四人冗語

“がんばらないけど、ネバーギブアップ”
東京の社会人アマチュアバンド、fujico overdriveのblogです。

アンプ

MV50-CL(VOX)

リーダー

リーダーです。

「池の水全部抜きます」ってテレビ番組のバッタもん企画で「風呂の水全部抜きます」ってどうだろう?

「誰が見るんだそんなもん!」と仰るかもだが、中に人が居たらどうかね・・・え?

と、軽いセクハラから入りました本日に御座います。

此処最近僕は反省をしているのである。

上記のセクハラではない。最近のこのBlogに、である。

こちらのBlogへのご訪問される方の関心の多くは、ギターとその周辺機材である事は認識している。

そんな需要を把握しているにも拘らず、最近余りにも機材ネタが少ないんじゃないかと・・・・我ながら思うのである。

オッサンの週末の過ごし方とか、オッサン連中の醜い争いが展開されるバンド練習やら、その後の醜い飲み会やら、そんなん書いても喜んで頂けないのに、その記事が大半を占める昨今。

大体だ、Jaguarの改造記事が人気記事だってのにJaguar使ってねえし、その記事の冒頭が「Jaguar入手したら花粉症が悪化した」とかどうでも良いものだったり・・・・これは行けない宜しくない。

うん、これからはもっとハードな機材ネタを中心としたBlogにしよう。オッサンの週末とかバンド練習とかはもう良かろう。

そんな反省を生かし、さて機材の事でもと思うも書きたいと思う機材もなく、さて如何致そうと逡巡すれば、おお、いい買い物の日ではないか!

さすれば普段はしないネット・ショッピングでも・・・・とネットを徘徊し、いつか買おうと思いつつも買っていなかったこちらを買ってみたのである。

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はい、VOXはMV50-CL、ヘッド・アンプに御座います。

詳細は上記リンク先に詳しいし、且つ販売されて暫く経ちますので、もう評価は決まっている感もあり、さて・・・・、今更何を書きましょうかねぇ。ま、つらつら行きましょうか・・・・。

購入動機は「録音で使えるヘッド・アンプが欲しい」と長年思ってまして、アンプ・シミュレーター他、色々と試して来まして、結果メインで使って来ましたのがALBITさんのA3GP

気に入っていたから使っていたのは確かなのですが、ノイズの多さと低域の強さに不満があって、もうちょっとこう・・・・と思っていたのも事実。

で、これが発売された際、「おお、こ、これは・・・・」と心躍るもグッと我慢の子で購入しておりませんでした。

アンプは専らスタジオやライブハウスのそれがメインで、且つ家で使う事も殆ど無い。録音の時と、新しいペダル入手し試す際に使う程度。

「家にご機嫌なアンプが欲しい」と思った事が無い訳じゃないが、絶対的な使用頻度に対し空間占有率が高く、購入しようと言うマインドは強くはなかった。そんなワタクシにとって、この小型のアンプは非常に魅力的に思えたが、「今じゃなくても良いか」とモラトリアム。

口実があれば買う気でいたが、ま、口実(?)が出来たのでこの度購入した次第。

で、気に入ったか気に入らないかと申しますと、これは大変に気に入りました。

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筺体上部で怪しくも美しく発光する次世代真空管的な位置付けのNUTUBE。別に真空管サウンドじゃなきゃ嫌だって事はない僕であるが、真空管アンプ独特のコンプレッション感は好きで、それが感じられたのが素敵。

何より素敵なのがInput Gainに反応するVU・・・・。どう考えても不要な装備に思うが、物理的に動く針に萌えない訳はない。

サウンドには全く関係のない箇所かもだが、「あ、格好良い!」と思えるか否かは非常に重要。「私の身体だけが目的なのね?」。それは違う。身体「も」目的だ。

2つのイコライザーは可変幅が充分にして不満無し。ボリュームもそれなりに稼げる。

サウンドはある意味でフラット。抑え込む感じがもっと有っても良い位に思った(特に低域)。真空管のコンプレッション感はあるが、コンプレッサー的と言うかリミッター的にではなく頭打ちする感じ。ううん、言葉にすると難しい。

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背面を見て頂ければ機能は大体お分かりだろう。

向かって左手から軽く説明すると・・・・

PHONES/LINE:ヘッドフォンやライン接続で使用
ECO:自動オフの機能
STANBY ON:スタンバイ・スイッチ。ONで音が出る
EQ:イコライザーの効き具合が調整可能。DEEPは繋げるキャビネットの大きさに合わせて使うみたい
ATTENUATOR:敢えて日本語に訳せば「減衰機能」かな?アウトプットを下げる事が可能。なんでこんなもん?と思ったが、パワーアンプ部で歪ませたいけど出力は抑えたいって時と納得。ヘッドフォン使用時でも機能する
SPEAKER OUTPUT:キャビネットに接続

ボリュームを上げれば歪みます。Cleanとの名ですが歪みます。そのサウンドは結構好みも歪みペダルとの相性も良い。幾つか試したが、Tube Screamerとの組み合わせが好み。

ハーラル1世・・・・もとい、Bluetoothも無い、AUX INPUTも無い、SEND~RETURNも無い。それを求めるアンプじゃない。機能は限られている。それで良いって人にお勧め・・・・と言うか、「簡易に真空管アンプが欲しい」って人が選択するアンプでありましょう。と言うか、安易に使える真空管アンプあったら嬉しいけど場所を取りたくないしメインテナンスも面倒だし・・・・って需要に応えるアンプでありましょう。個人的にはそう。

録音ではどうか・・・・ですが、これは試してないので何とも。

軽く録音してみた限りでは、一部のアンプ・シミュレータにある「音の分離の悪さ」を感じさせなかった。

こう書くと誤解与えちゃうか。

えーっと、僕の性癖かもなのですが・・・・。

アンプ・シミュレータだとついつい歪ませ過ぎちゃうワタクシ。理由は、アンプ・シミュレータでは得難いコンプレッション感を欲してだったんだけど、MV50には前述の通りコンプレッション感があるので、そんなに歪ませなくても満足出来て、それ故に音が潰れ過ぎず分離が得られた、って事かなと。

僕がこのアンプに欲しかったのはそれであって、それが得られそうに思えて、それがとても嬉しい。

次回の録音は未だ先の事だが、使えそうなサウンドで、僕はとても満足しているのです。

以上です。

うん、相変わらずの薄い中身で申し訳ありませんが、個人的には「自宅でギター録音すると分離が悪いなぁ」って人は、試す価値あるかもです。

そう言う需要を目的として作られた訳じゃないと思うけど、ね。

このMV50、幾つかのバージョンがありますが、試した事が無いので比較は出来ませんです。

只・・・・イコライザーが2バンドあるこれが一番使い勝手が良い様には思いました。機能でこれ以上を求めるなら、下記もお勧め(実は結構迷った・・・・)。



ヘッド部分だけあれば(あるのかな?)これ買ってただろうな。

おおう、なんか久々に機材の事を書くとすらすらとペンが進むぞ。ペンじゃないけど。キーボードを叩く指が滑らかに動いちゃってもう・・・・。

矢張りね、僕と言う人間の属性は、新しいギア手に入れてキャッキャッとしている俗っぽいところに属しているのだろうなぁ・・・・w。

Micro Cube(Roland)

リーダー

リーダーです。

えー、実はですね、ワタクシ、数年前より「楽器台帳」を付けてましてね。

カテゴリー:ギター、エフェクターなどの分類
購入日:購入した日付
購入場所:楽器屋さんの名前とか
購入金額:そのまんまです
売却場所:売却した相手先とか
売却金額:そのまんまです
備忘:改造箇所等

そんなものを記した、台帳。

手持ちにどんなものがあるのか、何時何処で買ったか、何時何処で売ったか、とか、一覧で分かるのです。

流石に弦などの消耗品は書いてませんが、思い付く限り書いてはおります。誰に貸したとかも。

台帳を付けて居る理由、は、特に無いんですが、まぁ、なんでしょね、日記的な意味合いが強いかな。

機材を買った履歴とか、何に合わせて使ったら良い感じだったとか、そんなんね、書いて置くと、便利って言うか、ま、振り返って面白いんですよw。

で、先日、 JAM PEDALSのWater Fall購入したので台帳に記載した序に、何となく見ていたのですが、僕はRolandのアンプ、Micro Cubeを持って居るらしい(らしいって・・・・)。

ふえ?と思って部屋を探せば、おお、確かにあったw。

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生産中止の物で、ネットオークションなんかでもお安く売られている、まぁ、敢えて紹介させて頂くまでも無いアンプなんですが、折角見付けたのでご紹介。

スペックは、上記リンク先から抜粋しますと

主な仕様定格出力:2W
規定入力レベル:インプット:-10dBu、AUXイン=-10dBu
スピーカー:12cm×1
シミュレーター:ACOUSTIC/JC CLEAN/BLACK PANEL/BRIT COMBO/CLASSIC/R-FIER/MIC
各種ノブ:ゲイン、ボリューム、チューニング・フォーク・ボタン、キー・スイッチ、
トーン:1トーン
エフェクター:CHORUS/FLANGER/PHASER/TREMOLO)、ディレイ/リバーブ
インプット・ジャック(標準タイプ)、レコーディング・アウト/ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)、AUXイン・ジャック(ステレオ標準タイプ、ステレオ・ミニ・タイプ)
ACアダプター・ジャック電源 DC9V(ACアダプターまたは単3乾電池×6)
消費電流:185mA
付属品:ACアダプター、ストラップ外形寸法
質量幅 :(W)244 mm奥行き (D)166 mm高さ (H)226 mm
質量:3.3 kg

だ、そうです。

電池駆動出来て簡単に持ち運べるアンプ、との位置付け。

購入動機は、ライブで使いたいとか、リハで使いたいとか、そんなんじゃなくて、当時バンドで使用していたアンプがJC-120だったので、家でギターとエフェクターの相性を気楽に試せるかなと思って買ったんです(台帳の備忘に書いて御座った)。

今はJC-120を使っていないので仕舞いっ放しでしたが、一時期よく繋げていたっけ。

BOSSさんが誇るCOSMなるシミュレート技術が盛り込まれ、家で弾く分には不満無しのサウンド。
バンドで使うとかメインのアンプにするとかを求めるなら難しいかもだけど。

アンプシミュレーターが優秀かどうかはよく分からない。とは言え、まぁ、しつこい様ですが家で弾く分には不満は無い。

大きく無いステージなら、これで対応も可能かと。

バンドで使うとかメインのアンプにするとかを求めるなら難しいかも、と書いたのは、アンプが設置されているスタジオやライブハウスで態々これを使用する理由がないとの意味で。1トーンのイコライジングは家で弾いても不満だったなぁ。

動画をば。



あ、僕の動画じゃないですよ、為念で。

上記の通りで音色の幅は広いです。エフェクトも充実しています。タップディレイ等、細かい設定とかは不可能ですので、作り込むのなら別途ペダルがあった方が良いでしょう。

久々に引っ張り出したので、ではではと弾いてみました。

ペダルは 

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で、ギターは

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Rickenbacker・360C63

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Freedom Custom Guitar Reswarch・Brown Pepper

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Gibson・ES-330 

の、3本。

予想外だったのが、ギターの癖をちゃんと出していて、「ギター何弾いても同じ音」に成らなかった事。結構使い出が御座います。

一方、アンプシミュレーターの選択によりエフェクターのノリが悪く感じるものもあった。アンプを歪ませて使うなら、歪みペダルはナチュラル系じゃない方が良いかも。

アンプシミュレーターは、やっぱりよく分かりませぬ。Micro Cubeにこのペダルを併せたらマーシャルの音が!とかは無いかなw。ま、煮詰めた訳じゃないけれど。

JC-120っぽいサウンドは結構出ます。僕はJC-120使う時はイコライザーは全て5にしておくのですが、それっぽい感じは御座います。

家で弾くのにどこまでのサウンドを求めるかは人それぞれでしょうが、僕はこのアンプで充分かな。

録音に使うなら・・・・結構平面的な音なので、クリーンで倍音が出るペダルを咬ませるとそれっぽくなるかも。Smoky Signal AudioのTubelessとXoticのRC Booster併せて音作りしたら「・・・・ほっほう」なサウンドが出来上がった。

まぁ多分、
TubelessとRC Booster併せたら、なんでもそれっぽくなりそうだがw。

予想外だったのがCustom Badass Modified O.D

100Hzを上げると、なんとも「キャビネットの揺れる感じ」が演出出来た。へー?小さいアンプを大型アンプにするニュアンスが出せるんだぁ。

ES-330で、
シミュレーターをACOUSTICに、軽くリバーブ掛けた音が気持ち良かった。 

Gainを上げると、張りが出る感じがあり、これとトーンで音作りすると分かり易いかも。

アンプをブースターでドライブさせて・・・・ってのには無理でしょね、それを期待されても困りますってアンプじゃないかなと。

家で気軽に弾くアンプ欲しいなぁって方は、中古なら5千円程度で買えるので、 見掛けられたらお試し下され。

明日から亡父の四十九日で帰省しますので、週末の更新は(僕は)御座いません。メンバー諸君、頼むねw。 

AC1 Rhythm VOX(VOX)

リーダー

リーダーです。

えー、カテゴリーにね、「ギター、エフェクター、アンプ」を追加してみました。

結構雑に書いているんですが、それでも見に来てくれる方も居る訳で、少しでも分かり易く成ればと。

僕がやほおでググってBlogに辿りついた時は、細かくカテゴライズされているBlogは見易くついつい読み耽ってしまう、なんて事が多く、真似てみた訳ですが、書いてる人間が人間なんで、果たして・・・ねぇ。

結構ギターの話かエフェクターの話か、分かんない事多かったり、ねぇ。

てな訳で、カテゴリーは、あんまアテにしないで下さいw。

ま、そんな訳で引き続き宜しくです。

本日、紹介させて頂くのは、こちら。

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はい、VOXのミニアンプ、AC1 Rhythm VOXです。

正直、態々紹介する程の機材じゃないのですが・・・w。

詳細は、商品説明と動画見て頂くとして・・・

http://www.voxamps.jp/products/AC1RV/



えーっとですね、簡単に言うと、リズム・マシーン付きのミニアンプです。

会社の先輩から頂きました。

バンド練習の予習、復習に、iPodと繋げるミニアンプとして重宝してます。

このアンプ、機能は、上記紹介頁をご参照頂くとして、面白いなぁと思う特性が二つあるんです。

①トップ・ブーストしたVOXのアンプっぽいニュアンスがある。

チャンネルが2つあり、CleanとOerdrive。後者のサウンドが、ちゃちいVOXアンプっぽくて中々に楽しい。

VOXのアンプって事で、久々に持ち出しましたよぉ。

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うん、Rickenbacker360C63。

最近弾いて無かったんで、売ろうかなと考えている所でしたが・・・w。

トレブリーな、カリカリっとしたクランチ・サウンドが心地良いですねぇ。

値段、スペック的に、「多くは期待出来ない」アンプですが、それっぽいニュアンスが味わえて楽しいです。

あ、Rickenbackerだけじゃなく、Telecasterでも良い感じでした、はい。

②意外にピッキング・ニュアンスに忠実

これね、面白かったです。同じ小型アンプって事で、PalmerのPocket Ampと比較してみましたが、AC1は、より反応が、良い。

勿論、しつこく書きますが「多くは期待出来ない」アンプですので、「このお値段にしては」と言う観点で、優秀に思います。

お値段もお安いですし、お遊び程度のミニアンプをお探しなら、ちょっとお勧めしたい一台です。

アマチュア・ギタリストのアンプ事情、これは中々に難しい訳で、バンドで使っているアンプを導入しても、バンドと同じ音量で鳴らせる環境を持つ羨ましい方はそうはいない訳で。

僕も何度か、アンプを買おうか迷ったり、実際それなりのアンプを買った事もありますが、使うかと言うとそうそう使わない訳で。

アンプを購入する動機、を、目的で絞ると

①兎に角自分の好みのサウンドが出せるアンプ~理想ではあるが使用頻度は高くない
②レコーディングに使えるアンプ~アンプ・シミュレーター、LINE OUTが付いているアンプとか、僕はAlbitのA3GPが好み。
③ちょっと弾く時に使える~LINE IN、LINE OUT、HEADPHONE端子があるものを探す

かなと思いますが、このアンプは、③に該当するアンプです。

僕はiPod 等のインプット端子AUX IN)もありますので、iPadを流しながら弾くのに重宝してますが、それに必要にして充分。サウンド・メイクをある程度目を瞑れば、バンド練習用にも必要にして充分。

で、③に該当するアンプで、カリッとしたサウンドが出るのって、実はあんまり無い様な気もしますし、ピッキング・ニュアンスに好反応なのもポイントが高いかと。

見た目も、格好良いし、実用がそこそこあるインテリアとして如何でしょかw。

Amp Factory(GP-20)/BOSS

リーダー

リーダーです。

本日紹介させて頂くのはこちら。

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はい、BOSSのアンプ・シミュレーター「AMP FACTORY」です。

家でちょっとしたレコーディングをする際に重宝しております。

詳細は、こちらの製品情報を見て頂くのが最善かと。
http://www.roland.co.jp/products/jp/GP-20/

残念ながら生産中止の品ですが、中古でそこそこ出ているので入手可能でしょう(1万円前後)。

音はですね、普通に良いです。アンプ・シミュレーターとして優秀だと思います。

イコライザーの効きもいいですね。ジャズ・コーラスは5でフラット、マーシャルは(プレゼンス以外は)フルでフラット、と、アンプ毎にイコライザーの使用に違いがありまして、流石にそこまでは再現されておりませんが、不便は感じません。

アンプ・シミュレーターに求めるものは「どれだけアンプに近いか」だとすると、GP-20は本物の蟹とカニカマ位違うかもですが、それで良いんじゃないでしょうか。

最近、僕はマーシャル・アンプを使用しておりますが、「本物」と比べて云々、は無意味に思えます。アンプ・シミュレーターは「でかいアンプをでかい音量で出せない場合の退避作としてどれだけ出来が良いか」で判断すべきではないでしょうか。絶対的な音量の差がある以上、止むなしかと思うのです。

ただ、こいつには「家で満足する音作りが出来たらそれを練習でもライブでも出せる」汎用性があると思います。

真空管アンプも、自前の物を持ちこまず、練習場所やライブ会場でレンタルするなら、それに左右されてしまうデメリットがあると思いますが、これはその不安定さを払しょくしてくれる逸品と言えるかも。

と言うのは、アウトプットにLINE、アンプの前段へ接続するGUITAR AMP、キャビネットへ直接繋げるPOWER AMPを装備しており、「部屋の中でもライブ会場でも使える使用」が施されているのです。

アンプのタイプも選びたい放題、キャビネットも選びたい放題、TWIN PEDALなんで、クリーン~歪みの切り替えもOK。

持ち運びに難儀がある程の重さ、大きさじゃないので、「アンプの音作りはこいつでするぜ」ってのも、趣が合って良いと思う。それはそれで恰好良い。高いギターに高いアンプ使って良い音出すより安い機材で良い音出す方が粋ってもんじゃないでしょか。

が!

このペダルにはねえ、見過ごせない弱点が二つあるんすよ。

その1~ヘッドフォン端子が無い

アンプシミュレーターに求める事の一つに、「ヘッドフォンで音を出す」ってのが絶対に絶対にあると思うのですが、それが、ない。

ユーザーに優しいBOSSには珍しい使用。何と言うかお粗末。

愛読書の「THE BOSS BOOK」には「再発を希望するユーザーが多い」との事であるが、ここは是非改善して欲しい。

その2~ペダルの切り替え時に音が途切れる

これは・・・どうなんだろう。

昔のマルチ・エフェクターなんかでもそんなんありましたが、ビクシ君使用のマルチ・エフェクト(GT-6、GT-10)ではそんな事は無いので今は改善されているのでしょう。

音が途切れるとねえ、結局、TWIN PEDALであっても、一曲の間で二つのペダル使う事に躊躇してしまう。

愛読書の「THE BOSS BOOK」には「再発を希望するユーザーが多い」との事であるが、ここは是非改善して欲しい・・・かと言うとそうでも無い。

と言うかね、曲中でアンプの切り替えって僕はあんま望まない。

それよりいっそ、片方のペダルはブースターにした方が良いんじゃないかなあ?

ほら、iPodに合わせてギター弾いて、ソロでちょっとブーストしたいなんて時に重宝すると思うのですが如何でしょう?

あー、そうそう、iPodなんかの接続端子も無いってのは、今は痛い使用かも。

僕がアンプ・シミュレーターに求める事は以下の通り。

1)そこそこの水準の音
2)iPodで音楽を流しながらギターを弾くのでその入力端子
3)ヘッド・フォンで聞ける

2、3が改善された製品が出たら、僕は買います(現行のTWIN PEDALシリーズと同様のお値段なら)。

と言うか、そんなアンプ・シミュレーター、欲しいなあ・・・。

録音に使用する際には、少しエッジを立てて使用した方が良いと思います。

単体で弾いていると「ああ、良いかな」と思っても、意外にね、奥行きが無いサウンドで、ミックス時に「あれ?」となる事も有り・・・・。

今は良質なアンプ・シミュレーターが幾つも出ておりますし、「これじゃなきゃ!」と言う売りは無いんですけど、中古で手軽に手に入るお求め易いシミュレーターに思います。

でもなぁ、ヘッドフォン端子が、なぁ・・・・。 

Albit GUITAR PRE-AMP A3GP (TUBE MODEL)

リーダー

リーダーです。

今日紹介するのはこちら。

IMGP0547

はいっ、ALBITさんのプリアンプです。

所謂「アンプライクなペダル」ではなく、正真正銘のプリアンプです。

購入動機は、レコーディングでアンプシミュレーターでは無く本当のアンプが欲しくて探してた際見付けて、です。

小さく取り回しに便利で、LINE OUTが付いていて、レコーディングには打って付かな、と。

詳細はこちら。

http://www.albit.jp/preamp.html

真空管が内蔵されています。

IMGP0548

真空管を見ただけでちょっと萌えw。

上記URLに詳細及びサウンドファイルの他、高評価のコメントもありますので、僕は敢えて気になった点を。

先ず一点目、ノイズ。

多いです。

シングルコイルは勿論、ハムバッカーでも結構気になるレベルです。

続いて二点目、スイッチの切り替え。

Clean、Crunch、Leadと切り替え出来るんですが、曲者なのがCrunchとLeadの切り替え。

これがね、鈍い。ちょっと考えて切り替えなので、CrunchからLeadに切り替える時に難儀を覚える(CleanからCrunch、Leadへの切り替えはスムース)。

三点目、CrunchとLead。

これ単体の歪みが「うー・・・ん」な出来具合。

なんかね、歪み量は多く無く、Crunch、Lead共に、歪み量を上げて行くとバリバリっとした歪みになります。あんまり好きじゃない・・・。

Cleanで、TS系のペダルを接続すると良い感じになります。これ単体で歪ませるって言うより、歪みペダル+このプリアンプ、だと良い雰囲気。

Crunch、Leadでも、albit a3gpのゲインは抑え気味にして、が良いと思います。てか、そうすると、単体では「う~ん」でも、録音時には「あ、良い感じ!」となるエッジが得られます。

高評価な点。

「CROSS」のノブで音が大きく変わります。右から左へ=Fenderっぽいサウンドからマーシャルっぽいサウンドへって感じ。音が太く抜けて行く感じに変わる。音の幅が広いので、気に入った音を見付けられるでしょう。

で、ですね、こいつの使い所ですが、やっぱ録音時に使用、じゃないかと。

「ノイズが多い=ライン出力でのレコーディングにはしんどい」ってのはありますが、Cleanチャンネルを選択し、解像度の高いTS系ペダルで歪ませると良い感じになります。

只、ノイズの多さはね、ちょっと気になる。その辺シビアな方は、レコーディング用に買ったのにレコーディングに使えないっ事になるかも。ノイズには割かし許容範囲が大きい僕でも気になる。ノイズ・サプレッサー必須かもって思ったり・・・持って無いがw。

で、「これじゃなかったら!」って思わせるサウンドでも無いんです。正直、BOSSのアンプシミュレーターよりサウンドに奥行きがあり、好きなんですが・・・。

「真空管入りのプリアンプでしかも小型!」ってのがこいつの売りだと思うんですが、それ以外に「これだ!」って売りが無いんです。

ただね・・・。

プリアンプとして、マーシャルのキャビに直結すると良い感じなんです。「あ、ちゃんとプリアンプ!」って思いました。ライン直結で使う事に力入れた設計じゃないのかも。

ただね・・・(二度目)。

それならマーシャルのプリアンプ使う訳で・・・うぅーん。

家にスタックアンプあってお金をかけずにプリアンプを変えたいって人にはお勧め出来ます。

スタジオやライブ会場でプリアンプが異なるのを何とかしたい!って人にもお勧め出来ます。

これで気に入るサウンドを作れれば、どこでも自分のサウンドが出せ、且つ持ち運びも便利。

そう言う需要、結構あると思うんですが使ってる人を見た事が無い・・・やっぱ、普通のプリアンプの方が使いでが良いのかなあ。

ALBITは凄く好きなメーカーなだけにちょっと残念です。是非宅録に特化したプリアンプ作って欲しいところです。
プロフィール

fujicooverdrive

登場人物

【リーダー】

ギター・ボーカル
持っているエフェクターの数は4ケタを下らないエフェクター狂人。ワイフが天敵。最近NGWに寄生。


【ミドリカワ】

ベース・ボーカル
メンバーからは「大先生」と揶揄を込めて呼ばれる最年長・最長寿ベーシスト。やっと人生折り返し。正論派。


【ビクシー】

ギターシンセ・その他
最近ギターにシンセをマウントした命知らず。明るいヘビーゲームオタク。絶滅寸前。

【TakaYuki】

ドラム・打ち込み
虚弱ドラマー。話題はオールマイティ。愛車RX-8。スーパーデザイナー。そして卵が大嫌い。
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