リーダー

リーダーです。

2021年も20日も過ぎれば、新年云々との空気も無くなり、仕事も街も通常運転の体。

コロナは相変わらず終息が見えぬも、経済誌やらレポートを読めば、ワクチン普及で夏には景気回復前提のお話が多く、遠い未来にしか思えなかったり。

マスクしての外出が当たり前になって、マスク無しでの外出は不安を覚えたり。

ドイツではマスク着用が義務化、それもマスクの品質にも条件があるやに聞き、今にして尚マスクの有効性に否定的な人に根拠を伺いたくてならぬ。

いや、全て皮肉で言っている訳ではなく、自分の考えに間違いがあるのか確認したいのである。

SNSなんぞを見ていると、それらしい根拠を書いている方も居るが、否定的な見解に対するものが、感情を爆発させるだけで論理的ではなく、やっぱ信用出来ぬと思ってしまうのであるが、リアクションを以て全てを否定すると言うのも如何と思ったりしたり・・・・。

SNSを僕も利用しているが、そこで絶対に必要なのは「頑なさを持たない」であろうと思う。

・私はこう思う
・同調出来ない人はNG
・NGどころか全否定

と言う方に時々遭遇するが、書いている事に同意出来ても胡散臭さを覚えてならぬ。同調者同士でコミュニティが出来ていると、もう気持ちが悪くて無理である。気狂い同士の褒め称え合いとバッシングは見るに堪えぬ。その方が、まぁ、楽だろうけどね、色々と。

理論にせよ理屈にせよ、どの場面でも通用するなんて事は無いと思うワタクシなので、楽器の機材レビューに於いても断定的に言う方が苦手である。

「レビューと全然違うじゃん」と思った事が少なからずあり、その所為かも知れないが・・・・。

一方で、だ。

最近、個人商店、それも、昔ながらの個人商店で買い物をする機会があったのだが、売主と客の騙し合いや探り合いがあって、それはとても楽しかったりする。

「美味しい?」「美味しいよぉ」うん、根拠はない。

幼少期に個人商店の集合体みたいな市場で育ったのだが、「すっごく甘いよ!」と言われて買った蜜柑がすっぱくて・・・・、なんてのは日常茶飯事だったが、それに目くじら立てて・・・・なんて事はなかった。

SNSの普及は、当たり外れを許さなかったり、他者に絶対性を求める様になってしまったのかなぁ、なんて事を考えてみたり。まぁ昔から、「ぜってーだな?」なんて事を言う人はいたけど、それが助長されたのかしらね。外れの無い世界なんて、つまんないと思うんだけどなぁ・・・・?

と、なんとも長い前振りで始まりましたが、今週はと言うと、天候が優れずでって事もあって近所への買い物以外は自宅待機。

コロナ以前は、バンド練習が無い日であれば自宅にいる事が多かったのだが、最近は散歩の気持ち良さに気付き歩き回っている。

とは言え、3時間も歩けば相当に疲れもする訳で、残りの時間は何をしているかと言うと、自宅録音をする事が多い。

長い休みともなれば、映画を見たり・・・・なんぞをするが、土日の二日間であれば、その為に数時間使うと言うのはなんとも勿体無く思ってしまったり。

いや、自宅録音の方が無駄な時間の使い方でしょと言われればそれまでだが・・・・。

コロナによるバンド活動の休止で、では自宅録音でも、と思ったのは数ヶ月も前の事だが、当初の目論見は、曲を作ってデモを録って・・・・なんてものだったが、やって行く内に趣旨が変わり、これをこう録音したらどうなるんだろ?とか、ベースの録音はどうしたら良い感じになるのか?とか、就学的な取り組み方になっている。

と言うのは、DAWソフトなんぞを駆使して宅録を、が、思いの外つまらなく、寧ろアナログな手法で録音してどう言うサウンドになるのか、とか、そんなんをやるのが楽しかったのである。バンドのミックスダウンを担っているので、それを最も上手くやりたいとの意思もあったのも確か。

結果、仕掛品みたいな録音物が蓄積され、ああ、俺がThe Beatlesであれば、Abbey RoadのB面みたいな傑作となるのに、等と思ったり思わなかったり。

そんな中、アレンジ仕掛中で活動休止となった曲を録音してみたのは先週の事。

「この曲を録ろう!」との趣旨で始めたのではなく、遊びの流れで「あ、試しにやってみっか」と取り組み、折角だからドラムのTakayuki君がドラムを録音する際のガイドラインになる位にしてみようかなぁ、との趣旨で。

ドラムのパターンは固定で、「使えるのなら使って」と、録音したものをメンバーに送ったのだが、改めて聞いてみれば、アレンジも考えずの一発録りで、ミスも全然無視してるので気持ち悪いなぁ・・・・と思ったり。

ではこの土日でもう一度やってみようかな、と、機材を持ち出しゴソゴソと。最近入手したリズムマシンも試してみたかったし。

はい、と言う訳で、Behringer RD-6を買ってました。

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様々な色があったが、チープなイエローが良いなって事でこれに。ピースマークが付いているのと付いていないのがあるが、その趣旨は分からない。

Behringerの製品は何気にお初。申し訳ないが、すっごく評価しているブランドと言う訳ではない。

理由は他社コピーの多さ。廉価に供給してミュージシャンに貢献しているのは評価に値すると思うも、開発コストをかけないでそれをするのは、やっぱ違うと思う。それ言ったらエレクトリック・ギターそのものも・・・・とかそんな話になっちゃうかもなので、感性的に、なレベルでなのだけど。

本商品も、RolandのTR-06とかTR-606とかを基本に・・・・なのだけど、これが欲しいなと思ったのは個別にアウトプットがある事。

ドラムに於いては、パラレルな録音が出来た方が良いな、と、手持ちのリズムマシンで録音して思ってて、それが実現出来る廉価な製品がこれしかなく、と言う言い訳。

音色は各パート1つで、シンバルやタムの音はビックリする位にチープなんだけど、パラレルに録音出来るのは良いな、と。

パラレルに、と言っても、シンバル、タムは1つしかなく、ハイハットはオープン/クローズあるけど出力は1つで・・・・それでいてクラップは個別出力可能と言う・・・・もう、こう言うの、大好きです。

ドラムをリズムマシンで宅録すると、リアルな音色より各パートをどれだけ個別に調整出来るかの方が重要に思えて、であればDAWソフトで・・・・とも思ったが、前述の通りそれがどうにも面白くない・・・・。

リズムマシンには「楽器を弄る楽しさ」があるが、DAWソフトには無いんだよなぁ・・・・うん。

音色の少なさもさることながら、そもそも出来る事は全然少ない。と言うか、笑っちゃう位に少ない。
BPMの指定は出来ないわ、それどころかトラック変えるとBPM変わるわ、もう笑っちゃう設計で・・・・大好きです。

こう言う制限の中で彼是弄るのは楽しい。無限の環境よりも有限の環境の方が対峙したり考えたりが出来て楽しい。ベースの大先生が以前同じ様な事を言ってたが、ホントそうだよな、と同意。

まぁ、宅録でドラム代わりに・・・・と言う趣旨の機材じゃ無くて、下記の様にピコピコさせて遊ぶものだと思う。



それを敢えて宅録のリズムマシンとして使う、と言うのを楽しんでみようかと。

と言う訳で、入手依頼暇を見付けてはちょこちょこ弄り、そのチープな音色にうへへうへへとしていたのでありますが、実践投入(と言ってもデモ)してみた。

説明書がペラペラで分かり難く、これ、どうやってSONG形式にするの?も全く分からなく、エヴァンゲリオン並みの説明の無さに四苦八苦するも、感覚的に打ち込めるレイアウトで何となく出来上がる。ま、ぶっちゃけ下記動画を参照にした。



てか、付属の日本語説明書でここまでは絶対理解出来ないと思う・・・・ぜ?商品説明に「取扱説明書は絶望的に分かり難いです」と書いて良いレベルに思う、うん。

ま、そんな楽しい玩具を弄ってデモを作ってみる。

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ドラムのTakayuki君が最近送って来てくれたエレドラの音源と比較すると、いやもう月と鼈どころか太陽と微生物レベルの差で笑えるったらない。まぁ、彼は音の探求とか色々している訳で、こんなチープなリズムマシンと比較するのが可也失礼なんだけどw。

DAWソフトで少しばかりエフェクトのお化粧を施してみれば、まぁ、うん、まぁ、うんと言うサウンドw。

パラレルで録音出来たので、個別にエフェクト処理出来るのはやっぱ使い易い。抑揚感の無さを解消すべく、ちょっとだけディレイを入れてみると、揺らぎが出来て少しばかりの抑揚感が得られる。これはもう少し試行錯誤してみる価値ありそうに思った。

折角だからギターとかベースも重ねてみる。アレンジ云々じゃ無く、使いたいと思ったエフェクターを片っ端から入れてみれば・・・・収集付かず。

こんな感じと相成りました。



RD-8の解説動画とかにしてみようかな、とも思いましたが、そう言うのは他の方が色々とされるでしょうし、ピコピコやる前提で使っていないので、こんな感じでお茶を濁してみた。

紹介するより、演奏する方が楽しいしね・・・・。

そんな感じで引き籠りな休日ですが、こう言う過ごし方も良いですなぁ・・・・。

懸念された雪も大丈夫っぽいので、雨間に少しだけ出てみれば、凛とした寒さは確かに雪を連れて来てもおかしく無さそう。

そんな、休日でした。