四人冗語

“がんばらないけど、ネバーギブアップ”
東京の社会人アマチュアバンド、fujico overdriveのblogです。

ストラトキャスター

ストラトキャスターのステンレスフレット化(完成編)とその他の改造も少々

リーダー

リーダーです。

さて、ステンレス・フレットへの交換を画策していた我がStratocasterであるが、先の練習に関する記事で報告させて頂いた通り、先日Come Back in Styleしたのである。

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誰も言ってくれないので自分で言うが・・・・・Cooooooooooooooooool!!

そんなCoolなStratocasterに対し「楽器屋の店頭に並んでる1万円のギター」と称したビクシー・・・・うん、アイツ死刑。

分かり難いですがピックガードは3プライのミントグリーン。それにブラック・パーツの組み合わせ。

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70年代Fenderの特徴であるブラック・パーツながら、ピックガード、そしてヘッドは60年代風。

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そんな60年代と70年代の様式をハイブリッドしたStratocasterでありますが、ステンレス・フレットへの交換をしたのですよ奥様。

フレット交換の動機やギター本体のスペック等は過去何度も書いているので割愛。

交換したフレットはJescarの下記。Jim Dunlopのフレットで言えば6230に近しく、デフォルトで打たれていたミディアム・ジャンボに比べて高さは可成り低目。

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で、交換した結果はと言うと・・・・凄く良いんですよこれがっ!

サウンド面では、まぁ、ステンレス・フレットへの交換は3本目と言う事もあり想定内。

ステンレス・フレットへの交換でよく言われる「ハイが出る」とか「エッジが立った」は、生音には確かにシャリっとした感じがあるが、暫く弾いていれば気にならなくなるし、アンプを通したサウンドではシャリっとした感じは無く、ダイナミズムが広がる感じで心地良い。ステンレス・フレットへの交換はこれで3本目だが、全て同じ印象。

気に入らなかったネックのグリップも、低いフレットになった事で気にならなくなり、と言うか寧ろ好ましいグリップと思える様になった。

廉価なFender Mexicoのリプレイスメント・ネックだが、ネックに歪みも無く良い状態であったとは交換をお願いしたNaked Guitar Worksの弁。何より安心したのはトラスロットの余裕。ネックアイロンが不要であった。

その他の改造点は2つ。

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1つ目はナットをBlack Tasqにした事。このナット、好きなのである。

2つ目は配線の変更。フロント、センターにトーンをかましていたのを、リアにトーンをかましセンターはトーン無しにしてみた。

最初はセンター、リアで一つのトーンを併用していたんですが、思う所ありリアを外してみれば、予想以上に暴れる感じで、やっぱリアにもトーンを・・・・と思った次第。

で、寧ろセンターはトーン要らないかも・・・・と思い外してみた。

リアのコンデンサーはこちら。

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SANGAMOのコンデンサー。古いものだが人気が無いのか可成りお安かった記憶がある。

で、結果は・・・・うん、これもね、正解に思う。

トーンを外して暴れ気味になっていたリアは元に戻して良い感じになったし、今一使い処が無かったセンターは、トーンを外した事でキャラクターの差別化がしっかり出来た。

フロント:軽いサウンドでレンジが広いが、一般的なStratocasterのシングルコイルに比べ出力が大き目なので軽過ぎない

センター:フロントに音圧が加わった感じ。ある意味オールマイティ

リア:ミッドが強く出て半止めワウみたいな感じ。歪ませてメインでリフを弾くと、ミッドの抜けが良くて良い感じ

改造後のStratocasterを持ち込んだ先の練習ではセンターをメインで使う感じだった。今まであまり使って無かったんだけどね、うん、このサウンド好きだ。

先に書かせて頂いた通り、フレット打ち換え及び改造はお馴染みNaked Guitar Worksに依頼。

セッティングは取り敢えずデフォルトにして貰い、そこから自分好みに微調整するのが最近のワタクシ。取り敢えずは基本となるプロのセッティングを確認してから微調整した方が、彼是好みを伝えるよりベターだと最近気付いた次第。

結果、弦高を少々下げ、ピックアップの高さもちょい変更。

先の練習で試してみたが、ベースの大先生から好ましい音だったとの評価も頂戴し、客観的にも良い音になったのだと嬉しく思った。

軽量で取り回しも良いし、弾き心地も良い。スペックは決して高いものじゃ無いが、自慢の1本であります。

と言う訳で、大変にお気に入りのStratocasterの出来上がり!このギターの改造は、うん、もう良いかなw。

ストラトキャスターのステンレスフレット化(導入編)とフレットに関する私見

リーダー

リーダーです。

さて、話しは先の日曜日に戻る。僕はぶらぶらとNaked Guitar Worksに出掛けた。

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目的は、元上司のSさんが改造を依頼しているGrecoのEG600のパーツを届けに、である。

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右から、Jim Dunlopのロックピン、COMBATのインチサイズのノブ、そして見え難いが、左上はSCUDのピックガード・ホルダーである。

パーツを渡した際、お客様がいらっしゃらなかったので(因みにワタクシは客扱いされていないので客ではない模様。「強いて言えば必要悪」と言われたが事ある。うむ、中々上手い事を・・・・って殴るぞこの野郎)、Stratocasterの相談なんぞをしてみる。

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様々な試行錯誤を経てこの状態になったのであるが、過去何度か書いている通り、ネックが気に入らぬのである。

このネック、Fender Mexico(「Fender Mexico」と言うブランドが無いのは認識しているが俗称と言う事でご容赦頂きたい)
のネックを新品で買ってリプレイスしたのだが、Deep Cと言う太めのネックにミディアム・ジャンボと言う幅広で背が高いフレットが打ってある。

見た目とサウンドは気に入っているものの、ネックだけが気に入らず、なんとかしたいと思って久しい訳で、気に入るネックがマウントされたStratocasterを買って移植しちゃおうか、等と不埒な事を考えて彼是試し弾きさせて頂く中で気付いたのは「ネックの太さが気に入らない訳ではない」と言う事である(Fenderのネックの形状に関してはこちらに詳しい。Deep CはCとUの中間みたいな形状のネックだとか)。

と言うのも、試させて頂いた中にはワタクシのStratocasterより明らかに太いネックのStratocasterが幾つかあったのだが、その幾つかは弾き難さを覚えなかったからである。

そんな「手持ちのStratocasterより太いネックなのにも関わらず弾き難さを覚えなかったネック」に共通するのが、幅が狭く背が低いフレットが打たれていた事である。

結局の所、このミディアム・ジャンボなるフレットが気に入らぬのであろうとの結論となったのだが、では何が気に入らぬのであろうと沈思黙考し気付いたのが、押さえた際に指板に指が接触しないのが嫌なんだな、と言う事である。

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フレットの高さなんて、ミリ単位(しかも小数点付きの)なのに、気になるんだから仕方がない。

正確に言うと、指板に指先が接触しない訳ではないのだが、接触しようと力が入るのがなんとも弾き難さを覚える原因の模様。

つまりは「幅じゃなくて高さ」に好みがあるらしい(自分の事なのに「らしい」って表現は如何かと思うが・・・・)。

フレットの高さに関しては様々な意見があり、高い方が良いのか低い方が良いのかと言うのは好みの話であるかと思う。優劣の話ではない。

一方、そのメリデメを記載してある様々なHPや書物などで甚だ納得行かないのが「背が高いフレットの方が弦高を低く出来る」との意見。フレットの先端と弦の幅を弦高とするならば、フレットの高さ低さは関係ないんじゃ?と思うのだが・・・・?

弾き易さの好みの話だけで言えば、本当は「フレットの高さ」ではなく、「指板から弦までの高さに好みがあり、その好みによって弾き易いフレットが各人で決まる」ではないかと思う。少なくとも僕の場合はその様である。

と言う訳で、ワタクシ個人の弾き易さで言えば背が低いフレットが好み。幅については正直現時点では分からない・・・・。

Fenderのフレットに関してはこちらに詳しいが、抜粋すると

  • 6230:フェンダーの楽器に採用されている中で最小のモデル (.078″ x .043″)
  • 6150:ヴィンテージジャンボ/幅は広めだが6230よりも低い (.102″ x .042″)
  • 6105:ナロートール/近年主流のモデル (.090″ x .055″)
  • 6100:ジャンボ/現行のフレットワイヤーの中で最も大きい (.110″ x .055″)
  • 6130:ミディアムジャンボ (.106″ x .036″)
  • (型番はJim Dunlopの型番による~リーダーによる但し書き)
との事で、個人的には6230が僕の好みの模様。

と言う訳で、我がStratocasterを弾き易くする為に取れる手段は下記の2つ。

①フレットを擦り合わせして低くする(幅は兎も角背は低くなる)
②好みのフレットに打ち換える

①の方がコストが抑えられ、且つ工数も短い。だが・・・・

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うん、グイード・ミスタの意見に従い②としたのである。

そんな訳でフレット交換を決定したのであるが、もうちょっと話すと低いフレットにしたい理由がもう一つあった。

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上記は見ての通りブリッジの写真であるが、6弦が限界まで後方に下げられている。オクターブ・チューニングの結果でこうなったのである。

これでもちょっとだけ合わないのであるが、限界である為このセッティングにしている。

高いフレットを押さえて弾いた際、強く押さえちゃう事で(これもフレットが高いから、だと思うんだけど・・・・)シャープし易くなるのはあるかと思うのだが、低いフレットにする事でこの辺も解消するんじゃないか、との期待もある。

諸々考えて、上記の話をNaked Guitar Worksにしてみた次第。

「あー、その通りだと思いますよ?」と軽く言われる始末・・・・いや、これでも結構考えたんだけど・・・・。

その他様々な指南を頂き、フレット交換の意思を固め依頼する事となった。

選択したフレットはJescarの37053。Jim Dunlopの6250に該当し、G6120DCのフレット交換に使用し気に入ったフレット。Fenderで最も幅が狭く細いフレットは6230で、それより若干幅広で背が高い。6230に該当するJescarのフレットが無いのでこれに。

ステンレス・フレットに関しては、是々非々様々な意見があるが、僕は是、であります。理由は過去何度か書いたから割愛。

心配だったのが、それなりにトラスロットを回してしまったので、フレット交換をしたは良いがトラスロットが直ぐに限界・・・・なんて事態。

その辺も伺ってみたが、フレット交換をしながら確認し、必要に応じてアイロンでのネック調整もして頂けるとの事。

又、指板のエッジも若干削って頂く事にした。若干Rはきつくなるが、指板のエッジが結構あるのが気になって話してみたら調整頂けるとの事。

フレット交換に合わせてナットも交換しなくちゃならないのであるが、Black Tusqでお願いした。360C63AT130にマウントして気に入っているからそれで。

仕上がりは2ヶ月後位かな。メイプル指板ではないので塗装が無いから工賃はお安め。どんな仕上がりになるのか楽しみだ。

因みに、今回の改造にかかるコストはそれなり。Fender MexicoのPlayer SeriesのStratocasterは買える。通算で言うと、
本体やネックの値段、これまでの改造費とパーツ代を合わせると結構な金額になる。

かと言って、同じ値段で別のStratocasterを・・・・とは全く思わない。僕は「お気に入りのStratocasterが1本欲しい」のであり、今回の改造が上手く行けば、サウンド、見た目、機能性全て満足行くものになると思う。

そんなんして帰宅してみれば、家人が身体が鈍るとの事でジムに行くと。

であれば晩御飯でも作りましょうかね、とキッチンを占拠。家事は基本好きな方である(洗濯は除く)。

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もち麦ご飯と筍のスープ。筍を頂いたので作ってみた。浅蜊と海老で海産の味を出し、木耳、椎茸、舞茸なぞもぶち込み茸と海産のスープと相成った。

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実家から送られた宗八鰈の干物。鰭を切り落として焼くと生臭さが無くなる。魚屋の孫なので魚を焼くのは得意。えっへん。

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手前右手は大根おろしにしらすを和えたもの。大根おろしはおろしたものに細切れにした大根を少し混ぜると触感が良い。しらすは胡麻油で炒めた。奥は蒲鉾と胡瓜。手前左手の味噌麹とまつやとり野菜みそで頂く。とり野菜みそは兎に角お勧めである。合う食材が幅広く、且つ美味しいったらない。

と、料理が出来ますアピールをしながら考えていたのはStratocasterの事だったりする。うん、呆れてくれて結構。

何を考えていたかと言うとトーンの配線の事。

以前は、フロント&センターで1つ、リアで1つのトーンだったのだが、最近リアをバイパスした。

結果、リアのハイが暴れ気味で、トーンを経由させた方が良いのかな、と思ったり。


トーンはフルでもハイを削るのは間違いないかと思う。外してみて此処までハイが出るかと驚いた。勿論、経由するコンデンサー次第ではあろうが・・・・。

そう言えば、Sさんが会社バンドをやっている際「ハイが出なくてさぁ」と仰っていて、その理由はコンデンサーの所為だろうと思っていたワタクシ。そう言う訳で、コンデンサーの交換もお勧めし、ハイのカットが少ない手持ちのコンデンサーをお渡ししてみた。

そんな訳でリアにもトーンを経由してみようかと思ったが、取り敢えず保留としたのは、その暴れ気味のハイをコンプレッサーで抑えてみたり、低域が強い歪みペダルと合わせたり、Fuzz Faceでクリーンアップしてみたら良い感じだったりと、その暴れ気味のハイが良い感じに抑えられ、寧ろ心地良かったからである。

又、僕のStratocasterには寧ろセンター・ピックアップにトーンが要らない気もしている。理由はと言うと、今一使い処が無いセンター・ピックアップが、トーンを経由しない事で面白いサウンドが出るんじゃないかなとの興味から。

ま、フレット交換して試してみてからじっくり考えてみよう・・・・。

メインのギターはRickenbackerは360C63だが、Stratocasterはお気に入りのを1本手元に置いておきたいワタクシ。

汎用性と使い勝手の良さではStratocasterに勝るギターは僕には思い付かず、「何かあったらこれ使えば良いや」と思えるStratocasterがあると、変な言い方だが「安心」なのである。

2本、3本と欲しいギターではないが、逆にそれ故に「隅々までお気に入りのStratocaster」は1本手元に置いておきたいのであります。

完成には1ヵ月以上かかるだろうから、勿論ライブでは使えないが、完成が待ち遠しい、初夏の事。

ストラトの改造~イナーシャ・ブロック、ポット、コンデンサー

リーダー

リーダーです。

本日はギターの改造の話しか書かないからね!はい、良い子は読まない様に。

では、始めてみようかね。

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さて、先の練習で持ち込んだStratocasterであるが、「もうちょっとこう・・・・音に厚みが欲しい」と思ったワタクシ。

「音に厚み」と言ってもLowが強い場合もあれば太いHighが出る場合もあれば倍音が多い場合もあって・・・・と、
一括りに出来るもんじゃないが、僕が求めたのは「倍音の多さ」。

「そんならStratocaster使わなきゃ良いじゃねえかよ?」五月蠅い黙れ黙らんか。

目指すのは「好ましい音が出るStratocaster」ではなく、「フジコ・オーバードライブで使えるStratocaster」。うん、ニッチ過ぎて俺しか需要が無い。

フジコ・オーバードライブの黎明期において、TelecasterやらMusicmaster Ⅱやらのソリッド・ギターをメインにしていたワタクシであるが、役割的にソリッドなサウンドよりも倍音があるサウンドを出した方が正しいかとセミアコを使い続けて来た。

そうなった経緯は、簡単に書くと

①ソリッド・ギターだと出力でメイン・ギタリストのビクシーに音量、音抜けで負ける
②別にそれでも良いんだけど、時に前に出ないといけない場合もある事に加え、自作曲ではテンション・コードを多用するのだが基本テンション・コードが無視されるんで歌い難い
③そんなら箱物でロー・コード多用してテンション感出した方が良いかなと箱物ギターを使う

と言う経緯。因みに続きがあって

④改善されたけどそれでもやっぱり歌い難い事があり、「最後通牒」と言う曲のAメロでいよいよ二進も三進も行かなくなる
⑤だったらテンション・コードの使用はAメロだけにしてAメロアイツに歌わせてワタクシがテンション感があるリフ弾けば良くねえ?と相成る
⑥Aメロをビクシーが歌う機会が多くなる
⑦「俺が歌う回数多過ぎません?」と文句を言われる←今ここ

「それならビクシ君にテンション・コード弾かせれば良いのでは?」と言う解決案は無意味である。それが出来てればやっておる。ベースの大先生も時々テンション・コードを使うが、その場合にはビクシ君がギターを考えるに先んじてテンション感があるリフやアルペジオを弾く事にしている。気分は常にブチャラティなのである。

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さて、此処迄が前提である。

進歩が無いのが売りと言っても差し支えないフジコ・オーバードライブであるが、微妙な変化はあり、その変化の中で「リズムを指南する」役割も加わりつつある昨今(リズムを「キープ」する役割ではない)。

そうすると「アンサンブルの中で抜けが良い音」を出さねばならず、であればStratocasterを使おうか、と考えたのであるが、倍音を出す役割が無くなった訳ではなく、Stratocasterでセミアコ並みの倍音を出す役割「も」担えないかと考えたのである。

そこで「思慮深い方だけど思慮分別が無い」と評判のワタクシは沈思黙考し、Stratocasterのサウンドに厚みを持たせる術を考えたのであるが、その過程に於いて、サウンドの厚みなど何処へやら、いつの間にやら「Stratocasterの改造がしたい」と言うマインドと相成り、こんな物を買ってしまったのである。

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はい、Callahamイナーシャ・ブロックで御座います。

現在貸出中のStratocaster(そろそろ返して貰おうと画策中)にCallahamのイナーシャ・ブロックをマウントしたところ、サウンドに好ましい変化があり、折を見て交換したいと思っていたのであるが、この度交換しちゃおうと思うに至ったのである。

弦間ピッチは10.5㎜。ワタクシのStratocasterのブリッジはAmerican DeluxにマウントされているStratocasterのそれで、互換性がある物を選択。Callahamのイナーシャ・ブロックには「For American Standard」の文字があるが同じ代物。

交換前のダイカストの物に比べ質量があり、「Stratocasterのサウンドの肝はネックとイナーシャ・ブロック」が持論のワタクシからして、今まで交換してこなかったのが寧ろ不思議。

んでもって、コンデンサーも交換しちゃう訳。

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えー、見え難いですが、MontreuxさんのRetrovibe Cap F66です。リンク先にある様に、1964~1971年頃のStratocasterにマウントされていた通称「サークルD」のレプリカ、容量は0.05μfで耐圧50VDCのセラミック・コンデンサーです。昨年帰省した際に、玉光堂すすきの楽器センターさんのワゴンセールで購入。

コンデンサーの交換によるサウンドの変化の効果に関しては様々な意見があると思いますが、私見で申し上げますと「効果が顕著なケースもある」です。

加えて申し上げますと、容量が大きいものはトーンの効き具合が顕著、耐圧が高い程高域を抑えると思っておりまして、
現在は耐圧は同じも容量は0.1μfのSpuragueの古いセラミック・コンデンサーをマウントしているのですが、トーンの効きをちょい顕著にし、ギターのサウンドを少し籠らせて音圧を出してみようかな、との意向。

併せて、ポットも交換してみた。

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(交換後の写真が無いので交換前のアッセンブリーですが・・・・交換後の写真があったとしても分からんだろうw)

交換前はCTS製の250㏀×3でしたが、Highの出なさを感じてまして、ボリューム・ポットとミドルのトーンを500㏀にしてみた次第。
3つのピックアップの内2つがハムバッカーである事を考えると、その方が良いかなと。フロントも低域が強いピックアップだしね。

んでもって、先の記事で書かせて頂きました通り、ピックガードとピックアップ・カバーやノブなんぞも交換しました。

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ピックガードは敢えてミントグリーンの3プライを選択。白の3プライも持っているのですが、白過ぎてたいめいけんのシェフの歯の色みたいでこれに。SCUDさんの製品と螺子穴の互換性がある事は確認済み。

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パーツはブラックに。70年代風と言うか81年限定のインターナショナル・カラーのキャセイ・ブラック風と言うか、違和感を感じさせるこの感じが・・・・好き♡。

で、結果こんな感じに。

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うん、渋い色合い。ミントグリーン・ガードに黒パーツって・・・・僕は行けてると思うw。

ONちゃんシールの主張が強いので・・・・

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色合い併せて柴犬にした。ワンコ・ギターの出来上がりである。

で、これらの処理をしたStratocasterがどうだったかと言うと・・・・うん、良いんじゃないでしょうかね。一遍に改造しちゃったんで各々の効果は不明ですが・・・・w。

先ず、狙いの倍音は圧倒的に増えました。これは私見ではなく、先の練習で試してメンバーからも言われたので間違いないかと思います。

倍音が増えたと言っても勿論セミアコ並みではありません、が、セミアコは寧ろ「倍音を抑える」調整をしていたので、丁度良い倍音と言えるかと。

生鳴り時点で明らかに違いまして、全般的に、太く、前に出る様な感じ。これはCallahamの影響と思料。重量を増したイナーシャ・ブロックの効果は矢張り顕著かと思います、はい。

弱く感じていたHighもしっかり出る様になりました。暴れる様な出方じゃなく、籠らなくなった感じです。これはポットの交換による影響でしょう。

これまで色々と弄って来たStratocasterですが、やっぱりね、Stratocasterってネックとイナーシャ・ブロックがサウンドの肝に思います。加えて言うと、ポットの影響も大きいかと思います。

今回の改造で、充分に「フジコ・オーバードライブで使えるStratocaster」になりました、はい。

ナットもBlack Tusqに交換しようか迷いましたが自粛(自粛?)。

デフォルトは牛骨粉を圧縮したナットなんですが、Naked Guitar Worksと居合わせたスメアゴル師範代にデフォルトの良さをお伺いし、もうちょい使ってみようと思った。

因みにこちらの動画ではコーリアンが一番好みなんだけど、この素材のナット、見た事無いんだよなぁ・・・・あ、師範代がWarmothは選択肢にあるとか仰っていたっけ。

因みに僕が愛して止まない某バンドの87年のライブ。



うん、これに近い見た目になったのは何とも嬉しい(ミーハー)。

ま、そんな訳で大いに気に入った改造が出来た訳であるが、様々な改造を施して来た現在のスペックを此処に纏めてみようと思う。うん、需要が無いのは重々承知だ。

オリジナルのスペックはこんなんでした。

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メーカー:Fender Japan
型番:ST71TX-22(ベースはST71。山野楽器さんが限定六本でオーダーしたものの1本。通常ラインとは違い純日本製との事で、ネック裏の表記が「Crafted In Japan」ではなく「Made In Japan」)
ネック:メイプル(鍔出し22F、サテンフィニッシュ)
ボディ:バスウッド(通常ラインはアッシュ)
ペグ:シャーラー製のFキー
ピックアップ:S-S-H(フロント、ミドル=テキサス・スペシャル(Fender)×2、リア=SH-2 JAZZ(Duncun)×1)
ブリッジ:2点式(Fender USA製)

山野楽器さんの本店で見付け、ラージヘッドのStratocasterには興味が無かったのに加え、70年代ハードロック仕様なので馴染みも無かったのだが、見た目がシックで良いなぁって事で購入した。お値段はそこそこして(12万円程度だった記憶がある)、我ながら「ドンピシャに好み」ってスペックじゃないこのギターを良く買ったなぁと思う。購入動機の一つが「兎に角軽い」ってのもあったけどw。

購入直後バンドで使っていたのだが、「音が大き過ぎる」との指摘をメンバーから受け使わなくなった。音量は結構絞っていた記憶があるので、単に「音が大きい」のではなく、主張が強過ぎたんだと思う。改造前はエッジが効いた音だったからなぁ。

家で寝かせてる位なら売っちゃおうか、とも思ったが、極めて気に入っているStratocasterを貸し出ししてて、手元に好みのStratocasterを1本持っておきたいと改造しまくった。

改造箇所は以下の通り。

<ネック>
ラージヘッドのStratocaster買っといてなんだが、「スモールヘッドでローズ指板のStratocasterが欲しい」と思い立ち、通称
Fender Mexicoのリプレイスメント・ネックを3万円程で購入。

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(化粧箱入りに萌え)

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(ペグ穴加工済。多分このペグをマウントする前提での加工かと)

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(Fenderの刻印に更に萌え)

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(2015年製造が分かるスタンプ。スラブボード使用)

ローズ指板なのにスカンク・ストライプがあるって・・・・と、なんかよく分からないネック。ネックに「Replacement Parts」の刻印があるのが興味深い。リプレイスメント用のネックを別ラインで製造しているんだろうかと思ったが、このネックと同じネックのStratocaster見た事あるから。

所謂「Fender USA」と「Fender Mexico」の違いは木部には無いとの事ですが、構造的な差別化はどうなんでしょね。詳細は分かりません。

グリップはCネックでフレットはミディアム・ジャンボ。

新品でしたがフレットの擦り合わせが必要でした。そういうものなのかしらね。

で、このネックがねぇ・・・・グリップがね、今一好きじゃないのですわ。

決してNGじゃないし、調整の結果「弾き難い」って程じゃないんだけど、手持ちの他のギター比で「良い」ってグリップじゃ無いし、過去試し弾き含め弾いて来たStratocasterのネックでもっと握り易いなぁってのあったし・・・・。

と言う訳で物色中なのですが、「いっその事ギターそのもの買っちゃおうかなぁ」とか良からぬ事も考えている俺がいる。

<ペグ>

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日本が誇る世界のGOTOHさんのSD91-MG、Kluson型のマグナム・ロック仕様。ボタンは白を選択。

手持ちのギターは、略全てGOTOHさんのマグナム・ロックにしている。その精度と弦交換の容易さが素晴らしいと思う。

因みにですが・・・・


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マグナム・ロックは、シャフトに弦を殆ど巻かない為テンションは低くなりがち。ストリング・リテイナーを2つ付けテンションを稼ぎ、且つ5弦だけシャフトの巻き数を多くして、ナットからの角度を全ての弦で同じ感じにしている。

<ストリング・リテイナー>

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多分GOTOHさんのもの。型番は
RG15&RG30 Cだっけな。バレル型って言うんでしたっけね?カモメ型より弦と接する面が少ないので、アームを使った際にチューニングが狂い難い構造と思料。

<ピックアップ>

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フロント:EJ1(Grinning Dog)

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大好きなGrinning Dogのピックアップ。Eric Johnsonのストラトの「リア」ピックアップとのトーンを模したこのピックアップ。Eric Johnsonのサウンドが欲しくて・・・・との購入動機ではなく、TC楽器さんで中古で見付け、Grinning Dogのピックアップが好きなワタクシは後先考えず入手・・・・と言う訳でもない。これでもちゃんと考えて買いましたw。
他の2つのピックアップがハムバッカーで、バランスを取る為に出力がある程度あるシングルコイル・ピックアップが欲しくて購入。他の2つのピックアップ比で出力は負けていない。
リンク先にある様に、MidとLowが強いピックアップ。フロントにマウントするには太過ぎるかなと思ったが、1弦側を上げれば良い感じになる。
シングルコイルらしい「歯切れの良さ」は正直薄く、所謂「枯れたサウンド」でもないが、分離は良いので不満を感じない。強いMidとLowも分離良く団子にならず、歪ませてもその印象は変わらない。Stratocasterのリア・ピックアップで太い音を出したいけれどハムバッカーなぁ・・・・って人にお勧めしたいピックアップ。
リア・ピックアップと言う事でリード線は短く、リード線を繋いでマウントしなきゃだったのはご愛敬。
サウンドの特性から、曲中にクリーンとドライブ・サウンドを使い分ける曲で重宝しています。

ミドル:DP188 Pro Track(DiMarzio)

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後述する、リア・ピックアップにDiMarzioのピックアップを偶然みたいな感じでマウントし、そのサウンドの良さに驚き、ミドルにも同社のピックアップをマウントしてみたくなり購入(ダブル・ブレードのピックアップは、テクニカルなギタリスト向きな感じがして、腕に覚えが無いワタクシは避けていたがw)。
リンク先にある様に、このピックアップもMidとLowが強い感じだが、EJ1とは大分ニュアンスが違い、フラットな感じ。
分離が良いピックアップではないが、だがそれが良い。と言うのは、時々「ロー・コードにコーラスをかけてクリーンでジャカジャカ弾く」事があるのだが、その際に求めるのは「分離」よりも「音の塊」みたいな感じで、それを演出してくれるのがこのピックアップ。コーラス・ペダルと合わせると良い感じになり気に入っている。
(合わせるペダルにも因るが)歪ませると少しLowが強過ぎにも思うが、低域のリフを弾く曲では重宝する。

リア:
DP223 PAF 36th Anniversary Bridge(DiMarzio)

マウントしようと思っていたピックアップが不具合を起こし、改造をお願いしていたNaked Guitar Worksで売られていたこのピックアップを何となく選択してみたと言う消極的な購入動機で入手。
期待は薄く、気に入らなかったら折を見て交換しようと思っていたのだが、実際弾いてみたら凄く良くて気に入っちゃった。DiMarzioを大いに見直す切っ掛けになった。
リンク先にある様に、Vintage PAFの中でパワフルなサウンドを出した個体を模したピックアップで、Midが非常に強いピックアップ。
クリーンではワウの半止めみたいな感じになっちゃって今一なのだが、歪ませるとこのMidの強さが粘っこいサウンドでありながら過度じゃないエッジも演出して心地良い
(交換前のDuncunのSH-2 JAZZはエッジが強過ぎて好みじゃなかった)。因みにF Spaceなのでポールピースの幅が広い。
Highの弱いピックアップだけど、それ故にStratocasterのリアにマウントすると良いんじゃないかな、と。

ジャキッとしたサウンドが欲しい時はフロント、クリーンでコードをジャカジャカ弾く時にはミドル、歪ませる時はリア、と言うのが基本的な使い方です。

因みに、ピックアップ・カバーやノブは基本デフォルトのものですが、

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ミドル・ピックアップのカバーは黒の物を別途購入。

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ボリューム・ノブは
Xotic Guitarsさんのノブ、XP-SK2 Silent Knob(Flat Top)と言う品番の、ノイズを抑えたノブだとかにしています。ライブなんかで時々ボリューム・ノブを弄るんですが、ブラインドで分かり易い様に背が高いTelecasterのノブにしています。

<コンデンサー>

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フロント:前述の通り、Montreuxの
Retrovibe Cap F66。0.05μfで耐圧は50V。
ミドル:上記写真のSANGAMOのフィルム・コンデンサー。0.027μfで耐圧は400V。

SANGAMOのコンデンサーを選択した理由は「なんとなく」です。ハムバッカーにあう容量のコンデンサーを、手持ちの中から適当に選んだだけ。

コンデンサーを交換する効果は、前述した私見の通りです。

<ポット>
ボリューム・ポットとミドルのトーン・ポットはCTS製の500㏀で、フロント・トーンのポットは同じくCTS製の250㏀。前述の通りです。

<スイッチ>

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CRL製の3点式。5点式は演奏中に(ピッキングの際に触れる事で)切り替わり易くて避けている。3点式で不満は一切感じない。

<ジャック>
Switchclaft製のモノラルジャック。これは錆びたから交換した記憶がある。

<スプリング>

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ESPのTremoro Tone Spring。柔らかいスプリングだなって印象です。タイプが2つあり、
Type 1はバランス良く、ギターが低域からしっかり鳴るチューニングで、type 2はMid~Highが強調されるチューニングなんだとか。なんとなくでType1を選択したのですが、デフォルトの物との鳴りは結構違いました。個人的には「リバーブ感が増したなぁ」って印象。スプリングはRaw Vintageが人気ありますが、スプリングに拘られる方はこれも試す価値あると思います。

<ノイズ処理>

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ノイズ処理は確かGuitar Labさんでして頂いた記憶があるが・・・・違ったっけな。先日Naked Guitar Worksでお会いした師範代が「あ、高い導電塗料だ」と見ただけで仰っていたのは中々にカルトに思ったw。
導電塗料はハイ落ちすると言うのは確かだと思いますが、ポットの抵抗を変更すれば補正出来ると思います。ノイズ出るよりは全然良いです。

<その他>

一部の方が拘る配線材。変わる変わらないの議論が起き易い改造パーツですが、過去一度「これは凄い変わったなぁ!」って事が御座いました。

Stratocasterに於いても、Beldenだヴィンテージの撚り線だ・・・・と彼方此方変更してみましたが、正直効果は分かり難かったです。唯一つ言えるのは、安い配線材がNGって訳じゃ決してない、と言えるパーツではないかと思います、はい。

ネックを変えた事で、3点止めから4点止めになった事でジョイント・プレートを別途購入。

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MontreuxさんのRelic加工の物で、シリアルナンバーが付いている。確か、Eric ClaptonのBlackyのシリアルナンバーと一緒じゃなかったっけな。狙って買った訳じゃなく、4点止めのジョイント・プレートであればなんでも良かったので手に取ったものを買っただけ。

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(3点止めの跡)

そしてシムを挟んでいます。

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ESPさんのシム。挟んだのは0.25㎜の方。ネック角度をちょい変えた事で弦のテンションは変わりました。僕はシムを挟む事に全く躊躇が無いです。サウンドに与える影響は僕の耳では感じませんので、好ましい弾き心地優先で挟んじゃいます。

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サドルのイモネジをステンレス製にしました。錆びちゃったから、錆びないものに。

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(錆びた螺子。ばっちいw)


尚、先のBlogで書いた通り、
KTSチタンサドルも買ったのであるが、マウント出来なかったという悲劇が起きた次第。

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弦間ピッチは合ってたんだけど(因みに10.5㎜)、構造上マウント不可でした・・・・残念。

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(ちと分かり難い写真で恐縮ですが、デフォルトは螺子の位置が左に寄ってて、KTSのは中央に螺子があり互換性が無い)

ま、機会があればこれをマウント出来るプレート買って試してみますわ。

と、色々と改造をして来ましたが、この先は大きくは変えないかなーと思います。それ位気に入っています。

サウンド的な改造、機能的な改造、そして外見的な改造を色々と試行錯誤してきましたが、サウンド的な面での改造で効果があるなと思ったのは、イナーシャ・ブロックの交換とポットの交換でした。改造で切る箇所は2か所だけ、となれば、僕はイナーシャ・ブロックをCallahamにして、ボリューム・ポットを500㏀にすると思います。サウンドの太さと抜け、がこれで得られると思うからです。Stratocasterっぽくなくなるかもですが、ねw。

因みに、全くの私見ですが、個人的にStratocasterにおいてボディがサウンドに与える影響は大きくないんじゃないか?と思っています。ピックアップはボディから浮いてるし、ブリッジも、イナーシャ・ブロック~スプリングを経由してボディに接しているとは言え、ボディがサウンドに与える影響は「スプリングの振動」に対してだけじゃないかと。で、「スプリングの振動」は寧ろ、スプリング自体にその影響があるんじゃないか、と。

ま、私見ですけどね。

因みに、かかった費用は本体込みで25万円程度かと思うが、末端価格は精々2万円じゃないでしょか?

何してんだか、と我ながら思います、はい。

もし一からバンドで使えるStratocasterを作る、となっても、同じスペックで作ると思います。それ位気に入っている。

唯一ネックのグリップは好きじゃないんだけど、ネックもサウンドの肝だと思うと、安易に交換しにくいのが痛み痒し。

以上です。

万が一この記事を見て改造しようと思った不幸な方は、自己責任で宜しくお願いします。お勧めは、イナーシャ・ブロックとポットを交換してみる、です。

僕とStratocasterの足元

リーダー

リーダーです。

本日の会社の後輩との会話。

リーダー「ウチのカミさん、面食いでさぁ」
後輩「嘘を付け嘘を!」

・・・・ホントだもん。何故僕と結婚したかは不明だけどホントなんだもん。

気が付けば神無月も終え霜月。

とある事情でラテン語を勉強していた時期があり、Novemberの語源がラテン語で「九番目」を意味する「novem」が由来と学び、「え?11月なのになんで?」と思って調べたらローマ歴は3月から始まるからと知ったのは高校時代(故に最終月の2月は日数が少ないらしい)。

ま、そんな11月です。

今夏の選挙で頂いた朝顔の種4つを植えた所花を付け、暫く目を楽しませてくれた事は幾度か書かせて頂いた。

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小振りで可憐な花のその様はCry Baby Miniを彷彿とさせ、蔦の生命力溢れる様はBig Muffを関連せざるを得なかったのだが、先日、種を収穫した。

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僅か4粒の種からこれだけの種が採れた事に改めて生命の力強さを感じたと同時に、僅か4粒の種からこれだけの実と種を残す朝顔の「したたかさ」に軽く戦慄した。

虫に受粉を促す為に花弁を発達させたり、実を結びそれを鳥に食べさせ種を拡散させる植物のしたたかさは、考えてみれば狡猾過ぎて中々に怖いものである。

生き残る為の術を身に付けると言うのはあらゆる生物にとって必要な事に思える一方、僕自身は子孫を残したいとの気持ちが無く、生物として欠陥があるのかも知れぬと己を訝しく思う。

幼き頃より漠然と、自分が子孫を残す事に違和感を持っており、その理由を書くのは面倒臭いので割愛するが、後世に残す遺伝子の一端を自分の遺伝子が担う事に漠然とした拒否感がずっとあった次第。

以前、スマートフォンの普及により若い人のセックスレス化が進んだとの記事を読んだ記憶があり、「現代の3S政策はSCREAN、SPORTS、SEXではなくSCREAN、SPORTS、SMARTPHONEかも」とふと考えた事があるが、差し詰め最近のワタクシは「SPORTS、STRRATOCASTER」の2S政策である。

と、Stratocasterの話に強引に繋いで、さ、話を進めようじゃないか。

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と言う訳で我が愛機、Stratocaster

あれこれ改造していて、それなりに資本を投下しているが、スペックは大した事無い。寧ろ木部なんかはロー・スペックでしょう。

そんなStratocaster。前回練習でこんなペダル群を合わせてみて・・・・

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そのサウンドの素晴らしさに驚いたのであるが・・・・

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次回練習ではコーラスをCE-5に変更する予定である。

で、本日は上記の素晴らしさを語らせて頂きたいと思う。いや、本当に凄く良かったので・・・・。

では、ペダル群の紹介をば。

RC Booster(XOTIC)~ゲイン・ブースター兼イコライザー

White Sands(Keeley Electronics)~オーバードライブ

CE-5(BOSS)~コーラス

TR-2(BOSS)~トレモロ

micro amp +(MXR)~クリーン・ブースター

うん、パーフェクト・・・・とは未だ言い切れず、実はトレモロの購入を検討しているんだ。

ま、それは追々・・・・。 

先ず、ギターのお話から。

リア・ピックアップをDiMarzioの黒ボビンのDP223のFスペースからクリーム色ボビンのDP223ノーマルスペースに変更した事はこちらに書いたが、改造後初の練習で使用した所大いに気に入った次第。

理屈は全く分からないが、Fスペース比で
弦がポールピースの上を通っていない」ノーマルスペースの方がレンジが広く弾き易い。

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(1、6弦の乖離幅が大きい)

6弦はタイトで、1弦は綺麗に鳴る感じ。うん、僕、こっちの方が好きだ。

DP223は「出力が大きいPAFを模した」との事で、たっぷりなミドルが特徴。

出力が大きいピックアップって、音が団子になりがちに思え、そのサウンドは魅力的も分離を求める時には宜しくない。

それが改善されてる感じで、弾いてて非常に心地良かった(ミドルはちゃんとあるし)。 

んで、ペダル。

何と言ってもRC Boosterが秀逸であった。このペダル、こんなに良かったとは目から鱗と言うか灯台下暗しと言うか、ま、凄く良かったんだ。

何が良かったか、と言うと、そのアタック音。

RC Boosterってアタック音を強調する癖がある様に思うんですが、その癖がね、僕がStratocasterを使った際に凄く相性が良かったんです。

コンプレッションがあるアタック音じゃなく、「バリン」と鳴る感じのアタック音。

「音に艶が出る」「原音に忠実」ってなコメントをされている方には申し訳ないんですが、RC Boosterの特徴は「アタック音を強く出す」だと思ってるワタクシ(同じ事言っているのかも知れないが・・・・原音に忠実ってのは違和感を覚える)。

で、その癖が、アンサンブルでちょいと前に出したい時に有効で、加えて、ゲイン・ブースターとして歪みペダルの前段に持ってきた際、ゲインアップと共に音が前に出て来る感じで、抜けが良くなる。

ゲインの増大は、ともすれば音抜けを悪くするかと思いますが、RC Boosterはその逆で、且つハウリングし難い。それがなんとも使い勝手が宜しくて宜しい。

硬めのスイッチが使い難くくて最近使っていなかったのだが、その弱点を補って余りあるサウンド。うん、これは良い。てか、GretschはG6120DCの音抜けを良くする為にトレブル・ブースターを使用していたワタクシでありますが、RC Boosterの方が良い様にも思った。てか・・・・G6120DCを再度使いたくなったw。

コーラスのCE-5の魅力は何と言ってもイコライザー。

原音にもエフェクト音にも作用しちゃうイコライザーが人によっては使い難く感じるのかもだが、僕は使い易い。カットに働くイコライザーですが、Level調整が出来るので絞っても「カットされた」とは感じない使い方が可能。「ローを削り気味にしてレベルを上げ気味に」を意識して使うと凄く良い感じになる。

CE-2は、サウンドに「籠り」を感じる事があり、それが魅力でもあるんですが、僕のStratocasterにはCE-5の方が相性が良い。Rickenbackerは360C63にはCE-2の方が合うと思う。

んで、TR-2。

トレモロの使用者って多くは無いと思うのですが、今回使用してみて、その魅力を凄く感じた。

派手な音色変化ではないんですが、派手ではないが故にアンサンブルに効果的に混じり、うん、良いと思う。

トレモロって、スピードを落として使うとリズムと合ってないと気持ち悪くて、リズムが揺れる場合は使い難くて、そんな訳でRateは上げ気味に使用w。

TR-2に関しては、モディファイ品も持ってるんですが、オリジナルが一番好きだったりします。モディファイ品は(パーツのグレードアップの所為か)サウンドがクリアーなんですが、トレモロってクリアー過ぎると使い難いと思うのは僕だけでしょうか・・・・。上記の通り「アンサンブルに効果的に混じる」が僕の使い方故、クリア過ぎるのはNGなんです。

「音量が下がる」と言うコメントを多く見掛けるが、 2006年を境に調整されて、現在では(BOSSは明言していないが)内部に音量調整のトリマーがあるとか(こちらを参照させて頂きました)。

前回練習で、もうちょい音量が欲しいと思ったので弄ってみました。

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トリマー発見。これがデフォルトの状態。

ちょい、ブーストさせてみました(時計回りに10度弱で結構効果有り。
為念で申し上げますがトリム・ポットって壊れ易いので調整されます際はご注意下さい)。

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調整に使用したのは1/4mmのドライバー。

うん、良い感じ・・・・なのですが、曲毎に音量を調節出来たらなぁ・・・・とも思ってしまい(Keeleyのモディファイ品は音量調節が可能だが癖があってNG)、ちょいとネット検索しちゃうワタクシ。

さて・・・・どうしようw。

明日は祝日か・・・・楽器屋行けるなぁ。

ブースターはmicro amp +なんですが、ここをSex Driveにしようかな、と思っている。RC Boosterでアタック音を強調するとmicro amp +の煌びやかさは要らないんじゃないかと思った次第。ここは未だ検討中。

以上です。

この記事を読んで面白いと思う人は皆無だと分かっちゃいるが備忘まで書いた次第。読んで下さった方、申し訳ないです。スルーした方、賢明ですw。

Sex Drive使えば、「SPORTS、STRRATOCASTER、SEX DRIVE」で3Sだなw。 

僕のStratocasterのセッティングと次回練習の足元

リーダー

リーダーです。

1、2戦目の日本シリーズ。

パッと見で広島カープのワンサイド、な感じで、野球観戦として面白くなかったか・・・・と言うとそうでもない。

僕は北海道日本ハムファイターズのファンであるが、そんな僕でも1、2戦の広島カープの試合運びは「ううん、見事っ」と感心してしまって、結構楽しんで見れた。

弱点や動揺を付くのは勿論、試合運びがなんとも巧み。広島カープって泥臭いチームかと思っていたが(失礼!)、こんなに試合巧者だったんだ、知らなかった。

解説者(元広島の捕手の達川さんだっけ?)が、「歴史上一番強いカープ」と言っていたが、うん、こりゃあ強いよ。

1、2戦終わった時点で「もう広島で決まりだね」と言う意見が多かったと思うが、そうじゃないのが野球の面白いところですな。

なんか、北海道日本ハムファイターズって、変に飄々としてて、コロッと負けるかと思えばしれっと勝っちゃう。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは松浦静山の有名な言葉だが、ファイターズには「不思議の勝ち」がある様に思う。

一方の広島カープには不思議の負け、が、無い感じ。

日本シリーズを見ていた僕は、広島カープが勝つと「やっぱ強いなぁ」と思うし、北海道日本ハムファイターズが勝つと「あれ?勝っちゃったの?」と思うw。タイムリーエラーとか・・・・結構ね、「うぇ?ここで?」ってな事があったりと、なんとも「王者な感じ」が無いw。

その一方で・・・・。

第4戦の岡選手のファインプレーがあったり、西川選手の劇的なサヨナラ満塁ホームランがあったりと・・・・沸かせるプレーが多い。第5戦の最終回、得点はサヨナラ満塁ホームランで4点だが、中島選手の内野安打は打ちそこないだし実質ヒットはホームランの1本だもん・・・・w。

広島カープは第4戦で打たれたジャクソンが北海道日本ハムファイターズのクリーンアップを見事に抑えたり、抑えのマーティン不在でも北海道日本ハムファイターズが広島カープの反撃を見事に抑えたりと、ニュースで結果だけを見るのでは分からない面白さが、両チームには、ある。

北海道日本ハムファイターズのファンなんで、どうしても北海道日本ハムファイターズ贔屓な事書いちゃいそうになりますが、そうすっと僕が仕事で大変お世話になっている「汐留の女神」事カープ女子のKさんに絶交されちゃうんとあれなんで、取り繕いで書く訳では無いですが、矢張り広島に利があると思う。

ホームで4戦出来ると言う利は、「地元の応援がある」ってだけじゃなく、矢張りこの人大谷翔平きゅんの出場の関係。

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(敢えてビジターのユニフォームをチョイス。彼になら貞操を奪われても良いってアホかっ)

第4試合の打撃は残念であったが、この人が打線に入って居るか居ないかで戦力が大きく異なる。

大谷翔平を擁しておきながらDHが無い試合が4試合あると言うのは可成りなビハインド。先発翌日は代打のみと言うのは矢張り戦力的には寂しく、何より大谷翔平のファンとしてはその姿が多く見れずなんとも残念でならぬ。

敢えて北海道日本ハムファイターズの利を言えば、全く攻略出来なかった広島カープの沢村賞投手ジョンソン選手との対戦がもうないって事位か・・・・。

地の利に勝る広島カープを破って日本一になれば、これはもう本当の意味で「日本一」と言って過言ではないと思う。

此処までホームチームが全て勝っている訳で、「ホーム・チームが全て勝った」と言うのは2003年の王ダイエーVS星野阪神を彷彿とさせ、北海道日本ハムファイターズのファンとしてはもう・・・・ヤキモキしちゃう次第。

頑張れ、北海道日本ハムファイターズ!

平日もちゃんと見たいなぁ・・・・、見たいよぅ。


はいっ。

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日本シリーズ話から突然でなんですが、色々と改造しまくって、なんか顔が変わっちゃった芸能人みたいな様相の我が愛機、Stratocaster。 

今日はその設定の話からしてみやうじゃないか。

それなりにRがあるネックだが、僕は割かしフラットな弦高にしている。

先日、Naked Guitar Worksに行った際、「3、4弦が一番低いセッティングなんですね」と言われたが、恐らく12フレットでの測定で、でしょう。

僕のStratocasterのネックは、てか最近のStratocasterはそうなのか、ハイ・フレットに行くに従いRがきつくなる(=指板の中心が盛り上がる)。

フラットな弦高で、そんな指板構造故、12フレットでの測定では上記の通りの弦高のバランスになるのだが、ロー・フレットでは1、6弦が低い設定になっている。

「ハイ・フレットでチョーキングした際に音詰まりしない?」

うん、しない、てか、チョーキング殆どしないw。

色々と試行錯誤して僕はこれが一番良いと思った。人によっては「弾き難い」と感じるかもだが、僕はこれが一番弾き易い。

「Stratocasterの設定の正解」は一応ある様に思うが(指板のRに合わせて弦高を決める)、此処で言う「正解」とは「標準」に過ぎないと思う。

「常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクション」byアインシュタイン

・・・・今日は格言(?)が多いなw。

と言う訳で標準的では無い設定にしている。「Rに合せて高さを・・・・」と言う設定じゃなく「どれだけフラットな弦高に出来るか」が僕の弦高のセッティングの基本的な考え。

と言うかさ・・・・

サウンドのバランスも、僕はこちらの方が良い様に思う。Rに合せた弦高って、3、4弦弱くないか、と感じてしまうんだが、それって僕だけなんだろうか(ポールピースの高さにも違いがありましょうが・・・・)。

因みに、僕のセッティングではネックは真っすぐが望ましい。「若干順反り」がデフォルトなのかもだが、僕はどストレートにしておく。


そんなStratocaster。リア・ピックアップを交換し、フィルターが掛かった様な中域の癖が抑えられたので、(その癖の所為で合わなかった)ワウが使いとうなり申した。

じゃじゃーん。

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Cry Baby Mini(Jim Dunlop~Miyaji Vitage Mod)~ワウ・ペダル

White Sands(Keeley)~オーバードライブ

CE-2( BOSS)~コーラス

TR-2(BOSS)~トレモロ

micro amp +(MXR)~クリーン・ブースター

Cry Baby MiniのDIPスイッチは

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中域重視のセッティング。

上記を並列し、暫しチャカチャカやってたんですが、ううん、やっぱワウって僕は使いこなせそうに無いw。

先ず、見た目が良くない。

ワウに合わせて口がパクパクする。そう言えばビクシ君がワウ使う時も口がパクパクしていたっけ・・・・あいつとの類似等御免被るっ。

と言う冗談はさておき(強ち冗談でもないんだが)、以前もどこかで書かせて頂きましたが、ワウの使い処が分からないワタクシ。

カッティングに合わせてチャカチャカ・・・・は、そもそもバンドでそう言う曲が多くなく、ベースの大先生の楽曲「新しい光」では合いそうだが、あの曲は「籠ったクリーン」でチャカチャカが良いと思うので・・・・ううん。

であればフィルター的に・・・・と言うのなら、トレブル・ブースターとか、中域に癖があるTS-9とか・・・・若しくはRC Boosterで・・・・の方が使い勝手が良い様にも思う。

そう考えると、何もワウ・ペダル持ち出さなくてもと言うか持ち出す理由がない様に思われ、寧ろWhite Sandsの後段にTS-9が現実的では無いかと・・・・。 

明日の練習はビクシ君不在なので、遊ぶ積りでワウを持って行こうかな・・・・。

と言いつつ、前回練習の録音物聞くと、Rickenbackerが「良い感じに引っ込んで」いて、アンサンブルには良い様な気がしなくもない・・・・。

「てかお前、Rickenbackerに合せるペダルの話してなかったっけ?」五月蠅い黙れ。 

How Much Do You Need?~色で音は変わるかをDiMarzioのDP223で検証する 其の弐

リーダー

リーダーです。

さて・・・・と。

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あれこれ改造しまくって、しっちゃかめっちゃかになっちゃったワタクシの愛機Stratocaster

「色で音は変わる!」と言うNaked Guitar Worksの頭脳、小園氏。 

「んな訳あるかぁ!魔改造野郎と言われて久しい俺でも流石にそりゃねえと思うぜ?」と言うフジコ・オーバードライブの頭脳、リーダー氏(所謂「俺」)。

否定してみたものの、ピックガードを白から鼈甲に交換した際、そのサウンドに以前は無かったダークさを感じ、「も、もしかしたら本当なのかも・・・・」となにか心に引っ掛かるものを覚えた。

その真偽を確かめるべく、現在マウントされているDiMarzioのDP223と同機種ながらボビンの色が白(DiMarzioのHPではCream表記)のDP223を購入したリーダー氏。

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(確かに白じゃなくてCream・・・・って、Cream色ってどんな色よ?)

因みにボビンの色に関しては、ハムバッカーの生みの親(でもないんだけど)、セス・ラバーがリットーミュージックさんの名著「The Gibson」のP50において「ボビンの色は重要ではない」と断言しており(同時にピックアップ・カバーの材質の重要性についても言及している)、又、小園氏自身の趣旨も、ギターの塗装の色を指して(「指して」ってこの字で良いんだっけ?「指摘」に通じるからこれだと思うんだけど自信無し)の発言と思われ、「流石にボビンの色では・・・・」てのはあると思うが、それに気付いたのはこのピックアップ買った後だから如何ともし難い。全部小園が悪い。

と言う訳で向かうはNaked Guitar Works。それは秋晴れの日曜日。

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ぶらぶら歩くに適した陽気。

浅草寺を軽く参拝し、浅草寺裏の喫煙所で煙草をふかせば、ZZトップみたいな顎鬚のお爺さんが話しかけて来る。

翁「おお、兄ちゃん(って年でもないんだけど)、ゴールデンバット吸うのか」

リーダー「えぇ・・・・まぁ・・・・」

翁「懐かしいなぁ・・・・俺も昔よく吸ってたわ」

リーダー「はぁ、そうですか」

翁「・・・・一本頂戴?」

見やればその翁、Tシャツに「Forever Young」と書いてあり吹き出しそうになる。

拒否するのも面倒なので、安煙草ですけどどうぞ、と差し出せば、何故かお返しに頂いた煙草はGITANES。ルパン三世が吸う仏蘭西煙草だけど、癖が強くて咳き込んじゃったぜ・・・・。

浅草はいつもスラップスティックで良いなぁ・・・・。

リーダー「どもっ」

小園「だからさ、僕が言ったのはボディの色の事で・・・・」

リーダー「もう遅いっ」

小園「・・・・で、いつまで」

リーダー「とん将でとんかつ食べたいから・・・・1時間位かな」

小園「やりゃあ良いんだろぉ!」

リーダー「まぁ、そう言いなさんな。お土産持ってきたからさ、許してよ」

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小園「・・・・なんか、すいません。美味しいんですか?」

リーダー「いいや、俺、抹茶味嫌いだから」

小園「嫌いなもの買ってくるってどう言う了見だよ?」

と言う友好的な会話を済ませ、向かうはとん将。

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はい、美味しかったでぇす!

時間が余ったので5656会館へ。2Fの安喫茶で待ってようと向かえば、昭和なお土産物屋さんに目を奪われそこで時間を潰してしまう。

観光地のお土産物屋さんで「こんなん誰が買うんだろう?」ってなものが売られているが、見やれば高齢者の方々が結構買っている・・・・需要あるんだ。

そうこうしてたら1時間。

小園「えーっと、終わってますけどね」

リーダー「じゃあ、早速試させて貰おうか。先に言っておくぞ、主を呼べぇい」

小園「いやそこに社長居るし」

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(リアのCream色が結構浮いてますなw)

と言う訳で試し弾き。

ん?

・・・・ん?

・・・・んん?

やwwwっwwwぱwww全www然www変wwwわwwwらwwwなwwwいwwwじwwwゃwwwん!























と言うオチを期待してたでしょ?














僕もそれを前提としての(と言うか期待しての)洒落で購入したんだけど・・・・(まぁ、ピックアップの色を白系で纏めたいって趣旨が実はあったんだけどw)。

で、僕による小園氏の罵倒のやり取りをね、面白おかしく書く積りだったのよ。

それが、あれ・・・・これ・・・・結構違うんじゃない、か?

ううん、想定違いになっちゃったんだけど、どうしたらいいんだろ、なぁ?


えっとですね、黒のDP223は、中域重視で、ワウで中域を上げた様なニュアンスがあったんですが、白のDP223はもうちょいハイ寄りに感じます。顕著ではないんですが・・・・。

黒より、白の方が、明るいサウンドに思う・・・・マジかよ。

勿論、同機種でも個体差はあるだろうし、前述のセス・ラバーの発言を否定する様に、こちらのBlogでは、「そもそも同じPAFでもブラック、ゼブラ、ダブルホワイトでワイヤーの巻き数が違う」と書かれており、若しかしたらそれを知っていたLarry DiMarzioが、洒落でDP223も、ボビンの色でワイヤーの巻き数を変えていたのかも知れない(と言うかそもそもDP223は「同じPAFでも巻き数が異なるものがあり、パワーがあるPAFを再現した」ものであり・・・・ううん、もう何が何だかw)。 

黒のDP223は、歪ました際はその中域重視なサウンドが粘っこくて良い感じだったが、クリーンではその粘っこさが邪魔で使っていなかった(僕はクリーンではダイナミックレンジが広いシングル・コイルの方が好み)。

一方、白のDP223は、フィルターが掛かった様な感じは抑えられ、スッキリとしたサウンド。

「歪ませた時の魅力的な中域重視のサウンドが無くなったら嫌だなぁ」と思ったが、帰宅しStratocaster使う時には持ち出していたWhite Sandsをかまして試したら、魅力的な中域はそのままに、少しレンジが広くなった感じで・・・・うん、これ、良いと思います。 個人的には凄く好きだ。

程よく抑えられた中域は、ワウと合わせても良い感じ(以前は「半止め」位置で少し中域がToo Muchに思えた)だし、うん、これ、良いよ。

DP223を絶賛しているワタクシですが、DiMarzioの人気機種って訳でもなく、好みは個人差がありましょうし、何よりマウントするギターとの相性もありましょう。若しかしたらコンデンサーの影響もあるかも知れない(現在マウントしているSANGAMOのフィルム・コンデンサーは中域が出るとの感想をどこぞのHPで読んだ記憶あり)。

リーダー「・・・・悔しいけど、結構、違う。こんな事あるのか?」

小園「あ、言い忘れてましたが同じDP223ですけど、ちょい違いますよ」

リーダー「ん?」

小園「以前乗っていたのはFスペースで、これはノーマル・スペースです」

リーダー「何それ?」

小園「知らないんですか・・・・こう言う事、です」

リーダー「はあああ?何それ聞いてない」

小園「と言う訳で、ポールピースと弦の位置をご覧下さい」

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 (1、6弦とのポールピースが弦の真上じゃない)

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(Before)

リーダー「・・・・・」

小園「・・・・・」

多田「・・・・・」

リーダー「これは・・・・君等の落ち度じゃないのかぁ?」

N.G.W「ほう?それはどう言う理由で?」

リーダー「なんだろう、ちゃんと情報をね、提供しなかったって言うね」

N.G.W「言い掛かりもそこまで来ると凄いものがありますな」

リーダー「畜生っ、今日ファイターズ負けたらお前等の所為だからな!」

N.G.W「いやいやいやいや、なんだそりゃ」

と言う訳で二日間に渡って引っ張りましたが・・・・こう言うオチだわ。

てか、弦がポールピースの上通ってない方がダイナミックレンジが広く聞こえるって・・・・どう言う事?

次回練習で試してみてからじゃないとハッキリとは言えないんで、追って報告致します。

やったぜもう一回このネタで引っ張れる。 

How Much Do You Need?~色で音は変わるかをDiMarzioのDP223で検証する 其の壱

リーダー

リーダーです。

本日は、何となく、Jimi Hendrix聞いておりましてね。

で、何となく繰り返し聞いちゃってるのがこの曲。



なんかねぇ、このサウンドが好きでねぇ・・・・音質はアレだけどw。

僕は、「マイナーな小曲」が結構好きで、



この曲も、好きだったりする。

アルバム通して聞くとアレだけど、レア・トラックが追加されたCDをついつい買っちゃうのは、そんな理由かと。

New Orderなんかはバージョンが幾つもあって、Temptationなんかはそれぞれ好きだったりする。





うん、格好良い。

Ceremonyは



このバージョンも凄く好きだ。

上手にパッケージされていない生々しさってのは時に凄く魅力的なのだが、意図的にやろうとすると鼻につくんでしょうねえ。

ま、それは兎も角。

以前Naked Guitar Works小園氏が「色で音が変わる」的な事を言っていて、「どんな二次元拗らせたんでしょう、この人は?」と思っていたワタクシ。

で、さ・・・・。

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僕のStratocasterな訳ですが、こちら、ビクシ君に「楽器屋の店頭で売ってる1万円のギターみたいな見た目」と言われ、ピックガードを白から鼈甲に交換したんですがね・・・・。

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(Before。実はこっちの見た目の方が好きである)

鼈甲のピックガードにした際、少しサウンドがダークになった様な気がしてさ・・・・。

いや、いくらなんでも気の所為だろうと思うも、気になるったら気になる。

で、だ・・・・。

こちらで書かせて頂き申したが、僕のStratocasterのリア・ピックアップはDiMarzioのDP223をマウントしている。

ご覧頂けばお分かりかと思うが、DP223のボビンは黒である。

「色で音が変わる」と言うのであれば、これを白にしたら音が変わるのか?が凄く分かり易いのではなかろうかと思い立ったが吉日、僕は曇り空の御茶ノ水に居た。

脇目を振りながら向かうは御茶ノ水楽器センター。僕位になると「どこに何が売っているか」なぞ造作なく分かる。

は、ドドンと。

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「てか、今マウントされているのって本当にDP223?」との疑いを持つ貴方に・・・・。

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(空箱)

御茶ノ水楽器センターさんにはゼブラ柄も取り揃えており、迷ったのだがこれで。

購入後、家人と待ち合わせて八重洲の中華料理屋へ。本ピックアップを購入した事とその趣旨を告げる。

























馬っ鹿じゃないの?




















と言われましたが、僕が悪いんじゃありません、小園の野郎です。

帰宅後、早速Naked Guitar Worksにメール。

ども!

ストラトのピックアップ交換をお願いしたいのですが・・・・

明日のAM11:00に行ってPM6:00に受け取りに行きたいんだけど怒る?

返事は未だ無いが、明日突撃予定。 

続報を待て! 

Stratocasterにシムを挟んでみる

リーダー

リーダーです。

うん、CE-2Wの次はDC-2Wだな、うん。

シルバーウィークの頃、皆々様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

ワタクシは、と申しますと、楽器屋さん巡りしてCE-2W買ったり大掃除したりと・・・・そんな感じで御座います。

我が家は大掃除を年二回、GWとSWに致します。年末は軽く、で御座います。

年二回大掃除をする理由は、家人の性癖(綺麗好き)に付き合うからで、GWとSWに致しますのは、掃除するに適した気候だから、ですね。年末は寒くっていけねえや。

窓を綺麗に拭きますと、採光量が違うのか本当に部屋が明るくなる感じで気持ち良かとです。

窓拭きでは楽器のシリコンクロス使って仕上げます。水跡が綺麗に取れるのでね。

シリコンクロスは家具を拭くのにも宜しいですね。光沢が出て、綺麗に埃を除去出来ます。

個人的には、目に見える汚れがある場合は洗剤を使用し、そうでない場合は乾拭きで充分かと思います。で、乾拭きに適するはシリコンクロス、と。

僕が主に使用するはTHE中古楽器屋さんのオリジナルクロスなんですが、これかWOODMANさんのオリジナルクロスが個人的にお気に入り。頬ずりしたくなる気持ち良さw。

今回の大掃除で結構汚れちまったので近々買いに行こうと思う。ああ、先日御茶ノ水行った時にWOODMANさん立ち寄れば良かった・・・・。

ま、それは兎も角だ。

「音は良いけど弾き難いギター」と「音は今一だけど弾き易いギター」があるとしましょう。

そのどちらを選ぶか、は、まぁ人それぞれでしょうが、ワタクシの場合は後者。だって・・・・どうせ改造しちゃうからw。

「弾き難い」の定義は色々とありましょうが、ワタクシの場合はネックが基準。弾き易いグリップがある。

手持ちのギターで一番好みはRickenbackerは360C63

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(確かGWの大掃除の際に撮った写真。こんなんしてないで掃除しろ>俺)

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(Rickenbakerを持ち自撮りするリーダーさん。格好良いギターも持ち手が駄目だとこうなっちゃうの図ってうるせえな)

一般的に「弾き易い」と言われる事の少ないギターかと思いますが、僕はRickenbackerのネックは好きである(僕の抱える位置の所為かもだが、ボディは時々肋骨が痛くなるw)。 

過去、一番弾き易かったネックはEpiphoneのCasino。日本製青ラベル時代のそれ。同じ日本製Casinoでも、オレンジラベル時代の物は凄く弾き難かったっけ・・・・。

で、Rickenbacker。

細身のネックで、弦間も広くない。スケールも短く運指も楽ちん。ま、この辺は「好み」でしょうが。

ネックを基準にした弾き易さはRickenbakerだが、右手、カッティングを基準にした際に弾き易いのはこちら。

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(ビクシ君に「見た目29800円」と評されたStratocasterさん。アイツはホント死刑だな)

サウンドも、その汎用性含め大変気に入っているんですが、ネックの仕込み角度が宜しくなく思え、ハイフレットの弦高は好みからするとちと高目。ハイフレット何ざ弾かないから良いんだが(おい)、先日CE-2Wを購入した際こんなん見付けたので買ってみた。

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えー・・・・っと、凄く分かり難い写真で申し訳ないです。ESP製のシム、で御座います。

「シムってなぁに?」って方はこの時点でページを離れる事推奨。「よく分からないけどこれを機に知りたい」って方はこちらを推奨。至極簡単に言って、ネックとボディの装着角度を調整するパーツです。

「シムを挟む是非」については、あちこちで書かれておりますが僕は否定派ではないです。てか、目の前で、「素晴らしいサウンドのStratocasterにシムを挟んだら音が悪くなった」を証明されても、シムを挟む事に抵抗は無い。弾き難いよりは、良い。

「シムを付けたら音が変わった」って意見を否定するものでは御座いません。ネックの角度変われば、そりゃあ音も変わるんじゃないかと・・・・でも、それは「シムを挟んだから」ってより、仕込み角度の所為なんじゃないんじゃないかと・・・・。

そう言えば、シムを挟むのNGって方に一度聞いてみたいのだが、セットネックに使用されるボンドもNGなんだろうか・・・・あれ、シムより影響ある厚さがある場合もあると思うんだがどうなんでしょう。気になる、うん。

と言う訳で、シムを挟もうそうしよう!

先ずはネックをチェック。今回は反りは確認出来ず。

さって、作業開始っ。

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(弦を緩めてカポをしてしておけば、一々弦を外さなくて済むって見え難い写真w)

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(で、ネックを外します。3点止めの頃の痕跡が御座います)

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(0.25mm、0.5mm購入しまして、今回は0.25mmを挟みます。マスクしているみたいですw)

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(で、ネックを付けました、と)

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(弦高を調整し・・・・)

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(オクターブ・チューニング。未だに「あれ?実音が高い時が後ろに下げるんだよな?」と悩むワタクシ46歳)

オクターブ・チューニングって、解放弦で音を合わせても、フレットを押さえた際に弦とフレットの高さからの分、弦が引っ張られ音程が上がるのを「12フレット上は」音程を合せる調整と理解しておりますが、僕は12フレット以降は殆ど弾かないので、7フレットとか、9フレットとかでオクターブ・チューニングした方が良いのかね、と、調整しながら思ったり・・・・。

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はい、完成って、Before Afterが同じ写真なのは・・・・、見た目では分からんから使い回しましたw。

簡単に書いてますが、弦高調整⇒オクターブ調整⇒弦高調整の繰り返し。

僕は

①1弦の弦高を調整
②各フレットでビビりがないかを確認
③オクターブ調整
④もう一度弦高調整
⑤OKなら1弦を基準に指板のRに合わせて大まかに弦高を調整
⑥各弦の①~④を行う
⑦最後にネックをチェック

ってな手順です。1弦が一番サドルが低くなるので、それを決めてから他の弦を調整して行きます。正解かどうかは分かりませんw。

弦高は12フレットで、

6弦:1.8mm
1弦:1.4mm

となり、調整前から0.2mm程度下がった感じです(そりゃ0.25mmのシム挟んでるから0.2mm程度下がるよな、と書いてから気付く)。

シムを挟む理由、は、「サドルを下げきっても未だ弦高が高い時の調整として」、とメインテナンス本に書いてあるケースが御座いますが、此処で言う「弦高が高い」とは、「ハイフレットに行くに従って高くなる」と言う意味かと理解しており、それを裏付ける様に、弾いた感じ7フレット以降の押弦が楽になり申した。

シム、たった0.25mmでも結構違いますねぇ・・・・。

サウンドの違いは、あまり「おお、変わった」ってのを感じませんでしたが、弾き心地の柔らかさからか、僕は音が柔らかくなると思います。

この手の話は、色んな意見が御座いますが、僕の理解はこうです、ってレベルの話なので、突っ込みは切り捨て御免とさせて頂き申すw。 

ハイフレットに行くに従って弦高が高くてもう少し下げたいなぁって方は(ネックとボディの間に物を挟むと言う精神衛生上の違和感をクリア出来るならw)、シム挟んでみても良いんじゃないですかね。

弾き心地は結構違うので、「ある程度弦高上げて、えぐる様に弾きたい」って方には絶対お勧めしません。

因みに、シムの是非についてお話しする積りは御座いませんので悪しからずご了承下さい。 

あー、機材の話書いてると落ち着くわーw。 

DiMarzioのDP188を買った訳よ~Episode 2 改造後の俺 編

リーダー

リーダーです。

先日、なんとはなしに映画「ALWAYS~三丁目の夕日」を見てましてね。

で、なんとなく感じた違和感、なんですが、あの、セットがね、それっぽくと言うか、非常に良く作っていると思うんですけれど、「色が褪せ過ぎなのかも」と思いましてね。 

あの時代では新品だった家具や電化製品は、もっとピカピカだったんじゃないかと・・・・。

僕は1970年生まれで、舞台設定の時代より後しか知らないので「もっとピカピカだったよ!」と言い切れないのですが、「現時点であの時代の物を見た色彩の再現」になっちゃってるいんじゃないかと思ったんですよね・・・・。

廃墟の多い故郷の小樽も、僕が見ているのは「今の色褪せた小樽の街」 に過ぎず、華やかな時代の色彩を僕は知らない。小樽の街を歩いて感じるノスタルジアは形而上のそれに過ぎない。

色褪せたが故に風格が増した建物も多かろうが、華やかだった時代の色彩も見てみたいなぁと思う次第。

・・・・まぁ、望むべくもないのだけれど。

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(廃墟化が進む旧オタモイ団地とオタモイ海岸)

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(勝内川に架かる色褪せた鉄橋)

とは言え、褪せた風景は嫌いじゃなく、それを愛でる僕も居る。褪せているからこそ・・・・も、あろうかと思う。

楽器なんぞも、経年変化が音に良い影響を与えたとかあろうかと思うし、さ。

リーダー「と言う訳だよ、君。魔改造と言うのは言ってみればALWAYSみたいなものなんだよな」

N.G.W「・・・・いよいよ以って何が何だか?」

リーダー「いやだからさ、ある種の魔改造にはノスタルジアがある訳だ。つまりだ・・・・」

N.G.W「あ、もういいですもういいです」

リーダー「面倒臭そうなリアクションは止めぇい」

と言う訳で完成。はい、どどんと。

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(手前は土耳古桔梗) 

えー、ピックガードとピックアップ・カバー、トーン・ノブも交換。

全体的にシックな感じになった・・・・と思うんですが如何でしょうか。

こうなってくるとリアのボビンも白にしたいところ。リアだけ黒ってのが・・・・なんか気に入らぬ。

同じDP223の白のボビンのが欲しいが・・・・買うかw。ピックアップカバーは・・・・サウンドに影響があると言うので付けたくないしなぁ・・・・俺の耳では分からんかってうるさいわっ。

なんか、黒に鼈甲のピックガードって、G&Lのイメージがあるんです。何故なんだろう・・・・?

サウンドは、うん、狙い通りです、うん。 

何度も書いてますが、僕のStratocasterのスイッチは3wayで、①フロント、②フロントとセンター、③リア、と言う配線。

ダイナミックレンジが広い①、歪ませて粘っこいサウンドが出る③は非常に気に入っているのですが、センターの使い方分からず、「太いシングル・コイル・サウンド」が目指す所だったんですが、思惑通りな感じ。

センターのDP188の出力はフロントのTemjinは百虎より大きい(と思われる)ので、センターの色合いが多く出る、ハムバッカーのサウンドが強いかと思いましたが、弾いた感じはシングル・コイルのそれ。

フロントは、6弦側を下げ気味にし、センターはその逆。

ううん、良いぜ、これ。

これ単体のサウンドは出ないので、その感想を述べる事は出来ないのですが、交換前より太くて硬質なニュアンスを感じました。

中低域の出力が大きいピックアップなので、人によっては「トレブルが足りない」と感じられるかもだし、ハムバッカーの甘いトーンを求める人には「ちょっと硬質で・・・・」と感じられるかもですが、僕は欲しかったStratocasterのセンターって、こんな感じです(ハーフトーンですがw)。

「カリッとしたシングル・コイル・サウンドが好き」って方に意外とマッチする様にも思いました。クリスピーなサウンドには「硬質さ」がある様に思うので。

面白いなぁと思ったのが、歪ませた時。

クリーンでは、シングル・コイル・サウンド風と言うか、フロントのニュアンスも大きく出るなぁ思いましたが、歪ませた際はDP188の色合いが強く、レンジの広いハムバッカーを弾くニュアンス。このサウンド、凄く好みだ。

リアを歪ませたサウンドは粘っこい感じで、そのサウンドは滅茶苦茶好きなんですが、フロント&センターを歪ませた時はもうちょいカラッとした感じで、これはこれで凄く気持ち良い。柄にもなくブルースなフレーズを弾きたくなる。

折を見て、フロントはGrinning DogのE60s Styleにしたいと思っているのですが、今のニュアンスが気に入ってるので逡巡中・・・・ううん、どないしましょう?まぁ、換えるだろうけどw。

以上です。

Stratocasterの改造を色々とやって来て、ドンドン理想に近付いているのですが、Stratocasterのサウンドからドンドン離れて行っている様にも思いw、僕が施す改造が何方かのお役に立てるとも思えないのですが、センターのサウンドに普通のStratocasterと違うニュアンス求められる方で、ボディの加工を望まない方はご一考頂いても良いピックアップだと思います。

又、極めて個人的意見ですが、Stratocasterってサウンドの差異が出し難いギターにも思うんです。構造が同じなら、ある程度「Stratocasterのサウンド」が出ると言いますか・・・・。

それに満足されない方、は、試される価値があると思います。

ストラト原理主義的な方にはお勧めしませんw。 

DiMarzioのDP188を買った訳よ~Episode 1 改造前の俺、編

リーダー

リーダーだぜ。

9月、ですな。

さて、先般ギター修理に同行させて頂いた、マイルス・デイヴィスとレッド・ツェッペリンと財務諸表を愛して止まない上司のSさんが来週ライブをやると聞き付け、「もう絶対行きますからねっ!」と相成った忠実なる部下のワタクシ。

複数のギターをお持ちのブルジョア上司で、どのギターで登場するのかは聞いていないが、是非これで演って頂きたいと思う次第。

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可愛い部下の真摯なお願いなので聞いて頂けると確信しているワタクシとしては、お礼と言っては何だが最前列でこんな団扇を振りながら観戦させて頂きたいと思っている。おっと団扇の裏面は写真が良いらしいな、週明けにでも撮らせて頂こう。うん、これで人事査定もバッチリだ。

・・・・いい加減、怒られるんじゃねえか俺?決して敵中埋伏の計ではない・・・・決して。

そう言えばBook Band 8%の超先生ことベースのAさんも出るのだろうか?

出るのであれば超先生の団扇も作らなくちゃならないので早めに申告して下さい。


さて、ワタクシはと言いますとこんなん買いました。

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はい、先にちらりと書きましたDiMarzioさんのDP188 Pro Track。直輸入品が思いの外お安く購入。

勿論、こいつにマウントする次第。

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色々と改造を施して来て、そのサウンドに略満足している僕であるが、センターのサウンドがどうにも納得出来ずにいる。

フロント(Temjin 百虎)は、シングル・コイルらしい、ダイナミックレンジの広いクリアーなサウンドで、リアのDiMarzioはDP223 PAF 36th Anniversaryは、中域が出る粘っこいサウンドが、KeeleyはWhite Sandsとの相性が頗る良く、大変気に入っている。

で、VanzandtのROCKをマウントしたセンターは・・・・と言うと・・・・

「ダイナミックレンジがありつつ太いサウンド」を目指し、6弦側を上げ気味にフロントとのハーフトーン(僕のStratocasterは3wayで真ん中はフロントとセンターのハーフトーンが出る仕様に改造)で使っているが、目論み通り・・・・とは行かず、余り使っていない。

で、太いシングル・コイル・サウンドを出したい・・・・との事で、P-90なんかをマウントしようかとも思っていたが、ザクリ加工も面倒だし・・・・と目を付けたのがDP188。

神田商会さんの紹介ジミー頁によると・・・・

このピックアップはヴィンテージPAFのように暖かく、親しみのある音をあなたのストラトキャスターにもたらします。どのピックアップ位置でも充分なパワーを持っています。
そしてニッケルメッキされた2枚のブレードが弦から発せられる音を取りこぼすことなく拾います。

ブリッジ側で使用するとブルースを演奏するピックアップとして非常に素晴らしい性能を持っています。
それをより確実なサウンドにするためにはCruiserをフロントに、Fast Track 1をセンターに使用することをお勧めします。
ロックサウンドに使用する場合は、Pro Trackをフロントとセンターにセットし、ProTrack 2かハムバッカーをリアにセットして使用することをお勧めします。

出力 275
トレブル 5.5
ミドル 6.5
ベース 6.5
直流抵抗 7.70k
マグネット セラミック コンダクター
4 カラー ブラック,クリーム,ホワイト,エイジドホワイト,ミントグリーン


との事で、まぁ中低域が出るピックアップ。出力も大きい(DP223は出力285)。

シングル・コイル・サイズでハムバッカー・・・・と言うね、まぁ、面白いピックアップ。

リアのDP223もPAF系、センターもPAF系・・・・w。

そもそも、PAFと言われても「うん、良い音すんでしょ?」程度の知識で、ちと興味があり過去のギター・マガジンの切り抜き(兄者から貰ったもの)を引っ張り出す。

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「思いの外低出力」「思いの外トレブリー」なんてコメントもありますが、面白いなぁと思ったのが「バリトン・スイッチが着いたモデルのPAFは出力が大きい」ってな文章。ふうん。

DP223は「出力が大きいPAFを再現」と謳われているが・・・・それを模したのだろうか。

で、切り抜きを読んでみたが、結局のところよく分からない。過去何度か「PAF系」のリプレイスメント・ピックアップを試した事があるがそれぞれ違っており、「PAFのサウンドはこう言うの!」と言うのを僕は知らない。

まぁ、結局は「気に入るか否か」なんだろうね、うん、何とも意味の無い事書いた。話を戻そう。

フロントとセンターのハーフトーンでは、DP188の出力が大きいので、センターの高さは下げ気味にしなくちゃだと思うが、その方がピッキングで邪魔にならんだろうと期待。

加えて・・・・

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ピックガードを元々付いていた鼈甲柄に、パーツを白に交換。ビクシ君に「楽器屋の店頭に1万円で売っているギターっぽい」と言われ久しく、ではちょっとゴージャス感を出してみようと画策。

そんな訳で事前にNaked Guitar Worksに電話し訪問の予約を取る。

リーダー「やぁ、お前達の僕だぜ」

N.G.W(小園氏)「・・・・はい」

リーダー「なんだよ、馴染みの客が電話して来たんだからもっとさ、テンション上げてさ・・・・」

N.G.W(小園氏)「(遮って)で、なんですか?」

リーダー「おい無視かこの野郎」

N.G.W(小園氏)「(ややテンションを上げて)なんですかぁ?」

リーダー「えっとね、ピックアップを交換して欲しい」

N.G.W(小園氏)「おお、普通のご依頼」

リーダー「なんだ普通とは?」

N.G.W(小園氏)「Bigsbyにカツオ付けてビブラートさせろとかアーミングしたら火山が爆発する様にしろとかじゃないって意味です」

リーダー「・・・・未だ根に持ってるの?そんな後ろ向きでどうする?目は何故前に付いているか教えてやろう。前へ前へと進m・・・・」

N.G.W(小園氏)「ドラえもんの台詞はいいですから」 

リーダー「・・・と言う訳で土曜日に行くね、ダーリン」

N.G.W(小園氏)「 はい。いつまでに出来上がれば良いですか?」

リーダー「私も鬼じゃありません。ゆっくり9/4の日曜日でいいよ」

N.G.W(小園氏)「・・・・それ、翌日じゃないですか。あ、もしかして来年の?」

リーダー「そんな訳あるかぁ!」

と、極めて友好的な会話をし、向かいますは浅草は観音裏。 

家からぶらりと歩いて行く訳ですが、遠回りになっても同じ道とならない様に歩く。歩くのが好きなのです。

本日は、言問通りから。

言問通り、と言えば在原業平の「
名にしおはば いざ言問はむ 都鳥 わが思う人は ありやなしやと」が有名ですな。 

津軽三味線の吉田兄弟が修行した追分の横を通り・・・・

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写楽でたい焼きを購入。
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パリッとした薄皮のたい焼き。薄皮が好きなワタクシには好み。

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尻尾まで餡がたっぷり。

そう言えば、たい焼きって「天然」と「養殖」があるそうな・・・・。

 

知らなかった・・・・写楽はどっちなんだろ。美味しいからどっちでも良いんだけど・・・・w。

と言う訳でNaked Guitar Works。

リーダー「や!」

N.G.W「・・・・はい。あ、はい」

リーダー「えー、昨日電話した通りね。宜しくメカドック」

N.G.W「・・・・期限は明日ですよね?」

リーダー「僕は別に今日の閉店時間にまた来ても良いんだぜ?」

N.G.W「明日ですよね!」

リーダー「・・・・ハイソウデスネ」

そんな紳士的な会話をしつつ改造を依頼し、一旦帰宅し昼食を取り御茶ノ水~秋葉原放浪。

特に目的があった訳ではないのだが、気候も悪くないし散歩がてら。

てな訳で御茶ノ水~秋葉原を攻撃。

目ぼしいモノは・・・・無しっ。

相変わらずCE-2Wは品切れ中だし帰省前に行った時から商品の変化は殆ど無いしつまらんのうつまらんのう。

御茶ノ水から秋葉原へ移動中、なんとも小腹が空いたのでこれを購入。

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そう、味付けゆで卵。ドラムのTakayuki君の大好物と風の噂で聞いた代物。

僕はこれが大好きでありまして、ちょいと小腹が空いた時には食べてしまう。

様々なコンビニで売られているは、個人的にはミニストップさんのがベスト。次点でセブンイレブン。

神田川沿いの緑地のベンチに腰掛け、丁寧に殻を剥きほうばれば、なんの拍子かつるんと丸ごと飲み込みそうになり、「ごっ」と言う今まで出した事のない言葉と共に卵が丸ごと口から出て来る。

近くに居た白人カップルの女性の方に「Wow Piccolo!」と叫ばれ感心した目を向けられる。

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国際的な恥をかいた事より「ドラゴンボールって世界的に人気あるんだなぁ」と感心し、卵を拾おうとすれば既に数羽の鳩が啄んでいたのでLet it be。

その後、秋葉原の楽器店を回るもエフェクターと言う名のドラゴンボールは見付からず。

喫煙所がある煙草屋さんで一服。タダで使わせて頂くに忍びなく煙草を購入。

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帰省中、弟がゴールデンバットを吸っていて、一本貰ったらえらく美味しかったので購入。序にエコーも。

ゴールデンバットって今はフィルター付いているんだね・・・・知らなかった。

虹を見ながら帰宅。

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さ、明日は改造出来上がってる訳で・・・・どんな出来上がりになるか、楽しみじゃわい。 
プロフィール

fujicooverdrive

登場人物

【リーダー】

ギター・ボーカル
持っているエフェクターの数は4ケタを下らないエフェクター狂人。ワイフが天敵。最近NGWに寄生。


【ミドリカワ】

ベース・ボーカル
メンバーからは「大先生」と揶揄を込めて呼ばれる最年長・最長寿ベーシスト。やっと人生折り返し。正論派。


【ビクシー】

ギターシンセ・その他
最近ギターにシンセをマウントした命知らず。明るいヘビーゲームオタク。絶滅寸前。

【TakaYuki】

ドラム・打ち込み
虚弱ドラマー。話題はオールマイティ。愛車RX-8。スーパーデザイナー。そして卵が大嫌い。
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