四人冗語

“がんばらないけど、ネバーギブアップ”
東京の社会人アマチュアバンド、fujico overdriveのblogです。

エフェクター

Hyper TS-808 mod(Ibaneze~Dr.Lake)

リーダー

リーダーです。

さて、本日紹介させて頂くのはこちら。

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IbaneseはTS808、の、Dr.LAKEのモディファイ品、その名はHyper TS-808 mod。Dr.LAKEは、新潟のを中心に展開する楽器店アポロンさんのブランド。アポロンさんは、ワタクシの退職後の夢「日本中の楽器屋巡り」をする際に必ず訪れたいお店の一つ。

購入動機は、まぁ何となくw。TS808が再発された頃は、丁度僕はエフェクターに嵌り始めた時期と重なり、結果Tube Screamerには大いに嵌り、数多くのモディファイ品にも手を出したが、

・販売中止になる前のTS再現を目指したもの(≒SRVサウンド再現を目指したもの)
・解像度を上げたもの
・ゲインを上げたもの

が多く、正直あまりピンと来ず(特にゲインを上げたものは好みじゃないものが多かった)。

Tube Screamerのみならず、所謂「TS系」にも沢山手を出したが、TS系を謳うペダルはTSっぽくないもの、正確に言うと、僕がTSに求める鼻詰まりな中域が無いものが多かった(これは今もかな)。

そんな食道楽(?)な時に「(TSっぽさは少ないけれど)これは凄い」と思うペダルも幾つか出会ったが、凄いと思うペダルは、ちょっとばかり疲れる音が多かった。抜けが良いが故に一人部屋で楽しんだり、ちょっとしたセッション(殆どやった事ないけどw)では良いけど、バンドで使うには、前に出過ぎよのう、と感じ、大体使わなくなる。

「これは凄い」と思うペダルは、一様に抜けの良さと強い低域があったけど、押しが強い低域って余程アンサンブル気を付けないと本当に邪魔と思うワタクシにはToo Much。と言うかその手の音を出す人のギターの音は耳に疲れるんだよなぁ・・・・。

そんな試行錯誤の中、いつの間にかTSに対する興味も薄れて行ったが、再度興味が沸いて来た最近。切欠は某メーカーのTS系ペダルを試した事。

製造台数が少なく希少性があり人気化しているのだが、そのデモ機を試して「・・・・そんなに良いだろうか、これ」と思い、改めてTSに向き合ってみようかなと。コロナ禍でバンドが休止中だし、そんなんするのも楽しかろう、と。

改めて現行品のTS808、TS9を弾いてみれば思いの外良く(Brunoによるモディファイ品もやっぱり良いなぁ思った。ゲインを抑える事で解像度を高めるあのニュアンスは好きだ。ハイファイなパーツを使う事で解像度を上げる感じは苦手)、もちっと積極的に使ってみようかと思うも、コード引いた時のもっさりした感じとLEDの見難さが凄く嫌で、であれば、とモディファイ品を物色。「TS系」じゃなくモディファイ品を探したのは、TS808のデザインが好きだからってのも理由。

でもね、最近はモディファイ品ってあんまないのよね。

「モディファイ」と言う概念は、Analog.manが世に広めたと認識している。初代ボス・ブックではOD-1のモディファイなんかも記載されており、古~いPlayer誌ではギターやエフェクターの改造なんぞも載っていた記憶があるが、製品として世に広めたのはAnalog.manだと思う。パンクの元祖が誰だって事の定義は難しいが、その概念はSex Pistolsだと思うワタクシだが、ま、そんな感じ(?)。

と、前振りが長くなりましたがそんな中で見付けて買ったのが本日紹介させて頂く
Hyper TS-808 mod。

動画は無いが、メーカーによる説明がこちらこちらにありますが、下記3モードの選択が出来るモディファイ品です。

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スイッチの並びが上記リンク先と説明書でちょい違うのはご愛敬。どっちが正しいのか良く分からぬ。

で、このTS808のモディファイ品ですが・・・・

滅茶苦茶良いんですよ奥様!

いえね、メーカーさんには申し訳ないけど然程期待していなかったんですけど

滅茶苦茶良いんですよ奥様!

但し
僕にとってはです。うん、まぁ、そりゃそうだ。

では、ちょいと説明をば。

先ずですね、弾いてみて「あ、成程」と思ったのがトーンの効き具合。トーンの効き幅は狭く、ON-OFFで差異無いのが各モード共通で1~2時位の位置で、絞り切ってもそれなりにハイは残り、「トーンとして使える帯域にフォーカスしたトーン」になっているなぁ感じた。BJFEやMAD PROFESSORの「FOCUS」よりも幅は広いが、あんな感じ。 うん、成程、これは面白い。

そして面白いのがゲイン。Tube Screamerの使い方として高名な「ゲイン(表記は「overdrive」)を抑えてブースターとして使用」と言う感じじゃない。寧ろ「さ、積極的にゲイン使いましょう」と言う感じなのですよ、えぇ。

overdriveがゼロの位置では各モードでサウンドに大きな差異は無く、overdriveを上げて行くと各モードの個性が出る。と言う訳で、オーバードライブを敢えて全開にした場合のサウンドを説明すると・・・

・Powered TS-808
無改造のTS808に最も近いモードながらサウンドはクリアで、かと言って「無理して音抜け演出しました」感が無く自然な感じが凄く良い。BrunoがモディファイしたTS9のニュアンスがある。

・Crunch
音量が最も稼げるモード。overdriveをマックスにしてもクランチ程度の歪みながら、コンプレッション感が強くなく、トランスペアレント系な感じも、TSらしい中域は健在。個人的に、モード切り替えスイッチ付きのペダルで一番使わないのが「ブースターとして使う為に歪み控えて音量稼げる様にしています」とのモードだが、これは使いたい。

・Powered Edge
Powered TS-808よりゲインが若干高く、その名の通りエッジ感がある(BD-2の様な感じではない)。狙いは「マレーシアン・チップ搭載のTS808」なのだろうか、と思ったり。同オペアンプがマウントされたKeeleyの手によりモディファイされたTS808は解像度の高さによるエッジ感があるが、これは原音が良い塩梅で混じる感じのエッジ感。トーンを上げ切っても耳に痛い感じは無い。

てな感じ。あ、言うまでも無く「私見」ですので悪しからず。

で、このペダルのチューニング、低域は現行品より削るニュアンスながらコンプレッション感を控え目にしているんじゃないかなと思うんだけどどうだろう・・・・。

僕の推測があっているかは分からないが、このチューニングは本当に素晴らしいと思う。意図して制作されたものなのかは分からないが、凄く好み。

そのニュアンスは、各帯域にこんな特徴を齎していると感じます。

・低域:
「スカスカ」にも「玉」にもならず適度に纏まる
・高域:モードによってはエッジ感があるも、耳に痛い感じが無い
・中域:TS特有の鼻詰まりなニュアンスはあるもアタック感は弱め

中域は、ギターで最も美味しい帯域も、美味しいが故にアンサンブルで交通渋滞を起こしがちで、結果バンドの音量が上がっちゃうんじゃないかと思うが、その解決として押しの強いペダルにしたりトランスペアレント系のペダルにしたりはある様に思うが、ちょい低域を抑えてその代わりコンプレッションは控え目なニュアンスのこのペダルは、アンサンブル渋滞の解決策を一つ増やすんじゃないかと思う。押しの強いペダルもトランスペアレント系のペダルも苦手な僕には、とても嬉しい選択肢。

以上です。

流行りが終わった感のあるモディファイ・エフェクターですが、まぁ元々流行りに乗っかれない方だし、これは良いなぁと思ったので紹介させて頂きました。あ、因みにLEDは可視性の高い青、です。

Long Tail #873(Sumo Stomp)

リーダー

リーダーです。

さて、本日紹介させて頂きますのはこのペダル。

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Sumo StompLong Tail #873。リンクをご覧頂くまでもなく、見る人が見れば、かのKlonはCentaurにインスパイアされたモデルである事は一目瞭然でしょう。

Centaur系のエフェクターを紹介させて頂く度に書かせて頂いておりますが、ワタクシは絵無しゴールド一台所有しているのみで、所謂「FAX ONLY」含め、他のCentaurは試した事もなく、どうのこうの言える立場にないので、「Centaurに肉薄したサウンドか」はお答え出来ませんので悪しからず。

こちらの商品については、メーカーのブログのこことかここに詳しい。ビルダーさんが所有する#873をボリュームの可変部分以外を模したペダルとの事。

散歩と言う名の楽器屋巡りで宮地楽器さんに立ち寄った際試したら、もう凄まじく良かったので購入を・・・・と思ったらデモ機で、予約してこの度入手。
これも素晴らしいと思ったが、このLong Tail #873も(ちょっと違う方向性で)素晴らしく、どうしても欲しい、と予約を入れさせて頂いた。

機材は縁があれば、と言う方針(?)なので予約はしない事に加え、入手、代替が困難な製品は避ける様にしているのだが、これは欲しいと言ったら欲しい、と駄々っ子のワタクシが顔を出した。それだけ凄いなぁと思ったのである。

さて、このLong Tail #873、何が良いかと言うと、まぁサウンドが凄く良い、としか言い様がないのであるが、どこが良いかと言うと、

・Centaur系にしてはゲインが高めで、バンドでメインの歪みペダルとして使える
・ゲインを上げても分離感と適度な歪みのバランスが良く、音が「玉」にならない
・ゲイン高めの設定でも、ON-OFFで音量差が無い設定が出来る(Centaur系ペダルではあまりない)

のが素晴らしいと思った次第。

(手持ちのCentaur及びCentaur系比で)ゲインが高いとは言え、所謂「音の壁」みたいなサウンドではないし、それを求めるペダルではないだろう。

個人的に好きなサウンド、トレブリーじゃないクランチ・サウンド(人によっては「歪んでないじゃん」なレベルかもだが)はこんな感じで、添付よりちょいゲインが高くもこんなニュアンスをこのペダルからは感じた。







ギターの美味しい部分が出て、且つ分離感もあり、耳に痛くないサウンドは僕にとって理想も実現出来ずにいたが、Long Tail #873ならそれが期待出来ると感じている。

Centaur(系)はゲインを上げずに使う、がデフォルトな感じかもだが、Long Tail #873はゲインを積極的に上げた方が良いかと思う。その方が、美味しい帯域が出てくる感じがある。そしてそのサウンドは、他のCentaur系ペダルとは明らかに一線を画すサウンドなのである。

Trebleはちょっと面白い効きで、ON-OFFで差異が無いのはGainはゼロで、Output、Trebleが11時位なんだけど、Gainを上げた際は音抜けを求めてTrebleをもうちょい上げるんだけど、上げるに連れヒステリックな感じが出てくる。これは、Gainを上げない時にはない特徴。ハムバッカーなら(シングルコイル比で)ある程度Trebleは上げるかと思うが、手持ちギターで唯一のハムバッカー搭載のStratocasterで試すと、これまた美味しい感じが出て来て、ギターを選ばずスィート・スポットが得られる設計なのかしら、と至極感動したり。

アンプをプッシュするとの趣旨は、ちょっと試したけど、悪くは無いがこのペダルに限らず、Centaur及びCentaur系ペダルじゃなくても良い物があるんじゃないかと感じた。Jan Rayとか、一部のロー・ゲインなファズとかあるんじゃないかと。まぁ、駄目耳の戯言かもだけどw。

Centaurのサウンドの特徴って、手持ちのCentaur系ペダルでも色々特徴があって、「どれ?」って感じで答えが無い。強いて言えば、エッジが立ち過ぎじゃない感じで抜けるサウンドが演出出来るって感じなんだろう・・・・か?

「低域を抑えて抜けるサウンドながらトレブリーじゃない」ってのは、僕が望むサウンドなんだけど、そんなサウンドを求めて「低域を抑える」とのイコライジングをして来た訳だが、そうするとハイがにッジが立つニュアンスになって・・・・、と、痛み痒しと言うか帯に短し襷に長しな感じでしたが、その回答がこのLong Tail #873では出来るのが嬉しい限り。このペダルにもっと早く出会いたかったなぁ。

最後に、動画をば。



この他にも色々ありますが、操作性やサウンドは、上記の動画をご参照下さればと存じます。うん、分かり易い動画です。

以上です。

中々入手が難しいペダルですが、淡路町の宮地楽器さんにはデモ機がありますので、気になられましたらお試しになるのもありかと存じます。

Beryl(Leqtique)

リーダー

リーダーです。

リーダー「エフェクターを買おうと思うんだ」

家人「ほう・・・・その度胸は認めるが、足で踏んで音が変わるものをこれ以上買ったらどうなるか、知らぬ訳でもあるまい」

リーダー「相応の覚悟を以て買う意思を固めた、とだけ言っておこうか」

家人「死を覚悟する程であれば条件付きで認めよう」

リーダー「ほぅ?」

家人「買っても良い、が、月曜日から金曜日の間に買う事」

リーダー「平日は仕事があり楽器屋は行けぬがネットショッピングがある。是非もない」

家人「もう一つ。私がいつ買うか、を予想出来ない日に買う事」

リーダー「・・・・くっ、成程」

家人「自分はエフェクターを買う事が出来ない、と分かった様ね」

リーダー「先ず、金曜日に買う事は出来ないよな。何故なら、木曜日まで買わなかったら、金曜日に買う事を君が予想出来るから」

家人「・・・・それで?」

リーダー「木曜日に買う事も出来ない。水曜日まで買わなかったら、金曜日に買えない以上、木曜日に買う事を君が予想出来るから」


家人「そうねぇ」

リーダー「同様の理由で、火曜日、水曜日も買えない訳だろ?木曜日、金曜日に買う事が出来ない以上、火曜日まで買わなかったら水曜日に買う事が予想され、月曜日買わなかったら火曜日に買う事が予想されるから」

家人「(無言で笑いを堪える)」

リーダー「とすれば月曜日に買うしかない訳だが、それも無理だ。何故なら、この条件だと月曜日しか買えない訳だが、月曜日しか買えない事を君が予想出来ているから」

家人「あはははは、そうなるわねぇ。残念だったねぇ」

と言う訳でLeqtiqueBeryl、買いました。

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先ずは動画でも。



リンク先、や、上記動画をご覧頂けば凡そ分かるかと思います、が、私見で端的に言わせて頂きますと「トランスペアレント系の音の分離の良さを持ちつつしっかりと歪ませられるペダル」かと。

この両立は中々難しくて、僕が所有している、若しくはして来たトランスペアレント系ペダルは「分離が良いオーバードライブ」と高評価している一方、「音量は稼げるがゲインは稼げない」との不満がありましたが、これはそれを解消してくれる逸品。うん、素晴らしいと思う。と言うか、素晴らし過ぎると思う。

販売は数年前で、発売当初に一度試して、ピンと来なくて購入を控えたのは、(ゲインを上げた設定にすると)ON-OFFで結構音量差があって使い難いかな、と思って。それは今も思うのですが、「あ、もしかして、僕の設定が違ったかも?」と気になり購入してみれば、音量差はあるものの僕の設定で使う分にはOKで、良いなぁと思った次第。

コントロールは簡単で、ボリューム、ゲインの他、特徴的なのはローカット(一番小さいノブ)とハイカットが付いている事でしょうか。

ローカット、ハイカットはTimmyでも採用されており、独自のと言う訳ではないが、効き方は大分違う。

ゲインを上げて行くとローとハイがズイッと出てくる感じで、その調整としてローとハイをカットする感じだが、ローとハイをカットしても、所謂「TS系」な中域が出てくる感じじゃないのも面白い。
歪み量はオーバードライブのそれを凌駕し、ディストーションと言える程(定義は曖昧ですが)。

サウンドはエッジが立った感じも、ハイカットすれば刺々しいという感じでもなく、「抜ける音色」と言う感じ。+で音抜けを良くしたい場合は、ローカットすればその効果が得られるが、エッジ感があるので低域が出てこない、と言う感じではない。前述の通り、ゲインを上げた時にToo Muchになる高低域を補正する感じで「低域がもっと欲しい」と個人的には思わない。

(主に低域が出過ぎな事による)バンドの音抜けが悪いと言う際に、トランスペアレント系のオーバードライブは有益に思うのですが、ゲイン量が(そんなにハイゲインを求めない僕でも)不満を感じる事が多々ありますが、Berylはそれを解消してくれる。うん、素晴らしいチューニング。ツインギターのバンドでは非常に有用ではないだろうか。

ゲインを絞ればクリーンブースターに使え、ちょいとゲインを上げれば高低域、主に低域が出るので、「味付けのあるブースター」としても使える汎用性の高さも見逃せない高評価なポイント。

とても素晴らしいペダルだと思いますが、然程楽器屋さんで見掛けないのが不思議でならない。「ゲインがしっかりあるトランスペアレント系オーバードライブ」にそんなに需要がないのかなぁ・・・・素晴らしいペダルなのに。「Centaurに汎用性を持たせハイゲインにも対応させたペダル」とかのキャッチコピーを付ければもっと売れるんじゃないか?と思ったり。

加えて書くと、このペダルは「アンサンブルでなんぼ」と言う評価をして然るべきに思ったり。

単体で弾くと「ハイが耳に痛い」と感じる方も多いかも。「ハイをカットする」となると抵抗がある方、いらっしゃる様な・・・・。

そこはあれです、(ゲイン上げるなら)思い切ってハイカットして大丈夫かと思うのです。ゲインを上げると相応なハイ出てきますし(ローもですけど)。

尚、ビルダーの細川さんは同郷で、元々北一硝子のガラスのイメージを筐体デザインとして来たとの事ですが、今回は積丹の海の色、俗に言う「積丹ブルー」をイメージしたとか。成程、それっぽいエメラルドな色合いが美しい。



で、凄く気に入ったのですが、同時に凄く難しいペダルだなぁとも思いました。ピッキング・ニュアンスが出易いので、僕の様なポンコツ・ギター弾きには過分なスペックで・・・・w。

Leqtiqueのペダルは2台目なのですが、それも難しいペダルだったなぁ・・・・基盤は相変わらず素晴らしく美しいけど。

以上です。

あ、因みに冒頭のやり取りは「テストのパラドックス」「死刑囚のパラドックス」と言う有名なパラドックスのパロディです(
パラドックスとは言えないのだけれど)。ご興味ある方は検索下さいませ。

「月曜日から金曜日の何れの日も買えない」と予想出来るって事は、どの日に買っても「予想出来ない日」となってしまうと言う、そんなお話でしたとさ。

Sun Lion Fuzz Booster Pedal(ANALOG.MAN)

リーダー

リーダーです。

最近、家人が「ジョジョの奇妙な冒険」に嵌っていて、つられてアニメを見ているのだが、つくづくワタクシと言う人間がスタンド「キラークイーン」の能力を持っていなくて良かったと思う。

ワタクシの性格からして、洒落でエフェクターを爆弾に変え、「踏んだら爆発するエフェクター」なる物騒なものを作ってしまいそうだからである。

いや、ワタクシのみならず、フジコ・オーバードライブのドラマーTakayuki君もキラークイーンは危険である。彼の性格からして「爆弾に変えたものを忘れて自分で触って自爆する」とかありそうだ。

ブチャラティ2

上記画像はビクシーの馬鹿野郎が以前書いた絵だが、ネタは間違いなくブチャラティ。

・・・・久々に見たが、アイツやっぱ死刑で良いよな・・・・。

ジョジョの奇妙な冒険は、第5部「黄金の風」が一番好きだ。独特のダークさとポップな感覚があって、それが好きだ。

ダークで、それでいてポップな質感があるものが好きで、絵画で言えばビュッフェとかブレイクとかが好きで、エフェクターで言えばファズが好きだ・・・・って、ちょっと強引過ぎる前振りだな、うん、申し訳ない。

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はい、Analog.manはSun Lion Fuzz Boosterです。

Fuzz Faceを模したSun FaceとRangemasterを模したBeano Boostを2in1にしたペダル。

購入動機は、Sun FaceのLow Gainなもの(後述します)が欲しいなぁと以前より思っていたのですが、ある時出会って購入。

先ずはSun Faceの方から。

上記リンクをご覧頂ければ分かりますが、直接Analog.manにオーダーする場合、自分好みにアップデートが可能で、トランジスタも選択可能。

ワタクシのはBaldwinのゲルマニウム・トランジスタを採用した「Low Gain」なそれ。トランジスタについてはこちら参照。

「買うならLow Gainの、それも日本製トランジスタを採用した物が良いな」と思っていたのですが、トランジスタまでは分からず、Low Gainなものだったので買ってみればBaldwinのそれだった。うん、残念。まぁそんなもんだ。

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デザインは可愛くて好きだけど・・・・w。

3つあるノブの内、VOL、FUZZは説明不要かと思います。中央にある「SUN DIAL」と名付けられたノブはバイアスかと思いますが、ちょっと分からないのが

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内部のトリム・ポットもバイアスらしく、何故に二つ?と少々混乱。そしてそこには「触んじゃねえ」と言う注意書きもある。

この「バイアス」と言うのが良く分からぬ。電圧を調整して正常に稼働する様にするとか文言では「ふむふむ」なのだが、動作が不安定なゲルマニウム・トランジスタの補正とするなら、ゲルマニウム・トランジスタ対比で安定しているシリコン・トランジスタには不要なのか?と言うとそうでもなく、トランジスタの個体差の補正と言う意味なら、固定でも良い筈で・・・・うん、今一分からない。

「何Vでクリップするかの補正」であって、「小さい電圧でもクリップする様に補正する」、なら分かるが、僕の認識が正しいかは甚だ自信が無い。

で、このSUN DIAL。温かい環境、寒い環境下で試すも大体効果は同じ。

「FUZZ」のノブを12時で固定すると、左に絞り切るとそこでも歪み、上げて行くに連れ歪まなくなり、一方で音量は上がる。音量の上がり方はイコライジングが掛かり、上げると中低域が上がる。「FUZZ」のノブを最大にすると、歪み量は変わらぬもイコライジングの効果は残る。

どれ位のゲインで、どの帯域を上げるか、と言う使い方でスィート・スポットを探ると音作りがし易い。

続いてBeano Boost側。

Beano Boostは持っていて、お気に入りのペダルの一つだがノイズが大きいのが玉に瑕だが、個体差か、このSun LionのBeano Boostはノイズ少なく使い易い。

所謂「トレブル・ブースター」だが、スイッチで帯域は変化出来まして、ミッド(上)、トレブル(中央)、LOW(下)の選択が可能。コンデンサの容量で変化させている様で、スイッチにはコンデンサーが3つそれぞれに接続されている。

Sun Face同様、ゲルマニウム・トランジスタは色々な種類が使われており(上記のイコライジングのコンデンサも複数の種類がある)、Sun Lionのコンデンサは型番が良く分からぬ・・・・。

ノブを絞り切ると音が出なくなるタイプのブースター。9時でフラット、最大18bpの音量アップが可能。ゲイン・ブーストとして「もうちょっと上げたい」と不満を持つ方が居るかもですが、僕には必要にして充分。

と、それぞれの紹介が終わりましたので、ワタクシのSun Lionの使い方はと申しますと、「クリーンアップの補正にBeano Boostを使う」で御座います。

ギター側のボリュームを絞った、エンハンスが効いたクリーン・サウンドは凄く好みなのですが、音量が下がり過ぎたり、高域がきつ過ぎたり、との不満を感じる事もあり、そんな際にBeano Boostは大変に有効。

ギターのボリュームを絞ってクリーンを作ってBeano BoostをON、スイッチをLowにセットすると、エンハンスが効きつつも充分な線が細くなり過ぎず、好ましいサウンドが得られる。

ギターのボリュームを上げる際にはBeano BoostをOFFにし、リフやソロで音量を上げたい時にはBeano BoostをONにし、なんて使い方をすると、これ1台で(空間系以外は)完結出来るポテンシャルがあるペダルとして重宝している。

Sun Faceのサウンド設定は、ロー・ゲインであるが故にある意味操作し易く、SUN DIALでゲインとイコライジングを細かく設定も出来て、シングル、ハムを問わず暫く弄るとスィート・スポットが見付けられる。Rickenbackerの様な癖が強いギターでも使い易いペダル。

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まぁ、Rickenbackerは、弾きながらボリューム操作がし易いギターじゃないけどw。

バンドで使った事がないので書く気が無かったのですが、Twitterでお世話になっている方が「ご興味あり」と言う事でざっと書いてみました。

少し余談ですが・・・・

ファズと言うとゲルマニウム・トランジスタを使ったものが好まれる傾向があるかと思いますが、個人的にはシリコン・トランジスタのものの方が好きで、その理由はと言うと、ゲインを上げた時に、恐らく多くの方が好まれる「オーガニックなサウンド」と言うのが使い難いからなのですが、このSun Lionはそんな「オーガニックなサウンド」が苦手なワタクシでも扱い易いペダルです。その功績はSUN DIALかと思いますが、これにより「よりオーガニックなニュアンス」を演出する事も可能かと思います。

以上です。改めて申し上げますが、私見ですので参考程度にして頂けます様宜しくお願いします。

Scylla X(マキノ工房)

リーダー

リーダーです。

と言う訳で本日紹介させて頂きますエフェクターはこちら。

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はい、マキノ工房さんのScylla X。初期Centaurの再現を目標として作られたペダルとの事です。

Scyllaには幾つかバージョンがある様で、こちらはXの名を冠されております。バージョンのスペック、サウンドの差異はこのペダルしか試した事がないので分かりません。

個人工房のエフェクター。此処数年避ける様になって来てまして、理由はと言うと、拘りのパーツを以て作られているのは良いかと思うのですが、そのパーツがなくなると当然製造は出来なくなる訳で、入手したものがどれだけ気に入っていても、現品限りとなっちゃうのが嫌だなぁと。壊れたらそれまで、ってのはね、どうにもね・・・・。

同様の趣旨で限定製品も手を出さぬ様にしているのですが、こちらは30台限定品ながら、思い切って買ってみました。

思い切ってと言うはそのお値段も、で、私史上最も高額のエフェクターです。手持ちのエフェクターで、現在の価格がこれより高価な物はありますが、新品としては最も高価。これより高価なエフェクターは買わぬだろうと思っていたが・・・・。

で、最初に申し上げておきますが、初期Centaurとの比較は出来ませんし致しませんので予めご了承下さい。もっと突っ込んで申し上げますと、真空管アンプを歪ませたサウンドに然程素晴らしさを感じないワタクシですので、真空管アンプをドライブさせるブースターと言う意味で重宝されるCentaurの評価が出来るとも思えません。

と言うのは、
Centaurは絵無しゴールドを1台持っているだけで、所謂「FAX ONLY」は試した事もなく総合的な比較は出来ませんし、そもそもCentaurを恒常的に使っていた事もないですし、模したペダルはこれまで幾つか試しましたが、それぞれに個性があり、好きなのも幾つかあるけど、そもそも手持ちのCentaurですら「これがないと困る」ってレベルのものはなく、試した限りにおいて、Centaurは僕には要らないんだろうなーと言う「苦手意識」すら持っております。

で、そんなワタクシがこの「初期Centaurの再現」を謳ったペダルを購入した動機は複数ありますが、最大の動機はバッファの素晴らしさ、です。

良質なバッファ付きのペダルの謳い文句に「繋ぐだけで音が太くなる」なんてのをよく見掛けますが、体感出来たのは正直殆ど無い。Providenceのは煌びやかになる感じで効果を感じられたが、暴れ過ぎな感じもあり、効果は明瞭だが使い難い、と思ってしまった。

で、このScylla X。もう単純に「凄い」と思った。いや違うな。正確に言うと「僕が欲しいバッファってこんな感じなのよ!」です。うん、そうだ。

音が太くなるという感じではなく、音を明瞭にし、且つバランス良く音を纏めてくれるバッファとして「凄い良い!」と思いました。試し弾きさせて頂いている時は、ペダルをOFFにして試す時間の方が長かったほどで・・・・。

手持ちのCentaur対比でもそれは顕著で、Centaurはよく言えば「音が太い」とも言えますが、換言すると「音の輪郭が不明瞭」とも思え、確かに真空管アンプをドライブさせた時の刺々しさとは相性がいいんだろうな、と思う次第。

一方Scylla Xは、Centaurほど「不明瞭」ではなく、Providenceのバッファほど「明瞭」じゃないと言う印象。僕が欲しい感じのバッファだと思いました。

僕の感性と近しい人、いや、こんなポンコツ・ギター弾きと感性が近いしい人がいたとしても「俺がそれです!」とは言い難かろうと思いますが・・・・。

で、ONにした印象はと言うと、これは「ハムバッカー使いが欲しいCentaur系のペダルじゃないか?」と思いました。

バッファの明瞭さを維持しつつ、トーンの効きは凄くあり、セッティング次第ですが、トーンが14時以降だとハイが凄く出る印象。シングルコイルなら、12時迄で纏められるかと。

加えて、Centaur系らしくローは適度に纏められており、明瞭さがありしっかり抜けてくる。これは凄く使い勝手が良いと思う。

と言うのは、アンプって、(イコライザーの設定が同じなら)「音量を上げる=相対的にローの方が出る」と思うのですが、部屋や会場の大きさで音量はそれなりに変わりましょうが、音量を上げなくてはならない場面でもローが過度にならず、音量を下げたとしても、その明瞭さからトーンを絞っても抜けてくる感じがあり、これがあると音作りはし易かろうと。

強いて弱点を言えば、アンプをドライブさせると言う目的で使うには、ちょっと明瞭過ぎると感じる人もいるかも知れない。トーンを絞れば解決するが、その可変幅を超えて調整したいと思う人がいたら使い難かろうと。

歪み量は多くなく、シングルコイルならそんなに歪まない一方、これの前段に低域が強いペダル、例えばファズなんかを繋ぐと凄く好みなサウンドが得られる(ゲート感が強いファズだと今一だったけど)。

ファズ独特のブーミーな低域を纏め、それでいてファズらしいざらついた質感を残すも煌びやかで好きである。ファズをトレブルブースターでブーストした質感に近いが、それよりマイルドで、バンドで使うならこっちだろうなぁと。

以上です。

エフェクターには流行り廃りがあり、今は持て囃されているCentaurですが、それが一段落したとしても、このペダルの持つ特性は求める人は熱心に求められるのではないかと思った逸品でした。

しかし・・・・凄く良いなと思うペダルに出会えるのは嬉しいが、バンド活動がないとバンドで試せない訳で、それはそれでストレスだなぁ・・・・。

Supreme(BSM)

リーダー

リーダーです。

3月最後に紹介させて頂きますペダルはこちら。

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はい、BSMSupreme、現時点では同ブランド唯一のオーバードライブに御座います。

このBSMと言う独逸のメーカー、見掛ける事は多くなく、使用者もそう多くはないかと。

他人様よりちょっとだけエフェクターが好きなワタクシですが、所有するのは2台で、内RMは大層気に入っておりまして、自宅での使用頻度は少なくないペダルです(ORは殆ど使わず)。

バンドではと言うと、その使用頻度はゼロに等しく、理由はと言うと、その強烈なエンハンス効果が主張が強過ぎてバンドで使うには難しいと言うのが大きいのですが、一番はLEDが無く不便と言う事であります。

そんなBSMにしては珍しいLED付きのペダルで、且つトレブル・ブースターやファズを得意とするメーカーのオーバードライブと言う事で興味を持ち、試してみて気に入って購入。

正直言うと、購入する気は全く無かったのですが、前述の通り見掛ける機会が多くないペダルの、且つ出会った事が無いペダルって事で興味を持って試しちゃったと言うね。まぁ、そんなんばっかりなんですけどね・・・・。

基盤は、所有するBSMと同様の仕様。基盤保護目的かコピー対策か分かりませんが、箱に入っております。

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手彫り(?)のシリアル(?)にハンドメイド感が溢れているのと、ポットがね、面白いです。どう言う仕様なのかしら?

このペダル、上記リンク先によりますと、リッチー・ブラックモアのサウンドの再現を目指したペダルと言う事ですが、それを再現出来ているかは正直分かりませぬ。Deep Purpleをそれ程知っている訳では無いですし、それを期待して買った訳でもないので判断付きませぬ。と言うかいつの時代のリッチー・ブラックモアのサウンドを模したものなのかも不明。まさかBlackmore's Nightのサウンドをって事は無いと思うけど・・・・。

では、動画など。



試して一発目にコード弾いて「あ、買わない」と思いましたが、弾いて行く内に「買う」となったのがこのペダル。

そうなった理由は、その味付けの適度さ。ギターのサウンドを純粋に歪ませていきました感があるサウンドが気に入ったから、です。

こう書きますと「トランスペアレント系?」と思われるかもですが、ゲインがあまり高くない事では似ておりますが、トランスペアレント系のペダルとは違い、コンプレッション感はそれなりにあります、が、それが過度ではなく「適度」。無さ過ぎと言う訳でもない。

原音を崩さず、暴れる感じでも無い適度なコンプレッション感に、弾いて行くに連れ「これは凄いペダルかも知れぬ」と思いました。

ゲインはそう高くないとは言え、個人的にはバッキングで使うには充分で、トランスペアレント系の一番苦手な所、好みの所までゲインを上げるとON-OFFでONにした時音量が上がり過ぎると言う事も無い。

試した最初は、中低域寄りでそれなりにエッジ感があるサウンドかなと思ったのですが(だったら要らないと思ったんです)、ピックアップ・セレクターを弄ってみるとその印象は変わり、ああ、ギターの音に「適度に」忠実なのね、と考えを改めました。

コントロールがボリュームとゲインだけでトーンが無いのも、「そう言うのはこのペダルに求めないでくれ」と言うメーカーの意図なのかと思料。リッチー・ブラックモアのサウンド云々の宣伝文句は、このペダルを表するに寧ろマイナスなんじゃないかなと。「適度なコンプレッション感を加味したトランスペアレント系オーバードライブ」が適切な表現に思います。

ピッキングに対するレスポンスも良く、ゲインを絞った際のクリーンでもコンプレッション感があり、クリスピーなサウンドはファズ的にも思います。

「適度なコンプレッション感」をもう少し言うと、低域にコンプレッション感を出し中域を出すと言う感じではなく、全体に掛かる感じ。人によっては「低域が強い」と感じるかもですし、エッジ感を少し加えているのもあり「ハイが強い」と感じるかもです。回路が全く分からないのですが、原音に上記のトリートメントをし、そこにゲインを加えて行く設計じゃないかと。

個人的にお勧めしたいのは、ピックアップの切り替えで音質変化をされるギタリスト、マルチ・エフェクターやアンプで音を作りつつも、歪みにアタッチメントを求めるギタリスト、かと。ああ、トランスペアレント系のペダルは好きだけど、もうちょい「暴れない感じだったらなぁ」と思ってらっしゃるギタリストの方にも良いかも。うん、どれも俺に該当しないのは放っておいて貰おうか。

原音に充実であるので、ゲイン・ブースターを使えば、バッキングとリードの切り替えなんかも良い感じ。幾つか試したところ、Super Hard ONが良い感じだった。巻き弦がビンビンと鳴る感じが心地良い。

以上、Supremeのレビューに御座いました。

あまり見掛けるペダルではありませんが、リッチー・ブラックモア云々じゃなく試してみるのはありかと思います、はい。
余談かもですが、BSMに共通する「筺体上部にはスイッチしかありません」と言うデザインは、踏んだ際に足がノブに触れて設定が変わるなんて事が無く好きです。

HOT CAKE Old Circuit(CROWTHER AUDIO)

リーダー

リーダーです。

と言う訳で、最近では珍しいエフェクター・レビュー、2発目に御座います。

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はい、Crowther AudioによるHOT CAKE、そのオールド・サーキットと言われる歪み系ペダルに御座います。

以前より探していましたが、美品に出会えず、何となくずるずると買いそびれて居まして、「ま、出会ったら買いましょ」くらいな気持ちでいたら、忘れた頃に出会った、と。

HOT CAKEはこのオールド・サーキット以外に、スタンダードと名付けられたバージョンもある他、トーンの切り替えをスイッチじゃ無くノブにした物もあり、オールド・サーキットを3ノブにしたもの、スタンダードを3ノブにしたもの(Bluesberry)と言うものの他、HOT CAKEを2in1にしたものとか。最近じゃこんなものまで出ているが、
輸入元のHUMAN GEARさんがあまり輸入していないのか、最近は新品を見掛ける機会が少なくなった気がしますのと、Bluesberryは代理店経由の物は見た事が御座いません。

購入動機は、スタンダードを3ノブにしたBluesberryは持っているのですが、オールド・サーキットは試した事が無く、試してみたいなぁと思っていました。

少し余談ですが・・・・

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これ、Bluesberryの内部のスイッチなんですが、NをNormal、BBをBluesberryとすると、Nがオールド・サーキットで、BBがスタンダード?とも思うんですけど・・・・どうでしょうね。向かって右はBass用じゃ無いかと・・・・。

ま、それは兎も角で。

此方の本の製作者インタビューによると、「オールドとスタンダードの差は僅か。スタンダードは少しエッジをソフトにした。オールドはちょっとロックしている」と言う事で、「はて、どんな差なんじゃ?」と興味がありましてね。

HOT CAKEのサウンドに付いては、まぁ彼方此方に書かれていますが、Driveを上げるとブーミーとも言えるファットなサウンドとなり、時にそのブーミーさがファズ的とも評されている、が一般的かと。

ファズ的と言っても、ファズの様に「サスティンがいきなり無くなる」と言う事はないし、ブーミーと言っても、「音の密度が高い」と言う感じだけれど。

又、ピッキング・ニュアンスが出し易く、ギターのボリュームを絞った際にクリーンを作り易い、と言うのも特徴として挙げられるかと。

それに対し同意するものですが、もう一つ特徴があると思ってまして、何かと申しますと「Driveを絞った際にエンハンスの効いたクリーンが出る」も、あると思います。

個人的には、このエンハンスの効いたクリーンがあるからこそ、Driveを上げた時のファットさが、操作し易いファットさを作ってるんじゃないかなと思料。エンハンスの効いた抜けの良い音が先ず作られ、それにブーミーな歪みが加わって行く、みたいな設計じゃないかと。

で、オールド・サーキットとスタンダード(Bluesberry)との比較ですが、サクッと結論だけ申し上げますと、オールド・サーキットはスタンダード(Bluesberry対比)より、Driveを上げた際の音の密度が少なくスッキリしている感じ。HOT CAKEの特性である中低域が少し抑えられているかな、位な差異かなぁ?と言う印象ですが、この差異は成る程、どう使うかで好みが分かれるかもなぁと思いました。

凄い端的に言うと、個人的な使い方で言えば、太いリード・トーンが欲しいならスタンダード、バッキングやリフで使うならオールド・サーキット、と言う感じ。バンドの自分の立ち位置ならオールド・サーキット一択となりそうですが、「こっちじゃなきゃ嫌だ」と言う差異ではなく、許容範囲なレベル(個人的には、です)。

又、中低域のファットさって、アンプ的なニュアンスとも思っていて、最近は「音の奥行きは(残響ではなく)中低域で得られる」と思っているのですが、どれだけそれを求めるか、でも、オールド・サーキットとスタンダードの評価は変わるんじゃないかなと。

僕がHOT CAKEに興味を持ったのは、リアにローカット・コンデンサーがかまされていて、凄く線の細いサウンドが出るRickenbackerは360C63をメインにしていた時、HOT CAKEの図太いサウンドがマッチして好んで使っていたのですが、心地良い所までDriveを上げると少しローが強過ぎると感じ使わなくなったが、オールド・サーキットだったら使い続けていたかもなぁ・・・・、あ、HOT CAKEのオールド・サーキット、スタンダードのどちらにすべきか悩んだら、「気持ち良い所までDriveを上げて判断する」って基準を持つのはありかもだなぁ・・・・。

使わなくなってからも、HOT CAKEを手放す気になれなかったのは、これが唯一無二なサウンドである事もありますが、リア・ピックアップのサウンド補正として有用だから、と言うのが御座います。

リア・ピックアップのワウの半止め風と言うか、低域にフィルターが掛かったとサスティンが無く中域が出たサウンドがあんまり好きじゃ無く、その是正として気持ち良い低域のプッシュがあるHOT CAKEのサウンドが気に入っているためです。そしてオールド・サーキットのチューニングの方が、より好みだったりします。

と言う訳で、HOT CAKEのご紹介でした。

バンド再開して、1997を使う時には使いたいなぁと思い、備忘がてら書いてみましたが、実際使うかどうかは結構微妙・・・・w。

前述の、リア・ピックアップのサウンドの是正と言う意味では、お気に入りのil diavolo overdriveFulltenderでも出来ますし、密度の高い音がバンドにマッチするかと言うとう~んだし、選択肢として「マスト」って感じじゃ無いかなと・・・・。

HOT CAKEの密度が高いドライブ・サウンドは、換言すると「アタック感をスポイルする」とも言え、それもどうだろうなぁと。

エフェクター・レビューでご高名なBenimaruさんが、奇しくも最近HOT CAKEの紹介動画をアップされていましたが、その動画ではTelecaster(Xoticの物なので「Telecaster Type」なのかな?)をご使用されていまして、「おお、良い音だなぁ」と感心したのですが、拝聴しながら、成る程、Telecasterのアタックの強さをHOT CAKEでコントロールするって良い感じなのかも?、と聞き入りました(Benimaruさんの趣旨とは違うかもですが)。



こうして聴かせて頂きますと、やっぱ機材ってのは組み合わせでその印象も変わるなぁ、と改めて感じた、3月の一日でした。

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Phase45(MXR)

リーダー

リーダーです。

忘れた頃にやって来る、エフェクターレビューに御座います。

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はいっ、MXRはPhase45、フェイザーに御座います。

此方は現行品d根はなくJim Dunlop売却前のMXRの代物、
基盤をご覧頂くと分かる方には分かったりします(そりゃそうだ)。

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なんでしょうねぇ・・・・Jim Dunlop売却前のMXRはなんか萌えます。うん、萌えまくります。裏蓋のMXRの文字とかにも萌えます。パーツ等をご覧になって「ん?」と思われる方いらっしゃいましょうから予め申し上げますと、此方は彼方此方モディファイが為されていおりますのでご了承下さい。

楽器屋さんに足繁く通うと、時々Jim Dunlop売却前のMXRが纏まって売りに出される場面に遭遇します。コレクター的に揃え、飽きて売却、と言うループがあるのでは?と邪推しております。

時々、Jim Dunlop売却前のバージョンでの復刻が現MXRで為され、Phase45も75年のそれを模したBUD CASE使用のものが出ておりまして、ワタクシも保有しております。復刻版との差異は後程。

Phase45は2ステージのフェイジングで、同MXRのPhase90が4ステージとあって、まぁ、薄味なフェイザーです。

文字で比較すると

Phase90:うぉおおおおりゃああああ!(by骨太な男)
Phase45:えーいっ(by華奢な女性)

こんな感じです(どんなだよ)。

では、同年代と思しきPhase45の動画でも。





スクリプト・ロゴ時代はこんな感じ。



動画で聞くのと実際使うのでは印象は異なりましょうし、又、家で一人使うのとバンドで使うのも印象異なりましょうから、ご参考程度って事で。

復刻版のPhase45を持っているので買う気は無かったのですが、Jim Dunlop売却前のPhase45と気付き欲しくなっちゃって試し、モディファイ個所もサウンド面も「あ、こりゃ良いわ」って事で購入。

LEDとDCジャックの増設、True Bypassと言うモディファイが増されていて、LED増設は個人的にはマストな改造だったのでウェルカム。サウンド面では復刻版と明らかに違うなって思ったのが低域。

復刻版は低域が抑えられる感じで、ONにした際に、よく言えば煌びやかに、悪く言えば音量が下がる様な感じになり、2段フェイジングと言う事も相まって抜けが悪くなる。

とは言えこの特徴はデメリットとも言えず使い方に拠るのかなと思います。バッキングでアンサンブルを考えて低域をスポイルしたい時には有益。

で、今回入手したものは低域のスポイル感が無く、ONにした際に音量が下がる感じが無い。

Jim Dunlop売却前のPhase45がそうなのか(とすると75年製復刻版は・・・?となりますが)、パーツ劣化でそうなったのかは不明だし、基盤を少し見てみると、諸々改造されているのでその辺の調整もされているのかもだが・・・・回路の事は分からないので不明。

で、もしその辺の調整もしての改造と言うのなら、僕は敬意を払いたい。素晴らしいチューニングが為された改造に思う。

余談ですが、現行品のPhase90をお使いの方はご存知の通り、Phase90はONにした際に音量が上がる傾向がありますが、その是正として「R28 Mod」ってのが御座います。ご興味ある方は「Phase90 R28」でご検索下さいませ。

購入したのは、Jim Dunlop売却前のMXRが好きってのもありますが、好ましいモディファイが為され、サウンドも好みだったので。使い処としてはバッキングでサウンドをちょいと厚くしたい時、みたいな感じになるかと思います。趣旨的には下記動画の冒頭の、Sex Pistolsの曲を演奏している個所みたいな。



ちょいとうねらせてバッキングに厚みを持たせる、に、有益なペダルかと。Phase90だと主張が強過ぎな感じに思います。とは言え、バッキングのみで使うのではなく、リフやソロでの味付けにも宜しいかと。

で、このPhase45、薄味な感じが欲しい方にお勧めするかと言うと(と言うかワンオフなので今回入手した物と同じ物は入手不可ですが)、低域が気になる方は、Phase45とPhase90を切り替えられるPhase95で良いんじゃないでしょか?と思う。Phase95は、試した程度なので大した事は言えませんが、ONにした際の音量変化をあまり感じなかったので。



又、個人的に凄くお勧めしたいフェイザーは下記。



エドワード・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーながら、ヴァン・ヘイレン風なソロに特化したフェイザーと言う訳ではなく、スイッチ一発でスクリプト期の薄味感も出せて、音量も凄く上がる感じではなく(現行品より低域は抑えられている感じ)、使い易いPhase90に思う。

と言う事でPhase45の紹介に御座いました。

ディスコンの品、且つワンオフ品の紹介と言うのも如何かと思うし、加えて言えば、僕の機材紹介の趣旨は「僕と言う人間がバンドで使って感じた印象」なので、バンドが活動停止中の中で紹介と言うのもどうかなと思うのですが、半分備考、半分は、このモディファイを施した方への敬意で書かせて頂いた次第です。

Iridium(strymon)

リーダー

リーダーです。

さて、本日紹介させて頂きますペダルはこちら。

IMG_2002


strymonのアンプシミュレーター、キャビネットエミュレーター、Iridiumです。

詳細は上記リンクにありますのでご参照下さいますと幸甚です。

先ずは、動画など。



上記動画はサウンド紹介に主眼があるかと思いますが、操作性と言う意味ではBenimaruさんの頁が、僕が拝見する限り最も分かり易いです。と言うか、これ見たらもう充分過ぎる位丁寧で、流石Benimaruさんと感心しきり。



と言いつつも、ワタクシの視点でつらつら書かせて頂きましょう。

先ず、アンプの種類ですが、上記記事にあります通り、

・Round:Fender Deluxe Reverb
・Chime:Vox  AC30
・Punch Amp:Marshall Plexi (Super Lead model number 1959)

の三種類。完全に私見ながら、僕の中の分類は

・Round:エンハンスが効いたフラットなサウンド
・Chime:中高域寄り
・Punch Amp:飽和感のある中低域寄り

でした。

デラリバ以外、ちゃんと試した事が無いので再現力は分かりませんが、デラリバを使って感じたエンハンス感は「ああ、確かに」と感じました。

続いてCAB。a~cの3つが選択出来まして、それぞれ

round
a:1x12 Fender Deluxe Reverb
b:1x12 Fender Blues Junior
c:2x10 Fender Vibrolux
chime
a:2x12 Vox AC30-6 open back fawn
b:1x12 Custom cab w/ Celestion Blue AlNiCo
c:4x12 Mesa/Boogie Half-Back
punch
a:4x12 Marshall w/ Celestion G12M-25s
b:2x12 Custom cab w/ Celestion Vintage 30s
c:8x12 Marshall w/ Celestion T652s

だそうです。うん、さっぱりイメージ湧かないw。数字がでかいと音圧ある位の違いで取り得ず分類しておこうと思う。

上記は出荷時のもので、IRデータはWebから変換可能。上記ですら分からぬワタクシなので恐らく弄らないと思いますが、DLすれば「FenderのヘッドにMarshallのキャビネット」なんて事も出来るみたい。

イコライザーは3バンドだけど、「chime」を選択した時のMiddleはCUTに働く。後述しますが、これ、凄く良いなぁと思いました。

その他のノブは「Drive」と「Room」。

Driveですが、あんまり歪みません。歪みペダルが別途必要な程度。又、Marshallアンプの「Gain」の様に「上げると低域が出て来る」と言う事もありません。

歪みと言う意味で補足ですが、前段にブースター繋いでアンプをドライブさせる、と言う事も不得手なペダルに思います。この辺をどう評価するか、はそれぞれ意見がありましょうが、ワタクシの様に「歪みはペダルで作ります」には、下手にアンプがブーストしちゃうより好ましいです。

そしてこのペダルの最大の売りは「Room」でしょう。

上げて行くと、誤解を招く表現ですが「リバーブ感が出る」なんですが、リバーブ感と言うより、「アンプの近くで聞いている」のと「アンプから遠い所で大きな音で聞いている」の違いに感じました。凄く頭の悪い表現で言うと「
「ギターをアンプに繋いで大きな音出してマイクで録音しましたシミュレーター」かと。

これはとても面白いなぁと思いました。

宅録なんぞをしていると、アンプシミュレーター使っても、空気感、前述の「ギターをアンプに繋いで大きな音出してマイクで録音しました」感が無く、平面的な音になるのですが(僕は嫌いじゃ無いです)、そこに立体感、奥行きが出ます。しまった、「奥行きシミュレーター」と言った方がスマートで良かったかってさして変わりないかw。

このペダルをバンドで使うなら、「Room」の設定は絶対バンドでやるべきに思います。一人でやると大きくし過ぎて、バンドで試したら「やっべ掛け過ぎた」となる事必至に思います。

これを買った事をtweetした際、Izo先生とメールでやり取りしたのですが、IRローダに対して最近色々と試行錯誤されている模様。

最近のBlogで「録音しミックスしたら奥行きが無くて・・・・」的な事を書かれていたので、絶賛製作中2枚目のSoloではその辺何か意識されたものになるのかなと期待。

と、まぁ良い感じのペダルですが、ちょいと残念だったのがお気に入りのセッティングを記憶させFAVスイッチでの切り替え。

音、切れちゃうんですよね・・・・一瞬・・・・。

「ライブでソロとバッキングを一瞬で切り替え!」と言う使い方は出来ないんじゃないかなぁと思いました。

この他、説明書を読むと、EXペダルでの操作、MIDIとの同期、パワーアップ機能、と色々と汎用性があり、拡張性は高いかと思いました。

ワタクシがこれを購入したのは、もうちょい宅録で楽しんでみようかなと思って。

何度も書いてますが、ワタクシが機材を彼是試すのは、所属しているフジコ・オーバードライブと言うポンコツ・バンドで、音出した瞬間VUの針が振り切れる相方ギタリストの横で、ポンコツ・ギター弾きのワタクシが、立ち位置的にこういう音を出した方がバランス良いよね、の試行錯誤。

コロナ禍でバンドが休止して、であればせめて録音で、とやってみても、そもそも僕含めたメンバーもそう乗り気じゃ無く、
言い出しっぺの相方ギタリストも、自作曲やったら気が萎えたっぽいので、ちょっとバンドは横に置いといて、もーちょい宅録で楽しんでみようかしら?と思った一環で、手持ちのアンプ(ヘッド)のシミュレーターよりも生っぽい感じを演出出来るかなぁと思って買ってみました。

で、試してみて「はい、良いです!」で至極満足。バンド再開時に使う心算はなくて、これは宅録での使用が主眼。バンドでは前に出ない方が良い立ち位置なので、アンプは歪まずフラットに鳴ってくれれば良いので。

Kemperと比較して・・・・は、難しいかと思います。僕の様に「マルチ買っても片手に余る程度の音しか使いません」なら、(好みのシミュレーターを見付けられるなら)Iridiumで充分、かも知れません。

で、これですが、個人的に一番楽しかったのが、「ビートルズごっこ」です。

手持ちに、Epiphone Casinoと同じ構造(GibsonのES-330と同じ構造と言った方が正解かしら?)のAT130ってギターがあるのですが、このギターをIridiumに繋いで彼是試していたら、中期ビートルズっぽいなってサウンド、あの、エッジが立っている訳ではなく、箱鳴り感が強いんだけど、飽和せずちゃんと抜ける感じ、が出来て、で、それが「Chime」選択してMiddleを弄ってる時だったんですが、この質感、ビートルズがお好きなギタリストの方に喜ばれるのではなかろうか?と思ったり。

で、少し「邪」な使い方をば。

このペダルの大きなアドヴァンテージである「Room」ですが、自然な空気感はギターのみならず、ウィンドシンセサイザー「Aerophone Mini」に接続すると、良い感じな空気感が得られ、ああ、こういう使い方もあるのか、と感心。

Aerophone Miniは、ある程度の生々しい質感は演出出来ますが、やっぱフラットな感じなのですが、Iridium通すと少しばかり生っぽい感じになった。

Aerophone Miniにもリバーブは付いていますが、デジタルな質感で、録音で使うと浮いちゃう感が出たのですが、馴染み良い質感となり、ああ、これは使えるなぁと思った次第。



上記は、バンド・デモ用で作った物で、ドラムはTakayuki君、それ以外は僕が演奏した曲なのですが、オーバーチュア的にウィンドシンセサイザーのトランペットをダイレクトで録音し、エンディング(2:30辺り)ではIridiumを通したものなのですが、後者には空気感があって気に入っています。

「折角だからIridiumでギター録れば良いじゃん」と言われるのは重々承知で、試しにやっても見たのですが、全部録り直したくもなるので、それは面倒だなぁとw。

参考になるかは分かりませんが、そんな使い方もあるんだって事で。

以上です。

良い天気だったので散歩に行きたかったのですが、Iridiumが楽しくて引き籠ってしまった2021年2月最後の日のリーダーでした。

FFM2 Germanium Fuzz Face Mini (Jim Dunlop)

リーダー

リーダーです。

さて、久々にエフェクターの話でも・・・・。


IMG_1414

はい、Jim DunlopのFFM2、Fuzz Face Miniシリーズの次男のゲルマニウム・トランジスター版、です。

いつか買おうと思ってましたが、此処数日の仕事の多忙によるストレス発散として、犠牲(?)になって頂きました。

結構前に販売されて、話題になって、評価が落ち着いた今になってのレビュー。流行に敏感じゃ無い事に敏感なワタクシらしいタイミングでのレビューです。

ワタクシの機材レビューは、基本的に「ワタクシと言うポンコツ・ギター弾きが、ポンコツ・バンド、フジコ・オーバードライブで使ってどう感じたか」が立ち位置で、故に他人様の役に立つレビューではなく、殆ど備忘で書かせて頂いている訳で、故に昨今のコロナ禍によるバンド活動休止で、エフェクター・レビューは書かない様にしてるのですが、ちょいと気になる事あり久々に書いてみようか、と。

正式名称か分からないが、ま、Jim DunlopさんのHPだから正式名称なんだろうけど、モデル名に態々「ゲルマニウム」とある様に、ゲルマニウム・トランジスターを使用したFuzz Face Miniです。

IMG_1415

先ずは動画、など。



今回FFM2を買って、現行品のFFM1FFM3FFM4及び生産完了品のFFM6を改めて弾いてみれば、成る程、それぞれに特徴があるなぁと改めて感心。

FFM2の事を書く前に改めて比較してみると・・・・

FFM1:(Fuzz Face Miniシリーズの中では)フラットな感じでエッジが立ったサウンド。ゲインは高い
FFM3:(Fuzz Face Miniシリーズの中では)低域が少し抑えられている感じで、結果中域が前に出る
FFM4:(Fuzz Face Miniシリーズの中では)ゲインが低く、大人しいサウンド
FFM6:(Fuzz Face Miniシリーズの中では)ゲイン、音量共に高い

個人的に好きなのはFFM3でお勧めもFFM3。そして一番評価し難いのがFFM4。

上記の中でトランジスターがゲルマニウムなのがFFM4。

その印象が個人的に今一だったので、同じゲルマニウム・トランジスター仕様のFFM2に中々食指が伸びなかった、と言うのもある。

で、FFM2はと言うと・・・・ゲインは高く無いけどファットな感じで、ボリュームへの追従性も高い。

うん、以上なんだけど・・・・寧ろ此処からが本題でして・・・・もう暫くお付き合い下さいませ。

ファズを評して「オーガニックなサウンド」との表現がありますが、僕はその意味が分からなく、その一方で、何とも言い得て妙な言い回しだな、と思ったり。

言い得て妙な故に、「オーガニックなファズ・サウンド」と言う言葉が独り歩きしている感があり、それにはなんとも違和感を覚えるのですが、では己でそれを定義してみたらどんなサウンドがしっくりくるかと言うと、「倍音が豊か」と言う事なのではないかと・・・・。

使い熟せないくせにファズが好きで、これまで様々なファズを試して来ましたが、そんなワタクシが感じたファズ・サウンドの傾向に「ゲルマニウム・トランジスターを使用したファズは倍音が豊か」ってのがあって、その結果「(倍音の多さから低域の太くなって)全体的にボヤっとしたサウンドになる」と思っております。うん、個人的な印象なので完全に私見です。

色々試した結果、己の趣味はゲインを抑えたシリコン・トランジスターのファズが好きなのですが、一方でギターのボリュームを絞った時のサウンドは圧倒的にゲルマニウム・トランジスターを使用したファズの方が好きだったりする。

ボリュームを絞った際のエンハンスの効いたクリーン・サウンドは、シリコン・トランジスターを使用したファズだとカリカリし過ぎてると感じて、ゲルマニウム・トランジスターを使用したファズの倍音があるものが好み。

今回FFM2を買って、自分の好みが改めて分かりまして、ギターのボリュームを絞ってFFM2で倍音がありながらエンハンスが効いたクリーンを作り、その後段にFFM3を繋ぐと、何とも心地良いサウンドで、これはいつか録音に使いたいなぁと思うサウンドでした。バンドで使うには・・・・Fuzz Face Miniを常に2つ用意して、は、ちょっと面倒だしやらないでしょうw。

因みに、ゲルマニウム・トランジスターの型の違いによるサウンドの違いは、正直今一分からない僕で、「これじゃなきゃ嫌です」は一切無い雑食系です。あ、Rangemaster系の、と言うかトレブル・ブースターは、絶対にトランジスターの差異があると思っていて、Java BoostRooster以外は使わなくなりました。

以上です。

バンド休止中で、且つこの今更感満載のFuzz Face Miniの紹介をするのも如何かなと思いましたが、「オーガニックなサウンドの定義付け」をしてみたく書いてみました。
プロフィール

fujicooverdrive

登場人物

【リーダー】

ギター・ボーカル
持っているエフェクターの数は4ケタを下らないエフェクター狂人。ワイフが天敵。最近NGWに寄生。


【ミドリカワ】

ベース・ボーカル
メンバーからは「大先生」と揶揄を込めて呼ばれる最年長・最長寿ベーシスト。やっと人生折り返し。正論派。


【ビクシー】

ギターシンセ・その他
最近ギターにシンセをマウントした命知らず。明るいヘビーゲームオタク。絶滅寸前。

【TakaYuki】

ドラム・打ち込み
虚弱ドラマー。話題はオールマイティ。愛車RX-8。スーパーデザイナー。そして卵が大嫌い。
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