リーダーです。
そこまで言うならJaguarの話をしてもいいですよ、うん。
先の記事で、
・指板のラジアスとチューンオーマティックのブリッジのラジアスが合って無い
・気になるけど許容範囲
との事を書かせて頂いた、が、ワタクシにとって「許容範囲」は「要改造」と同意(許容してねえじゃねぇかよ?)。
いや、冗談抜きでお答えしますとね、弾き易い設定にしたら、フレット音痴な個所があったんですよ。音痴な僕でも分かる位にってうるせえよ。
ショートスケールのギターって特に、高い弦高の設定だとフレット音痴になると思ってますが(その調整も含めて楽しい訳ですが)、好みの低い弦高にセッティングしたにも拘らず気になるレベルのフレット音痴の個所がある。
理由を考えるに、矢張り指板のラジアスとブリッジのラジアスの違いじゃないかとの結論に至る。
フレット音痴が気にならぬ感じにオクターブ・チューニングをしたのですが、なんかですねぇ、テンション・コードの響きがね、美しく無いなぁと。
と言う事で、オジサン、改造しちゃうぞっ!と決意。
ワタクシのJaguarのラジアスは9.5。チューンオーマティックのラジアスは12~14位。うん、合っていない訳さ。
(指板にフォーカス)
(ブリッジにフォーカス)
指板の方が、まーるくなってまして、この差異は、笑福亭仁鶴でもまーるく収めるのが困難(この比喩が分からぬ方は分からないままで大丈夫です)。
ある程度はサドルの溝切りで調整可能だが、これはメインテナンス屋さんにお任せと言う訳には行かぬ。好みの設定が一般的な設定と違うワタクシの癖を完璧に理解して頂かないと無理。
かと言って自分でサドル削りをやると言うのも
と言う訳で、見た目も性能も大好きなMastery Bridgeで御座います。
Issy将軍(彼女無し)に大政奉還したJaguarにマウントして以来、その性能のみならず、見た目も気に入っちゃったMastery Bridge。やっぱJaguarにはMastery Bridge。富士にカスミソウの取り合わせが霞む位にマッチしちゃう訳。
で、買って気付いたんだよな・・・・「アンカーは何処だ?」と。
そう、Mastery Bridgeにはアンカーが付いて無いのである。そうでしたそうでした。オジサンうっかりしてた。
ではアンカーを・・・・って、うん、売って無い。と言うか、売ってるのかもだが見付けられぬ。
と言う訳で、アンカーだけ欲しいのにブリッジごと買っちゃう痩せたタイプの資産家のワタクシ。
ALLPARTSさんのブリッジでありんす。
いやね、本当はアンカーだけ見付けたんだけど、アンカーとアンカー付きブリッジのお値段が殆ど変わらずで、興が乗れば「Mastery Bridgeと一般的なJaguarのブリッジの差」なんてのも確認出来るかな、なんて邪な思いから買ってみた訳なんだぜ(絶対やらないと思うけど)。
パーツを揃え、意気揚々と向かうはNaked Guitar Works。通う度にお得意さんじゃ無くなる奇特な店(そんな扱いされるのはワタクシ限定ですので安心してご来店下さい)。
今のアンカーを抜き、木部を埋め、Mastery Bridge用に穴を開け直し・・・・と言う工程。面倒な工程であるが、Naked Guitar Worksのジーニアス小園氏は、嫌な顔しかせず引き受けてくれた。
諸々面倒な工程だが、2週間程度で出来上がるとか・・・・。バンドも無いし、鳴くまで待とうMy Jaguar、と、ゆっくり待つ心算だったので巣が嬉しい誤算。
で、折角買ったので改めてじっくりブリッジ比較。
こうして見比べると、Mastery Bridgeには
・弦落ちを防ぐ構造
・ブリッジが前後に動かない構造
の他に、「弦がブリッジに接触しない構造」とのメリットがあるよな、やっぱ。
上記は、前述のIssy将軍(彼女無し)に大政奉還したJaguarの調整時の写真なんだけど、ネック角度がちゃんとないと、弦とブリッジが接触してしまうと言うね・・・・。
シムを挟んだり、ブリッジそのものを上下してみたり、と試行錯誤したけど、結局Mastery Bridgeにした次第。効果は絶大ですっかり惚れ込んだ次第。
Jaguar、Jazzmasterにはシムが入っている事が多いのは、開発者のLeo Fenderが弦高を高く設定する為にネック・ポケットを深くしたことによる是正処置、と何処ぞで読んだ記憶があるが、僕はもう一つ、「弦とブリッジの接触を回避する為にシムを挟んだ」って理由があると思っている。何の権威も無い一素人の推測なんで、根拠は無いんですけどね。
それにしてもさ・・・・
Mastery Bridge、購入は4度目何だけど・・・・この藁、凄い散らかるの、何とかならないかしらね?
と言う訳で、今再びJaguarの改造に乗り出したワタクシに御座います、はい。