リーダー

リーダーです。

連休で御座いますねぇ。

この連休で20キロ程歩こう、と漠然とした目標を立てておりましたが、残念ながらパッとしない空模様。

今年は梅雨明け遅いですなぁ。

テレワーク中心へと移行した勤め先で、ワタクシの出勤も可成り減ってきており、ともすれば季節感を味わう事も出来ない。

家人が花を愛でる性格で、切り花を略絶やした事が無いのだが、季節感を味わうに、成る程花と言うのは良いものだなと思った。

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さて、そんな生活を続けておりますが、コロナ罹患者が増加しバンド練習も再度自粛と相成っていて、毎週一度何となく更新しているこちらのBlogも書く事が無いったらない。

それでもちょっとした生存報告代わりにと書いてはいるが、うん、本当に書く事が無いのである。

バンド練習の無い土日は、家人と外食なんぞもしたりして、その序に彼方此方足を延ばす事もあったが、2月に義理の姪と食事したのを最後に外食すら自粛していてともなれば、そらネタも尽きると言うもの。

そんな訳で、思い付く限りのネタを拾ってみようかと、週末に限らず、些末な話をつらつらと書いてみる。

先ずは先の日曜日。

長雨による日照時間の短さは、テレワーク中心となった今でもハッキリと認識出来ている程で、そんな曇天続きの東京が快晴となった。

気温の高さはあったものの、湿気は然程でもなく、こりゃ散歩に行かなきゃ損だとぶらり家を飛び出し向かうは浅草。

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自粛の所為か、人並みはコロナ前とは比較にならぬ程で、それ故ゆっくり境内を散歩してみた。

普段は海外の観光客で溢れる西参道のお店もじっくり見て回れば、中々に興味深い店もあり楽しくなってしまう。

とある店ではこんな風鈴を発見。

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こいつぁ可愛い、一つベランダに出もぶら下げておくかと思ったが、店主が他のお客さんに捉まっていた事もあり買わなかった。風鈴は、伊万里焼の音が好きで以前持っていたが、瀬戸焼の音はさて如何に。

小腹が空いたのう、と、写楽まで足を延ばしたい焼きを頂く。

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たい焼きは、薄皮粒餡に限る。異論は認めるが同意はしない。

Naked Guitar Worksに立ち寄れば、丁度お客様も居ないタイミングで、少しばかり立ち話してみれば、諸々改造を依頼しているRickenbackerは1997のリフレットが終わり、指板塗装を待つ状態となっていた。

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パーツを外したRickenbackerを見る機会は中々ない。ブレーシングを確認したかったが分からなかった。

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少しばかり話し込んで居たらお客様が見えたので退散。密は避けないと、ね。

その後、以前より気になっていたカレーランドへ。

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ご当地カレーを数多く揃えており興味があった。店舗横には自動販売機もある。

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北海道出身であり、相当に郷土愛がある方だが・・・・うん、ごめん。

整然と陳列された商品棚。

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下記を購入してみる。

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和牛ビーフカレーしか食べていないが、成る程、高級な味わい。それにしても「和牛」「ビーフ」カレーとの表記はちょい諄い気が・・・・Sumidagawa Riverみたいなもんか(違う)。

中には、こんな素敵なカレーも・・・・。

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自分では決して食べたいとは思わないが(すいません)、誰かには食べて貰いたい・・・・バンドが活動出来たらなぁ(何しようとしてるお前?)。

して、連休初日。

連休中に20キロ散歩しようと思っていたが、初日は雨で早速挫折。

はて、なにしましょ・・・・と逡巡し、ギターのメインテナンスでもしましょうかね、と相成る。

ANTI-HERO SUPERSTARのギタリスト、想像上の彼女を数多く持つも現実世界では童貞貴族のissy将軍がワタクシのJaguarに興味があるとの事で貸す事と相成ったのは数か月前。

コロナって事もあり中々機会を設けられなかったのだが、手渡すだけなら良かろうって事で連休中に渡す事にしたのでメインテナンスをしてみる。

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彼是改造を施し好みのサウンドとなったのであるが、その重量がか弱いオッサンには気に入らず殆ど使っていない。録音では・・・・ああ、この曲で使った(左チャンネル)。



弦を交換し、ガリなどが無いかチェック、螺子の緩みやナットの緩みもチェック。フレットも磨いて、はい、綺麗になりました。

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写真一番左の指板ケア剤が最近気に入っているのだが、使っている人はあまり見かけない様な・・・・一般的なレモンオイルやオレンジオイルより良いと思うんだけど・・・・。

楽器のメインテナンスは、なんかこう・・・・心が落ち着く。無心で出来て、良い。ではこれを職業に・・・・とは思わない。僕は、自分のギターを弄るのは好きだが人様のギターは触りたくないのである。

と、そんな心落ち着く時間を過ごしていたら、此処数日大変な肉食女史となっている家人が「ちょっとちょっと」と我を呼ぶ也。

肉食女子と言っても、ワタクシが襲われるとかそう言う事ではなく、要するに「肉が食べたい」状態になっているのである。

基本的に、あれが欲しい、これがしたいと言う女性ではないのだが、食に関しては人並みな欲があり、それもあってか時々外食をしていたコロナ前。

諸々考え、飲食店の方には大変申し訳ないのだが、飲食店での食事は控えていて、さて、肉となると、これが中々に家でやるのが難しいのである。

いや、出来なくはないが、お店で食べる程には美味しくならぬ、と言うのが家人の言い分で、食に対する欲求が「お腹が満たされればなんでも良い」程度のワタクシには、その差異と言うのは実は理解出来ていないのであるが、はて、如何しようと考えていたら、家人より「しゃぶしゃぶをやろう」との提案。

家人の考えでは、しゃぶしゃぶであれば、それなりに良い肉を買えばそれなりに美味しく出来るであろうとの考えに至ったらしく、「この暑いのに正気か?」と問うも、「暑さはある一定のレベルを超えると寧ろ心地良くなる」との謎理論を展開、ではやってみるか、と近所のお肉屋さんで肉を購入。

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下段は家人の牛肉、上段はワタクシの豚肉。

「一番美味しい牛肉は吉野家の牛丼」と心から思っているワタクシは、実は牛肉は好んで食さず、寧ろ積極的に、豚肉、鶏肉が好きであって、成吉思汗なども好みな、まぁ、安上がりな舌を持ち、上記の裁量と相成った。因みに、家人と焼肉行っても専ら豚肉を食するのである。

エアコンの設定温度を下げても、矢張り暑い夏場のしゃぶしゃぶ。家人はと言えば「暑い、でも美味しい。暑い」を繰り返し落ち着かないったらない。

どうやら自宅でやるしゃぶしゃぶに満足したらしく、大人しくなったので良しとしよう。ポン酢が好きじゃ無い僕はしゃぶしゃぶはどちらかと言うと好まないのだが・・・・こりゃ、またやるなと覚悟を決める。

連休二日目。

天気は何とかもちそうだったので外出する事とする。

先ず向かうは観音裏はNaked Guitar Works。先日購入したMustang Bassのメインテナンスと・・・・改造にw。

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フレットにバリが出ていたのでその調整の他、総合メインテナンス。ピックアップ切替スイッチも排除しちゃおうかと思ったが、まぁ暫く様子見。思いの外ピッキングに邪魔にならなくて・・・・寧ろ、シリーズ、パラレルの切り替えに使いたくなって来た程だ。

N.G.W「Izoさんが来られて・・・・」

リーダー「おぉ、そう言えばそんな話を耳に挟んだわ」

N.G.W「ステンレス・フレットへの交換をご希望されてました」

リーダー「ほぅ・・・・ステンレス・フレットのハイ上がりを気にされていたと記憶しているけど・・・・大丈夫かな」

N.G.W「まぁ、色々と会話させて頂いて、諸々凄くまっとうな改造とリペアのお話をさせて頂きました

リーダー「・・・・いま、”誰かと違って”って言葉が聞こえた様な気がしたが?」

N.G.W「いや、そりゃあアンタの残酷極まる邪推ってもんでしょ?」

ここで、これまでの諸々の改造を経た私見で「ステンレス・フレットはハイが出る」とはなんぞ?ってのとその解決を書いてみたいと思う。もう一度書くが「私見」なので悪しからず。

先ず、「ステンレス・フレットはハイが出る」との意見を耳にするが、どうも意味が分からないし定義も分からない。私見だが「音の輪郭がハッキリするのでハイが聞こえる様になるがそれはハイに限らないだろう」と思っている。

例えば6弦だろうが1弦だろうが12フレット以上の音(ここではそれをハイとしますが)だけが強く出る様になるか?と言うとそんな事は無いと確信している。数本のギターをステンレス・フレットにしたワタクシの経験則だけど、それはないです。

大体「ハイが出る」との定義は曖昧過ぎると思う。6弦の12フレットで出した「E」もハイなら1弦の解放弦も(相対的には)ハイになる訳で、では高いフレットの音を「ハイ」と定義した場合「ステンレス・フレットは12フレット以上の音はすべからず強く出る」との見解を持つだろうか・・・・?

僕はその回答は「否」だと思う。強いて言えば、
「ステンレス・フレットは音の輪郭が出易いので、相対的に耳に付き易いハイの音が強調され、”ハイが強い”と感じる」はあると思うが・・・・それ程かしら?僕は感じた事が無いのだけれど・・・・。

では「ステンレス・フレットはハイが出る」とはどう言う事かと言うと、前述の通り「明確になった輪郭がハイが強いと思わせている」が正解ではないかと。

で、ここでワタクシが「もしかしたら多くのギタリストに共通している癖なのではないか?」と思っているのが「1,2弦を強く弾く」と言う演奏方法。なんか、1,2弦、特に1弦ですが、強く弾きません?ワタクシだけかしら?

6弦弾く時は5弦にぶつからない様に弾くけど1弦って強く弾けるから、そうなんじゃない?と思っている。

「だからそれをハイが出るって言ってんだよ」とのご意見があるなら「だったら1弦が出る様になると言いなさい」と反論したいw。

それを補正すべくアンプやエフェクター(時にはピッキング)で音作りをしていて、その状態のままステンレス・フレットに交換したら「ハイが強い」と感じるのでは?がワタクシの私見(僕は寧ろステンレス・フレットへのリフレットでローが強く出る様に感じたのでローカットをする様になった)。

「いや、弦に限らずハイが出るよ」とのご意見には、アンプの設定やエフェクターで調整出来るんじゃ?と思ったり。

「ステンレス・フレットは輪郭が出過ぎるんです」なら僕は「ワタクシも(出過ぎるとは思いませんが)同意見です」と申し上げたい。「ハイが出る」は違うんじゃないか・・・・なぁ?

で、それでも何とかハイを抑えたいってのがあれば、いや、もっと極端に言うと「もう少し輪郭を抑えたい」ってお気持ちがあるのであれば、個人的に凄く勧めさせて頂きたいのがコンデンサーの交換である。

「コンデンサーで音が変わるとか・・・・ないから」って意見もありましょう。ワタクシの見解は「半分賛成」であります。

実際、コンデンサーの交換も色々と試しましたが、個人的に発見であったのが「暴れるギターにはコンデンサーを換えると好ましい変化がある」と言う事。時に劣化したコンデンサーが好ましい場合もある。これを僕は自身のStratocasterで体感している。

余談であるが、よくヴィンテージ・ギターで耳にする「音が太い」との見解は、その要因の一つに「コンデンサーが劣化してハイが抑えられているから」があると思っている。

ヴィンテージ・ギターは2本しか使った事が無いのですが、その2本とも、同じ要領、耐圧の新品にしたらハイが出る様になったからです。以来、お安い(劣化したと思しき)古いコンデンサーを見掛けると買ってしまったりしている。容量が大きいコンデンサーへの交換でも効果はそれなりにあるが、トーンを絞った際のハイ落ちの具合も大きいので留意が必要ですが・・・・。

この辺はもう「相性」なので、色々と試行錯誤するしか無いので答えも無い世界なのですが、まぁ、そもそも私見ですのでご参考程度に・・・・。

おっといけない。これ以上機材ネタを書くと「機材のレビューでこの場末ブログに辿り着いてそこから読み始めてるけど今になって見れば機材ネタが一番面白くない」と専ら評判の当ブログの読者様に怒られてしまう。

一旦帰宅し、昼食後再度家を出る。曇天模様ながら、暑過ぎず丁度良い。

「今日は1日歩く!公共交通機関含め一切の交通機関を使わぬ!」をテーマに、気の向くままに只々歩く。


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こんな路地に入ってみたり・・・・

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こんな電燈に萌えてみたり・・・・

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こんな建物に心惹かれたり・・・・

自宅→秋葉原→蔵前界隈→浅草→自宅、を、寄り道しながらだが2時間で10キロ程歩いた。

一度訪れてみたかった「おかず横丁」を冷やかしに。

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新旧入り混じる町並みは、佐竹商店街のそれに近い。

何となく辿り着くは鳥越神社。

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良い雰囲気の神社でした。久し振りに森林浴って感じだったし。

その後は、野沢雅子さんの外の人と遭遇したり、スカイツリーを眺めたり。

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そう言えば、駒形どぜうの前を通った際に吉野家の牛丼の匂いがしたのだが、味付けに関連性はあるのだろうか・・・・。

で、散歩途中に「あ、あそこ行かなきゃ!」と思ったのが、浅草にある北海道のアンテナショップ。

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目的は成吉思汗のタレ、である。

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成吉思汗のタレと言えば、ベルかソラチだが、圧倒的に後者が好み。成吉思汗とワンセットだとの思いもある程に。

今年は帰省の目処も立たずな世情なので、せめて北海道を舌で味わいたくなった。僕にとって、北海道の味の5本指に入るがこのソラチのタレである。

他、目に付くものをちょいと買ってみた。

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そんなこんなで10キロの行程。あ、途中こんなん買いました。

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ベースの録音用のプリアンプでも、と思ったが、色々調べてたら「あ、これでいっか」と相成った。いや「これがいっか」だな、うん、僕がベースに求めるものが必要にして充分。

で、ギターマガジン。

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Epiphone Casino押しと言う、ある意味思い切った特集。買う人は熱烈に買う一冊に思うが・・・・w。Casinoは今は手持ちに無いが、確か3本持ってた筈。

Casinoに対する思い入れはそれなりにあって、代替品的にArchtop TributeのAT130を所有しているが、AT130の方が好きだったりする(ES-330よりも)。

連休三日目。

まぁ、普通の土曜日とも言えるこの日。

この日はちょいと彼是用事ありけり。

用事の一つと言うのが前述の通りissy将軍へJaguarをレンタルする事である。まぁ、レンタルと言っても返して貰う気は更々ないのだが・・・・。

朝から雨が降ったり止んだり。午前中別件で家を出てみれば、僕が出た瞬間に雨が降り始め、帰宅するのを見計らったかの様に雨上がる。

止まない雨は無いと言うが、一方、雨は必ず降るものだ。

午前の用事を済ませ待ち合わせ場所の御茶ノ水へ。10分前に着いたがissy将軍は既に来ていた。こう言う人物は信用出来る。

リーダー「よ、ご無沙汰!」

将軍「ご無沙汰してます」

リーダー「いつぶりだろ・・・・元気だった?」

将軍「はい、元気です」

リーダー「バンドは?」

将軍「ライブが無理な環境なので録音をしようかなと」

リーダー「彼女は?」

将軍「今日からジャガー横子と付き合う事になりました」

リーダー「ほい、じゃ、これ」

将軍「有難う御座います。で、これ、僕から」

リーダー「ん?」

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リーダー「へ?なんで?」

将軍「お礼と、最近機材ネタがあんまないから」

リーダー「気を使わせて申し訳ない。有難う。気になっていたペダルだから嬉しいよ」

将軍「そう言って頂けたら何よりです」

リーダー「・・・・で、袋とかそう言うものは・・・・?」

将軍「無いんですよ一切」

リーダー「つまり・・・・ワタクシは箱入りとは言え剥き出しのエフェクターを持って歩く、と」

将軍「リーダーなら違和感ないですよ。寧ろ自然とすら言えます」

リーダー「どう言う存在だよ俺は」

世情がこうなので、将軍とは直ぐお別れと相成り、ちょいと欲しいパーツがあったが、剥き出しのエフェクターを持ち歩く勇気がなく、仕方なく俺は、最寄りの楽器屋さんでDC-2を買い、大きめの袋を貰って事無きを得たのである。

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いやぁ、偶々箱入り美品のDC-2があって良かった。

ちょいと備品を買って、序でにベースの弦も買う。

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Naked Guitar WorksにMustang Bassのメインテナンスをお願いしているのだが、そう言えば交換弦を渡してないと気付き、買って観音裏に向かったのである。

Naked Guitar Worksには、4弦が0.105を勧められたのだが、ショートスケールのベース弦で0.105って中々無いのね・・・・。

御茶ノ水で幾つかの楽器屋さんを巡って、一番目に付いたショートスケールの弦がこれだったのでこれを選択。存在するものは合理的である、との視点からこれに。因みに、D'addarioのベース弦の場合、
型番末尾に「S」が付いているのがショートスケール用。

丁度ワタクシが浅草に着いた頃、雨脚が強くなり、境内は閑散としていた。

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雨の日の境内は中々に趣があると思う。今度、雨の日、出来れば朝を狙って来て見たいと思う。

ベースの弦を渡し、ぶらりぶらりと道を行けば、強まる雨も何処か心地良い。

7月も間もなく終わる。今年はなんか色々とあり過ぎる位ある年だが、ま、一つ一つ対処していけば何とかなるんじゃないかな、と思っている。いや、実際それしか無いんだろう。

世界的リセッション(景気後退)の中、相変わらずSNSでは徒に不安を煽ったり政権批判する方々がお忙しく跋扈しているが、己こそ己の寄る辺って事で、ま、乗り切りましょう。うん。