リーダーです。
「池の水全部抜きます」ってテレビ番組のバッタもん企画で「風呂の水全部抜きます」ってどうだろう?
「誰が見るんだそんなもん!」と仰るかもだが、中に人が居たらどうかね・・・え?
と、軽いセクハラから入りました本日に御座います。
此処最近僕は反省をしているのである。
上記のセクハラではない。最近のこのBlogに、である。
こちらのBlogへのご訪問される方の関心の多くは、ギターとその周辺機材である事は認識している。
そんな需要を把握しているにも拘らず、最近余りにも機材ネタが少ないんじゃないかと・・・・我ながら思うのである。
オッサンの週末の過ごし方とか、オッサン連中の醜い争いが展開されるバンド練習やら、その後の醜い飲み会やら、そんなん書いても喜んで頂けないのに、その記事が大半を占める昨今。
大体だ、Jaguarの改造記事が人気記事だってのにJaguar使ってねえし、その記事の冒頭が「Jaguar入手したら花粉症が悪化した」とかどうでも良いものだったり・・・・これは行けない宜しくない。
うん、これからはもっとハードな機材ネタを中心としたBlogにしよう。オッサンの週末とかバンド練習とかはもう良かろう。
そんな反省を生かし、さて機材の事でもと思うも書きたいと思う機材もなく、さて如何致そうと逡巡すれば、おお、いい買い物の日ではないか!
さすれば普段はしないネット・ショッピングでも・・・・とネットを徘徊し、いつか買おうと思いつつも買っていなかったこちらを買ってみたのである。
はい、VOXはMV50-CL、ヘッド・アンプに御座います。
詳細は上記リンク先に詳しいし、且つ販売されて暫く経ちますので、もう評価は決まっている感もあり、さて・・・・、今更何を書きましょうかねぇ。ま、つらつら行きましょうか・・・・。
購入動機は「録音で使えるヘッド・アンプが欲しい」と長年思ってまして、アンプ・シミュレーター他、色々と試して来まして、結果メインで使って来ましたのがALBITさんのA3GP。
気に入っていたから使っていたのは確かなのですが、ノイズの多さと低域の強さに不満があって、もうちょっとこう・・・・と思っていたのも事実。
で、これが発売された際、「おお、こ、これは・・・・」と心躍るもグッと我慢の子で購入しておりませんでした。
アンプは専らスタジオやライブハウスのそれがメインで、且つ家で使う事も殆ど無い。録音の時と、新しいペダル入手し試す際に使う程度。
「家にご機嫌なアンプが欲しい」と思った事が無い訳じゃないが、絶対的な使用頻度に対し空間占有率が高く、購入しようと言うマインドは強くはなかった。そんなワタクシにとって、この小型のアンプは非常に魅力的に思えたが、「今じゃなくても良いか」とモラトリアム。
口実があれば買う気でいたが、ま、口実(?)が出来たのでこの度購入した次第。
で、気に入ったか気に入らないかと申しますと、これは大変に気に入りました。
筺体上部で怪しくも美しく発光する次世代真空管的な位置付けのNUTUBE。別に真空管サウンドじゃなきゃ嫌だって事はない僕であるが、真空管アンプ独特のコンプレッション感は好きで、それが感じられたのが素敵。
何より素敵なのがInput Gainに反応するVU・・・・。どう考えても不要な装備に思うが、物理的に動く針に萌えない訳はない。
サウンドには全く関係のない箇所かもだが、「あ、格好良い!」と思えるか否かは非常に重要。「私の身体だけが目的なのね?」。それは違う。身体「も」目的だ。
2つのイコライザーは可変幅が充分にして不満無し。ボリュームもそれなりに稼げる。
サウンドはある意味でフラット。抑え込む感じがもっと有っても良い位に思った(特に低域)。真空管のコンプレッション感はあるが、コンプレッサー的と言うかリミッター的にではなく頭打ちする感じ。ううん、言葉にすると難しい。
背面を見て頂ければ機能は大体お分かりだろう。
向かって左手から軽く説明すると・・・・
PHONES/LINE:ヘッドフォンやライン接続で使用
ECO:自動オフの機能
STANBY ON:スタンバイ・スイッチ。ONで音が出る
EQ:イコライザーの効き具合が調整可能。DEEPは繋げるキャビネットの大きさに合わせて使うみたい
ATTENUATOR:敢えて日本語に訳せば「減衰機能」かな?アウトプットを下げる事が可能。なんでこんなもん?と思ったが、パワーアンプ部で歪ませたいけど出力は抑えたいって時と納得。ヘッドフォン使用時でも機能する
SPEAKER OUTPUT:キャビネットに接続
ボリュームを上げれば歪みます。Cleanとの名ですが歪みます。そのサウンドは結構好みも歪みペダルとの相性も良い。幾つか試したが、Tube Screamerとの組み合わせが好み。
ハーラル1世・・・・もとい、Bluetoothも無い、AUX INPUTも無い、SEND~RETURNも無い。それを求めるアンプじゃない。機能は限られている。それで良いって人にお勧め・・・・と言うか、「簡易に真空管アンプが欲しい」って人が選択するアンプでありましょう。と言うか、安易に使える真空管アンプあったら嬉しいけど場所を取りたくないしメインテナンスも面倒だし・・・・って需要に応えるアンプでありましょう。個人的にはそう。
録音ではどうか・・・・ですが、これは試してないので何とも。
軽く録音してみた限りでは、一部のアンプ・シミュレータにある「音の分離の悪さ」を感じさせなかった。
こう書くと誤解与えちゃうか。
えーっと、僕の性癖かもなのですが・・・・。
アンプ・シミュレータだとついつい歪ませ過ぎちゃうワタクシ。理由は、アンプ・シミュレータでは得難いコンプレッション感を欲してだったんだけど、MV50には前述の通りコンプレッション感があるので、そんなに歪ませなくても満足出来て、それ故に音が潰れ過ぎず分離が得られた、って事かなと。
僕がこのアンプに欲しかったのはそれであって、それが得られそうに思えて、それがとても嬉しい。
次回の録音は未だ先の事だが、使えそうなサウンドで、僕はとても満足しているのです。
以上です。
うん、相変わらずの薄い中身で申し訳ありませんが、個人的には「自宅でギター録音すると分離が悪いなぁ」って人は、試す価値あるかもです。
そう言う需要を目的として作られた訳じゃないと思うけど、ね。
このMV50、幾つかのバージョンがありますが、試した事が無いので比較は出来ませんです。
只・・・・イコライザーが2バンドあるこれが一番使い勝手が良い様には思いました。機能でこれ以上を求めるなら、下記もお勧め(実は結構迷った・・・・)。
ヘッド部分だけあれば(あるのかな?)これ買ってただろうな。
おおう、なんか久々に機材の事を書くとすらすらとペンが進むぞ。ペンじゃないけど。キーボードを叩く指が滑らかに動いちゃってもう・・・・。
矢張りね、僕と言う人間の属性は、新しいギア手に入れてキャッキャッとしている俗っぽいところに属しているのだろうなぁ・・・・w。