リーダーです。
さて、とある方に「エフェクター界の伊藤誠っすね」と言われ、誰だそれはと調べてみれば、無節操に女性とお付き合いするとんでもないクズだったと言うね・・・・。
いやいやいやいや待てコラ。
不本意である旨話してみれば、「だって、エフェクターとっかえひっかえしてますし」とぐうの音も出ぬ返しをされる。
どうしよう・・・・OD-1に首を切られて「やっと二人きりになれましたね」とか言われるんだろうか・・・・?そしたら俺がES-330開けて「中に誰もいませんよ」とか言ったりとか・・・・?
そんな悪名を付けられた緊急事態宣言下の土日。足繁く通っている近所のパン屋さんで焼き立てパンに舌鼓。
覚めても美味しいパンだが、焼き立てなら猶更。写真では分からないが、湯気立つ状態で、ビニール袋に入れられぬ程。故に紙包みで持ち帰り食す。
焼き立てパンを食すに、バターだのジャムだのはパンの美味しさをスポイルすると思われ、何もつけず食すが一番美味いと思う。
「これはある意味True Bypassと言えるのではなかろうか」と家人に言えば、「黙って食え」と一括される。何故だ・・・・?
そしてワタクシはと言うと、美味しいパンを頂きながらJaguarのコンデンサーなんぞを考えていた。
1ボリューム1トーン、プリセットが効くと言う、一般的なJaguarの配線だが、プリセットのポットは両社1MΩ、マスター・ボリューム/トーンはは500kΩにし、ているのだが、プリセットのコンデンサーをローカット用のそれにしてみたらどうなるだろう?と興味が沸く。
もう一本のSquieのJaguarでは、プリセット・スイッチをONにした際にローカットが効く改造をしているのだが、そのサウンドがファズを使う際に特に使い易いってのもあり、このJaguarでも同様の効果を出したいと思ったのである。
とは言え、プリセット・スイッチはそのままとし、プリセットのコンデンサーのみを0.0047μfにする、が趣旨。「コンデンサーで音は変わらぬ」との意見もあるが、容量が違うコンデンサーではその違いは間違いなくある、ヴィンテージの容量が抜け製品としてはNGなコンデンサーの一部でも違いは間違いなくある、が、ワタクシの意見。
そんな訳で、土曜日は散歩序にローカット・コンデンサーを買いに行こうと、御茶ノ水~秋葉原の、楽器好きのレイラインを今週も。
曇り空ながら夏日となって、夏が近い事を肌で知る。
楽器屋さんに行く前に、義父に日本酒を贈ろうと思い立ち名酒センターへ。
トイレをお借りしふと鏡を見れば、色黒でギラギラした性欲満載な感じの中年がこっち見てる。
はて、そんなに汗かいたっけ?と訝しく思ったが、外出前、家人に言われつけた日焼け止めがどうも塗り過ぎだったらしく、ぎらんぎらんでイアン・ギラン。
顔拭くかと思ったが、まぁ夏日だしいっか、と言う謎理論でスルーし御茶ノ水へ。
緊急事態宣言下とあって人通りはいつもより少ないか?とも思ったが、ふと外から覗いた飲食店はそこそこの混雑。大丈夫なのかしら、ね。
御茶ノ水の楽器屋さんを一通り見て回るもお目当てのコンデンサーは無く、千石電商を筆頭に秋葉原の電子パーツ屋さんを見て回るも、ない、ナイ、無い・・・・・。
いや、何故だ?ローカット・コンデンサーってそんなに需要無いのか?いや、他電子パーツ屋さんでも在庫無く、ギター用じゃないとしても需要無いのだろうか?
失意の元帰宅し、Izo先生のツイキャスを拝聴。「リバースVは練習スタジオの天井に刺さるか?」の実験を興味深く拝見(嘘ですよ)。
6月のライブでは、我がバンドのギタリストがデザインしたトートバッグをグッズとして販売されるそうで・・・・。
なんだろう、大丈夫なんだろうか?色んな意味で・・・・。
ネットで検索すれば、明日届くというコンデンサーを拝見。勿論ポチッと。
交換前は0.1μf(マスターは0.033μf)。お値段154円のオイルコンデンサー。
翌日曜日、届いたこいつを持って向かうは当然Naked Guitar Works。
道中の立ち飲み屋さんは大盛況で、店の外の喫煙所ではマスクなしで赤ら顔の皆様が大声で話されていて・・・・。
うん、やっぱね、お酒が入るとそうなりますわよね・・・・こりゃあコロナ罹患者が減らない訳だ。
人混みを避け浅草寺境内経由でNaked Guitar Worksへ。夏日ながら、躑躅が未だ奇麗でした。
お手隙だったのでその場で交換頂く。
で、結果はと言うと、うん、非常に良好である。
芯しかない、シャリシャリなサウンドながら、フロント・ピックアップらしい太さのニュアンスも残り、低域が強いファズとの相性は頗る宜しい。「使い易いファズ」を探すより、ギターのコンデンサーを換える事で「ファズを使い易くする」と言う選択はありかも知れない。
全編このサウンドと言う訳じゃなく、プリセット・スイッチの切り替えだけで出来るのは非常に便利。ポットが1MΩなので、「切り替えたら音量が下がる」もない(寧ろ少し上がる)。
Jaguarのみならず、プリセット・スイッチがあるJazzmasterでも出来るだろうし、多分Mustangのスイッチも配線弄れば出来るだろう。ES-345のバリトーン・スイッチのコンデンサーを一つ0.0047μfのコンデンサーにするのも、まぁ面白いんじゃないだろうか。
又、ファズのみならず、手持ちで言えばHOT CAKEやSweet Honey Overdriveの様な、太いサウンドのペダルとも相性が良いと思った。
今回、プリセットのトーンを交換したが、マスター・トーンも交換しても良いかもなぁと思っている。こっちを0.1μfにしたら、より差別化が出来るかもなぁと。
次の土日は0.1μfのコンデンサーを探しに行ってみようかなと思った、日曜日の夜でした。
自分はジャガーのスタンダードなスイッチのまま擬似ハムサウンドも選択できるようにしましたが、音色のバリエーションの多さが本当に楽しいのです。
コンデンサ選びが楽しいギターですよね、ジャガーって。