リーダーです。
8月も末日に近付いたと言うのに、日中の太陽は相変わらず厚かましいまま。
とは言え、平日の夕刻に、さて残業前の一服を、と、近所に珈琲を買いに出掛けてみれば、そこには少しの秋の気配。
珈琲店横の花屋には竜胆の凛とした姿。そんな季節なんだなぁ・・・・。
テレワーク中心の生活が続き、季節を感じる事が少なくなったが、夏の終わりは間も無く。
夏の終わりには寂寥感がある。
過ごし易い季節とは言え、秋が来ると気分が盛り上がる、ワクワクする、と言う人は終ぞ見掛けぬ。夏が苦手なワタクシでもそうである。あぁ、やっと涼しくなったと言う安堵はある。
夏が苦手と言いつつも、夏の終わりの夕刻にふっと秋風が吹く季節は凄く好きだったりする。
例年の帰省では、そんな風を感じる事が出来たのだが、さて、今年は如何に・・・・?
そんな8月終りに飛び込んで来たのは、首相の辞任のニュース。
うん、お疲れ様でしたとしか言い様がない。
熱烈に支持していると言う訳ではないし、失策と言うか失態もあった一方、幾つかの施策は大いに評価したく思う政治家である。硫黄島訪問時の、跪いて「コンクリートを剥がして収骨したい」と言って居たのは、パフォーマンスかも知れないが良いなって思った。僕はそう言うのに弱い。
SNSでは批判も多く、僕が政治に疎くて気付けない事実があるのでは?と気になって見て行くも、「俺にこんな不便を強いやがって!責任取れ!面倒見ろ!」ばかりで、正直、政治への関心の低さに羞恥を覚える僕ですら「いや・・・・もうちょい・・・・ちゃんと調べてから批判した方が良くない、か?」と思えたり。
なんか、今の自分の状況への不満をぶつけているだけに見えて・・・・みっともないなぁと思ったのと同時に、ともすればSNSなんかの周知となる場所での発言は、気を付けなきゃならんと自分を律してみる。某県の某女性議員の「体を壊す癖がある」発言は、綸言汗の如しとは言わぬが・・・・どうしようもないなぁと思った。
話は飛ぶが・・・・。
母方の実家が市場にある魚屋で、訳あって幼少期の一時期、其処に預けられていた。
市場には色んなお店があって、で、時々その中のお店が店仕舞いする事もあった。
実家を継いだ伯父に、店仕舞いをする人が挨拶をしている時に居合わせ、「なんで辞めちゃうの?」と聞いたワタクシに、「食えないからさ、他の仕事しなくちゃなんだよ」と言って、別れの挨拶をして去っていったのを鮮明に覚えていて、無神経な質問をした申し訳なさと同時に、羨望の気持ちが湧いた。
その時に感じた羨望(この言葉が最適かは分からぬが、そう言う気持ちだったのは確か)は、今も僕にあって、何故羨望を抱いたかを考えるに、妬みや嫉妬も感じさせず、「人生ってそんなもんだろ?」って割り切りが垣間見えて、子供ながらに格好良いなぁと思ったのである。
今の自分の不満を他者の所為にする人への軽蔑は、間違いなくそこで学んだ事だと思う。妬みや嫉妬を抱かない訳ではないが、自制心が働くのは間違いない。
そんな僕が一番抱く嫉妬は、「良いなぁお前は。そうやって人の所為に出来て羨ましいよ」である。
さてそんな晩夏の週末の金曜日。
仕事を、相変わらず早いとは言えぬ時間ながらも終え、週末の解放感から久々にRickenbackerは360C63を手に取り、久々にバンドの練習音源に合わせて弾いてみる。
此処5ヶ月で1度しか皆で練習は出来ておらず、結果煮詰まっていない曲ばかりなのであるが、そんなのが彼是9曲もあり、確認しながら通して弾けば1時間程の時間を費やす。
興が乗ってベースも弾いてみたりしたが、ベースって・・・・本当に難しい・・・・。
センスだけではどうにもならぬ楽器ってのがあると思っているが(例えば弓で弾く楽器なんぞは、音を出すだけで大変な訳で、ドラムなんぞは、体技との側面も大いにあると思う)、ベースってのもそうなのかも、と思ったり。
一通り弾いて、TVを付ければエヴァQが放映されていたのでこんなもんを作ってみる。
う~ん、フォントが気に入らねぇ・・・・それ以前にQちゃんが気持ち悪い・・・・色って大事ね。
そんな馬鹿な時間を過ごしてから就寝。馬鹿して過ごす時間は大事に思うワタクシで御座います。
して、本日土曜日。
土日のどっちか涼しい方に楽器屋巡りしよう!と天気を調べればどっちも暑いじゃないのさっ。
まぁ、それなら今日出掛けてしまおう、と思うも、注文していたテレワーク用の椅子が届く日であり、到着を待つ。
で、マンション下まで着いた旨の電話連絡を受け、待機してみれば待てど暮らせど来ない・・・・。
あれ、これから向かいますだったかな、と思えば、再度電話が入り「?」と思って出てみれば「早くして下さい」と。
訳が分からず聞いてみれば、マンションの入り口まで来い、と・・・・。
理由を問えば、「送付状では送付は軒先までとなっている。だから届けるのはマンションの入り口だ」と言うドライバーさん。
凄い発想するなぁ、と、家人と爆笑し、マンション入り口まで取りに行く。面白かったけど、もうあの店では買わないだろうなぁ・・・・。
事の顛末を良くして貰っている管理人さんが居合わせたので話をしたら、管理人さんも「凄い配送屋さんだなぁ!」と爆笑していた。
こういう事態は笑い飛ばすに限る。怒っても、無意味であると思っている。
重い椅子を運ぶと言う想定していない労働を済ませ、家を飛び出す。
太陽は狂暴なままだが、日陰に入れば然程でもない。気温は高いが、矢張り夏は終わりかけている。
ぶらぶらと秋葉原まで歩き、神田明神を経由して御茶ノ水を目指す。本日は車田正美じゃない方の男坂から神田明神入り。
男坂を登り切った所には君が代の歌詞にも登場するさざれ石があり、何か好きで足を止めて見てしまう。
長い年月の比喩としてのさざれ石かぁ・・・・、成る程、表現が良いなぁ・・・・。
楽器屋さんは、混み合っている店は避けつつ見て回るのが最近の常。
今日は「あったら欲しいなぁ」との目的があった。それが、これ。
コーラス・ペダルは、そのサウンドのチューニングが非常に難しいペダルに思う。
どの程度の変調感とするか、どの程度のイコライジングをするか、どの程度原音とミックスさせるのか、は、メーカー次第だが、僕の趣味がおかしいのか、帯に短し襷に長しが多く、その調整が出来るCE-5や、チューニングが好みなCE-2を使う機会が多い。
で、このコーラス「JUNE-60」は、好みな感じなのである。お値段もお安く、買っても良いかと思っていたが、残念ながら見付からず、でした。
先週も来ているのでさして目を惹くものは無かったが、ニュー・ヨーク時代のEpiphoneのZenithがあって、それは格好良いなぁと思った。まぁ、使わないだろうけど・・・・ちょっと欲しい。トップ落ちしてる風だったので安かったが、僕には使えないだろうな・・・・。
その後、最近お気に入りの宮地楽器さんへ。
こちらは、店の雰囲気も好きだが、店員さんの対応も好きで、最近お気に入り。
結局何も買わなかったが、僕にとって楽器屋さんは教会の様なもの、なので、行けるだけで良い。何も買わないのは申し訳ないが・・・・。
秋葉原~佐竹商店街経由で帰宅。ちょっと太った半月がある空は、なんとも不思議な色合いで、成層圏の様だった。
本日の戦利品は、これ。
最近、このピックが気に入っている。
「爪に近い質感」らしいが、適度な摩擦力で指から滑り難く、エッジの処理の所為か弦への引っ掛かりは感じない。
これまでV-Pickを愛用して来たが、その理由はRickenbackerをメインで使っている際に、弦を抉る様に弾いた方が鳴りが良く、V-Pickが試した中で最もそれに適していたからなんですが、もうちょい軽いタッチで弾きたいなぁと思い色々と試す中、これが良いかなと。
セルロイドより硬い感触。V-Pickとセルロイドの中間みたいな感じだろうか・・・・。
1枚80円(イケベ楽器リボレ秋葉原店価格)と試しやすい価格で、厚さも色々とあるので、気になった方はお試し下さいませ。
さて、明日は珈琲豆買いに行きがてら、浅草なんぞにも足を延ばそうか・・・・。
安倍首相、今日まで日本を無事に引っ張ってくれて、ありがとう! と、言いたいです。
政治に興味はあまりないけど、世界の変化や災害を目の当たりにして日本を見ると、約7年間はとても安定した国であったように思います。
コロナで沢山の人が亡くなった今年、一人でも多く回復して元気になってもらいたい。首相も持病を治して健康を取り戻して、元気でいてもらいたい。
…なんて、分かったようなこと書き込んだりしてw