リーダーです。
相変わらず、なんとも疲れる日々を過ごしてみれば、勿忘草が咲く季節となっていた。
此処数日は遅く来た花冷えかと思う日もあったが、総じて穏やかな季節。
昨年買った姫百日紅のミニチュア盆栽も、遅ばせながら新緑の芽吹き。
枯れたかとすら思っていたが、此処に来て芽吹き始め一安心。今年も花を咲かせて欲しい。
新緑の頃と言う事は、新入生や新入社員の頃とも言え、そう言えば街では、そんな人達を見掛ける。
進学や就職の季節であるが、その選択肢を選ばなかった人と言うのも相応に居るとも思い、自身の大学時代をふと思い出したり。
高校、大学の学友の中には、進学・就職を選ばなかった者も居り、そんな連中を眩しく見ていた自分も居た。
モラトリアムからそれを選ばなかった連中に対してはリスペクトは一切無かったが、我が道を行く決意をした連中には、心から頑張って欲しいと見送ったのは事実。己がやりたい事をする決意を持った人と言うのは、中々に美しいものだと思った。
今では交渉も無いし、何処で何をしているのかさっぱり分からぬが、元気でいて欲しいと思う。例え今目指した道に居なくても、志半ばであったとしても、僕には経験出来なかった事を色々として来たのは間違いなく、それを羨ましく思う。
好きな事はあったが、大してやりたい事が無かったワタクシは、一般的な進学、就職を選択した訳だが、与えて貰った仕事に誠意を持って対処すれば、いつか好きな事が出来る環境になるだろ、と思っていた。
そんな日の中ではしんどい事は相当にあったし、今もしんどさの中に居るが、好きな事はそれなりに出来ている。若かりし頃の好きな事と今好きな事は、違う事もあれば同じ事もあるが、まぁ、したい範囲で出来ている。
そんなワタクシであるが、大学時代にとある夜の客商売の場でバイトをしていて、店長やお客さんから其処への就職を勧められた事があり、その店長さんが羽振り良さ気だったので少しばかり迷うも、其処に勤める女性の方に強く窘められ、就職先に選ばなかったと言う事があった。
その女性には「此処に居る人達は、損しない様に、狡賢く生きているだけだから、そんな生き方しちゃ駄目」「そんな人達の中に居ると、それが普通に思っちゃうから此処に長く居ちゃ駄目」と窘められたのだが、非常に良い指南を頂いたかと今でも思う。
賢い生きたなんざ出来なかったし、損は沢山して来た自覚はあるが、これで良かったよなぁと、現時点では思う。
ちょっと調べれば最適解みたいなものが其処此処に散らばっている最近だが、紆余曲折と言うのも中々に楽しいぞ、とは、賢い生き方をしている方々には教えてあげたく思う。
そんなワタクシ最大の紆余曲折と言えば、それはもうギターの改造な訳で、このSquireのJaguarも諸々改造して来た訳だが、更に改造を加えてやろうじゃないかと画策。
先日、壊れたミニアンプの代替品を購入した際、手持ちのギターを彼是試し、久し振りに弾いてみれば、そのサウンドは勿論、今一に感じていたネックのシェイプのしっくり来て、メインで使える様にアップデートしたい気持ちが沸々と。
このネックが本当に反らず、凄く安定していて、ギターは道具であって、道具には安定を求めるワタクシには大変な好印象であり、メインとして使うのはありだなと思っている次第。
改造の師たるスメアゴル師範代からお譲り頂いた一本なのだが、弦のゲージを換えようが、乾燥、湿気の季節だろうが反らない。フレットのバリは相当に出て来たが、ネックの反りは無く、そんなに良い材を使っているとは思わないが、この安定感は何とも魅力であり、これは改造しないとでしょ、と思い、改造計画を立て、パーツを揃えてみたのである。
余談であるが、メインで使用していた際は、別のネックをマウントしていたのだけれど、それはもう一本のJaguarに移植し、今はオリジナルのネックとなっているのだが、ネック裏の質感はそちらの方が好みなのがちょい残念。塗装し直ししないと満足行かない!って程ではない。
先ずはペグ。ワタクシの改造でお馴染み、世界のGOTOHのマグナムロックに。
このペグにする最大の理由は、弦のテンションの安定。弦交換してもテンションが変わらないのが魅力。弦交換も楽だし。
チューニングの安定感と言う面では、GOTOHの製品であればマグナムロックじゃなくても不満は無い。因みに、ボタンでロックするタイプは見た目的に好きじゃ無いが、派手なアーミングならそっちの方が安定しているんだろうなぁ、うん。
続いて、ストリング・リテイナー
マグナムロックは、ポストに弦を巻く回数が少なく済む代わりに、テンションは弱くなるので、Jaguarのスケールでは少しばかりテンション不足に感じ3,4弦にも追加がてら交換。このFender純正品のストリング・リテイナーはデザインも好きである。
そしてフレットは勿論ステンレス・フレットに交換を予定。
はい、Jescarの57110。Jim Dunlopで言う6100。所謂「ミディアム・ジャンボ」。
現在のフレットもミディアム・ジャンボで、実はこのミディアム・ジャンボと言うサイズのフレットは苦手な方なのだが、今のシェイプと弾き心地が気に入っているならそのままの方が良いかなと言う事で選択。手持ちのギターを彼是ステンレス・フレットに交換したが、Stratocasterではミディアム・ジャンボは使い難かったんだよな・・・・。
此処迄はまぁ改善的な改造なのであるが、はい、此処から余計な改造をば。
はい、MustangのDynamic Vibratoに御座います。こいつをね、マウントしてやろうか、と。
チューニングが安定し、好ましいサウンドの一端を担っている現在のストップ・テールピースを捨て、
と言うのは半分冗談だが(半分は本気だ)、このDynamic Vibratoと言う代物、厄介そうで、この調整を彼是と考えるのは楽しそうだな、と。
Fender JapanのMustangを一時期所有していた事があるのだが、Dynamic Vibratoは真面に使った記憶なし。と言うか、バンドでそのギターを使った記憶もない。
と言う訳で、改造計画を実行に移すべく、曇天模様の土曜日の午前に向かうは魔改造専門店(違う)Naked Guitar Works。
N.G.W「と言うかさ・・・・Dynamic Vibratoを固定して、とかさ、外して、とかさ、そう言う人居るけど、態々着けてって人は初めてですわ」
リーダー「常に前代未聞で居たいと思っている訳だよ、君」
N.G.W「結構オーダー頂いているので、御常連とは言えちょっと納期は先になりますよ」
リーダー「一切構わぬ。と言うか、常連こそ店や他のお客様に気を回すべきであろう」
N.G.W「すいません、助かります」
リーダー「と言うかさ、普通さ、常連になればなるほど優遇されて然るべきと思わなくないが、此処の店だけだぞ、常連になればなるほどぞんざいな扱い受けるって」
N.G.W「まぁ、最近は下請けがね、我が儘でして・・・・」
リーダー「下請け?」
N.G.W「なんかね、小園がね、小園ホビーショップってのを自主的に立ち上げまして・・・・」
リーダー「全く意味が分からぬ」
N.G.W「俺が受けたオーダーを回すと、下請けとして見積り出させろと言い始め・・・・」
リーダー「従業員二人の企業内で分社化とか聞いた事無いわ」
N.G.W「やっぱりね、常連客の質が悪いので反乱が起きたのではないかと俺を中心に専ら噂になってます」
リーダー「ドウシテ僕ノ顔ヲ見ルノカナ?」
ナットの事を考えてなかったのでNaked Guitar Worksで物色。結果、これに。
黒いナットが好きなのよ。Black Tusqでも良かったが、もう一本のJaguarでカーボンナット試して気に入ったのでこれに。印象としては、ハッキリスッキリなサウンドに思います、はい。
その他、トグルスイッチへの変更も依頼しNaked Guitar Worksを後に。
残念ながら午後は雨の予報と言う事で帰宅。ちょいと探し物有り機材箱を整理してたらこんな物を見付けた。
改造しまくったStratocasterの保証書。アームを固定するバネもちゃんと残ってた。
今はエレキギター売らなくなってしまった銀座・山野楽器で購入したのは覚えているが、2010年に買った事をこれで知った。もう11年も前の事か。
見てたら何となくStratocaster弾きたくなりチャラチャラ弾いていましたが、やっぱね、Stratocasterって汎用性ありますねぇ・・・・。
フロントの、レンジありながら太いサウンドはコード弾いて気持ち良いし、リアのカリッとしたサウンドは、太いサウンドのペダルと合わせると気持ち良いし・・・・。
とは言え、ピックアップが三つもあると使いこなせぬワタクシにはToo Muchに御座いますので、すっかりStratocasterは使ってませんです、はい。
翌日曜日。
土曜日の憂さ晴らしとばかりに本日は歩き回ってやろうではないか、と午後になる前に家を飛び出す。
絶交の散歩日和。新緑眩しく良い気分。
先ずは御茶ノ水。取り立てて注目すべきブツとは出会えなかったが、中学生と思しき娘さんとそのお父さんが楽器を購入されてて、娘さんが嬉しそうにしているのを見ているお父さんがこれまた嬉しそうで・・・・。
春の季節に楽器屋さんで見掛ける風物詩。良い風景に御座いました。ご馳走様でした。
目を惹くものも無く、散歩がてら淡路町は宮地楽器さんへ。
気になっていたこちらを試させて頂き、気に入るも在庫無し(試したのは店頭デモ機)。エフェクターはご縁を信条としているワタクシだが、余りの素晴らしさに次回入荷分の予約をさせて頂く。Centaurの再現性云々じゃ無く、素晴らしいサウンドだったので。
宮地楽器さんから秋葉原へ移動。千石電商さんで上記Jescarのフレットを購入。
Izo先生が「ステンレス・フレットは(一般的なフレット対比で)」軽くて硬いと思う」と以前仰っていて、購入した57110の通常のフレットもあったので持ってみれば、うん、確かにそうかも、と思った。
Izo先生と言えば、最新号のYoung GuitarでIzo先生がGary Moore愛を語ってらっしゃいます。
Gary Mooreで一番熱心に聞いたのは「Still Got The Blues」と言うワタクシですが、個人的にもっとボーカリストとしても評価されて然るべき方に思う次第です、はい。
秋葉原ではエヴァンゲリオン展を見に行きたかったが自粛。
てか、未だ映画すら見に行っていないが・・・・w。
映画見に行ってないのに彼是内容知っているワタクシなので、ネタバレがあったとしても観覧しても問題無いのだが。
HARD OFFでは、Photogenicのストラトタイプのジャンク品が1000円で売っていた。
ネックジョイントのボルトが途中で止まって居たり、中途半端な塗装が為されていたり、ジャックが無かったり、と言うものだったが、手持ちのパーツで組み立てられるかも?とちょっと思った。これ以上ギターは要らないので買わなかったけど、定年退職して、仕事関連の仕事だのなんだの処分して部屋にスペース出来たらギターを彼是と弄ってみたいなぁと思う。
散歩の途中、ちょいと良い感じの銭湯があり、ひとっ風呂浴びるのも良いかも、と。
なんか見覚えあり、ちょいと確認してみれば、湯船のお湯が凄く熱くて有名な銭湯だとか・・・・。
熱い湯が苦手なワタクシは残念ながらスルー。以前散歩途中に銭湯入ったら気持ち良かったので、散歩道に無いかちょいと探してみようと思う。
散歩途中の御徒町ではMont Bellの専門店を冷やかす。
キャンプには全く興味が無いが、キャンプ用品は何か好きで、色々と欲しいものがあった。実家に居る頃は、釣りがてら野外で食事する機会が多かったのだけど、当時だったら欲しかったであろう物がいっぱいあった。
さてそろそろNaked Guitar Works寄ってステンレス・フレット預けて帰りますかね、と歩を進めれば、自宅から然程遠く無い所に新しいスタジオを発見。
VOXのアンプが常設とか、なんか良いですね、こう言うの。
レコーディングも出来るんだろうか・・・・?出来るなら、今度Takayuki君でも誘ってバッキング録ってみたいなぁ。その前に一人で入ってみようかな。
久々にUp To You Coffeeに立ち寄りオーツミルクのカフェラテを頂く。
人気店となった最近は常時混み合っているのだが、偶々良い時間だったのかちょっとだけお店の方と話せた。
MILK LAND HOKKAIDOで生れ育ったが、オーツミルクの好む不届き者がワタクシです。うん、申し訳ない。
本日の散歩は10㎞を超えたが、良い季節と言う事もあり未だ未だ歩きたかった程。普段歩かぬ道も行ったので発見も多く楽しかった。
初めて見る公園のベンチに腰掛け、Tokyo Tea Room聞きながら過ごした時間は至福だったなぁ・・・・。
そんな土日に御座いました。
ベースに関しては(特にお高いものは)「作ってはる人が『これが最適解や』て思うてはんねやからデフォルトで使うてワイが楽器に合わそ」と思う程度に自己主張のないワタクシですが、最近ハードオフで二束三文で叩き売られている楽器を見るにつけ、「これネックすげ替えたら好みの見た目になるかしら」と妄想するワタクシです。というわけで、フェンダーメキシコのネックが欲しくてたまりません。
しかし総額考えるとフェンダージャパンの新品買える程度の額になるのに、中古を買って組み上げる(正確には「組み上げてもらう」)ことを考えたほうがワクワクするのは何故でしょうねえ。