・・・なんてのをして過ごした結果が下記。

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なんか、MXRばっかになったな・・・・まぁ、好きなメーカーだからなんだけど。どうでも良いが、il diavolo overdriveはもっと評価されて良いペダルだとやっぱ思う。うん。

以上です。

総括的な事も書こうかと思ったが、そもそもこの「他の人が真似しようがないギター」の総括って意味ないよな、と思い自粛しました、はいw。

Like A Bridge Under Troubled Strings

リーダー

リーダーです。

そこまで言うならJaguarの話をしてもいいですよ、うん。

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先の記事で、

・指板のラジアスとチューンオーマティックのブリッジのラジアスが合って無い
・気になるけど許容範囲

との事を書かせて頂いた、が、ワタクシにとって「許容範囲」は「要改造」と同意(許容してねえじゃねぇかよ?)。

いや、冗談抜きでお答えしますとね、弾き易い設定にしたら、フレット音痴な個所があったんですよ。音痴な僕でも分かる位にってうるせえよ。

ショートスケールのギターって特に、高い弦高の設定だとフレット音痴になると思ってますが(その調整も含めて楽しい訳ですが)、好みの低い弦高にセッティングしたにも拘らず気になるレベルのフレット音痴の個所がある。

理由を考えるに、矢張り指板のラジアスとブリッジのラジアスの違いじゃないかとの結論に至る。

フレット音痴が気にならぬ感じにオクターブ・チューニングをしたのですが、なんかですねぇ、テンション・コードの響きがね、美しく無いなぁと。

と言う事で、オジサン、改造しちゃうぞっ!と決意。

ワタクシのJaguarのラジアスは9.5。チューンオーマティックのラジアスは12~14位。うん、合っていない訳さ。

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(指板にフォーカス)

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(ブリッジにフォーカス)

指板の方が、まーるくなってまして、この差異は、笑福亭仁鶴でもまーるく収めるのが困難(この比喩が分からぬ方は分からないままで大丈夫です)。

ある程度はサドルの溝切りで調整可能だが、これはメインテナンス屋さんにお任せと言う訳には行かぬ。好みの設定が一般的な設定と違うワタクシの癖を完璧に理解して頂かないと無理。

かと言って自分でサドル削りをやると言うのも面倒臭いリスクが高いので、各弦の高さ調整が出来るブリッジへの交換を画策したのである。

と言う訳で、見た目も性能も大好きなMastery Bridgeで御座います。

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Issy将軍(彼女無し)に大政奉還したJaguarにマウントして以来、その性能のみならず、見た目も気に入っちゃったMastery Bridge。やっぱJaguarにはMastery Bridge。富士にカスミソウの取り合わせが霞む位にマッチしちゃう訳。

で、買って気付いたんだよな・・・・「アンカーは何処だ?」と。

そう、Mastery Bridgeにはアンカーが付いて無いのである。そうでしたそうでした。オジサンうっかりしてた。

ではアンカーを・・・・って、うん、売って無い。と言うか、売ってるのかもだが見付けられぬ。

と言う訳で、アンカーだけ欲しいのにブリッジごと買っちゃう痩せたタイプの資産家のワタクシ。

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ALLPARTSさんのブリッジでありんす。

いやね、本当はアンカーだけ見付けたんだけど、アンカーとアンカー付きブリッジのお値段が殆ど変わらずで、興が乗れば「Mastery Bridgeと一般的なJaguarのブリッジの差」なんてのも確認出来るかな、なんて邪な思いから買ってみた訳なんだぜ(絶対やらないと思うけど)。

パーツを揃え、意気揚々と向かうはNaked Guitar Works。通う度にお得意さんじゃ無くなる奇特な店(そんな扱いされるのはワタクシ限定ですので安心してご来店下さい)。

今のアンカーを抜き、木部を埋め、Mastery Bridge用に穴を開け直し・・・・と言う工程。面倒な工程であるが、Naked Guitar Worksのジーニアス小園氏は、嫌な顔しかせず引き受けてくれた。

諸々面倒な工程だが、2週間程度で出来上がるとか・・・・。バンドも無いし、
鳴くまで待とうMy Jaguar、と、ゆっくり待つ心算だったので巣が嬉しい誤算。

で、折角買ったので改めてじっくりブリッジ比較。

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こうして見比べると、Mastery Bridgeには

・弦落ちを防ぐ構造
・ブリッジが前後に動かない構造

の他に、「弦がブリッジに接触しない構造」とのメリットがあるよな、やっぱ。

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上記は、前述の
Issy将軍(彼女無し)に大政奉還したJaguarの調整時の写真なんだけど、ネック角度がちゃんとないと、弦とブリッジが接触してしまうと言うね・・・・。

シムを挟んだり、ブリッジそのものを上下してみたり、と試行錯誤したけど、結局Mastery Bridgeにした次第。効果は絶大ですっかり惚れ込んだ次第。

Jaguar、Jazzmasterにはシムが入っている事が多いのは、開発者のLeo Fenderが弦高を高く設定する為にネック・ポケットを深くしたことによる是正処置、と何処ぞで読んだ記憶があるが、僕はもう一つ、「弦とブリッジの接触を回避する為にシムを挟んだ」って理由があると思っている。何の権威も無い一素人の推測なんで、根拠は無いんですけどね。

それにしてもさ・・・・

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Mastery Bridge、購入は4度目何だけど・・・・この藁、凄い散らかるの、何とかならないかしらね?

と言う訳で、今再びJaguarの改造に乗り出したワタクシに御座います、はい。

Jaguarのピックアップをカーティス・ノヴァクとローラーのゴールドフォイルに交換した訳さ

リーダー

リーダーです。

九月、ですねぇ・・・・。

例年、八月終りから九月にかけて帰省しているのですが、今年はお見送り。まぁ、仕方ない。

このタイミングで帰省しているのは、仕事の面を考慮してってのもだけど、天気が良い日が多いから。

社会人に成って彼是30年弱。毎年帰省しているのですが、経験でこの時期の故郷は天気が良い日が多い事に気付き、意図的にこの時期としている次第。

ある時の帰省は、帰省中ずーっと天気が悪かったのですが、それはそれで楽しかったし、印象に強く残って居る。

まぁ、印象に残らない様な日ってのが幸せなんだよなーって、虎舞竜みたいな事をコロナ禍に改めて思う。

と言う訳で、帰省出来ない憂さ晴らしでJaguarのピックアップを交換してみた訳ですよええ。

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フロントはCurtis Novakと言うメーカー(ビルダー?)のGT-V。下段はLOLLAR PickupsのGold Foil。

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Gold Foilは、Teiscoにマウントされていたピックアップで、Ray Cooderも好んで使っているのは有名。煌びやかなサウンド、の、印象。筺体の特徴はその薄さ。ダイレクト・マウントを想定してか、薄いピックアップであります。

ハムバッカー風に見えるがシングルコイルで、その名の通り、金箔を貼った様な見た目が特徴的。

以前より興味があり、興が乗って交換してみた。狙ったのは「ジャキジャキしてない軽いサウンド」。先の記事でも書いたが、僕は低域の倍音が抑えられたサウンドが好み・・・・と言うか、自分が所属するフジコ・オーバードライブなるバンドのアンサンブル上、それが良いと思っている。

交換した結果は・・・・うん、まぁ、狙い通り、ですね。

リアのLOLLARは、割かし「普通」な印象。強いて言えば出力の弱いP-90って感じだが、
P-90程もそもそしていない感じ。リアにマウントした為、程良い倍音とリア独特のカリッとしたサウンドが心地良い。

一方、フロントのGV-kは正にGold Foilの印象通り。軽い(低域の倍音が少ない)サウンド。リア対比で出力は弱めながら、リア比で倍音が出易いフロントにマッチしている。

ミックス・サウンドは、フロントの煌びやかさとリアの基本ミックスで使う事が多いのですが、上記の特徴が程良くブレンドされてて良い。余り調べず買ったのだが、ここまで狙い通りなのは我ながら驚いた。

軽いサウンドなので、エフェクターの個性が出易い感じ。煌びやかな感じなので、空間系のペダルが本当に合うし、歪みと空間系合わせても音が団子にならないので、にシューゲイザー系には良いんじゃないか?って本気で思っている。

フロントは若しかしたら向きを変えた方が良いかもとも思うが、まぁ、暫くはこのまま行こうか思案中。

と言うのは、フロントのオレンジの部分はダミーで、金色の部分で音を拾っているのですが、金色の部分をネック寄りにした方が、僅かだろうけど倍音が大きくなる筈で(ネック寄りの方が弦振動が大きいためです)、その方がマッチしている様な気もしている。

尚、依頼したNaked Guitar Worksの小園氏には「すっげえ面倒だった。君とは暫く絶交する」と大人気ない事を言われた。まぁそう言いたくなる理由も分かる。何故なら・・・・

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重いからとピックガード下ザクッちゃってんだけど、Gold Foilってダイレクト・マウントがデフォルトだから、ピックガードに吊り下げられないのよね・・・・。

苦肉の策で、ピックガード下に木片を組み込んでの作業を施して頂いたのだが・・・・まぁ、そりゃ、面倒だっただろうw。

ピックアップ交換に合わせて、ポットは500kΩのそれにした。ポットは、シングルなら250kΩがデフォルトだろうが、僕は500kΩが好み。理由はレンジが広いからで、これ以上だと暴れて使い難い。

Jaguar、Jazzmasterの特徴的な機能であるプリセットは使っておらず、フロントのボリューム/トーンに転用している。略フルで使うのがデフォルトなワタクシだが、フロントとリアのボリューム/トーンは独立してて欲しいのよね・・・・。

余談だが、プリセット・スイッチにはローカット・コンデンサーをマウントしており、低域の調整は可能で、音抜けが悪い時にはOFFにすると良い感じに抜けて来る。これはお勧めな改造だが、追従してくれる人はいないだろうなぁw。

ピックアップ交換に合わせてコンデンサーも交換。フロントは露西亜製のVitamin Q。

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無骨な感じが・・・・好きw。

リアは松下製のもの。

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古いコンデンサーで、おそらく容量が抜けてるだろうが、容量抜けのコンデンサーは適度にハイを抑えてくれて好きなのです。

コンデンサーの効果はどうかな・・・・ピックアップ交換と同時で判断しかねる、が、不満は無い。

で、コンペティション・ラインも入れてみて、見た目をより頭悪くしてみた。

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あははははははは、なんだこれ?だっせぇ。ださくて・・・・格好良い。なんか、地方都市の質屋で長年売れ残って居る得体の知れないギターっぽい。いやぁ、頭悪そうで良いなぁ・・・・うん、好きw。

ここまで来たらパーツを全部ゴールドにして、更にダサくしてやろうかな・・・・面白いかもな。

ジャガーのバリ取りの話とか

リーダー

リーダーです。

ワタクシの記事、今回が900回目となります。

推敲を一切しない駄文の垂れ流しを900回もして来た己に愕然とするが、そんな文章を読んで頂く酔狂な皆様に支えられ、なんだかんだで900回。

互いに何の得も無い、さりとて損も無いこのBlogに御座いますが、今後も何卒御贔屓に。

さて、此処最近何に時間を費やしているかと言うと、我々フジコ・オーバードライブの次回作CD「The Oscar Goes To」のミックスをやっている訳に御座います。

費やした時間は30時間を優に超え、作ったデータは100を超えると言うこの無駄な作業。

これだけの時間を費やしても、誰にも聞かれる事も無く埋もれ、堆肥にすらならぬ産業廃棄物を作る事に意味があるのかと問われれば、自身を持って「無い」と言い切れる。

しかし・・・・しかしだ。

意味の無い事に時間を費やすと言うのは人生を時には豊かにさせるとも思え・・・・、いや、正直に言おう、そうでも思わないと、あの、偏屈、頑固、意固地と言うナイスな性格のメンバー(誰が誰だか当ててみて下さいまし)の意見を取り纏めるミックスなんぞしちゃいられぬ。これで病んでいるメンバー居たら「収集付かない人達の役満」である。

加えて、我々のライブに越し頂いたIZO先生の1stソロアルバムのトレーラー何ぞ聞かせて頂くと、「うむ、我々のリリースは控えた方が世の為である」と確信を持つに至り、更にやる気が削がれるのである。



高校時代に買ったBlow by Blowを今でも(レコードではないが)時々聞くワタクシは、ギター・インストが結構好きで、Joe SatrianiのCrystal Planetなんぞは、「行くぉ!」との気分が欲しい時に聞いたりする。



僕の音楽の趣味知ってる人からは、意外かもだが・・・・w。

おっと、閑話休題。

と言う訳で、ミックスに大量の時間を費やしているのであるが、ミックスに入る前に物凄く苦痛な作業がある。

それが、「メンバーから送られて来たデータを単体で聞く」と言う作業である。

これがもう時間を費やすばかりか、正直、聞きたくないと思える代物で、出来れば避けたいのであるが、各パートの「ここがおかしいからこう誤魔化そう・・・・」を認識しておかないと、後から収拾が付かなくなるのである。

データを送るメンバーからしたら羞恥プレイ。聞かされる側からしたら音の拷問であるその作業を経て、先ずは仮ミックスを作る。

この作業に於いて活躍するはワタクシのエフェクターの知識。どのエフェクターをどうかければどう言う効果があるかある程度分かっており、且つ「え、そのパートにこのエフェクター使うの?」ってのも大量に行っている。ドーピング万歳。

この段階のミックスを送ると、メンバーは大体「お、良いじゃん」との反応を示す。それはそうであろう。録音したてで、「取り敢えず録音しました!」で、「細かい事は気にしないで下さいねっ」とのレベルである事を自覚しているであろう己の演奏が、そこそこ聞けるレベルになっているのである。

問題は、此処からである。

「大筋良いんだけど、もうちょっと・・・・」がその後出て来る。この「もうちょと」の差を埋めるのが甚だ難しい。いや、不可能であると思っている。

「もうちょっと」にあるのは、趣味性であったり個人的嗜好が多い。「いや、俺の演奏のこの辺、もうちょい音こう出して欲しいのだけれど」もある。

もう一度書くが、
偏屈、頑固、意固地と言うナイスな性格のメンバーである。そんな連中の趣味性であったり個人的嗜好なんざ分からないし知りたくもない。おばさんにセーラー服着せてその恥ずかしがる姿に興奮するとかそんな性癖のメンバーの趣味性であったり個人的嗜好なんざ出来る限り触れたくないと思うのは間違っていないだろう。

ビクシ

話を更に厄介にさせるのは、メンバーが「私は結構公平で客観的な人間です」と思っている節がある事である。いや、それ絶対ないから。

ん?そんなお前はどんな性格なのか?ですって?

言うまでも無いでしょう、自他共に認めている。「最悪」、と、

そんな連中と、答えが無いのが答えと言う禅問答ミックスをしているワタクシの心は次第に毛羽立ち、気付いてみれば愛器Jaguarのフレットもバリが出ている事に気付いたのは先の休日(うん、見事に話が繋がりました!バリ取りだけだと3行で終わる記事を長くしようと諸々書いてみたらそれなりに長くなりました。メンバーに感謝)。俺は早速、Naked Guitar Worksに出向き、バリ取りを依頼し、本日受け取りに行ったのである。

道中、いつも気になる中華料理屋さんに寄ろうかと思ったがお休みであった。

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こう言う展示に弱いワタクシ。ま、次回・・・・。

と言う訳で、Naked Guitar Works。

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「フレットのバリってなぁに?」と言う読者の為に説明をしておこう。書くのが面倒なので、そんな質問をするのが可愛い女性である事を一生懸命想像して書くので心して読んで頂きたい。

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これはギターのネックの、指で抑える個所、通称「指板」であるが、ご覧の通り「木に金属(フレット)を打ち込んである」のである。

木とフレットは、縁を合わせる加工がなされているが、木部は水分を吸収したり放出したりをするらしく、そんな属性が無い金属であるフレットとは、木部が乾燥して収縮すると縁が合わなくなる。これが「バリ」だそうだ。詳しくは「ギター バリ取り」で検索願います(ごめん、書くのやっぱり面倒臭くなった)。

因みに、コンクリートと鉄は膨張係数が略一緒で、故に鉄筋コンクリートの建造物は夏場冬場の膨張で建物がボロボロになる、と言う事も無いんだとか。鉄道のレールの継ぎ目に微妙に隙間があるのは夏場の膨張に耐えられる隙間を開けてあるからだとも聞いた記憶がある。

そんなバリが出た場合、そりゃあ弾き難い訳で、再び縁を合わせる加工が「バリ取り」で御座います。

で、以前から不思議だったのが、逆に木部が水分吸っちゃって膨張して、フレットの縁より木部が飛び出る・・・・と言うのもあるのであろうか?と言う事である。自分の経験ではなく、終ぞそんな話も聞かぬ。スプレー式の指板潤滑剤を無造作にかけると指板にダメージがある、とは何処ぞで読んだが、ダメージがあるのは指板そのもではなくフレットの浮きであり、「指板の膨張」とは聞いた事が無いが・・・・分からぬ。

完全に推測であるが、ある程度の保水性と油性が木にはあって、その程度は個体差があって、多過ぎると逆反り、少な過ぎると順反りし易いんじゃないかと思っている。根拠も無く、只の推測なのだが、効果に疑問を持ち、レモンオイルすら殆ど付けぬワタクシであるが、そんなワタクシの手持ちのギターでも、指板がしっとりしているものとそうでないものがあり(正に「肌勘」ですが)、前述の傾向があるからであります。

Jaguarの場合、フレット交換で指板を削って状況が変わった訳で、削られたが故に保水力なんかが変わってバリが出たんじゃないかと思料しているのである。

リーダー「と、思うんだけど・・・・どう思う?」

N.G.W「うーん・・・・」

リーダー「なんだ、煮え切らんではないか」

N.G.W「先般ね、GrassRootsのベースお持ちになったお客様が居ましてね」

リーダー「ん?」

N.G.W「10年間弦貼りっぱなしだったけど、久し振りに弾こうかと思ったが、その前にメインテナンス出そうって事でご来社頂いたんですよ」

リーダー「・・・・ほう?」

N.G.W「ネックがね、全然反って無かったんですよ」

リーダー「へー?!」

N.G.W「一方でね、某系列の凄く高いギターがね、結構ネックが酷い状態でね」

リーダー「ふむ・・・・」

N.G.W「結構マメにメインテナンスされていて、それでも・・・・だったりね」

リーダー「ううん・・・・」

N.G.W「なんかね、ああ言う個体見ると、やっぱ”個体による”って思うんですよね」

リーダー「成る程ねぇ・・・・色々と理屈で考えて、こうであろうと思っても、それに該当しない個体って出て来るよねぇ」

N.G.W「ちょっと話は変わりますけどね、プロでも、弦高が矢鱈高かったり、凄くネックが反ってたり、時には捻じれてても、それで良い、その状態で良いって人、結構居たんですよ」

リーダー「ああ、ギター・テク時代の話?ふぅん、興味深いねぇ」

N.G.W「だからね、その人にとって良い個体か否か、それが維持されているか、だけじゃないかと思うんですよ」

リーダー「ううん、言い得て妙」

帰宅し、弾いてみれば良い感じで、このギターが、僕にとって「良い個体」になると良いなぁとの思いが強くなったのである。

Jaguar絡みで最近気付いた事と言えば、最近Jaguarをメインで弾くJohnny Marrだが・・・・



ピッキングの位置が、凄くネック寄りなのよねぇ。The Smiths時代は、ブリッジ寄りで硬い音出してたんだけど・・・・。

Jaguarと言うギターのハイが強い特性からこう弾いているんだろうなぁと思うと中々に興味深い。

そんな、休日。

ジャガーの改造(軽量化之巻~2)と週末模様

リーダー

リーダーです。

リーダーA&B「どうもー、ミルクリーダーですー」

リーダーA「有難う御座います、有難う御座います、只今、最前列のお客様から、BOSSのエフェクターの螺子の部分のゴムを頂きました」

リーダーB「有難いですねぇ」

リーダーA「こんなんなんぼあっても良いですからねぇ」

リーダーB「ところでね、相談があんねん」

リーダーA「ほう、なんやろう?」

リーダーB「おかんがな、フジコ・オーバードライブのメンバーで思い出せない奴が居るちゅうねん」

リーダーA「フジコ・オーバードライブのメンバーを思い出せない事の方が当たり前やと思うわ」

リーダーB「そうやねんけどなぁ」

リーダーA「ほな、俺がね、おかんの思い出せないフジコ・オーバードライブのメンバー一緒に考えてあげるから、おかんがどんな特徴言うてたか、教えてくれる?」

リーダーB「おかんが言うには、紫の全身タイツ姿で紫色のギター弾いてる奴や言うねん」

リーダーA「ほー・・・・ビクシーや無いかい。その特徴はもうビクシーやがな。すぐ分かったでこんなん」

リーダーB「俺もビクシーや思うたんだけどな、おかんが言うには、美意識が低い奴や言うねん」

リーダーA「ほー・・・・ほなビクシーと違うかぁ。彼のあの、対象者さんの顔が見えへん無駄でしかない美意識の高さは有名やからな。美容液に拘ってから、”美肌の橋下徹”ってな得体の知れないキャラに進化だか退化だかしたからな。他にもっと特徴言うてなかった?」

リーダーB「おかんが言うには、ベースが重い言うて軽いベース買ったのに、練習に毎回重い自前のアンプ持って来る奴や言うねん。スタジオにも同じアンプ置いてあんのに」

リーダーA「ベースの大先生やないかい。その特徴を持つのはベースの大先生やがな。お前重いんか軽いんかハッキリせいって誰も突っ込まないのはどこから突っ込んで良いか分からへん位ボケのパンデミック起きてるからやからな。すぐ分かったでこんなん」

リーダーB「俺もベースの大先生やと思ったんやけどな、おかんが言うには、兎に角気遣いをする奴や言うねん」

リーダーA「・・・・ほなベースの大先生と違うかぁ。あの、”人の父なんやからもう少し言葉選べや”って誰もが思う程の遠慮無い発言は、気遣いとは無縁やからな。他にもっと特徴言うてなかった?

リーダーB「おかんが言うには、体力無いのに体力使うドラムやってて、その上、先端恐怖症の気があって、ドラムのスティックの先端見ない様にドラム叩いてる変なドラマーや言うねん

リーダーA「Takayuki君やがな。その特徴を持つのはTakayuki君以外おらへんがな。”ほななんでドラム叩こう思ったんや?”って、動機が意味不明過ぎるドラマーはTakayuki君以外おらへんがな

リーダーB「俺もTakayuki君だと思ったんやけどな。おかんが言うには、吉野家行ったら必ず生卵頼む奴や言うねん

リーダーA「Takayuki君やがな。キャラが弱いから”卵が嫌い”って意味不明なキャラ作ってはみたものの、コリン星より設定ブレブレで、収集付かなくなってるTakayuki君以外考えられへんがな。あれ以上卵嫌いキャラを押し通すなら、俺は動くよ」

リーダーB「俺もTakayuki君やと思ったんやけどな。おかんが言うには、そのメンバー、住んでる部屋はスッキリしてる言うねん」

リーダーA「・・・・ほな、Takayuki君と違うかぁ。あの、部屋に入っているものを全部出したら二度と部屋に入らない、部屋の体積の5倍の荷物を部屋に置いている亜空間の住人、Takayuki君の部屋はスッキリしてるとは言い難いからなぁ。他にもっと特徴言うてなかった?

リーダーB「おかんが言うには、ギターを買うたら必ず改造するんやけど、改造しても改造しても、本人すら音の違い分からへん奴や言うねん」

リーダーA「わしやないかい!」

と言う訳で、諸々改造を施して来たJaguarな訳ですが・・・・

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前回の練習で使ってみれば、もう少し軽くしたいとの思いが募ったのである。

3.5㎏程の重量は、正直全然耐え得るレベルで、このままでも良かろうと思った一方、軽量化は更に使い勝手を良くするとの考えに至ったのである。

どこをどう削るか、は、プロの意見を聞くべきであろうと思い、Naked Guitar Worksに向かったのは先の日曜日の事で、出来上がったのが結婚記念日であるこの土曜日。

快晴の土曜日、浅草は観音裏へ向かうワタクシ。

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梅が綺麗に御座いました。

新型肺炎の影響か、時間が早かったかは不明だが、人が少ない境内は大変に心地良く、暫し参拝なんぞをしてからNaked Guitar Worksへ。

ジーニアス小園氏に相談した結果、下記の通りザグリを入れた次第。

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そう、ボディエンドの裏側を平行四辺形に削ってみたのである。トレモロ・ユニットが無いこのJaguarだからこそ出来るザグリ。

この形状にしたのは「強度を考えた上で最大限の軽量化を図る」との趣旨から。

強度、と言うのは、ブリッジやテールピースのアンカーに影響が無い匙加減に納めるとの意味。勿論材によって差異はあろうが、「これ位木部を残しておけば大丈夫じゃない?」なレベルをプロに意見を求め、結果、この様なザグリとなったのである。

サウンド面では大きな変化は感じられず・・・・と言うか、殆ど感じられずで、「強いて言えば・・・・」のレベル。「誤差の範囲」と言い切って良いでしょう。いや、正直に言う「全然分かんない」。

で、総重量は・・・・3.4㎏。100gのダイエットに成功。100g違うだけで差異を感じる。持った瞬間「あ、軽い」と思える重量・・・・でもなく、軽くも無く重くも無い感じ。だが少なくとも「重い」とは感じない。

所有するギターの中で、軽くも無く重くも無いと言うのがStratocaster。その重量も3.4㎏。カバー・バンドなんかでも使ったが、重くて嫌だって事はなかった。

どうやら僕の境界線は3.4㎏の模様。

面合わせをしたので、Stratocasterのバックパネルの様に出っ張ってもおらず、持ち心地は最高である。

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面取りをしてあり、螺子も出っ張らない。螺子はさり気無く黒を選択してくれている心憎い演出も嬉しい。尚、小園氏に「光当たると光る素材あるからそれにしてEVAっぽくしません?」と提案合ったが光の速さで却下した事も記載しておく。

バランス的にヘッド落ちするかな、とも思ったがそんな事も無く、寧ろワタクシに限ってかもだがバランス良く弾ける様になった(僕はギターを抱える位置は高め)。

面取りと言えば、増設したフロント・ピックアップのコントロール及びローカット・スイッチは、下記の通りピッキングに邪魔にならない位置に調整頂いている。

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と言う訳で、満足度100%のJaguar、愈々以て完成である。

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(ギターの写真を撮るなら、やっぱハードケースに入れて撮りたいわ)

重量は出来ればもうちょい軽くしたいが不満ではない。見た目、弾き心地、サウンド、機能、申し分ないJaguarとなった。一方で、これはJaguarとは言い難いとも思った。やっぱJaguarをJaguarたらしめているのは、トレブリーなサウンドと、あの不安定なトレモロ・ユニットだと思う。それを味わうのも一興かなって事で、軽いJaguarを見付けたら買ってしまうかもだw。
手持ちのFender JapanのJaguarは重過ぎるから。

ギターの改造と言えば、サウンド面での花形は「ピックアップ交換」であるが、既にこのJaguarを購入させて頂いたスメアゴル師範代がEMGピックアップに交換されていて、不満が無いのでそのままにしておく。興味が湧いたらやるかもだけどw。

ネックが落ち着くまで今暫く時間は掛かりましょうが、じっくり弾き込んで育てたいと思います。

リーダー「うむ、よくぞ此処迄仕上げてくれたな。礼を言う」

N.G.W「こっちも商売ですからやりますがね。一つ良いですか?」

リーダー「ん?なんだね。私は今非常に気分が良い。なんでも聞き給え」

N.G.W「計300g削るのに結構な費用掛けましたよね?」

リーダー「世間では、必要経費と言うと思うが?」

N.G.W「雑損失じゃなくて?と言うか、改造し過ぎて既に減損対象じゃねえ?」

リーダー「はっはっは、上手い事を言うな、君。で、何かね、聞きたい事と言うのは?」

N.G.W「これだけ費用掛けて300g削るなら、300gが気にならない体力を付けた方が良くないですかね?」

リーダー「黙れ、黙らんか下郎」

そんな会話を経てぶらぶら帰路に着けば、裏びれた喫茶店の店頭で昨年10月に製造が中止されたゴールデンバット発見。

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思わず、在庫全部買ってしまった・・・・w。

ゴールデンバットは、芥川龍之介太宰治中原中也等の文豪が愛好した事で知られ、博物学者の南方熊楠もゴールデンバットを喫煙しており、空箱は採集した粘菌の標本入れに利用していたと記憶している。昭和天皇にもこれに苔入れて渡したんだっけか?

たった5箱だけど、もう吸えないと思っていたので嬉しい。大事に吸いたいと思う。尚、今なら一箱5千円でお譲りする(為念で言うが勿論冗談だ)。

帰宅後、Jaguarにマッチする歪みペダルはなんぞ?と試行錯誤し、これが良い感じであった。

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そう、
Zahnradのオーバードライブ、SCOTCHです。

原音と歪み音がブレンドされ、分離が良いサウンドが心地良い。歪ませるとダイナミズムが得難いハムバッカーにマッチしてて良い。次回練習で使ってみよう。

ところで、サバ鼻炎さんからコメントで頂いて以来「ショートスケールのギターは手が小さい人や女性向き」との売り文句は事実なのであろうか?と気になっている。

私見で言えば、否、否である。

手が小さい人や女性にとって弾き難いor弾き易いってのは、スケールではなくネックのグリップが握り易いか否かと思って、Jaguarでもネックの形状次第では、必ずしも手が小さい人や女性向きとは言えないと思う。

強いて言えば、手が小さい人や女性=握力が弱い、だとすると、弦のテンションが緩めなので握力弱くても弾ける、に過ぎないと思うのだが如何だろうか。

ショートスケールなので、敢えて言えば「手が短い人向き」とは言えるかもしれないが・・・・。

Aネックのギターが、Mustang、Jaguar等のショートスケールに多い、と言うのは事実だけど。

そんなんを考えながら一頻りJaguarを楽しんで、次回作CD「The Oscar Goes To」の歌入れをしてみる。

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(自宅録音で使っているマイク。拘りがある訳じゃ無く、デザインに惹かれ購入し使っているだけ)

先週一度歌入れして、メンバーに「こんなんで良い?」とメールで感想を求めれば、吃驚する位スルーされ「返事がないって事は・・・・NGだったか」と再度歌入れをしてみたのである。

因みに、歌入れの際は下記のエフェクターを使用している。

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BOSSのボーカル・エフェクターとリミッター。リミッターはボーカル用じゃないが重宝している。

ボーカル・エフェクターは、特にボーカル・エフェクトを掛けている訳じゃ無く、生声っぽくなり過ぎない様に薄めのリバーブの為だけに使っている。リミッターはPeak Outを避ける為に使っていて、これが一番使い易い。

歌い直しては見たが、これで良いのかね?と思える出来栄え・・・・と言うか、前回と然程差異を感じずw。

今回、ベースの大先生のサウンドが、凄くアタック音が強く、縦のズレを感じる個所が合って歌い難さを覚えた(と言い訳をしておこう。言い訳でもないけどw)。

歌入れ後、ミックスダウンを開始。
3月後半から私生活含め色々と忙しくなる事が分かっているので、出来る内に出来る事から早めにやれるだけやっておきたい。

「リーダーは行動が早い」と、メンバーからは若干嘲笑含みで言われる事があるが、僕はその方が良いと思っている。拙速は巧遅に勝る事が多いんじゃないかと経験則から思っている。

「思い入れなくさっと作った物は万人受けし易い。考えて作った物は制作者の思い入れが強過ぎて空回りしているものが多い。考えて作った方が良いのは本当に才能がある者だけ」と思っているからである。

「じっくり考えて作ったから(だからこれで良いだろ?)」ってなエクスキューズが、往々にしてサボってただけってのが見えて嫌いってのもあるし、
「じっくり考えてこの程度?」って物が多いと思うんだよなぁ・・・・

ビクシーのギターも未だだし、ベースの大先生とビクシーのボーカルも未だだが、まぁ、出来る所から時間見付けてボチボチ作って参りましょう。

そんな、週末。
プロフィール

fujicooverdrive

登場人物

【リーダー】

ギター・ボーカル
持っているエフェクターの数は4ケタを下らないエフェクター狂人。ワイフが天敵。最近NGWに寄生。


【ミドリカワ】

ベース・ボーカル
メンバーからは「大先生」と揶揄を込めて呼ばれる最年長・最長寿ベーシスト。やっと人生折り返し。正論派。


【ビクシー】

ギターシンセ・その他
最近ギターにシンセをマウントした命知らず。明るいヘビーゲームオタク。絶滅寸前。

【TakaYuki】

ドラム・打ち込み
虚弱ドラマー。話題はオールマイティ。愛車RX-8。スーパーデザイナー。そして卵が大嫌い。
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