リーダーです。
さて、2023年も残り1ヵ月を切りまして、鬼が笑う来年の話なんぞがボチボチ出て来る訳ですが、なんでしょうね、例年以上に師走感が無い。
年を重ねる程に師走感を味わう事が無くなって来てはいるのですが、今年の師走感がないのは何故かと考えて思うは、秋口から仕事もプライベートも忙しく、プライベートでは家人の骨折と言うアクシデントにも彼是対応をしていた訳ですが、それも完治し、ふと気付けば少しだけ余裕が出て来た昨今。
師も走る忙しさの師走にふと一息付ける時間が生まれ、それが師走感を失わせているのではないかと思ってみたり。
とは言え、師走感を味わうよりは多忙から一息付けるこの状況は喜ばしく、日常の有難さを改めて思うのである。
さすれど、流石は師走と言うべきか、仕事の忙しさは相変わらずで、それなりにお呼ばれの会食だのなんだのでもバタバタもしていた先の週の土曜日は練習日。
前日の金曜日に、Naked Guitar Worksから改造依頼していたGrecoのEJR-50Dの改造が完成したとの連絡を受け、練習前に観音裏へ。
ぽかぽか陽気の浅草寺境内は、既にそこそこの混み合い。浅草と言う観光地の人気ぶりを認識する。
(ワタクシの馴染みの店は?と問われたらこちらを答えます)
リーダー「今年最後かな、お邪魔するのは」
N.G.W「・・・・心からそうであって欲しいと思う、Naked Guitar Worksです」
リーダー「と言う訳で、来年も何卒宜しく」
N.G.W「来年は、お客様によってはメインテナンス代金を時価にしようかと思っているNaked Guitar Worksです」
リーダー「お、いいなそれ。本日のおすすめ、ジャック交換、とか看板出すとか?」
N.G.W「・・・・呆れて二の句が継げないNaked Guitar Worksです」
そんな相変わらずの友好的な会話をしつつ、行く年の挨拶をし帰宅。
帰宅し、早速ギターを手にしてみる。
うん、未だ諸々問題点あり、なギターだが、なんか良いな、これ。うん、先週メインテナンスしたのでPP4-380にしようかな、と思っていたが、家での音作りすら全然出来ていないが、弾きたくなってバンド練習に持ち込む事を決意。
時間が無かったので、適当に合いそうなエフェクターを選んで出撃。
行きの電車では少々混み合った電車内で目の前の人が立ち、邪魔にならぬ様着席すれば二駅程進んだ所で更に混み合えば、ちょっと離れた所に赤子と大きな荷物を抱えた女性が。
僕の席からは少し離れていたが、流石に危ないので声掛けし席を譲れば、その女性の前に座っていた白人から「君、優しいね」と言われて「いや、目の前なんだからお前が譲んだ方が良くないか?」と思わず言ってしまう。
なんだろうな・・・・欧米には「子供から目を離したらそれだけで虐待」って思想があるやに聞いているが、その発想を持つ方々が目の前で赤子を抱えて大変そうな女性に席を譲らぬ神経が全く分からぬ。
余談であるが、赤子を抱えた人に席を譲ろうとしたら、子供の足が付いちゃうのでと固辞された事がある。そう言うものなのか、と、驚いた事がある。
楽器屋さんに軽く立ち寄り、EJR-50D用にストラップ購入。
赤と黒を基調としたストラップが欲しく、感覚でこれにしてみれば、Jimi Hendrixが使用していた物のレプリカだそうで・・・・これをLes Paul Juniorタイプに付けるって、何と言うか、石投げられる事しちゃったかしら・・・・w。
柔らかく、少し幅広なので使い勝手は良さそう。ロックピンは帰宅後に付けたので、バンドでは試していない。
そんなちょっとした買い物のし練習場所へ向かえば、メイン。ギタリストのビクシーより「電車乗り遅れたので遅れます」との連絡に続き、「渋谷駅の改修で出口が分かりません」との連絡が入る。
聞けば同じJRを使ったドラムのTakayuki君も同様だった模様。そう言えば、僕も銀座線渋谷駅が回収された時、出口が複雑で混乱したっけ・・・・。
練習は粛々と。
本日はライブ前に取り組んでいた曲を粛々と。メインで取り組んだのはビクシーの「花は燃えているか」。
跳ねるリズムでやるもピンと来ず、思い付く限りの案を提案するも、ビクシーのお眼鏡には叶わず。
ビクシー「うー・・・・ん」
ベースの大先生「てか、何か長いよね。Aメロ短くするとか転調ばっさりカットするとか」
ビクシー「うー・・・・ん」
リーダー「跳ねる感じを止めてみるとか?」
ビクシー「うー・・・・ん」
リーダー「ま、こんな感じはどう?」
~色々と提案~
ビクシー「うー・・・・ん」
リーダー「ま、思い付く限りは提案したから、後はビクシーがどれを選択するか、だな」
ビクシー「うー・・・・ん」
ベースの大先生「俺は、あの、コード変えないで分数コードの進行、良いと思ったけど」
ビクシー「うー・・・・ん」
リーダー「これは、あれだな。奥さんが旦那に向かって、今晩何食べたい?って聞いて、旦那が何でも良いって回答をし、じゃ、魚ねって言ったら、いやー、魚って気分じゃないな~とか返してさ。だったら何が食べたい?って再度聞いても、何でも良いって回答する、兎に角俺が納得する提案をしろって言う、駄目旦那みたいなもんだな」
ビクシー「・・・・」
練習後、飲み会。ビクシーはデート的な予定があるとかで欠席。先のブログで、「クリスマスに市民権を失う男」とか書いちゃったので見栄を張らせてしまったらしい・・・・すまんかった。
練習後、飲み会。
Takayuki君「で、マジでもう曲書かないんですか?」
リーダー「うー・・・・ん、その方がねー、良い様な気がするんだよね」
ベースの大先生「まぁ確かに、歌いながらアレンジをあーだこーだは難しいわな」
リーダー「そうなんよね。と言うかね、前提としては、バンド愉しくやる、なんだけどね」
Takayuki君「どう言う事?」
リーダー「いやさ、隔週でバンドやるって、面倒な事もあるけどさ、愉しみじゃん」
Takayuki君「ですわね」
リーダー「でもさ、愉しくなくなると続けるの困難じゃん」
ベースの大先生「ま、それはそうだな」
リーダー「だから、愉しくなくなる理由は除外すべきと思う訳よ」
Takayuki君「それが曲を書かない事、だと?」
リーダー「そうそう。だってさ、煮詰まる時って、やっぱ練習してて倦怠感あるじゃん」
ベースの大先生「俺は、何度も反復しながら、少しずつ組みあがって行くって嫌いじゃないけど」
リーダー「そうは言ってもさ、隔週バンドでそうそう時間もない訳で、同じ曲をアレンジ定まらないまま何度もやるよりさ、手応え?あった方がさ、気持ち的な高揚感あるでしょ?」
Takayuki君「まぁそれは確かに」
リーダー「ライブの練習とか愉しかったけど、同じ曲だけだとやっぱ飽きるでしょ」
ベースの大先生「注意力は散漫にはなるわな」
リーダー「で、そんな時にさ、アレンジを積極的に提案するのって、やっぱ俺が多くを担っていると思う訳よ」
ベースの大先生「まぁ、それは確かにそうだな」
リーダー「でも、自分の曲だとアレンジ提案はやり難い訳で、それならベースの大先生とビクシーに曲書いて貰って、俺はアレンジを考えるが良いのかな、と」
Takayuki君「うー・・・・ん。でも、ベースの大先生もビクシーも、そんな多作じゃないから、それはそれで結構飽きるかも」
リーダー「俺もね、ちょっとそうかなって思ってさ、代替案もあるんだ」
ベースの大先生「ほぅ?」
リーダー「寧ろね、馬鹿みたいに曲作ってやろうかと」
Takayuki君「・・・・はぁ?」
リーダー「いやね、今取り組んでいる曲で、あぁ、良い感じだなって曲もあれば、そうじゃない曲もあるじゃん」
Takayuki君「ま、確かに」
リーダー「僕の曲でもさ、良い感じに纏まっている曲もあるでしょ?他人様が聞いたら分からんけど、少なくともバンドでやっている我々は、愉しく演奏出来ているじゃん」
ベースの大先生「今やっている曲だと、”月は今夜も行方不明”と”そして君も居なくなった”だろ?」
リーダー「そう。曲の出来栄えがどうとかじゃなくて、演奏していてさ、愉しかったりする訳よ。それってさ、纏まっているからだと思うんだわ。で、アレンジが中々煮詰まらなかった、とかじゃなく、何度かの演奏で上手く行ったって事だと」
Takayuki君「・・・・言いたい事が分かって来た」
リーダー「でしょ?つまりだ、上手く行ったらそれは続ける、今一だなって思ったら潔く止めるってのが良いんじゃないかなと」
ベースの大先生「無理してアレンジ続けなくてもって事?」
リーダー「うん。だってさ、録音はしたけど、自己評価でも今一だなこれっての、あるじゃん」
Takayuki君「まぁ、分かります」
リーダー「だったらさ、良い感じになったら録音、それ以外はもう捨てちゃいましょう、で良いのかなと」
ベースの大先生「でもさ、試行錯誤繰り返して良い感じになったものもあると思うんだよ。それにさ、君、自分が作った”鉄の雨が降る”は嫌いって言ってるじゃん。俺は良いと思うんだけど」
リーダー「そう言うのは話し合いじゃなかな。自分の曲は客観的になれんけど」
Takayuki君「大きな方針として、無理して何とか纏めるより、何度かやってみて駄目だったら諦める、と」
リーダー「そうそう。別に完全に止めるって訳じゃなく、他の曲を優先しましょう、程度でさ。ほら、The Rolling StonesのStart Me Upってさ、80年代を代表する曲だけど、あれ、元々はレゲエのリズムでやってたけど上手く行かなくてお蔵入りにしてて、思い出した様にやり始めたんだって。そう言う事もあるからさ」
ベースの大先生「比較対象がでか過ぎると言うか我々がミジンコ過ぎると言うか、比較して良いのかそれ?」
リーダー「・・・・」
Takayuki君「で、ライブは?リーダーの負荷減らすのはやりますけど」
リーダー「まぁ、どうだろうねぇ」
ベースの大先生「ブッキングなら良くないか?」
リーダー「いや、それこそだ、G音FES6?ああ言う、広義で内輪なライブなら良いけどさ、見知らぬバンドが沢山出るライブに今更出るってどうよ?」
Takayuki君「意味無いですかね?」
リーダー「じゃなくてさ、ほら、我々目当てに来てくれる方がさ来難かろうし、出る立場として、プロ目指してさ、他のバンドとの交流とか、他のバンド目当てのお客様に訴求する為にブッキング・ライブに出るとか、そう言う趣旨無いじゃん」
Takayuki君「まぁ確かに」
ベースの大先生「でもさ、寧ろワンマンだとさ、内輪ばかりじゃないかって思われてさ、来たいと思う第三者が来難くなるじゃん」
リーダー「そう言う方がどこに居るんだよ?」
ベースの大先生「・・・・」
ギターは前述の通りGrecoのEJR-50D。足元はこんな感じであった。
KTR(Klon)~ゲイン・ブースター
↓
TS-9(Ibaneze~Bruno Mod)~オーバードライブ
↓
CE-2(BOSS)
↓
DM-2(BOSS)
↓
MC402(MXR)~ブースター
お初なギターなので取り敢えずのTS-9、リア一発のギターなので太い音欲しい時にとMC402、って感じで選んだが、メンバー評価は不明も、個人的にはすっごく良いと思った。いや、滅茶苦茶良かった。
ギターに付いては別途しっかり書こうと思うが、トーンを絞って使ってみれば、好ましい太さと抜けがあり、1~6弦のバランスが良く、クリーンと歪みの切り分け・・・・クリーンでは良い感じもオーバードライブを踏んだ時にどこかの帯域が強くなったり、などがなくで、弾いてて滅茶苦茶楽しかった。
音は素晴らしいと思ったが、ちょっと難あり、でもあった。これについては別途書かせて頂きましょうそうしましょう。
日曜日。
ワタクシは、前日年末の挨拶をしたNaked Guitar Worksを急襲。
N.G.W「昨日年末の挨拶しただろ!」
リーダー「あけましておめでとう。じゃ、このEJR-50Dのフレットを交換して貰おうか」
N.G.W「はぁ?」
リーダー「練習で使ってみたんだけどさ、やっぱご指摘箇所の対応が必要じゃないか、と」
N.G.W「もうちょっと使ってみれば良いじゃんん」
リーダー「いや、来年から料金時価になると聞いて、年内に、と」
N.G.W「時価になんかなる訳ねえだろ」
リーダー「ま、宜しく」
N.G.W「Izoさんにもフレット交換承っているし、年末年始はステンレス・フレットへの交換ばかりになりそう・・・・」
リーダー「良いじゃないの、ゆく年くる年ならぬ、行くフレット交換、来るステンレスフレット」
N.G.W「・・・・」
そんな練習に御座いました。