リーダー

リーダーです。

GWに御座いますな。

最近「ジョジョの奇妙な冒険」に嵌り始めた家人が、ジョジョ立ちして首の筋を捻ったとかで唸っている声が聞こえて来ている中でブログ更新。いや、ここは下手に心配な素振りなぞはせず放っておいてあげた方が良い気がするんで・・・・。

先のブログで書かせて頂きました通り、このGWでPCやDAWソフトの更新をしたワタクシですが、それだけして過ごした訳ではなく、彼方此方散歩したりなんだりと、まぁ連休を楽しんでおりました。

何をしていたかと言うと、まぁ取り立てて書く程の事でもないですが、Twitterで繋がりのあるとある方から、PCだのDAWソフト更新だのの話じゃなくて、いつもの感じのブログ宜しくとリクエストされ、50歳の中年男性の休日の何処に面白みがあるか一切分からぬが、まぁ書いてみようと思った。

時系列で書くと面倒なので適当に。

<ヴィンテージ・ギターを買おうと思って止めた話>

さて、思う所あり所謂「ヴィンテージ・ギター」を買ってみようか、と思ったこの連休。

思う所、と言うのは、まぁ色々とありまして、家人より「50歳なんだから50歳らしい格好をしなさい」と常々言われるワタクシなのだが、「君、それを言ったらだね、恰好ばかりではなく、齢50のギター弾きともなればなればだ、ソファに座ってヴィンテージ・ギターなんぞを眺めてね、バーボンなんぞを舐めながら過ごしたりしてだ、東京カレンダー読むふりしてYoung Guitarを読んだりするものなのだよ」といい加減な回答で返した話の流れで、「だったら買えば?」と言う話になった事だったり、「と言うかだ、ヴィンテージ・ギターって本当に世に言うほど良い物なのか?」を改めて知ってみたくなったり、まぁ、そんな流れでである。

ヴィンテージ・ギター、所有した事がない訳でもない。

「ヴィンテージ・ギター」の定義をどうするか次第で答えは変わっても来ようが、66年製のES-330、72年製のES-325、65年製のTelecaster、年代を覚えていないがニューヨーク・ヘッドのRivieraなんかはそれに該当するかと思う。69年製のMusicmasterⅡは・・・・どうだろう、ヴィンテージ・ギターなのだろうか・・・・?もう一本、ヴィンテージ・ギターと言って良いかも知れない60年代のStratocasterも持っていたっけ・・・・。

とは言え「ヴィンテージ・ギターが欲しい」と思って買った訳ではない。ES-330、ES-325、MusicmasterⅡは、欲しいと思ったが現行品が無く(今はES-330は再発されているけど)、TelecasterとStratocasterは、改造点が非常に多く、その改造が気に入って買ったもので、改造の所為か安価であり、且つ購入当時はヴィンテージ・ギターが今ほど高価じゃなかったので安かった(とは言え結構な値段だった記憶がある)。

そんな訳でGWの某日、お茶の水へと繰り出し、普段はスルーするヴィンテージ・ギターが売られているお店(と言うかフロア?)に行き物色。因みに予算はレンガ二つ。

改めてヴィンテージ・ギターを見てみれば、お値段は更に高価になっていた。いやいやいやいや、CBS期のJaguarで百万円超えとか・・・・無いわぁ・・・・。

予算内のを数本試したが、結論は、僕には要らぬと言う事を再認識するに終わり、結局買わなかった。某店で試した64年製のES-345とSGは結構良いなと思ったが、お値段的に欲しいかと言うと否であった。

思うに、ヴィンテージ・ギターと言うものは確かに素晴らしいものもそれなりにあるのだろうし、現代では如何ともし難いスペックもあるのだろうが、嗜好品としての価格が相応に上乗せされていると思われ、例えばクラッシック・カーを愛でるのと同じに思った。「愛好家」が愛でるものなのだろうと思う(「愛好家」より「好事家」の方がピンと来るけど)。加えて言うと、高価な買い物は、後悔してはならない訳で、高価な買い物をした人は、自分の判断に誤りがない事を確認する為に、購入後にその製品を購入前より調べると言う行動を取るのは心理学ではよく知られる話で、そう言う人達は同調者を探す傾向にあり、過度となるとそれが「通説」となるんだとか。ま、分からなくはない。

「この時代のこのパーツは云々」と言う話は嫌いではないが、寧ろ好きであるが、ヴィンテージ・ギター紹介文でよく言われる「音が太い」は、コンデンサーの劣化と言う要素が多いんじゃないのか?もう一つ言うと、現代のギターと比べ出力が弱いと感じる個体ばかりだったが、それ故アンプの音量が大きくなって、ギター本体の太さじゃなくてアンプの太さが影響してるんじゃない?等と言う邪推をしていたりもしたので、そんな天邪鬼なワタクシには馴染めぬ世界なのであろうと思う。ハカランダ指板のMustangより最近出たCahrモデルのMustangの方が全然音は太いと感じたし・・・・。

と言う訳で、ヴィンテージ・ギターは買わずに終わり、多分今後も買わないだろうなと感じる結果になった。

尚、ヴィンテージ・ギターは買わなかったが、金銭感覚が狂ってた様で、高価なペダルは買った模様。

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ま、いずれ紹介します、はい。一つだけ申し上げますと、「繋ぐだけで音が太くなるバッファ機能があるペダル」の、僕の知る限りの最高峰だと思いました。

<彼方此方と散歩をした話>

相も変わらず彼方此方散歩をした訳だが、連休と言う事もあり、普段より活動範囲を広めてみた。

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(普段より遠回りで御茶ノ水に行く途中で見付けた公園の階段。此処で「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んだ。気持ちのいい日であった)

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(一度行ってみたいと思っていた古民家の喫茶店。残念ながら定休日であった)

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(神保町の裏通り。此処に一件和楽器なんかも売っている楽器屋があり、ヴィンテージのEpiphoneのRivieraを買ったのを覚えている。篳篥も買った記憶があるが、違ったっけな)

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(こちらも神保町。札幌の裏通りみたいな雰囲気が好きで散歩コースに入っている)

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(淡路町の取り壊されるビル。科学特捜隊のビルっぽくて好きだったんだけどなぁ)

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(秋葉原の食品館。日本の名産品が売っていて楽しい)

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(一度食べてみたかった気仙沼パン工房のコッペパン。美味しいパンです。散歩途中に胡桃クリームも食べましたがそれも美味しかった。コッペパンの美味しさの半分はノスタルジアだと思いますw)

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(エヴァンゲリオンQを見る度に途中で寝てしまう家人を「寝る婦」と名付けたら怒られ、対家人決戦兵器としてご機嫌取りとして買った蒸し雲丹と明太子の油漬け。後者は高名なふくやさんの商品で美味しかった)

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(味付きの塩。肉は塩で食べるのが一番美味しいと思っており、普段はヒマラヤ岩塩を愛用しているがちょい浮気)

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(小島町辺りの路地。こう言う路地はずっと残っていて欲しい。勝手な希望だが)

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(一度訪ねてみたいと思っていたデザイナーズビレッジ。残念ながらお休みだった。訪問したい気持ちの半分は昔の学校の建物が見たい、なんだけど・・・・)

大体4~5時間程度の散歩。途中座ってぼんやり音楽聞いたり、買い食いしたりとして過ごす時間もあります。

帰省時には、それこそ一日中歩き回っているのですが、東京で散歩を積極的にし始めたのはコロナ禍になってから。

最初は運動不足解消と気分転換で始めたのだが、10km歩く達成感の気持ち良さ、見知らぬ街を歩くアドヴェンチャー感で嵌って行き、駄目押しとなったのは、夕刻に帰宅する時のノスタルジックな感情を味わえる事。

社会人になって以来、夕刻に帰宅するなんて事はなくなったし、最近じゃ在宅勤務が当たり前になったのでそもそも「帰宅」と言う行為がないのだが、暮れなずむ街で家路を急ぐ際の感情は、学生時代を思い出させてくれて良い。

バンド再開はいつになるかさっぱり分からぬが、再開してもバンドがない土日は散歩に出掛けたいと思う。

この連休の散歩で最大の後悔は、ろしあ亭のボルシチのテイクアウトが出来なかった事。次回行った時にはテイクアウトして公園で食べたいと思う。

そんな連休に御座いました。

明日は、CUBASEを学習しよう・・・・。