リーダーです。
さて、fujico overdriveの不定期公演にして(恐らく)最後のワンマンライブ、「Drives & Drabs」終了しました。
お越し頂きました皆々様、お寒い中本っっっっ当に有難う御座いました。諸事情で開演時間がいつもより遅く、結果晩くまでお付き合い頂き有難う御座いました。
と言う訳で、振り返ってみましょうそうしましょう。
今回のワンマンライブは、運営に関しメンバー間でわちゃわちゃしまして、やるかどうかが微妙な雰囲気となり、しかもこの20日前にはライブもあったので、やんなくても良いかなと思うも、メンバー都合でこの日を逃すと随分先になる事を踏まえ、なんとかなんとか、わちゃわちゃを調整すべく奔走。
結果、わちゃわちゃは解決出来たものの、その過程での疲労が仕事の多忙と重なってか、気持ち的な盛り上がりに欠けちゃったワタクシ。このモチベーションでライブやって大丈夫かしら?なんとかしないとお越し頂く方に失礼になるなぁ・・・・と思っていたら、わちゃわちゃを解決した後のメンバーとの会話で、ワンマンライブはもうやらなくて良いかもねって事にもなり、おお、では気合い入れねば!と、変なところでスイッチが入っていた此処最近。
気合は入るが、仕事が忙しく、怪我した家人へのケアもあり落ち着かぬも、時間を見付けて個人練習をしましょうそうしましょう、と気持ちが高まる。
前回ライブの時は本当にしんどさマックスだったんですが、仕事面はほんの少し落ち着いたので体力的には前回よりマシ・・・・うん、大丈夫だって思っていたら、前日に右手人差し指のピック持つ個所を怪我すると言う始末・・・・。
軟膏などで治癒を試みるも怪我は深く、ただでさえポンコツ・ギター弾きを自称するワタクシですので、こりゃやべぇ、と。
取り敢えず痛みに慣れちゃえば良いか、とギターを弾けば痛いわ傷口広がるわと散々。血を流しながらギター弾いたWilko Johnsonには狂気を覚える(因みに、氏のピックガードが赤いのは血が流れても分からない様にする為だったとか・・・・マジかよ)。
はてさて、如何致そう・・・・?と沈思黙考し、出した結論は、「ピッキングして一番痛くないギターで出よう」である。
前回のライブと同じギター、同じエフェクターとする心算だったが、テンションが最も弱いギターはなんぞね、と当日まで彼是試し、結果、PP4-380に。
ロングスケール(とは言えFenderのロングスケールよりちょい短い)ながら、トップ・ローディングなのでテンションは緩く、ピッキングして一番痛くなかった。
バンド練習で何度も試していたし、まぁ、これしか無かろうとは思った。うん、まぁ、止む無しだ。色々改造して来たが、クリーン・トーンの線の細さを是正しきれていないままだが、まぁ、止む無しだ。
(ピッキングして痛くなかった)次点のギターはCasino。Jaguarも良かったけど、ライブを前提としたバンド練習で一度も試していないので流石に諦めた次第。
足元はこんな感じ。
KTR(Klon)~ゲイン・ブースター
↓
OD-1(BOSS)~オーバードライブ
↓
CE-2(BOSS)~コーラス
↓
DM-2(BOSS)~ディレイ
↓
micro amp(MXR~Studio Gream Mod)~ブースター
うん、前回ライブからオーバードライブだけ変更。
今回披露させて頂いた曲は、クリーンでコードを弾く曲が結構あって、クリーンで、シャカシャカじゃない心地好い太さをアンプで演出すると、エフェクター(オーバードライブ)に寄っては、ONにして歪ませた際、低域がブーミーになり過ぎる。
PP4-380は線が細いギターなので、アンプ側である程度低域を出さないと線の細さがカバー出来ないのですが、その設定でエフェクターで歪ませるなら、相当に低域をコントロールしないと団子になる。
と言う訳でOD-1。手持ちのOD-1の中で、低域を削る具合が大きい物を選択。黒螺子でオペアンプはJRC4558Dのブツでちょいと改造してある。
うん、もう、ぶっつけ本番だ。しかもリハ時間がドラム持ち込みもあり時間短めなので、ギターのセッティングの時間も少ないって事を考えると、当日変更は無謀なんだけど、もう割り切った次第。メンバーやお客さんに迷惑かけない範囲での音作り、と、吹っ切った。
会場が家から近いも、万が一早く会場入れたらセッティングの時間持てるよな、早めに出よう・・・・と思っていたら、属長がコロナ罹患との一報。僕は接触していないので大丈夫だが、属長と一緒の週明けの来客対応等の調整を少しばかりせねばならず、出発がバタバタ。
慌てて向かえば銀座線が混雑で遅延・・・・うぉおおおおおおおい。
慌てに慌てて会場の御徒町Jam Sessionの階段を下れば、良い感じのセッションが聞こえて来て、「お、格好良い。格好良いって事はあの三人じゃないな、誰だろ?前のライブの方々?」と見やればメンバーだった。
不覚・・・・あの三人組のジャムを格好良いと思ってしまった・・・・不覚である。
ドラム持ち込みって事でリハにはもう少し時間があるかなと思ったが、既にセッティング済で(村田店長がお店のドラムを片付けて下さっていた模様)、ワタクシも慌てて用意。
さて、ギターの音作り・・・・とMarshallのアンプをセッティングするも良い感じにならず。クリーンを良い感じにすると、OD-1ではドンシャリ感が強く、クリーン~歪みがシームレスな感じじゃない。それを狙ってもいない。OD-1よりTS系の方が合ったかな~と思うも後の祭り。会場のアンプの状態は何ともならぬ。
もう少し時間があって音作りを根詰められたらなんとかなりそうだったが、リハ時間を考えJC-120に。イコライザーは全て真ん中。インプットはLOWに挿し、コーラスのスイッチをONにし両スピーカーから音を鳴らす設定。薄くコーラスがかかる音を作れば、ベースの大先生より「いつものリーダー君の音に近い」とのご評価。
先ずはステージで良い感じになるセッティングをメンバーで確認し、その後村田店長と相談しながら会場の音作り。
客席に降りて音を確認すれば、うん、良い感じ。御徒町Jam Sessionは、音が良いライブハウスに思うが、村田店長の音作りがお上手なのだろう。
リハ中に、以前一緒にバンドをやっていたYさんが開始時間を間違えて到着。「入り待ちする熱心なファンだと思われたら不本意だから何処かで時間潰して来る!」と逃げて行かれた・・・・いや、不本意て。
開場5分前にリハ終了。危なかったわー。寒い日だったから、開場時間遅らせる訳に行かんし、ギリギリだったわー。
バタバタの運営だったので、取り敢えずメンバー分の水を買っておこう、と近所のコンビニに行き水を買いに行く途中で、義妹と旧Twitterでお付き合いのあるSさんにお声掛け頂き、Sさんからは差し入れでエフェクターを頂戴する。世界広しと言えど差し入れにエフェクター貰うのは俺くらいなものだろうと思う・・・・。
Sさんとは初対面だったが、SNSで存じていたご趣味等から印象していた人物像そのままだった。イケメンだったのでちょっと腹立ったのは此処だけの話な。
水を購入し戻れば、開場外の喫煙所にお付き合いのあるO君とBlack Mariaの突っ込まれ役兼時々ギタリストのKenちゃんが居たのでお声掛け。差し入れなんぞも頂き只管恐縮。
リーダー「開場外にO君とBlack MariaのKenちゃんが居たよ」
某メンバー「・・・・う~ん、俺、Viviちゃんの方が良かった」
・・・・け、Kenちゃん・・・・ごめん・・・・ウチのメンバーにまで弄られるようになったのは、俺が君を弄っちゃってるもんだから、だと思う。うん、俺もViviちゃんの方が良かった(おい)。
そんな訳で、ライブ。
(写真協力:Black Mariaさん。デジタル産業廃棄物なのでご自身のフォルダからは削除済と思料)
まぁ、相変わらずのライブだったんじゃないでしょか。ギターが軽いからいつもより動こう!と思っていたけど、本日、今まで痛くなった事が無い箇所が筋肉痛。うん、年考えろ。
演奏中に大変盛り上げて頂き、お客様に感謝感謝のライブでした。皆様方に甘やかされていい気になった、いい年したオッサン四人の奇行珍行愚行を暖かく見て頂き有難う御座いました。皆様の視線が略、可愛くないパンダを見るそれだった事、ひしひしと感じながら演奏しておりました。Black Mariaのお三方、issy将軍、Tちゃん、Gさん、Sさん、Yさん、Tさん、I君、義妹ちゃん、G街の方々、ブログを見て来て頂いたお方(お名前頂くの失念してました、ご無礼お許し下さい)、撤収間際に来て頂いたL様、有難う御座いました。特にひかるちゃんとRukちゃんには最前列で大変盛り上げて頂きました。有難う。
ほんのちょっとでも楽しい時間を提供出来てましたら幸甚です。お褒めの言葉頂きました皆様、有難う御座いました。お世辞でも嬉しゅう御座いますが、我々へのお褒めの言葉は、ハトの餌付けみたいに社会的には宜しくないものかと思いますので、控え目でお願い申し上げます。
お世話になったにも関わらず、加えて差し入れを大量に頂戴しました。メンバーで、と頂いたものは、次回練習時にメンバーにシェア致します。尚、今はみかん大福頂きながら書いておりますが、その前はピーナッツ最中食べました。美味しく頂いておりますが、最中の皮が喉に張り付き窒息しそうになりました。Kenちゃんの呪いだと思います。その前は落っことした金平糖が足裏に刺さり悶絶しました。Kenちゃんの呪いだと思います(Kenちゃんが来てくれるとネタが多くなって助かるなぁ)。
Tさんに頂いた崎陽軒のシュウマイは、お醤油さしが陶器のそれ。
このお醬油さしのシュウマイは特殊な場所でしか買えぬものですが、このお醤油さしのシュウマイの方が美味しく感じるのは何故かしら・・・・?
さて、これで次回からは通常営業fujico overdriveに戻ります。お呼ばれライブ、若しくは気が変わってワンマンライブやります場合は、何卒宜しくお願い致します。
帰宅後~
家人「お疲れ様。ライブ、どうだった?」
リーダー「まぁ、いつも通り?でも、お世辞は言わないI君(私と妻の同期)は凄く褒めてくれた」
家人「ふーん・・・・」
リーダー「どした?」
家人「配信は殆ど聞いて貰えてないんだよね?」
リーダー「と、思うよ、うん」
家人「だったら、配信よりライブした方が良いんじゃないの?勢いで誤魔化せそうだし」
リーダー「・・・・・取り敢えず、シュウマイ食べるわ」
翌、日曜日。
最高気温10度と肌寒い日に、体重測定すれば変わらず。
前日帰宅後に、シュウマイ食べたり甘味食べたりして胃凭れしてたけど、変わらずに御座いました。
重い胃を以て雨の中向かうはNaked Guitar Works。改造依頼をしていた、一部世田谷方面の方(特定済)を気持ち悪くさせるGrecoのEJR-50D(60D?)に問題発生、との一報があったので詳細を聞きに。
症状(?)を聞けば、う~む、成程、重症じゃあないか。
問題点その1:ネックの捻じれ
指板面は真っ直ぐ、も、6弦側に湾曲しているのがお分かりだろうか。写真では分からないかな。
弦は全て指板に乗っかっているが、弦とネックの縁の距離が一定していない。この手の症状はよくあるらしい(Naked Guitar Works談)。
弦落ちしなく、弾いてて違和感ない範囲であれば良いよな、な訳ですが、「どの位置に弦を収めるか」は要考慮(ブリッジ及びのナットの溝切りである程度の調整は可能。今回ブリッジを交換し、その溝切りで調整の為、僕の希望をって事でNaked Guitar Worksからお声掛けあった)。
Naked Guitar Worksの小園氏お勧めは、弦落ちを考慮し弦とネックの縁が平均的な箇所にする。その場合、弦間ピッチは少し広めに。また、ポールピース上を弦が通らない箇所が出てくるので、その調整も必要。
(ピックアップを1弦側に寄せる必要があるが、その場合、ピックガードとピックアップ・カバーが干渉するのでその調整も必要となる)
喧々諤々の結果、僕にとって気持ち良い弦間ピッチに。小園氏のお勧めより部分的に弦落ちのリスクあるが、それ以上に弦間ピッチの気持ち良さを考慮しこの案を採用。結果、弦とポールピースの位置のズレは解消される。
問題点その2:弦高
ネックの仕込み角度の浅さと、すり合わせにより減ったフレットの影響もあって、ハイフレットで弦とピックアップ・カバーが干渉する(デフォルトのピックアップ・カバーは1~3弦が相当に抉られていた)。回避する為には弦高を上げねばならず、そうすると可成り高くなってしまう。
解決策の一つは背の高いフレットへの交換。すり合わせされていたと思しきこのギターのフレットは、低いフレットを好む僕でも低いと感じるレベル。
フレットの高さは限界であり、交換を視野に入れるも、Naked Guitar Works曰く「フレット交換で稼げる高さはコンマ何㎜。それでは不十分で抜本的解決にはならない」との事。
背の低いピックアップ・カバー・・・・、フロント用のピックアップ・カバーがそれに該当するが、その場合弦間ピッチが狭くなるので、弦がポールピース上を通らなくなる(音は拾うと思う)。
弦間ピッチが50mmの背の低いピックアップ・カバー・・・・は、探せど存在せずで、相談の結果、ザグリましょう、と相成る。要するに、ピックアップ自体の高さをザクって下げましょう、と。
ザグリをして下げても、必要に応じ(プレートを挟む等で)上げる事は出来る。リフレットでピックアップを上げたい時はそれで対応すれば良い。
ハイ・ポジションは殆ど弾かないので別に良いかな、と思うも、ロー・ポジションでも結構なテンション感があり、是正したいと思った次第。ヘッド角度が18度ときついのでテンション感があるのかな、と思っていたが、弦高の影響だったのかも。ブリッジの交換(ラウンドアップ・ブリッジからバダスタイプのブリッジへの交換)により、そこでもテンション感は是正して貰えるとNaked Guitar Worksとは会話済。
取り敢えずお任せ、と言う事でNaked Guitar Worksに一任。Naked Guitar Worksなら安心して一任出来るのは、これまでお願いして来た様々な実績から、也。
合わせて、削れ過ぎの個所があるナットも交換。フレット交換までやっちゃおうか、と思ったが、取り敢えずは様子見。その場合、再度ナットの交換も必要になり、Naked Guitar Worksには大変にお手数を掛ける事になる・・・・。
と言う訳で、想定以上の対応が必要となるが、依頼済みの改造は終了していて、軽く弾かせて頂いた。
うん、良い感じじゃないの。トーンを絞って弾いた時のクリーンが気持ち良くて、その音はドンシャリ感がある歪みペダルと相性が良さそう、と思った。試行錯誤が楽しみだ。
購入時に気付けなかった問題が、彼方此方にあるギター。色々と手を加えられて、相当に弾かれて来た事が思料されるギター。
僕に買われた事が不幸だったと思うが、可愛がろうと思う。
そんな休日。