リーダーです。
はい、どどんと。
Gretsch6120DC、です。
僕はですね、このギターの見た目が滅茶苦茶好きです。いや、マイナーな意見どころか賛同者もいらっしゃらないのを承知で言いますが、僕は、好きなのです。
Gretschは憧れのギターでした。
中学時代の正月に、The Beatlesの「赤盤」買った時に付いて来たカレンダーの写真で、ジョージ・ハリスンが抱えていたカントリー・ジェントルマンが格好良くてねぇ・・・・・。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド初期のルー・リードの写真も格好良かった。VOXのアンプに腰掛けて、カントリー・ジェントルマン弾いてて・・・・未発表曲の編集版「VU」の裏ジャケにその写真があります。
ま、カントリー・ジェントルマン(正確には「Country ClassicⅡだけど」)を経由して、これを入手。田舎紳士の大きいボディとロングスケールに比べ弾き易い。入手時は嬉しかったなぁ・・・嬉しかった割には余り弾いて無いと言う・・・・ねぇ。
ごてごてした見た目に反し可也の軽量。3kgちょっと。
過去に紹介済みですが・・・・・
http://fujicooverdrive.doorblog.jp/archives/51725407.html
http://fujicooverdrive.doorblog.jp/archives/51725406.html
ヴィンテージでは無く日本製の現行品。それでも10年以上前になるのか・・・・。
Gretschとしては結構気合入れていたモデルと思われ、TV Jonesのピックアップがマウントされていたりと、可也お高目な元値。
うん、この値段だったら絶対買わない&買えないw。
今は生産中止と思われ、中古(と言うか新古品でしょう)で20万円弱、安いと15万円程度で売られているのを見掛けます(僕はそれを切る値段で買った記憶があります)。
で、ちょっと過去の話となりますが、年末年始に掛けて総合メインテナンスとコンデンサーの取り付けを行いました。
理由は、ですね、年末の大掃除の際に出て来たGretschの本を久々に見て、ああ、6120弾きたいなぁと思ったってのに加え、次回作のCDで1曲Gretsch使いたい曲が有って、です。
行った先はお馴染みNaked Guitar Works(http://nakedguitarworks.com/top.html)。
メインテナンスの他、過去、コンデンサーをバイパスしたものの、コンデンサーをかましたサウンドがちょいと使いたくなりましてね。
元々付いていたコンデンサーはと言うと・・・・・
0.022μfと0.047μf・・・かと思いますが、詳細不明。
で、こいつをですね、以下に交換した訳です。
上は、N.G.Wで入手したRussetと名付けられたコンデンサー。その名に相応しい色合い。
N.G.Wの多田さんに「癖が強いコンデンサーです」と言われ興味を持ちマウントして頂いた。
後者は、確か会社の先輩に頂いたSPRAGUEの0.05μfのコンデンサー。てか、SPRAGUEでこんなの他で見た事無いし、ネットで調べても良く分からぬw。
結果ですね、うん、面白いサウンドでした。個人的にはお気に入り。
煌びやかさを残しつつ角が取れたサウンドで、中々に面白い。
元のコンデンサーのサウンドは外して久しく覚えていませんが、このサウンドだったらバイパスしていなかったと思います。
かのブライアン・セッツァーをして「あんなもん、使って居る奴居ないと思うぜ」と言われたGretschのコンデンサーを通した音ですが、僕は結構好きです。
ヴィンテージのGretschにはどんなコンデンサー付いていたんでしょう・・・・?
その他、ポットを洗浄頂いたり、ナット溝の調整を頂いたり、と。うん、弾き易くなったし気になっていたミュート・スイッチのノイズが改善されていた。
トーン・スイッチにガタが来ていたので交換したかったんですがね、Gretschのパーツって、いちいちお高い上に中々売ってない(http://www.gakkicenter.com/parts/gretsch/)。
暫くは、騙し騙し使いましょうそうしましょう。
それにしてもGretschってのは、格好良いなぁ。
「自分ではあの値段出して買いたくないけど持っている人が居るなら一度弾かせて欲しいギターNo.1」では無いでしょうかw。
ヴィンテージのGretschとの音の差、は、僕には分からずで・・・・。
ヴィンテージのGretsch、一つはCountry Gentlemanで一つはRally、を試した事があり、前者はその音に興奮しましたが、後者は「うぉ、凄い!」とは思わなかった。
まぁ、個体差もあるでしょうし、そもそもヴィンテージのGretschって状態が良い物を探すのも大変だし、管理も面倒なので、僕は手に入れたいとは思わないのですが、「どうしてもブライアン・セッツァーのあの音を・・・・・」とか(ブライアン・セッツァーは現行品も弾いていますが)、「For Saleの頃のジョージ・ハリスンのあの音が・・・・・」とか、「Who's Nextのピート・タウンゼントの音が・・・・・」等が有るのであれば、やっぱヴィンテージ品買った方が良いと思います。
やっぱですね、ヴィンテージのGretschと日本製のGretschって、何か違ったんですよ。何がって言われると説明出来ないのですが、明確に出したい上記で例に挙げたサウンド、をお求めでしたら、やっぱその時代のGretschにしかあの音は出ない様に思います。
それは良し悪しでは無く、ですがw。
僕には現行の日本製で充分だし、万が一ヴィンテージと交換って話が合っても断ると思うw。僕にはヴィンテージ・ギターの管理は出来なさそうw。
0フレットはロー・コードジャカジャカやるのに良いし、ハイ・ポジションは殆ど弾かないし。
と言う事で、メイン・ギターにしても全然良いのですが、どうしても合う歪みペダルが見付からずで・・・・。
もう一度、試行錯誤してみようかしらね。
それにしてもさ、シンプルの極みみたいなTelecasterとデコレーションたっぷりの6120DC、結構相反するギターがどっちも好きって、僕っておかしいのかねぇw。