四人冗語

“がんばらないけど、ネバーギブアップ”
東京の社会人アマチュアバンド、fujico overdriveのblogです。

テレキャスター

Telecasterのピックガードを交換しようぜ

リーダー

どうも、骨の髄まで愛されたいリーダーです。

えー、以前こちらにTelecasterのフロント・ピックアップをハムバッカーに交換したらシングルコイル・ピックアップ搭載時の螺子穴が残っていて、サウンド、機能では問題無いが精神衛生上気になるのでどないしようかと思ってたら、ポップ・ギターズさんでフロント・ハム用のTelecasterのピックガードがお安く売ってたから買いました、てな事を書いた、ら、ベースの大先生が「で、螺子穴何処よ?分かり難いよ」と難癖・・・・。

だからよぉ、「(フロント部分に穴があるのがお分かりでしょうか)」とか下手に書いてんじゃんよぉ、あんたそんな興味ないだろうがよぉ、とやさぐれつつ、言われっ放しも癪なのでちゃんと書いてみやうと思い立つ吉日(うん、今度ベースの大先生の録音時のサウンド・メイクに絶対嫌な感じで難癖付けてやると今誓ったw)。

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はい、上記矢印の所がシングルコイル時代の螺子穴です。

これで分かりますよねえええええ?

で、購入したピックガードがこれ。

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WD Music Productsと言うメーカー。WDって・・・・最後期のオレンジ・スクイーザー作ってたメーカーでしょうか・・・・この文字に見覚え有。確か評判悪いオレンジ・スクイーザーだった。

では早速とピックガードを外す。

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ピックガードを外したTelecasterの図。なんか間が抜けてて可愛い・・・・w。

結構汚れているので、下に書くポリッシュで磨く。ゴシゴシゴシゴシ・・・・・。

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ピックガードを外したフロント・ピックアップの図。N.G.Wで加工して貰った座繰りです。念の為に書いて置きますが着色されていない所、です。うん、こりゃあ素人には無理だわ。やって頂いて正解。真ん中にSwing Chip。なんでこんな所に貼ったんだ>俺。

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新しいピックガードにピックアップをマウントして・・・・

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ビシッと装着。

鍔出しネックなのでネック外してピックガードを装着。こんなハイフレット弾かないから要らないのになんでもないです。

フロントピックアップの穴は結構ガバガバw。大陸的な加工でした。N.G.Wの加工品は穴とハムバッカーがぴったりで略隙間無し。仕事の丁寧さが違う。

Telecasterのフロント・ピックアップって、ボディ直着けがデフォルトかと思っておりましたが、今は違うのかな。まぁ、吊り下げる方が、ピックガード外さず上下調整出来るものね。合理的に考えれば、これが正なんだろう。

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(大事な写真がピンボケになるのがワタクシ)

出来上がりっと。

うん、これでもう弄る所本当に無いや。Fender U.S.Aとは言えお安いTelecasterだし、値段相応のスペックですが、僕にとってはサウンド、機能、見た目、全て満足。何より「軽いテレキャス」ってのが最大の利点。うん、桐のボディですぜ?「そんなんテレキャスじゃない」と言われても構いません気にしません。Fenderが「Telecaster」として売っている物が、テレキャスターなのです、と言う趣旨でw。

本体代金<<<<<<改造費(パーツ代込)ですが、必要な試行錯誤と言うか通過儀礼だった(と自分を納得させている)。

強いて言えば、ネックの握り具合が好みとは言えないし、ローズ指板にしたいなぁとか考えますが、「強いて言えば」のレベル。手を加える気は無い。

結局、ピックアップはフロント、リア共Grinning Dog Studioのそれになった。貸出中のお気に入りのストラトもこのメーカーの物。僕には、此処のピックアップがベスト。圧倒的に、群を抜いて、追随を許さず、ベスト。

ピックガード交換したので弦交換もしちゃいましょうかと実施。

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弦を外して・・・・

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これで磨く。

Ken Smith Pro Formula Polish、です。

ポリッシュも色々と試しましたが・・・・これが一番好きです。

これを選んだ理由は「メインテナンス屋さんの多くで見掛けたから」です。はい、ミーハー!

ポリ、サテン、ラッカー、なんでもござれ。

布は、MusicmasterⅡを購入したWoodmanさんのオリジナル。ネックの写真の所にちらっと写っている。

質感は同じ様な物があるが、柔らかさと薄さが違う。汚れて来たからそろそろ買いに行こう。

解放弦、5フレット、12フレット、オクターブでチューニング。何故か、いつからかは忘れたが、何か癖でそんなチューニング。オクターブ・チューニング、ネックの反りをチェックして、螺子やナットの緩みチェック。

ナットの緩みはこれで対応。

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PICKBOYのSC-150BX (BOX WRENCH)。便利な一品。足の甲に落とすと滅茶苦茶痛い(経験済み)。「ひぅうっ」との声が出る位痛い。

10、12、13mm対応。 

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(こんな感じで締める)

配線を捩じらない様に慎重に。 ペグも同様。シールド・ジャックの緩みは故障の元。

弦はElixerのNANOWEBのLight ゲージ。 手持ちの全てのギターが、これ。賛否あるコーティング加工の弦だが、僕は好きであり違和感無し。

僕は、ギターの弦交換と軽いメインテナンス作業が大好きである。

なんか、何も考えず、淡々とする作業は楽しい。

で、僕なりのメインテナンスの掟と言いますか、気を付けている事を最後に。

・ガリが出てないのに接点潤滑剤は使わない方が宜し
・弦潤滑剤の付け過ぎは悪し(特にローズ指板)
・ジャックとストラップ・ピンの緩みは要チェック
・ 汚れは故障の元。磨くが宜し
・定期的(僕は年2回)に総合メインテナンスに出すが宜し

それさえやっときゃ宜しいかなと。

以上、親父バンドコンテストに出る様な親父バンドになりたくないと思うリーダーがお届けしました。 

Telecasterの改造(フロント・ピックアップをハムバッカーにしてみよう)~完成編

リーダー

リーダーです。

どどんっと。

写真

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先のBlogで書きましたが、フロント・ピックアップをハムバッカーにしてみました。

Naked Guitar Worksに依頼し、5月最後の練習日当日に完成し早速の実戦投入の言わばジオング。残念ながら「足が無いぞ」「あれで正解なんだ」等と言ってくれるメンバーは居ない。

改造理由は既に書いたのですが、書き忘れた事がありました。

リハーサル・スタジオやライブハウスでアンプを借りた際、時々「矢鱈ハイが出るな」というアンプに遭遇する事があるんです。

そんなアンプを使用する際に、Telecasterのリアだけだとちょっと線が細くなり過ぎだなと感じる事があり、ハムバッカーがあれば補正出来るかなと。

ピックアップは両方ともGrinning Dog Studioのそれ。どんなものかは過去に書いたので割愛しますが、僕はここのピックアップが一番好きです。

で、感想。

うん、これは凄く良い様に思う。

ミッドが多めで、甘くて太いサウンド。

フロントで、甘く太い音を、リアでエッジが立ったジャキっとした音を、ミドルでその両方が混じったサウンドを、と、汎用性は非常に高い。

ギターを数本持ち替える余裕が無いアマチュア・ギタリスト故、
ギターに汎用性はある程度欲する訳です。エフェクターでだったり、複数のチャンネルを持つアンプを使用したり、と、そんな工夫しているギタリストは少なくないかと。

我々フジコ・オーバードライブの楽曲は、良く言えば「バラエティに富んでいる」、悪く言えば「落ち着きが無い」。これは自慢では決して無く、作曲者が3名居る事に加え、直ぐに自家中毒を起こし前回と違う雰囲気を出そうとする僕以外の作曲メンバーの性格故だとも思う次第。

ウィルコ・ジョンソンの様に「俺ぁこのサウンドだけだぜ」って滅茶苦茶格好良いスタンスも勿論ありだが(出来れば僕もそうありたいが)、それなりに多様な楽曲があるバンドでギターを弾いている以上、まぁある程度の汎用性は必要にも思うのです。

只ね・・・・・

「こう言う音を出したい」ってな明確な設計図が無いまま汎用性を求めると、焦点が定まらないと言いますか、「魔改造」と揶揄される改造を重ねたり、練習の度にギターシンセの音が変わったりする訳でしてw。

フロントは基本クリーン専用、リアは歪み専用。そう振り切っての改造、音作りをしてみました。

心配していたのが出力のバランス。

このハムバッカーをStratocasterにマウントしていた時は、フロント、ミドルに比べ出力が大きく感じましたが、Telecaster では問題無しでした(それでも若干フロントの出力は高いですが)。搭載しているリア・ピックアップの出力が高めだからでしょう。

Telecasterのリアは、出力高い物の方が方がエッジが取れて好み。それで今のピックアップに落ち着いたのですが、そうするとフロントとのバランスが取り難かったりと・・・・。改善されていて嬉しい限り。

曲中にクリーンと歪みを切り替える曲では、ペダルで補正するか、ある程度の妥協が必要です。ライブで10曲やる内の30秒だけの為にペダルを追加したりはしたくない。

まぁ、ある程度は、操作しますが・・・・。 


使用したペダルは以下の通り。

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歪みペダルのKalamazooは、ハイを抑える事もその逆も、絶妙な感じに操作出来るエフェクター。

リアを使用する際はハイを抑え、フロントではその逆にして、と、そんな使い方です。

曲中にクリーンと歪みを切り替える曲で、フロント・ピックアップを使用する場合は、Kalamazooのトーン(リアの際は12時、グラスは絞り切っている)を少し上げて置くと、抜けが良くエッジが立ってくれる。

そしてSoul Food

トーンを若干上げてハイミッドを出す様にしているのですが、Kalamazooで作った歪んだ音の抜けをちょいと出したい時に踏むと良い感じ。

驚いたのが、ゲイン・ブースターとして使用していたVoyagerよりも圧倒的にノイズが少なく、且つハウリングも抑えられていた事。

キラッとした成分は、Voyagerの方が高いかも知れない。

基本、リア・ピックアップを使っており、アンプやペダルの設定もリアを基本とした音作りなんですが、フロントしか使わないとしても、アンプやペダルの設定を変えれば(ミッドを抑える感じにすれば)充分使える。

相方(?)のビクシ君は、割かし太い音を出すのですが、時にピエゾを混ぜてジャキジャキなサウンドを奏でる事があり、そんな際にはこのフロントが非常に役立ってくれそう。

センターのサウンドは、未だちょっと把握し切れていないが、フロントの色合いが強う様にも思う。

Rickenbackerの5th コントロールの様に、フロント、リアの混じり具合を操作出来るコントローラーがあると良い様にも思う(フロントハムのTelecasterを使うアンディ・サマーズのTelecasterのコントロール・プレートの下に付いているノブってそれなのかな。フルレンジ・ブースターだっけ)。

以上です。

このギターは、もうこれ以上弄る所が無いって位に弄り倒しましたが、その結果には非常に満足しています。消耗品や細かなパーツの交換なんかはあるかも知れませんし、ネックの握り具合がちょっと好きじゃなかったりしますし、ローズ指板の方が好みだったりもするのですが、サウンドや操作性に関しては、満足行く内容となりましたので、まぁこれを以て完成、となるかと思います。

只ね・・・・・

見た目はやっぱり、こっちの方が好きだなw。

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Telecasterの改造(フロント・ピックアップをハムバッカーにしてみよう)~エピソード0

リーダー

どうも、リーダーです。

何か、Led Zeppelinの「Your Time Is Gonna Come」が頭から離れません。



ギターは、バート・ヤンシュへのオマージュでしょうか。特にこれに続く「Black Mountain Side」はね、「Black Waterside」へのアンサーソングかしらね。



バート・ヤンシュと言えばこの曲も忘れちゃあ行けませんな。



ジョニー・マーも憧れたバート・ヤンシュ。ジミー・ペイジもジョニー・マーもバート・ヤンシュからの影響を公言しておりますが、ツェッペリンとスミスの共通項って、サウンドはまぁ、あれですが、「哀愁を帯びたコード・チェンジ」ってのはある様にも思えます。

う~ん、良い曲だなぁ・・・・定年後、アコギでこんなのを渋くつま弾く男に・・・・は、なれそうにないな、うん。

で、突然ですが・・・・

Soul Foodの紹介でも書きましたが、僕は「シングル・コイルのギターをクリーンでロー・コードを弾いた音」ってのが嫌いです。

ちゃんとサウンド・メイクしているものはOKなのですが、アンサンブルの中で目立ち過ぎたり、んでもって解放弦が暴れて、ってのが嫌いです(だから0フレット付きのGretschが好きだったりします)。

いや勿論ね、「俺が俺が・・・・」って感じで、自分の音量矢鱈上げる演奏者ってすべからず如何かものかと思いますが、その中でも特に
「シングル・コイルのギターをクリーンでロー・コードを弾いた音」でそれをやられると、楽曲の良し悪し以前にウンザリしてしまう。

そう言うのって、「Vo兼Gt」の人、やりがちかなと(人の事言えず)。

弾き語り感覚で弾いちゃうから、が、その要因の一つにあるのでしょうか・・・・?

と言うのはね、むか~し(大学時代)弾き語りをしている人が「ギターと歌の音量を1:1にするんだ」って言ってて、それを思い出して(
僕は弾き語り経験が無いのでその真偽は分かりません)。

弾き語りなら兎も角、バンドであれば、クリーンのギター・バッキングって、そんなに聞こえなくても良いんじゃあないのと思ってしまう。


僕は多分、数多のロック系ギタリストよりクリーン・トーンを多用する方だと思います。

エレキ・ギターでクリーンを弾く際、僕は2つの音の使い分けを意識しています(なんか偉そうでスイマセン・・・・)。

1つは、ハイ・ミッドを強調した、しゃりんしゃりんとした音。フジコ・オーバードライブでは、「月とサムライ」なんかがこの音。1~4弦のアタック音が聞こえればいいやと言う音作り。アルペジオの時に使う。ローはベースにお任せ。サスティンは成るべく無くします。
・・・・ハイが出るクリーンを弾く時って、サスティンが邪魔に思えます。

で・・・・この音質で大きい音出されるとウンザリすると言う・・・・五月蠅いと思うのです。

2つめはトーンを絞って、もこもこしたサウンドを出す。
フジコ・オーバードライブでは「ガーデン」のバッキングなんかがこの音(ま、殆ど聞こえないけどw、音量は結構出ている)。コードをジャカジャカやって厚みを出す時に時に使う。

要するにですね、「エレキを、アコギ弾き語り感覚で、ロー・コードをじゃかじゃか弾く際に、あんま目立つと邪魔だよな」って思ってましてね。

シングル・コイルを搭載したギターでそれやると、抜けが良い分抑えないと聞こえ過ぎに思えたり。

先般、ストーンズのコンサート見に行って、凄く驚いたのがキース・リチャーズ、ロン・ウッドのピッキング。

物凄く強弱使い分けてて、バッキングでは本当にかる~く弾いてたり。

ま、それは兎も角だ。

一方で「ハムバッカーでクリーンを弾いた音」は好きなのです。

ハードロック系の歪んだサウンドを出す人に好まれるハムバッカーって、その太くて甘いサウンドは、クリーン・トーンのバッキングに向いているかなと僕は思うのです。

目指したのは、こんなサウンド。



2:10~のサウンドが、好きである。

ピックアップはTV Jonesのそれかな、うん、良いなあ、これ。ギターは見た目はあんまり好きじゃないけどw、良いなあと思う。てか、この人The Crasをよく弾くなぁ・・・・エリオット・イーストンが好きなんだろうか。

高音域が出るハムバッカーであるフィルター・トロンって、やっぱクリーンが綺麗。

で、ですね、Telecasterのフロントをハムバッカーにしてやろかと(だけどフィルター・トロンじゃないと言うw)。フロントハムのTelecasterって、見た目はあまり好きじゃないのですが・・・・。

交換したピックアップは、以前紹介したこちらのストラトについていた物を移植。

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Grinning Dog Studioのハムバッカーです。このメーカーのピックアップは僕のベスト・ピックアップ。大好きです。

ポールピースの幅から、元々フロント様だった・・・・気付けよ、道理で1、6弦弱いと思ったよ(おい)。

元はSeymour DuncanのSH-4 JB Modelがマウントされておりましたので、ストラトはそれに戻しました。

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このピックアップも好きです。Tele-Gibにマウントされたピックアップを模したと・・・・Blow By Blowのサウンドですな。

ピックアップはなんか買おうかと思っておりましたが、なんせ僕の事ですから、今後色々と試行錯誤するに決まってますので、まぁ最初は手持ちの物からって事で。マネーもねー!って事で。

フロントがハムバッカーのTelecasterと言えば、まぁ言わずもがな、あのお方ですよね。

Keith Richardsはフロント・ピックアップを使っていたかは僕には分かりません。先日のライブでもTelecasterはリアのみに思えました。

交換した動機に、前回の練習で使用したマーシャルがシャリシャリで、そんなアンプにあたった時、ハムバッカーがあれば良いかなと思い立ったってのも御座います。

で、行きましたよ行きました。本Blogですっかりお馴染みNaked Guitar Works

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リーダー「はい、お邪魔するよっと」

NGW「まだ何かやらかそうと・・・・」

リーダー「だまらっしゃい!」

との会話はありませんでしたが、まぁそう思われてたとしても良いじゃないか。16歳は一度きりって言うじゃないって関係無いにも程があるぞ俺。

ハムバッカーの座繰りがあったので

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簡単にマウントできると思いきや、深さが足らず、木部の加工と相成り申した。ポールピースの長さがこの座繰りじゃ足りないと・・・・28mmは必要と言われたっけ。あ、すいません忘れてしまった。
 
依頼したのが5/24(土)。 5/31(土)の午後にバンド練習ありけりなので無理言って同日午前中迄にとの依頼を、若干の暴力行為の後心地良く引き受けて頂きました(念の為に言っておきますが暴力云々は勿論冗談です)。

次回練習で早速試してみようかと思います。

感想は、次回練習時にでも・・・・。
 

Telecasterの改造(総括編)~Jim Weider BIG-T Telecaster Neck Pickup、グリーン・ガード、Astronのコンデンサ

リーダー

リーダーです。

性懲りも無く、Telecasterの改造をやっておりますの。

えー、今回は、フロント・ピックアップ、コンデンサー、そしてピックガードです。

先ずは、ピックアップ。
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再結成時のThe Band等で活躍し、Analog.manのペダルKing Of Toneのサウンドに多大な影響を与えたギタリスト、ジム・ウィーダー(http://www.jrc4558d.com/kingtone-j.html)、Tube Screamerのモディファイ等で知られるAnalog.man、リプレイスメント用のピック・アップを数多く制作しているLindy Fralin、この3者のコラボレーションで作成された、Telecasterのフロント・ピックアップです。小豆色のワイヤーに萌え。

Telecasterのフロント・ピックアップ・・・・これを積極的に使用している人は殆ど居ない様に思え、かく言う僕も使い出が分からず、結局MusicmasterⅡのそれに交換したりしてる(http://fujicooverdrive.doorblog.jp/archives/51903613.html)。

で、このピックアップ、ですが、購入先のスタジオM(http://www.studio-m.net/)さんより引用しますと・・・

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アナログマン BIG-T テレキャスター・ネック・ピックアップ

ヴィンテージ機材への造詣の深さ、そしてハイクオリティーなエフェクトペダルのモディファイや、オリジナルペダルの製作で知られるAnalogMan。そして、うるさがたも納得のリアルヴィンテージサウンドを生み出すピックアップ製作者Lindy Fralin。2人のパイオニアが強力なタッグを組み製作された、テレキャスター・ネックポジション用ピックアップです。

テレキャスターサウンドの真骨頂は、パワフルでアグレッシヴなブリッジピックアップと認知されていますが、その反面ネックピックアップには不満を持っているプレイヤーが多いのも事実です。
これは、テレキャスターの製作された50年代初頭、レオ・フェンダーが考えていた使い方「ネックピックアップのウォームなサウンドでベースラインを弾くことで、ギターリストがベーシストの代りをする」という目的に起因しています。そのため、決して魅力がないわけではないですが、ややパワー不足でモコモコした抜けないサウンド、と感じられることがあります。

The Bandの再結成、名だたるアーティストとの共演歴をもち、ブルース・ロックからジャズ・フュージョンまで懐の深いプレイスタイルの名手 ジム・ウィーダー は、愛用するヴィンテージ・テレキャスターに同様の問題を感じており、前述の2名とのコラボレーションによりこのピックアップが製作されました。

サウンドおよび特徴は下記のとおりです。
・ブリッジピックアップとのバランスがとられた、適度にパワフルな出力。
・出力が高くても、単に巻き数を増しただけのピックアップと違い、トーンはダークにならない。
・暖かく深みがあり、各弦の分離感やハイエンドの煌びやかさも持つ。
・3本のワイヤーを持ち、ブリッジピックアップとの極性を任意に選択可能。
 また、4ポジションセレクターなどとの併用で、シリーズ/パラレル接続の双方を選択可能なカスタム配線にも対応。
・ヴィンテージ・テレキャスターの外観、雰囲気は保たれます。
・リンディ フレーリンによる手巻き作業で1つ1つ製作されます。


流通量が少なく、日本では未発売のモデルです。
テレキャスター用リプレースピックアップとしては、ベストな選択の1つでしょう。

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Analog.manとLindy Fralinのコラボってだけで鼻血ものなのに、ここ迄書かれて気にならぬ訳が無い。

動画もね、良い感じなんでんですよ・・・・。





うん、いいよね、これ。

勿論、ギターの素材、エフェクター、シールド、アンプなんかで音も大きく変わるが、それでも、テレキャスのフロント・ピックアップだけでこれだけ魅力に感じた動画は、実は無い。

デジマートで偶然発見し、どんな音だろと動画を見て興奮、んでもって購入。

僕は、フロント・ピックアップを略「クリーンのロー・コード・バッキング専用」として使っている。歪ませる事は、余り無い。

上記動画は歪ませた音も魅力的だが、やっぱクリーンの音が素晴らしい様に思う。

Telecasterのフロント・ピックアップって、意図的にもこもこした音で弾いた事は何度かあるが、恒常的に使えるかと問われると答えはNOだったりする。

それでMusicmasterⅡのピックアップをマウントした。

MusicmasterⅡのピックアップは好ましいクリーン・サウンドだったが、どうしても試してみたく購入。

で、感想。

うん、やっぱ、良い。

適度な輪郭がありながら丸く太い音で、甘いサウンド。

ブリッジ・ピックアップとの音量差は、確かに感じない。と言うか、高さを可也抑えないと逆にフロントの方が音が大きい位です(ピックガードと並行位)。

コードをジャカジャカやっても、線の細さが無く、且つ弦の分離が良い。うん、これが僕が求めていたクリーン・サウンド・・・・嗚呼、買って良かった。

記憶だけで書くのを許して貰えれば、以前マウントしていたGrinning Dog Studioのピックアップ、「50caster」と比較すると、20%増しの音量と輪郭、てな感じでしょうか。コンプレッションもそこそこあって、心地良い。

交換前のMusicmasterⅡのピックアップと比較すると、もうちょい明るい感じでしょうか。

センターのサウンドは、「輪郭のあるハムバッカー」みたいで又宜しい。「レス・ポールみたい!」とは思わないです。そこまで太い音じゃない、が、エッジのある低音が出て、なんかこう、グッと来る訳。

リア・ピックアップはGrinning Dog Studioのそれなのだが、相性が悪くないのだろう。

低音弦のリフを弾く時に、積極的に選択したくなる音で、これは期待していなかったので嬉しい誤算だった。

このピックアップをお勧めするのは「Telecasterの音に少しマイルドさを求めた=ジャキジャキ感を減らしたい」って人に思う。ロイ・ブキャナンのファンにはお勧めしないw。

並行輸入品なので、見掛ける事は多くは無いだろうし、Telecaster好きはやっぱり「リア・ピックアップが気に入りゃあ良いんだけど?」って人が多いと思うから、積極的にこれに(そこそこの値段出して)交換する人は多くは無いと思う。

一方、Telecasterに汎用性を求める人(そんな人はそもそもTelecaster弾かないかw)、積極的にクリーンを使う人、にはお勧めしたいピックアップです。

リプレイスメント・ピックアップの主流は、「ヴィンテージサウンドの再現」だと思うが、これはそれとは違った狙いで作られており、そんなピックアップの選択肢はそう多くないと思う(少なくても僕は知らない)。

天の邪鬼なTelecaster使いに、ちょっと試して欲しいピックアップです。

リア・ピックアップは、機会を見てLindy FralinのTelecaster Setも試してみようかと思います。同じLindy同士でセンターの音を試してみたい。

あ、そうそう、MusicmasterⅡのピックアップマウントしていた時に気付いたんですが、僕のピッキングだと結構フロント・ピックアップにあたるんですよ。

なんで、ピックアップカバーは丈夫な金属の方が良い様な気はしました。

で、ピックガード。

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写真では分かり難いが、グリーン・ガード。フェンダー純正品なのでお高いが、作って貰ってもそれに近い値段はするし、まぁ、こんなもんでしょう。これは直輸入品じゃないかな、と思う節あり(どうでも良いですが)。

購入動機は、グリーン・ガードが好きだからってミーちゃんハーちゃんな理由もあるが、フロント・ピックアップをMusicmasterⅡのピックアップに交換しちゃって、Jim Weider BIG-T Telecaster Neck Pickupに穴のサイズが合わないから、です。

1964年から3プライのピックガードとなったTelecaster、3プライとなった当初短い期間だけ使用されたこの色のピックガードがなんか好きなのである。

んで、コンデンサーも交換。どどん。

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Rickenbacker用に購入したAstronのフィルム・コンデンサー。400V耐圧0.05μfのヴィンテージ品。

オールドのフェンダー・アンプ、50年代のMusicmaster、Duo Sonicなんかに使われていたコンデンサーだとか(当時使われていたのは200V耐圧みたいですが)。

現在、0.1μfのコンデンサーをマウントしておりますが、0.1μfのコンデンサーって、我が聖書、シンコー・ミュージックのムック本「The Authority of Telecaster」に拠れば、プリセット・ハイ・カット用であり、トーン・コンデンサーは一貫して0.05μfって事で交換した、が、俺の耳にはサッパリ分からぬその違い。ナイス俺の耳。

と、言いたい所ですが、これ、結構面白いコンデンサーです。

フルの時には(僕の耳では)違いが分かりませんが、0~3、4~7、8~10でそれぞれ結構キャラクターが違う。これはNaked Guitar Worksの多田さんも言ってたが、面白い特徴。

結構ハイは残るコンデンサーでもあります。

んな訳で、完成。

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んーっと、色々と手を加えた割にはよく見ないと改造点が分からぬのが奥床しい(?)。

このボディの色には白の3プライのピックガードの方が合うかしらん。まぁ、これも個性って事でw。凡庸よりは個性があった方が良い・・・、まぁ、恥ずかしい色のギターはごめんだが。

折角ですから改造点を総括してみましょうそうしましょう。過去に書いた事、写真を転用しております。

①ペグ
:SGS510(GOTOH)
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世界のゴトーのロック式ペグです。チューニングの精度向上を狙ってもありますが、弦交換が楽なのでこれを選択したのです。LIVEで弦切ったとしても、僅かな時間で交換出来ます。ヘッドの裏から固定するタイプは、なんか好みじゃないですw。良いペグって回した時に気持ち良さがある気がしますが如何でしょう。

巻き数が少なく済むので、テンション(張力と言う意味で)は下がるので、弾き心地に好みは分かれるでしょう。僕は大好きです。

②ナット:OILED Bone Nut(Sonic)
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Fenderのギターは、出荷時には0.09~0.42スケールの弦がはられておりますが、僕は0.10~0.46が好みで、上記のスケールの弦に交換をした場合、6弦の溝がちと浅く、弦が浮いてたりでいっその事と交換しました。

耐久性を考えるとプラスチックの方が優れていると聞きますが、サウンドは牛骨が良いとか・・・まぁ、僕には分かりませんがw。

③ブリッジ:T Model Slant Compensation(Callaham)
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テレキャスターの3連ブリッジの問題点であるオクターブ・チューニング。見た目そのままにそれを改善するブリッジはあちこちで発売されておりますが、僕のはカラハムの、それ。

ブリッジはジョー・バーデンなのですが、ジョー・バーデンのブリッジは、5弦がブリッジの高さを調整するネジの上を通り、変な共鳴音が出てて交換しました(ネジの口径が大きめなので、でしょう)。

オクターブ・チューニングは確かに精度が高いです。ま、オクターブ・チューニングだけ合えばOKじゃ無いでしょうし、そもそもワタクシの耳ですので交換した効果があったか不明ですがw、精神衛生上「オクターブ・チューニング問題無し!」なのが宜しいかとw。

チューニング・メーターでチェックしてみると、ZodiacのFinetunetelly Bridge Saddleが一番精度が高い様に思われましたが、ネジの高さとサビが酷くて却下した記憶があります。

④ブリッジ・プレート:Tele Bridge(Joe Barden)
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ジョー・バーデンのブリッジとセットで購入。ブリッジはカラハムに変えたがブリッジ・プレートは継続して使用しています。ピッキングの邪魔にならぬ様か、一部抉れておりますね。

ブリッジ・プレートはサウンドに結構な影響を与える様に思いますが、ストラトのイナーシャ・ブロック程劇的な影響では無い様に思いました。

⑤配線材:CLOTH WIRE(Lindy Fralin)
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当初マウントしていたのがLindy Fralinのピックアップだったので、同じメーカーの方が良いじゃろって事で交換しました。

配線材を変える効果、は、Telecaster Customで凄く実感したのですが、これは色々と改造した時に一緒にやったので、これだけでどう効果があるのかは、不明w。

⑥ノブ:Silent Knob(Xotic)
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静電気によるノイズを低減させるノブ、です。

同社からは50年代のノブを模したトップが丸い、ドーム型の形状の物なんかも発売されておりますが、僕はトップがフラットの方が格好良いと思うんで、この形状のにしました。

基本的にボリュームはフル!なパンク野郎の僕ですが、録音時にはボリュームを絞る事多く(特にエンディングで音が切れてノイズが残るのが嫌なので10→0にしております)、その際にノイズが出ないのは嬉しい。

⑦コントロール・プレート:ORIGINAL TL PLATE #1(All Parts)
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Telecasterの弱点である、「スイッチ・レバーとボリューム・ノブが近い=スイッチ・レバーをブリッジ側に倒した時ボリュームが操作し難い」を改善する為のプレート。

「Before」
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「After」
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正直余り不便さは感じていなかったのですが、とある曲でスイッチ・レバーを曲間で操作する必要があり、それをやっていたらボリューム・ポットを触っちゃって・・・てな事があり交換しました。

弾いている最中にスイッチ・レバーに触れてしまい・・・って事もTelecasterの弱点ですが、そこは改善されてはおりません(僕はそう言う事になりませんが・・・ピッキング位置でしょうかね)。

⑧リア・ピックアップ:50caster(Grinning Dog Studio)
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向かって右手、のピックアップです為念で。

マグネット:Alnico3
ワイヤー:43Plane Enamel Wire

との仕様だそうです。

Telecasterのジャキジャキ感は抑えられ、太い(勿論、ハムバッカー程では無い)サウンド。Texas Specialのジャキジャキ感を10とすると、5って感じ。ウェットなTelecasterサウンドですw。

適度なジャキジャキ感、適度な太さがあり、大変にお気に入りのピックアップです。

その他、ストラップ・ピン、ジャックの交換なんかも施しておりますが、特筆すべき事は無いので割愛させて頂きます。

以上です。

改造は、もうしたいだけしちゃった感が強くあり、「これで完成!」と言っても良い気がしております。

これから先は、消耗品・・・ポットやナット、ジャックの交換程度かと思います。

フレットは、交換時にはステンレス・フレットにしようと思って居るのですが、まぁ、先の事です。

と言う訳で、Telecaster完成!最終回!お前も蝋人形にしてやろうか(何故?)。

改造は本頁ではすっかりお馴染み、Naked Gutar Works(http://nakedguitarworks.com/top.html)に一任。

改造を依頼しに行ったら、「そうそう、今度ギターのビクシさんに我々の絵、書いて貰えませんかね」と謎の依頼ありけり。

「妖怪みたいな顔になっても良いならいつでも。格好良く書いた場合もれなくゴージャス松野氏になっても良いならいつでも」と答えれば「全然OKっすよ!プリーズ・ウェルカム」との事であった。

・・・あの二人に任せてよいのか不安になった、霜月の頃。

Telecasterの改造~フロント・ピックアップの交換

リーダー

リーダーです。

いやぁ、凄い雨でしたねぇ。

「ゲリラ豪雨」なんて言われてますね。

ここ最近の温暖化でこの様な雨が・・・と言われていますが、そんな事は無いんじゃない?とも思ったりして。

幼少の頃、土砂降りの中遊んだ記憶もあるし、大学時代、土砂降りの中バイトから帰った記憶もある。

どっちも、傘が無くずぶ濡れになったので、覚えている。

社会人成りたての頃、丸の内線構内が水浸しになったのも記憶にある。

結構昔から、こう言う雨ってあった様にも思う次第。

思うに、「ゲリラ豪雨」と言う言葉が生まれ、それを意識する事で、殊更「ゲリラ豪雨」ってな事が騒がれ過ぎになった気が、しなくはない。

今日は奇しくも「長崎大水害」の日であるが、1982年の事。温暖化とか言われてたっけ?

世界が色んな意味で問題を抱えているのは確かだろうが、不必要に不安を煽り過ぎる衒いを感じもする。

カミュの言葉を借りれば、既に世界は手遅れなんだから、ジタバタしても始まらない。

バーナード・サムナーの言葉を借りれば「あいつの手にある銃は見ない振りして楽しもうぜ」って気分。

まぁ、確かにこんなに「頻度が多く局地的」な雨では無かった、かもだけど。。。

さて、改めましてTelecaster。

IMGP1083

現在、ピックアップにGrinning Dog Studioの50casterってのをマウントしてましてね。

気に入っているのですが、使っているのは専らリアのみで、フロントは殆ど使っていない。

一方で・・・

IMGP1084

はい、68年製のMusicmasterⅡ。以前メインで使用していたギターで前回の練習に使用しました。

ショート・スケールの弾き難さ、ネックの太さは馴染めなかったが、クリーン・トーンは滅茶苦茶気に入ってた、が、ペダルで歪ませると、妙に音がブリブリしてて、気に入らず。様々なペダル試してみたが、LovepedalのEternity以外は全く駄目でした。

しかし、クリーン・トーンは、僕が弾いてきたギターの中で一番気に入っていたんです。

そこで、考えた訳です。

「Telecasterで、Musicmasterのクリーンの音出せないかな」、と。

MusicmaserⅡにも、Grinning Dog Studioのリプレイスメント・ピックアップマウントしているのですが、元から着いていたピックアップ、使用せず余っているんですね。

IMGP1085

68年製のグレー・ボビン、です。

で、「これ、Telecasterのフロントにマウントしたらどうなんだろう・・・・・」と思い立った次第。

①MusicmasterⅡのクリーンは気に入っている
②Telecasterのフロント・ピックアップは粗使っていない
③だったら、Telecasterのフロント・ピックアップ、MusicmasterⅡのピックアップに交換して・・・
④フロントをクリーンに、リアは歪みで使えば良いじゃん!
⑤うん、思い立ったら吉日

ま、そう思った訳です。

構造そのものが違う訳で、MusicmasterⅡのピックアップマウントしたからってMusicmasterⅡの音が出る訳が無いのだが、やってみたいとの欲望が打ち勝つ。

ピックアップ交換程度の半田付けなら経験もあるしやろうかな、と思ったのですが、Telecasterのフロント・ピックアップって、その幅が狭く、ピックガードを削らねばマウント不可(ザクリはデフォルトでハムバッカー・サイズであり問題無し)。

ピックガードは鑢で簡単に削れるが、自分で髪の毛切って収拾付かなくなった経験あるワタクシ、ブリッジ駒も変えたし、総合調整も兼ねて行ってみやうか浅草、観音裏はNaked Guitar Works。

手土産にガリガリ君梨味をチョイスし、ハードケースぶら下げてえっちらおっちら歩いた数日前。兎に角暑い!

改造を依頼し、ピックアップ・カバーはムスタング・タイプの白が良いよう!Dr.Kモデルみたいにしたいんだよう!と我儘申せば、手持ち在庫にあるとの事で有難く頂いた(因みにDr.Kモデルはレース・センサー~確か、「Gold」だったかと~であってMusicmasterのピックアップではないです)。いつも申し訳ないです。

何故その様な物があるのか聞いてみれば、過去、小園氏がFender Mustangの改造を手掛けられ、余っていたとの事。

持つべきは気心知れた(一方的にだがw)メインテナンス屋さん。

改造して頂き、出来上がったのがこちら。

IMGP1087

IMGP1088

一見、レースセンサーをマウントした様に見えますし、遠くから見るとエスクワイアーに見えなくもないw。

改造に当たり、ちと問題発生。

IMGP0859

ハムバッカー用のザクリがあるので、問題無くマウント出来るかと思ったら、ピックガードのネジ穴そのままでマウントすると、ネック寄りの木部を削らないと入らない、らしい。

Naked Guitar Worksさんに無理言って、ピックガードを作って頂いちゃいました。3プライがお気に入りなので、3プライで。

本当にお世話になっちゃったなぁ・・・いつもすいません、持つべきものは誠実なメインテナンス屋さん。

縁取りがFenderオリジナルより鋭角で・・・渋いぜ。

で、サウンド。

フロント・ピックアップの音色は、当たり前だがTelecasterのそれとは違うがMusicmasterのそれとも大きく違う。

Musicmasterは割と図太い音が出たが、これはもっと繊細な音色。交換前までマウントしていた、Grinning Dog Studioのフロントの音色にもう少しエッジを持たせた感じ。

ピックアップはギターの心臓部で、それが音色に与える影響って可也大きいと思うが、同じピックアップでも搭載するギターの形状で大きく変わるものだと実感。

音量は、リアが10としたら8程度。それはそれで使い出がある。バッキングの時だけフロントにしたり、とか。

不思議と、ミドルにすると弱い筈のフロントの音色が色濃い。フロントとリアのハーフ&ハーフでは無く、フロント8のリア2みたいな。これは面白かった。

以前は、ミドルにすると太い音色だったが、これはもっとエッジが立っている。

Musicmasterは、ピックアップのマウントの仕方がロー側がネック寄りで、斜めになっているのですが、それが影響を与えているのかも。

個人的には可也気に入った改造です。

Telecasterのサウンドから離れますので、お勧めは、しませんがw。

次回練習で試して、加筆する積りですが、家で弾いた感じでは良い感じでした。

改造したギターを家で試す時、僕は小さいRolandのトランジスタアンプで試します。

なんか、その方がギターの特性が、分かり易い気がして、です。

大きなチューブ・アンプで・・・とか、理想でしょうけど、それってアンプの特性の方が、場合に寄っては勝っちゃいそうな気がして。

そんな環境で試した事、念の為に書いて、今日は、ここまで。

Telecasterの改造(Joe BardenとCallahamのブリッジ比較)

リーダー

リーダーです。

暑い日が続きますねぇ。

こう暑い日が続くと、清涼感あるコーラス・ペダルでも欲しくなりますが、今日はTelecasterのブリッジのお話。

はい、メインのTelecaster。

IMGP0896

使い回しの写真ですいません。

で、このブリッジですがね、

IMGP0866

デフォルトのブリッジから

IMGP0874

ZodiacのFinetunetelly Bridge Saddleを経て

IMGP0897

プレートごと、Joe Bardenに交換し、使っていたのですが、気に入らぬ点が2つありましてね・・・

①5弦がブリッジのネジ穴と被って、変な共鳴音が出る

IMGP1080

お判りでしょうかね・・・5弦、ネジ穴の上を通ってましてね。

で、変な共鳴音が出て、「うむむむ・・・」だった、と。

②ネジが緩み易い

これねぇ、本当に緩み易い。個体差かもだが僕のは駄目でした。

粘度の高い透明マニキュアとかで固定しないと、弦交換の度にブリッジが下がる。

で、レンチがね、結構かみ合わせ悪くて、すぐ嘗める。頂けません。

で、ですね・・・

IMGP1081

はい、Callahamのそれに、交換しました。

IMGP1082

(今回は写真で行数稼いでおりますw)

正式名は「Callaham T Model Slant Compensation」と言うのでしょうか・・・Joe Bardenと同様、角度付きでTelecasterの3連ブリッジの弱点「オクターブ・チューニング」を改善しております、はい。

サウンドは、Joe Bardenと比べ、しっとりと落ち着いた感じ。ま、アンプ通すと分かりませんけど(by僕の耳)、纏まりのある音で僕は好きです。

Joe Bardenはカリッとした感じでしたが、まろやかでジャキッとした、言ってみれば二律背反とも言えるブリッジに思えました。

サスティンは、Joe Bardenよりちょいあるかも。重量の所為でしょうか。

Joe Bardenよりブリッジを上下するネジが細いです。ネジが緩み易いか否かは、これからの判断となりますがw。

Joe Bardenは、1、6弦のブリッジの下部分が抉れていますが、これはストレート。

素材はブラスでネジはステンレス、との事です。

これ、兄から譲り受けました。

Callaham、良いですねえ、好印象なので、プレートも交換したい・・・。

Telecasterの3連ブリッジ、オクターブ・チューニングが気になる方にお勧めのブリッジです。

尚、今日紹介させて頂いたブリッジでは、「すぐ錆びる」「ネジが長くて痛いったら無い」と言う目を潰れない弱点はあるものの、ZodiacのFinetunetelly Bridge Saddleが、最もオクターブ・チューニングにシビアでしたが、それと比較し遜色無い。

個人的には、「3連ブリッジの交換」なら、今まで試してきたものではCallahamが一番好きです。

何故僕はTelecasterを弾くのか

リーダー

リーダーです。

今更ですが、こんなギター使ってます。

IMGP0896

以前紹介させて頂いたので詳細は書きませんが、Telecaster60周年記念「Telebration」シリーズの桐のTelecasterです。Fender USAですが高いものじゃありません。下手すりゃFender Japanの上位機種の方が高いw。

あちこち改造してますが、まぁその紹介も過去にしてますので、それはそれで。

今日、何を書きたいかと言いますとですね、「何故僕はTelecasterを弾いているのか」を書きたく。

「阿呆かお前は、お前が好んで弾いているだけじゃなねぇか」と言われましたら「いや、ご尤も」としか言い様がありません。そりゃあそうでしょう。

しかしですね、思う訳です、「Telecasterってメジャーなギターだけど、決して汎用性が高いギターじゃないよな」と。

なのに何故、喜んで弾いてるんだっけ・・・と、我ながら思うんですわ。

ギターには、それはもう多種多様なシェイプ、メーカーがある訳ですが、所謂「定番」って

・Stratocaster
・Telecaster
・Les Paul
・ES-335

この4つに思います。

「何を言うかPRSが・・・」「馬鹿野郎、SGこそ・・・」とかね、色々なご意見分かります。

でもね、「そのギター単体に絞った専門書の数は如何程あるのでしょう?」と問われたら如何でしょう?

例えば、Stratocasterでしたら、それに特化した本を僕は5冊持ってます。Les Paulは、僕の選択肢に挙がるギターではありませんが、それでも2冊持ってます。

何が言いたいかと言いますとね、「ムック本の出版数=定番」と、僕は言えると思うのですよ。

SGのみに特化した専門書を5冊用意しろ、と言われたら、僕には出来ません。

で、Telecaster。

Telecasterの本は、Stratocasterを超えるそれを有しています。楽器のムック本が好きなので、見付けたら(持っていないメーカーの物でも)ついつい買っちゃうのですが、そんな僕の楽器関連の本の中でも多い方。これは「メジャーなギター」と言って良いのかなと。

「定番だから良いギターだ」と言う積りはありません。確かに「存在するものは合理的である」との言葉を引用すると、そう言えるとも思いますが・・・。

本日、僕が言いたいのはですね、「ね、Telecasterって定番でしょ?」じゃなくてですね、寧ろ逆で

「Telecasterってなんでこんなにメジャーなの?」

ですの。

過去、何本かTelecasterを弾いてきました。勿論ヴィンテージ品等は憧れて眺めるだけで触った事も舐めた事も(?)ありません。

でもですね、言わせて頂きますと・・・

「Telecasterって定番になる程のギターなんだろうか?」

って思う訳ですよ、ええ。

Stratocaster程の汎用性は無い。Les Paul程ハードじゃない。でも、同じ位の人気がある。「Telecasterにか出せない音があるから」は、確かにその通りだろうけど、それはTelecasterに限った話では、ない。

Telecasterを弾いている身であるが、これは不思議で仕方無い。

「メジャーなミュージシャンが使っているからじゃ?」とのご意見に対しては「いや、それならRickenbackerだって・・・Epiphone Casinoだって・・・」とか思っちゃったり・・・。

僕がこのTelecasterを弾いている最大の理由は「軽いから」なんです。年取って重いギターがしんどいなぁって時にこのギターに出合いまして。

桐のボディって事で2.8キロしかありません。兄に貸しているFreedom Guitar ResearchのBrown Papper並みに軽い。

最初は「軽いからこれでいーや」程度でしたが、今は「やっぱTelecasterは良いなあ」と思ってまして、満足している訳ですが、構造を見るに、「最高!」と言える訳じゃない。

その理由はなんだろね、と考えて2つの結論に至りました。

先ず一つ目。

「Telecasterは出来る事が少ないから良い」

です。

バンドのリード・ギタリスト、エクソビクス君使用のParker Fly。

EMGのアクティブ・ピックアップ、シングル~ハムの選択が出来る上、ピエゾ・ピックアップも搭載。

まさに何でもござれのギター。

一方のTelecaster。

勿論Parkerの様な事は出来ません。不器用なギターです。ビートたけし先生言うところの「煮込みしかないクジラ屋で」です(?)。

でもね、それ故「迷いません」。だって、出来る事が少ないんだもんw。

頑固な、と言えば聞こえが良いが、面倒臭がりなギタリストには、この不器用さが愛されるのかなと。

いや「使用ギターに見る性格判断」とか、出来るんじゃないかと思う位、Telecasterは使いって、「細けぇ事ぁ良いんだよ!」って面倒臭がりが弾くに打って付けかなとw。

いやね、Telecasterって、あの構造があれば、それなりの音がする気がするんですよ。僕のTelecasterなんて、昔の安い日本製ギターの定番木材「桐」ですのよ。それでもそれなりにTelecasterですの。

「弦が付いたパドル」とか「板切れに弦を張っただけ」とか、色々言われるギターですが、結局は「ギターってこれで充分でしょ?」と言える最低限にして充分をちゃんと押さえている魅力がある様に思います。

以前ベースの大先生が、(どこかから拝借した台詞かもだが)「完全な円よりどこか穴が開いた円の方が印象に残る」と言ってて、激しく同意したのですが、Telecasterには「完全じゃない魅力」がある様に思えます。

で、二つ目。

前項とちょっと矛盾するかもですが、「こっちの意思が伝わりやすいギター」な気もするのです。

もっと突っ込んで言えば、「その人の個性が出易いギター」じゃないのかなと。

エフェクターを繋げば乗りも良いし、かと思えば、「馬鹿野郎、Telecasterはアンプ直だっての」って人も居るし、そのどちらも、僕は正しく思うのです。どんなスタイルでも、弾き手の意を素直に反映してくれる柔軟さ、が魅力ではないかと。

だからと言って「没個性」って訳じゃないですよ。

「頼もしい相棒」じゃなくて「腐れ縁の幼馴染」と言いますか、「こいつに任せときゃいいな」ってギターじゃなくて「こっちがそれなりにしてやりゃあそれ以上を返してくれる」と言いますか。

観念的な解釈に成っちゃってますが、Stratocaster、Les Paulで個性を出すより、Telecasterで個性を出す方が容易な気がします(Stratocaster、Les Paulで名を馳せるギタリストって、やっぱテクニシャンが多い様なw)。

僕は「弾いただけで僕の音だとわかる」様な個性は全く無い残念なギタリストですが、そんな僕でもTelecasterで気に入った音を作るのは、そんなに難しい気がしない。

んー、なんか書きたかった事、思っている事を言葉で表現しきれないのが歯痒いのですが、サウンドに悩むならTelecaster弾けば良いんじゃない?とも思うのですよ。

ビクシ君のParker Flyみたいに、アクティブ回路でタップ出来てピエゾ付いてて・・・なんてギターは、逆に僕は使いこなせない自信があるw。

文才が無いのに観念的な事を書くと取り留めなくなるなぁw。

ま、ギター嗜まれるなら一度手に取って弾いてみて下さい。

決して「キャンキャン言うだけのギター」じゃあないですから!

Telecasterのメインテナンスとピックアップ交換

リーダー

リーダーです。

先日、ギターを嗜む兄と会う機会があったのですが、その兄に、Telecasterのリプレイスメント・ピックアップ貰いましてね・・・。

IMGP0971

はい、Grinning Dog Studioのピックアップです(って写真見ても分からないかw)。

型番は「50caster」と言う物らしいです。

HPはこちら。

http://greens.st.wakwak.ne.jp/home/gallery.cgi?id=904354&category=1&action=edit&pline=0

Telecasterを入手した際、リプレイスメント・ピックアップを探していた際、一番の候補だったメーカーが、Grinning Dog Studioのそれ、でした。

過去、同社のピックアップは、貸出中のStratocaster、手持ちのStratocasterのリア(ハムバッカー)、MusicmasterⅡで使用していまして、一番好きなピックアップ・メーカーだったりします。

何と言いますか、サウンドがね、迫ってくる感じなんです。

良い音の定義は、人によりけりでしょうが、貸出中のStratocasterを一度だけfujico overdriveで使用したした際、普段僕が機材を変えても無頓着なベースの大先生、Takayuki君も称賛していた程(ビクシ君だけは「良い音過ぎて気に入りませんね」と理解が1ナノミリグラムも理解出来ない事を言ってたが・・・)。

安く入手出来た為、Lindy Flalineをマウントしておりますが、本当はこのメーカーのピックアップが使いたかった。

一番欲しかったのはJimmy PageのTelecasterを模したものですが、贅沢は言いません。兄はmomoseのTelecasterを使用してまして(最近Stratocaster買ったらしいが・・・)、それにはロイ・ブキャナン・モデルをマウントしたらしい・・・。

でも、不思議なのがね、このピックアップ

マグネット:Alnico3
ワイヤー:43Plane Enamel Wire

らしいけど、手持ちのシンコーミュージックのムック本「The Authority of Telecaster」によると・・・

Alnico3=1951年前期~1955年途中まで(以外の期間はAlnico5)
ワイヤーゲージ=AGW#43は1951年前期まで(以外の期間はAGW#42)

とあり、1951年前期のほんの一時期のピックアップを模した事になり、それが何とも不思議。巻き数も、分からないし。

ま、良いんですけど・・・。

入手出来たので「では早速」と、行って来ました浅草はNaked Guitar Works。モットーは「親切・丁寧・バックドロップ」だそうで(最後のは嘘)、我儘申し上げ可也短い時間で仕上げてくれました。

http://nakedguitarworks.com/top.html

Telecasterのメインテナンスと改造でお世話になったお店で、その際の丁寧で納得の作業に感銘を受け、再度お願いさせて頂いた次第。併せてハイカット・コンデンサーも外して頂く。ボリューム絞る事、殆ど無いしw。

で、肝心のサウンドですが・・・。

上記添付のURLにある様に、50年代のTelecasterのピックアップを模したとの事で。

50年代のTelecasterはって、「サウンドが太く、今のTelecasterとは違う」と読んだ記憶がありますが、成程、太い音です(まぁ、50年代のTelecaster、Broadcaster、Nocasterなんて勿論使った事無い訳で、比較なんか出来ないんですけど・・・w)。

Telecasterの「ジャキッとした感じ」がバンドに合うとTelecasterを使って居る訳でして、それが無くなったら拙いかな、と思っていましたが、太いと言ってもハムバッカー程では勿論なく、「そこそこ太くジャキッとした音の粒立ちがはっきりと表れている」と言う・・・いや、これは良い。

トレブリーでも、線が細い音な訳でもないのに、粒立ちがハッキリしているって、中々に凄い事に思います。線の太さと粒立ちって、相反するものだと思うので。

Alnico3はAlnico5に比べ磁力が弱いとかで、イメージ的には甘い音になった気がします。

フラット・ポール・ピースなので、3、4弦が弱いのかなとも思ったが、バランス良く鳴ってます。逆に以前は弱弱しく感じた1、2弦が出て来てて良い。

ただ・・・さ。

Telecasterのサウンドが好きな人って、言ってみりゃあ所謂「Twangyなサウンド」を求める人が多いと思われ、それとは違う音故に、「これこそTelecaster!」って思われないかも・・・?とも思います(線の細いと言うか芯が鳴る感じのTwangyな音、パキパキな感じを求める人にはお勧めしないです)。

「良い音だけどTelecasterじゃないよね・・・」とか、思われちゃったりして、敬遠されたり・・・杞憂かなあ。

ま、僕は凄く気に入りましたので使います。使いますとも!これ、大好きです。

もし「Twangyも好きだけどもうちょっと太いサウンドのTelecasterも欲しいなあ・・・」と思われたりしている方、それ故ハムバッカーなんかをマウントしようと思っちゃったりされている方がいらっしゃったら、「これ、試してみません?」と言いたくなるピックアップです。

Naked Guitar Worksさんには、総合メインテナンスも併せてお願いし、やっぱりやっぱり納得の出来栄え。しかも出来上がりも早い。バッドニュース・アレンのブレーン・バスター並みに速い。

何故か最近ビクシ君が僕のギターを弾く事がある。

正直言うと、他人に自分のギターを弾かれるのは嫌なのだが(根拠は全くありません。なんか弾いた人の癖が付きそうで嫌なだけ)、一方で、メインテナンスとは多かれ少なかれメインテナンスする人の癖って出るとも思います。

Naked Guitar Worksさんには「ビビらない程度に出来るだけ低く」とお願いしておりまして、その希望に沿って頂いておりますが、「弾き易いなあ」と思える設定で嬉しくなる。

「メインテナンス屋さんとの相性」ってのがあるのなら、僕は大変に相性が良いと感じるお店です(片思いかもだがw)。

オリジナルのシールドが売っていて、良さ気だったんだけどL字型プラグのじゃなかったんだよなぁ。

オーダー受けてくれるらしいので、頼んじゃおうか思案中。。。

ま、僕の事だから今晩にでも電話しちゃうんだろうなw。

以上です。

兄からは、他にTemjinさんの玄武、Lindy FralineのBroadcaster setなんかも頂いたので、折を見て試してみようかと思います。

Telecasterの改造とNaked Guitar Worksの話

リーダー

リーダーであります。

さて、先般入手し、最近はメインで使用しております桐のボディのTelecaster。

あちこち改造してみましたのでご紹介。

不満があって改造したいな、と思ったのに加え、拘っちゃ行けない拘りで改造したいな、と思ったのもありw。

では、行ってみましょうか。

Before
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After
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「麦とホップの間違い探し」みたいですが、これで分かる人居るんでしょうか、居たら凄く嫌だw。

1)ペグ
IMGP0898

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GOTOHのSGS510に交換しました。

http://g-jax.com/jp/?p=30

マグナムロックです。

デフォルトのペグに不満があった訳じゃないですが、弦交換が楽なので交換。LIVEや練習で弦が切れた時に、弦交換が楽な方が宜しかろうとの思いから。まぁ、演奏中に弦を切る事なんて稀ですがw。

弦を巻き付ける回数が減ったので、テンションは下がりました。

テンションが下がると弦振動は大きくなる訳で、そうするとサスティンが大きくなるのかなと思いましたが、それはあんまり感じなかった。

ただ、質量がある所為か、何となく心地良い響き。

デフォルトのペグは、弦を通す穴が、1~4弦がヘッドに近く(要するに「押さえつける感じ」になる)、それでテンションを稼いでいたのだが、僕にはちょっときつく感じていたのでこれは良かったかなと。


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(デフォルトのペグ。グローバー製?)

2)ナット
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Sonicのオイルド・ボーン・ナットに交換しました。

http://sonic.shop-pro.jp/?pid=24147309

Fenderのギターは、出荷時には0.09~0.42スケールの弦がはられておりますが、僕は0.10~0.46が好みで、上記のスケールの弦に交換をした場合、6弦の溝がちと浅く、弦が浮いてたり。

削ろうかと思ったがいっそ交換しちゃえって事で交換。

サウンド云々じゃなく、耐久性を考えてこれにした次第。


3)ピックアップ
IMGP0890
箱と
IMGP0897
装着後

Lindy FralinのTelecaster Set。まんまなお名前w。
http://www.fralinpickups.com/telestyle_stock.asp#stockB

上記URLでの写真はフラット・ポールピースになってる・・・何故だ?

60年代のTelecasterを狙ったとか・・・Lindy Fralinには、他にBroadcaster Setってのもあり、迷いましたがこちらにしました。

Grinning Dogのピックアップが第一希望でしたが、偶々お安く入手出来たので、これに。

サウンドは、うん、良い。

僕はTelecasterに「ジャキジャキ感」ってあんまり求めて居なくて、もちっと太めの音が好きなのですが、このピックアップは、ジャキジャキとした感じはあまりない骨太なサウンドで、コード弾いた時の気持ち良さがある。「ジャキーン」と鳴るのではなく「ダァーン」って鳴る(何と矮小な表現)。

ただ・・・デフォルトのピックアップも可也優秀だったなと改めて思った。
IMGP0881
(変な写真で恐縮ですが、デフォルトのピックアップ)

デフォルトのピックアップは、Alnico3マグネットのフラット・ポールピースなんだが(Lindy FralinはAlnico5で3,4弦のポールピースが高いスタガード・タイプ)、3,4弦の出力が弱いので、アンプのミドルをちと上げ気味に設定していましたが、それでも高音、低音がはっきり出る傾向があった。アコギっぽくコードを弾く僕には、実は扱い易いピックアップだったのかも知れない・・・。

手持ちのシンコー・ミュージックのMOOK本「The Authority of TELECASTER」によると、51年~55年まではAlnico3マグネットで、それ以外の期間はAlnico5マグネット。スタガード・タイプになったのは55年の途中から、とか。

僕にとっての理想のTelecasterサウンドは、ツェッペリンの1stのそれであり、そのサウンドと要となったのは、ジミー・ペイジが使用しているジェフ・ベックから譲り受けたTelecasterで、それは58年製と聞いた記憶があり、その時期のTelecasterならAlnico5でスタガード・ポールピースのピックアップの筈で・・・、と言う趣旨から、Alnico5でスタガードのピックアップが弾いてみたくて交換した次第。

音の分離感が気に入ったのと、ダァーンって来る音圧が非常に心地良いです。交換前のピックアップより「ロックしちゃってる」感じです。


リンディ・フレーリンのピックアップって初めて使いましたが、良いですね、人気出る訳だ。

4)ブリッジ

はい、Joe Bardenのブリッジに交換しました(ピックアップより写真で左側の螺子はデフォルトのプレートには無い)。
IMGP0897

デフォルトのブリッジから、ZodiacさんのFINETUNETELLY BRIDGE SADDLEってののSteelに交換したんですがね・・・ピッチは合うし、サウンドも引き締まるし、良いんですけど・・・


①螺子が長くてブリッジ・ミュートの時に痛いったら無い
②あっという間に錆びた


IMGP0874
(ブリッジ中央が錆びている・・・)

えー、Zodiacさんには申し訳ないのですが、僕はこのブリッジ、合いませんでしたごめんなさい。流石に一回の練習でこれだけ錆びちゃあ・・・なぁ。

螺子を長くしたのは、もしかしたら錆びて固定されるのを避ける為かと思いましたが、その前にブリッジ自身が錆びちゃってんだから・・・うーん。

僕は、手に汗をかく方なのかも知れぬが、これはちょっと無いんじゃないか・・・?

で、Joe Barden。

こいつは、以前紹介させて頂いたTelecaster Customでも使用してまして、そちらをご参考下さればと言いつつ若干書くと、適度なサスティンとクリアなサウンド、そして(略)正確なピッチが得られるブリッジ(とプレート)です。

ブリッジの枠が一部抉れて(?)ますが、ピッキングを考えての事でしょうか?僕はそこに指を乗せてアルペジオ弾く癖があるんで・・・ちと不便かも。

個人的にはお勧めのブリッジです。ブリッジを前後させる螺子がマイナスなのはちょっと・・・だがw。


5)コンデンサー
IMGP0893

えー、会社の先輩から頂いたコンデンサーです。左はハイパス用で、トーンに使用しております。詳細は不明な訳で・・・すいません。

コンデンサーは、「交換しても変わらない」「いや、変わる」「通電時間がある程度ないと意味がない」なんて色々な御話がありますが、僕はどの意見にもある程度賛成。

「容量が一緒であれば交換の効果は差ほどでもないけど、敢えて言えばセラミック・コンデンサーはジャキっとしか感じが出る」が僕の意見です。まぁ、それ程劇的ではないと思いますが・・・。

と言う訳で、思い切って0.1μfに交換してみました。ブーミーな感じを狙って。

57年頃に使用された、Cornel Dubilerのフィルム・コンデンサーを模したものと思われます。手持ちのストラトにも付けてまして、印象が良かったコンデンサーです。

通電時間でサウンドが変わるのなら、この時点で印象を書いても齟齬があるかも、ですが、「あ、太い音」ってイメージ。容量が大きいのでトーンを絞ったらこもりそうだが、ハイパス・コンデンサーが付いているので綺麗に抜けてくれる。

で、その、ハイパス・コンデンサー(写真左)。

ハイパス・コンデンサーがトーンに付いていたのですが、なんか弱そう(?)だったので交換しました。

ハイパス・コンデンサーは、69年頃から取り付けられているとかで、それはセラミック・コンデンサー(サークルDだとか)で、しかもボリューム・ポットに付いているとかで・・・。

と言う訳で、「トーン・ポットにハイパス・コンデンサーを付ける」ってのはTelecasterの歴史上特殊な仕様とも思われます。

デフォルトのコンデンサーがそんな風に付いてたからそのままにしたが、これって一般的では無いかもです。

僕はボリュームは常にフルで、ソロではブースターを使うので、ハイパス・コンデンサーはトーンに付いていてくれた方が有難い。トーンを絞っても、確かにハイが気持ち良く残ってくれてて良い(「トーンの効きが悪い!」と感じられる方が居るかも?)。


6)ピック・ガード
IMGP0879

厚みのある1プライから、純正の3プライに変更。

僕のTelecasterは、ブリッジ・ピックアップがピックガードにマウントされていて、通常、Telecasterのフロントは、ボディにマウントされていると思っていたので、これは特殊仕様かなと思っていました、が、写真のFender純正ピックガードに、フロント・ピックアップをマウントする穴が開いていたので、最近のTelecasterには、ピック・ガードにマウントするものもあるのでしょう。「アメリカン・シリーズ用です」と店員さんに教えて頂いた。

変更の理由は・・・なんとなくです。好みでって事です。


7)配線材
IMGP0894

Lindy Frailinのワイヤーです。

デフォルトの配線材が細かったので交換してみました。

Telecaster Customの改造をしていた際、配線材のみを交換して如何程の効果があるか、を試した事があります(Beldenの配線材でした)。

効果は「!!!」。音が太くなって吃驚した記憶があります。

ピックアップやコンデンサーやポットやジャックを変えるより、(太い音を狙うなら)配線材を換えれば良いじゃん!と思った記憶があります。

あれは本当、感動したなあ・・・。

で、効果があった経験があるにも拘らず、Beldenでは無い配線材を使用したのは、何となくw。「ピックアップがLindy Frailinなら同じ会社の方が良いのかな」と言う安直な発想。

効果は・・・ピックアップ変えたりコンデンサー換えたりで、「配線材そのものの効果」は、すいません、分からない。

どなたか、「配線材でどれだけ音が変わるか」を試して頂けないでしょうか?本当に興味がある分野なのです。


8)ノブ
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IMGP0878
RCブースターなどのエフェクターで高名なXoticさんの「Silent Knob」と言うノブです(下段の写真は袋のみですが説明文ありです)。

形状により型番が違うんだそうです。

デフォルトは、円形のドーム型のノブで、角ばったノブ(フラット・ノブ)の方が恰好良いなあと思ってて楽器屋巡りしていた時に見付けたのがこれ。静電気を抑える効果があると思われます。ノブに触れた時にパチッとならない。重量感も結構違う(Xoticの方が重い)。

レンチで固定するのがちと面倒だが(デフォルトのノブは螺子で固定)、考えてみれば早々付け外しをしない訳で、まぁ良いかとw。


以上です。


家の小さいアンプで試しただけですので、明日、練習で使用したら別の意見かも、ですが、取り敢えずは気に入っています。

今後、もし改造するとすれば、フロントに既にザクリがあるので、ハムバッカー積んでみるとか(取り外したピックガードもあるし)、誘電塗料塗ってノイズレス加工するとか、ロックペグにして下がったテンション確保でストリング・リテイナーを3,4弦にも追加するとか、大好きなステンレス・フレットに交換するとか・・・そんなのでしょうか。


まぁ、今のサウンドが気に入ってるんで暫くは様子見ですが。

上記の改造を、浅草は「Naked Guitar Works」さんでお願いしました。


http://nakedguitarworks.com/top.html


最近出来たメインテナンス屋さんで、家から歩いて行ける距離と言う事で依頼した次第。


結果はですね、凄く良かったです。


出来たばかりでストック・オーダーが未だあまり無いのかもですが、仕上がりが早く、且つ丁寧で、これからもお願いしようと思える御店でした。


総合調整も併せて行いましたが、凄く弾き易い。弦高は音詰まりやビビりが無い程度に低く弾き易いったらない。

今の家に引っ越しする前は、船橋にあるギターラブ(http://www.guitar-lab.com/)さんでお願いしていて、何度か浮気をした事もありますが、僕の中ではベストのメインテナンス屋さんで、事ある毎に通ってました(代表のIさんが渋い人でそれも良かった)。

僕個人は、高名な松下工房さんよりギターラブさんが好きです。


で、Naked Guitar Worksさん、ギターラブさんと比較しても甲乙付け難い出来栄え。お勧めです。御店は手狭でちと分かり難い場所(かも?)ですが、対応も丁寧で御値段も良心的。


良いメインテナンス屋さんが近所にあるってのは、非常に安心なのです。腕の良いメインテナンス屋さんって本当に貴重ですから・・・。

僕は年に1,2度、メインテナンス屋さんに行きます。

簡単な改造や調整は自分で出来ますが、プロの方に調整やって貰うと、明らかに弾き易いんですよね。

時々、残念なメインテナンス屋さんもあり、辟易してしまう事もありますが、Naked Guitar Worksさん、凄く良かった。

代表のTさんは、それこそ本当の江戸っ子(三代続いて無いと江戸っ子じゃないと言う定義があるとか)だとかで「三社祭で一年が始まる」なんて仰ってますから、常にべらんめえ口調と法被と鉢巻きで山車に乗ってお出迎え・・・なんて事はございやせんや、べらぼうめ。

丁寧にご対応頂きました。

遠い方も、浅草に遊びに行く序に如何でしょうか。水上バスでメインテナンス屋さんへw。

これからもちょいちょいお世話になるであろうお店。

そんなお店が近くにあるのは、大変に喜ばしい事です。

てか長いよ、今回。。。

2013/12追記

その後の改造箇所を以下に更新しており升
http://fujicooverdrive.doorblog.jp/archives/51917362.html

Empress Telecaster by Fender~Telebration・・・Ⅱ

リーダー

リーダーです。

前回の続きでTelecasterです。

こんなん、入手しました。

IMGP0852

はい、Fender USAのEmpress Telecasterです。

新品のFender USAを入手したのは初めて。付属のアクセサリー類に興奮w。

購入動機は「Empress Telecaster by Fender~Telebration・・・Ⅰ」をご参照下さい。

今回は、スペック、インプレッション等。

では、スペックを。

Series: Tele-bration
Body Shape: Telecaster
Body Material: Empress
Body Finish: Gloss Urethane
Neck: Maple, Modern "C" Shape
Neck Finish: Gloss Urethane Front, Satin Urethane Back
Fretboard: Maple
Fretboard Radius: 9.5" (24.13 cm)
Frets: 22, Medium Jumbo
Position Inlays: Black Dot Position Inlays
Scale Length: 25.5" (64.8 cm)
Nut Width: 1.685" (42.8 mm)
String Nut: Synthetic Bone
Truss Rod: Bi-Flex Truss Rod System
Truss Rod Nut: 1/8" American Series Nut
Pickups: Hot Tele Single-Coil Pickup with Alnico 3 Magnets (Bridge) Hot Tele Single-Coil Pickup with Alnico 3 Magnets (Neck)
Pickup Switching: 3-Position BladePosition 1. Bridge Pickup, Position 2. Bridge and Neck Pickups, Position 3. Neck Pickup
Controls: Master Volume, Master Greasebucket Tone Circuit (rolls off high without adding bass)
Special Electronics: Greasebucket Tone Circuit (rolls off high without adding bass)
Hardware: Chrome
Tuning Keys: Standard Cast/Sealed Tuning Machines
Bridge: Vintage Style 3-Saddle Strings-Thru-Body Tele Bridge
Control Knobs: Knurled Chrome
Pickguard: 3-Ply Parchment (8-Hole)
Strings: Fender USA 250L, NPS, (.009-.042 Gauges)
Incl. Accessories: Cable, Strap, Polishing Cloth


下記より転載。

http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/LM/telebration02.html#feb


TELEBRATIONについてはこちら。
http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/LM/telebration.html

プレートにTELEBRATIONである事を示すサインがある。

IMGP0867

60周年・・・還暦ですな・・・赤買えば良かったかw。

ヘッドはこんな感じ。

IMGP0863

このロゴには、Klusonタイプのペグが似合うと思うんだけどどうだろう。

ジャックは、こんな感じ。

IMGP0868

へっ込んだ(引っ込んだ?)型とは違いますね。どっちが機能として優秀なんだろう・・・?まぁ、外側からネジ一つで外せるのは楽だけど。

ノブはドーム型って言うんでしょうか・・・トップが湾曲しています。セレクターも円筒型で、50年代中頃迄の使用のタイプ。新古折衷だなぁ。

ブリッジはこんな感じ。
IMGP0866

弦溝付きの三連ブリッジで、プレート(台座?)は枠付きです。

ピックガードは3プライと書いてあるが、厚みのある1プライじゃないでしょうか。白一色。

それを外すと・・・
IMGP0859

ハムバッカー用にザクリがある。キース・リチャーズのミカウバー、マルコムに倣った、フロント=ハムバッカーがプロトタイプだったのかなぁ・・・。

コンパウンドのカスが結構残っていたので除去。アメリカンな品質。

コントロール部分はこんな感じ。
IMGP0855
安そうなコンデンサーw。0.05μf。ハイパスのコンデンサーも付いてる。

土曜日の練習で早速使ってみました。

ネックはCシェイプ。割と太め。ネック幅もそこそこあり、MusicmasterⅡと比較すると広い、が、特に弾き難さは感じない。「物凄く握り易い」とは言わないが、違和感も無い。個人的にはヘッドに近付くにつれ、もうちょい薄く、細くなって欲しい所。

ネックとボディの接続位置の所為か、ストラトよりヘッドが遠く感じる。

フレットはミディアム・ジャンボ。使っている人が多いフレットと聞くが、確かに弾き易い。

大変に軽量な桐のボディ。この軽さは、疲労感たっぷりの中年男性には有難い。

サウンドはですね、未だ音を作り込んでいないのでなんとも言えませんが、

・低音が良く出る
・中域が弱い→フラット・ポールなので弦から遠い?
・高域は抜けは良いが線が細い

が、印象。

で、早速数か所改造を施しました。

先ずは弦(改造じゃないってば)。

09~42がデフォルトで、普段は10~46を貼っているので、テンションの違いかミュートした時の手癖か、ミュートが上手く出来ない。

高音域の線の細さをカバーする為、10~46に貼り替え。ナット溝を削る必要があるかと思ったが大丈夫そう。1弦が若干高い気もするが、その内馴染むだろう。

次にブリッジ。
IMGP0866

Zodiacの「Finetunetely Bridge Saddle」に変更(中身は外したブリッジです)。
IMGP0870

三連のままチューニングの精度を上げる為に開発されたブリッジで、MusicmasterⅡ用に購入したが、ネジ穴のサイズが合わず取っておいたもの。

詳細は、こちらに詳しい。
http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/03-702111600

中域の弱さを感じていたので、BRASS製の方が良かった様な気もするが、STEELです。

TelecasterのプロトタイプではSteelが、市販当初はサスティンに優れたBrassが選ばれ、その後サビの問題からSteelに戻された、と言うのがTelecasterのブリッジの変遷。

オクターブ・チューニングは合います、確かに。

でも、サウンド面では、上記URLに記載がある程の効果、は感じられなかった。

ストラト・タイプの、各弦独立したブリッジは、僕はTelecasterの個性を消しちゃう様で好きじゃない。三連こそがテレキャスって気がする(キース・リチャーズ御大を否定する様な大胆発言で申し訳ないのだが・・・)。

ストラップ・ピンをロック式にしたら、桐のボディ材の所為か継ぎ目が合わなかったか、ブリッジ側のピンが直ぐ抜けてしまう。

仕方無いので瞬間接着剤を流し込み補正。やっぱ、柔らかい材なのね。怖くてネックは外せないw。

で、MusicmasterⅡにも付けたSwing Chipをフロント・ピックアップのザクリ位置に。

このTelecaster、所謂「マイクロフォニック」な感じがあり、通常時にハウリングするって訳じゃ無いが、ジャーンって終わった後に「ぷあ~ん」ってな音が、出る。

その補正になればと試しに付けてみた。

結果はねマイクロフォニックを適度に押さえ、且つ、結構音が纏まりまっせ(バンドでは未だ試して無いので音量の所為かも?)。

マイクロフォニックを抑える為なら、ブリッジに付けるのが良いんだろうけど(実際、手持ちのTelecaster Customはブリッジに付けて効果があった)。

以上です。

今後の改造希望点は、白黒白の3プライに、コンデンサーを手持ちのAstronに、ピック・アップをGrinning Dog工房のHot Dog Mr.Jimmy For Telecasterに、の三つ。

先立つマネーが無いので、いつになる事やら・・・だがw。

で、余談を二つほど。

先ずですね、Telecaster好きの方に、このギターを勧められるかと言うと、勧められんかも。

ボディ材はね、どれだけTelecasterのサウンドに影響与えるか不明ですが、やっぱアッシュ材こそTelecasterって気がします。

アルダー、マホガニーなんかも使われたとの記録もありますが、アッシュ材が出す(と僕は思っている)トレブリーな、突き刺す様な感じの音は、このテレキャスターでは出せない気がします(テレキャスっぽい感じ、は、出る)。軽い、んです。

試し弾きの際は気付かなかったが・・・。

僕の様な天の邪鬼な、ギタリスト(?)には良いでしょうが、「ワシはテレキャスが好きなんじゃあ!」って人(どんな人だよ?)にはお勧め出来ない。

もう一つ。

やっぱですね、Fender JapanとFender USAは、違うんだって思いました。

今までは、「別にFender Japanで充分じゃん」って思ってました。USA製は、何本か持ってましたし持ってますが、今回、「やっぱ違うかも」、と、今更ながらに思った次第です。

工業製品としてはですね、Japan製、優秀だと思います。USA製はアバウト。コンパウンドは残っているわ、ストリング・リテイナーは平行じゃないわ・・・。

でも、そのアバウトな感じが、良いなあって思いました。

日本の工房の製品は、どこか完成度が高過ぎて、最初からそのギターのポテンシャルを出し切ってる感があるのですが、USA製は、アバウトな故に個人の癖がギターに染み付く印象を持ちました。入手して数日なのにねw。

聞いている人には分からない違い、ではあると思います。

後ね、Japanは、ネックが何故か弱い気がするんです。

過去、ストラト、テレキャス、ジャガー、ジャズマスター、ムスタングと、一通りのJapan製を試しましたが、ネック起きしたり、トラスロッドが限界になったりと、「うーん」と思ってしまう事が多くあった。

不思議と、USA製は、それが無い。木と言うよりトラスロッドに違いがある気もする(事実なら」サウンドに与える影響もあるだろうけど)。

Mexico製品は試した事が無いので分かりません。

「そんな事ねえよ」ってご意見もあるとは思います。上記はあくまで「私見」と言う事でご了解下さい。

プロフィール

fujicooverdrive

登場人物

【リーダー】

ギター・ボーカル
持っているエフェクターの数は4ケタを下らないエフェクター狂人。ワイフが天敵。最近NGWに寄生。


【ミドリカワ】

ベース・ボーカル
メンバーからは「大先生」と揶揄を込めて呼ばれる最年長・最長寿ベーシスト。やっと人生折り返し。正論派。


【ビクシー】

ギターシンセ・その他
最近ギターにシンセをマウントした命知らず。明るいヘビーゲームオタク。絶滅寸前。

【TakaYuki】

ドラム・打ち込み
虚弱ドラマー。話題はオールマイティ。愛車RX-8。スーパーデザイナー。そして卵が大嫌い。
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