リーダーです。
なんでも最近は「自宅飲み会」なるものがあるらしいが、下戸であるが故か、そもそも人に好かれぬ性格であるが故か分からぬが、飲み仲間なるものが不在であり、誘われる事が皆無。
一方で、自宅での飲酒は終了時間が見えぬが故に深酒をしてしまう方が多くなっているとも聞き、さもありなんと思った次第である。
と言うのが、最近すっかり宅録モードになり色々と機材を物色しているのであるが、欲しいものに歯止めが効かないのである。
バンド活動の中であれば目が行かなかった彼是が気になる様になり、悶えながらも楽しんでいるのであるが、「自粛しているんだからこういう楽しみがあっても良いよな」との言い訳が、更に購買意欲の後押しする始末。
自粛によりお金を使わなくなった事や、下手すりゃ秋口までバンド活動再開は難しかろうなと思っている事やバンド活動に対するマインドの低下、自粛期間のバンド費用の掛からなさを計算すれば、ああ、これも買えるあれも買えると夢が広がるばかりなのである。
それなりの防音環境である事からアンプは勿論、最近では下記の動画を見て電子ドラムも欲しくなっている始末。
今年のGW中は、物流業者の方々が多忙を極める事になろう事が想像され、買うのを自制しているが、GW中に目処を付け、連休明けには色々と動き出そうとの思いに至る。
思えば、今回の自粛と言うのは、歴史の一頁になる事は必至な事態であって、大きな節目になるだろうと思っている。これは、個人的にも、世間的にもである。
テレワークの一般化は、景気後退局面にある企業に取って、事務所の削減での費用圧縮を考える機会になろうし、それを踏まえた生活スタイルと言うのも出て来るかも知れない。これが一過性なものでないとなれば、僕も彼是と対処せねばならぬ事が出て来るだろう。
又、便利さを追求して来た此処最近であるが、便利さ、もう少し突っ込んで言うと生活地盤そのものも変わってくるかも知れない。資源の無い国で、多くの人がこんな便利な生活を享受出来ている事自体に違和感を持っていた僕であるが、それも変わって来るのではないだろうか。
「死にたくなければ金を出せ」とデモしていた方々は、そんな理屈は今しか通用し無くなろう事を想像しておいた方が良いと思う。景気の悪さが一般化した後では、それに同調する人もそれに同意する人も、もっともっと少なくなるだろう。ナウルの事例は他人事ではない。「他人の人生で起きた事が、今僕の人生で起きている」と歌ったMorrisseyの言葉は、僕の心情に近しい。
杞憂なら、それに越した事は無いが・・・・時代の節目に居る事に、ちょっとワクワクもしている。悪い事だけが起きる訳ではないだろう。痛みは相応にあろうけど・・・・。
そんな自粛生活の中、最近僕はThe Beatlesをよく聞いている。何か、最近The Beatlesがとても気持ち良いのである。
全くの私見であるが、何度も聞いて来た音楽は自然と聞き流せると思っていて、テレビを付けっ放しにするのを好まぬものの、何か音が流れていて欲しい時、聞き流すに適したのが、The Beatlesだったりするのである。
Rubber Soul以降を好んで聞くのだが、傑作Abbey Roadはあまり聞かずにいる。I Want Youがヘヴィだからだろうか・・・・。
と、The Beatlesを聞いていたら、ボーカロイドのThe Beatlesも聞いちゃって、その出来栄えに驚く。いや、凄いなぁ・・・・。
ボーカロイドは、ベースの大先生が使っていて、録音物なんぞにも転用した事があったが、当時はあまり興味が無かったが、中々に楽しそうな世界に思う。自分でやろうとは思わないけど・・・・物臭だからw。
と、The Beatlesを聞いていたら弾きたくなるはRickenbackerは360C63、GretschはG6120DC。
この2本は・・・・どうしても僕を惹き付けて止まない。360C63のじゃり~んと鳴る独特のサウンド、G6120DCの甘いサウンド、どちらも好きである。
特に好みなのは360C63。ネックのシェイプ、弾き心地、サウンド、大変に好みなのだが、致命的に似合わないという・・・・ねぇ。いや、他のギターも似合いなんざしないのだが、RickenbackerはやっぱりフォトジェニックなThe Beatles、The Smiths、The Jamなんかの印象が強く、フォトジェニックの対義語にある様なワタクシには、ビジュアル的に荷が重い。
「そんな事無いですよ」とのお気遣いを水泡に帰すべく、こんなものを用意してみた。
そう、いつ配布出来るか皆目見当が付かぬfujico overdriveの新作「The Elephant Shot」より、ビクシーのペンによる「キセキ」である。無論、アテレコである(音源のギター360C63で弾いたけど)。
どうだろう、このビジュアルの違い・・・・気遣いのある心優しい方を以てしても「そ、そんな事無いですよ」と語尾を誤魔化さざるを得まい。
ドラゴンクエストであれば、装備すれば攻撃力や守備力に加え「カッコ良さ」も上がるかもだが、ワタクシがフォトジェニックなギターを持つとカッコ良さが下がると言うこの現実・・・・。
そしてどうだろう。オッサンが己のバンドの楽曲をアテレコで演奏する痛々しさ・・・・黒歴史は自粛を知らない。
と言う訳で・・・・長い前振りであるが、大型連休である。GWである。Izo先生が言うには「今年は我慢ウィークの略でGW」である。
世間様に倣い自粛、自宅待機。
暇になったらやりたいと思っていた事をリストアップし、それを実現してみれば、何気に充実しているのである。
出来れば機材を揃えて自宅録音と洒落込みたかったが、前述の通りそれも自粛したのは残念。まぁ、自宅録音は「暇を見付けてやる」で良いだろう。
掃除したくて出来ていなかった個所を掃除してみたり、料理をしてみたり、講師をやらされる可能性がある仕事関連の本を読み直してみたり・・・・うん、充実してるじゃないか。
2日に食材を買いに浅草へ。浅草寺を通り過ぎれば、人気は無い。
この国の民度は、未だ未だ捨てたもんじゃないなぁ・・・・と思ってたら、ハイボール横丁で唯一開いている店は直球で三密。「我慢すら出来ない人達ホイホイ」と化しており、この国の民度を再度疑った。
人気のない道を・・・・と、普段歩かぬ道を歩けば、質屋さんにこんなものが・・・・。
日焼けした値札から、可成り長期間放置されていたと思しき品々。お値段は相当に高めに思った。Guyatoneのデジタルディレイを2.5万円で買う人はいないんじゃなかろうか・・・・ELKのプリアンプはちょっと欲しいけど、これもまぁ強気な値段設定。
店の中にも楽器が複数ある様で、コロナ騒動が落ち着いたら一度行ってみようと思った。人気の無いお店であったが、両手いっぱいの食材があったので立ち寄るのは難しかったし・・・・。
延長確実な緊急事態宣言であるが、なるべく早くそれが明ける様に、自粛の日々を続けるだけである。