リーダー

リーダーです。

此処最近と言うか此処数日、非常にバタバタと過ごしておりまして、「うあがががが」と、これまで上げた事が無い奇声を上げていたのですが、まぁ、未だその真っ只中に居りますハイ。

そんな訳で、練習前日の金曜日も晩くに帰宅したのですが、次々回作の3曲は流石にアレンジもか固まっていないし流石に練習せねば不味かろうと、眠い目擦って練習。特にビクシーの新曲「ゴールデンアワー」は、コード展開が早い上にBPMが170と、中年殺しな曲なので練習せねばならぬ。

加えて、此処最近のベースの大先生の曲とビクシーの曲は展開が壮大で、色々盛り込まれていて展開を覚えるだけでも大変なのである。

一方で、ワタクシの曲作りのマインドと言えば、「兎に角シンプルな曲にしよう」とのとなっており、これは両名の壮大な楽曲に対する反作用的な意味合いも大いにあるが、彼是盛り込んだ曲は、結局の所「盛り込む」と言う作曲時点でアレンジは終わっている気がして、それがそんなに好きじゃないからと言うのもある。

個人的に好きなのは、各個人がそれぞれの演奏を煮詰めて行ってバンドでアレンジして行く事なのだが、思うにフジコ・オーバードライブはその手法が不得手なバンドで、故に落ち着くべき所に落ち着いた曲作りが「壮大な感じの曲作り」な様な気もする。成る程・・・・合理的である。

と言う訳の分からぬ納得をしたところで3曲練習し就寝。

土曜日。

小春日和と言うには早い気もするが、善き秋の日。

練習前に所用を済ませ練習場所へ向かう。

ギリギリの到着であったので楽器屋は行けず。まぁ、Jaguarのパーツ代含む改造費が相当な額となったので、投下資本が枯渇しているので丁度良かった。

練習は、粛々と。

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次回作CD「The Oscar Goes To」の練習を熟し、ではではと次々回作の3曲に取り掛かる。

先ずはベースの大先生の「衛星」。

この曲は大体纏まった感がある。と言う事で、次々回作CDの録音まで、1年以上演奏する事になるんだろうなぁ・・・・w。

続いては、本日一番時間を掛けたビクシーの新曲「ゴールデンアワー」。

ビクシーの指南で幾つかアレンジをし、イントロのリフを僕のリフからビクシーのリフへ変更。

「リーダー君の古臭いリフよりモダンになって良くなった」とはベースの大先生のお発言。このお方はは、もう少し人間関係にヒビが入らない言い回しを覚えた方が良いと思う・・・・。

僕のリフは後ろノリで、ビクシーのノリは前ノリな感じ。僕のノリに合わせてドラム・パターンを作っていたTakayuki君は合わせるのがしんどそうだった。推測だけど、多分合ってると思う(だよね?)。ドラマーって、大変だなぁ・・・・。

僕の新曲は前回に引き続き1回だけ通して終了。展開は良いけど、もう少し各人のアレンジに捻りが欲しいなぁ。メンバーの誰かが「こんなんで良いんだっけ?」と言って居たが、展開はこれで良い、が、演奏はこれで良いとは思っていない、が、僕の率直な感想である。

練習後、仕事の関連でベースの大先生は不参加。で、旧友のI君が来てくれる。ごめん、次回だと勘違いしてた・・・・。

I君は、元々僕とベースの大先生と一緒にバンドをやっていて、ベースの大先生とも旧知の中なのだが、ベースの大先生に伝えるのをすっかり忘れていた。可成り久しぶりなのでベースの大先生も会いたかったであろう。僕と言う人間はもう少し人間関係にヒビが入らない行動をした方が良いと思う・・・・。

このI君と言う男、本人はどう思っているか知らないが、こっちは勝手に「親友」と思っている人間。僕の「親友」の定義は、旅行に行っても気疲れしないでいられる相手。そんな存在は、片手に余るが・・・・。

旧友を温めつつ、3時間程飲み会。

I君「リーダーって来年早々には50歳だよな?にしちゃあ見た目若いよな」

リーダー「いや、お前程じゃない」(I君は以前お世話になっていた会社の同期なので同い年)

I君「なんか、やってんの?」

リーダー「なんかって・・・・美容的な事?一切やって無いけど・・・・なんで?」

I君「俺さ、ライスパワー11ってのやってんのよ。マジで良いよ」(確かに見た目は可也若い。元からハンサムってのもあるが)

ビクシー「ほう、なんですかそれは?」

I君「勇心酒造って造り酒屋の化粧品なんだが、すげぇ良い訳よ」

リーダー「まぁ、確かに杜氏の人って肌綺麗だもんね。SKⅡとか、なんかその流れだって聞いた事あるわ」

I君「だろ?」

ビクシー「(ネットでライスパワー11を調べながら)・・・・ほう、これ、中々良さそうですね。早速買ってみますわ」

リーダー「でもなぁ・・・・それをしようと思う程の容姿じゃ無いしな」

ビクシー「分かってませんね貴方と言う機材馬鹿は。老けたらポリ塗装でもするつもりですか?」

リーダー「何か知らんけど貴様の上から目線は腹立たしさしか覚えぬ」

ビクシー「リーダーは、”男なんだからそんな事しても・・・・”とか思ってるんでしょ?」

リーダー「正直言うと、そうだな」

ビクシー「今やらなくても・・・・とか思ってるんでしょ?」

リーダー「・・・・うん、まぁ、そうだなぁ」

ビクシー「それが甘いって言うんですよ。いいですか、美容ってのは10年先の自分への投資なんですよ」

I君「・・・・どうやら、君は凄く分かっている人間の様だな」

リーダー「変なところで分かりあってんじゃねえよ。スケールの小さいオッサンずラブしてんじゃねえ!なんで中年男4人の飲み会で、乳液がどうとか化粧水が云々とか話ししてんだよ!」

ビクシー「ふっ・・・・笑止」

リーダー「大体さ、俺が求める10年後の絵姿ってそうじゃないんだよ」

I君「・・・・は?」

リーダー「あのな、俺達はもう50歳だよ?俺達が子供の頃描いていた絵姿の50歳ってこうだったか?」

I君「もう少し分かるように言ってくれ」

リーダー「だからさ、俺が子供の頃に描いていた50歳のサラリーマンってさ、なんかこう・・・・応接間の革張りのソファなんかに腰かけてさ」

I君「ふんふん」

リーダー「で、その応接間ってさ、テーブルの上にガラスケースに入った煙草とか、重たいライターとかあってさ」

ビクシー「ああ、2時間ドラマの衝動的な殺人の凶器になる、あれですね?」

リーダー「その通りだけど・・・・そうじゃなくて!」

I君「良いから話進めろよ」

リーダー「で、ソファに腰掛けて、ゴルフクラブなんかを磨いている訳よ」

I君「ふんふん」

リーダー「そんな俺にさ、カミさんがさ、”ちょっと専務の奥様のお茶会にお呼ばれされたから行ってきますね”なんて言ってさ」

Takayuki君「リーダー、良かったらゴルフクラブをプレゼントしましょうか?」

リーダー「ゴルフクラブの話がしたいんじゃ無いんだよ!!!」

そんな、非常に生産性の無い会話をし、飲み会は終了。I君は、不思議とビクシーにもTakayuki君にも、性格的な共通点がある。ビクシーの社交性を以て世界を広げている所と、Takayuki君の拘りを持って生活をしているところ、なのだが、そのどちらも僕は持ち合わせていない。

そんな、秋の練習の、一日。