リーダー

リーダーです。

ちょいと多忙でアップするのをすっかり失念していた記事があったのでこっそりアップします。

先般の録音の際に、「あ、やっぱあれ欲しい」と思って入手したエフェクターが本日紹介させて頂きますブツ。

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はい、nature soundはVRC。コンプレッサーです、見る人が見たらピンと来る色合い。そう、コンプの名器として名高いROSSコンプレッサーのnature soundによる復刻。VRCの名は、Vintage Ross Compressorの頭文字と思料。

2014年に一度生産され、最近復刻。復刻に当たって基盤含め幾つかの仕様変更があった模様。

内部はこんな感じ(現行品ですが基盤の写真が出ているHPもあったので)。

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nature soudらしい美し過ぎる配線。萌える・・・・w。

オペアンプはコンプレッサーでお馴染みのCA3080A。缶タイプのものがマウントされております。

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トリムポットが付いていますが、効果は不明。弄る気も、無いw。

先ず申し上げておくますが、ワタクシは「伝説の」ROSSのコンプレッサーは書籍でしか知らず、これがROSSのコンプレッサーに肉薄しているかどうかは分かりません。又、ROSSのコンプレッサーは時期によりサウンドも違うと某書に記載がありましたが、そのどれを目指したのかも分かりませんw。

購入の際には、復刻したROSSのコンプレッサーと比較しましたが、個人的には圧倒的に此方が好みでした(見た目は復刻版が好きだったw)。

このペダルを弾いてみて、「あー、成る程」と思いました。うん、偉そうで申し訳ないです。

ROSSのコンプレッサーは、アタックタイムは4msec、リリースタイムは1.2sec(Dynacompはアタックタイムは5msec、リリースタイムは1sec)で、それを模したかとは思います。

で、物の本によると、アタックタイムが短い方がアタック音が強くなる、との事ですが、手持ちのDynacomp(初期型の復刻版)と比較してみて、寧ろアタック音はDynacompの方が強く感じられました。

これは、リリースタイムの差異と思います。簡単に言うと、アタック音はROSSのコンプレッサーの方が強いけど、音の減衰がDynacomp程極端じゃ無いので、アタック音が強調され難いからかと思います。ROSSのコンプレッサーを評して「音が太い」とのコメントを見掛けますが、個人的な見解は、「アタック音がDynacomp程極端に強調されないから音が太く感じる」が正解かなと思います。

最近では、MXRからその辺を調整出来るコンプレッサーも出ているし、では、VRCの特異性は無いのかと言うと・・・・そうじゃ無いんですよね、これ。

このペダル、各弦のバランスが凄く良くなるんです。どういうチューニングか分からないんですけど、例えばコードをじゃら~んと弾いた時のバランスが凄く良いんです。

メンバーとの兼ね合いで、コード弾きが多いワタクシですが、このバランスの良さはちょっと凄いかなと。

ミックスダウンなんぞをしていて非常に困るのが、特定の音だけ矢鱈強い音になっている時なんですが、そう言う機材での録音する際には大変に有効かと思います。

加えて、コンプレッサーは掛け過ぎるとアンサンブルで聞こえ難くなっちゃって、それを嫌って使わない、若しくは使っても軽めにかけるって人も多いと思いますが、このペダルはそう言う方の不満も解消してくれるのではないかと。アタック音を強く出すので、その辺も意識してのチューニングかなと。

以上です。

繰り返しとなりますが、オリジナルのROSSのコンプレッサーは弾いた事が無いのと時期により音が違うと言うのをがありますので、それにどれだけ肉薄しているかは分かりませんが、個人的に言えるのは「これは素晴らしいコンプレッサーだと思う」です。

アタック音を強く出したい人、長いサスティンを望む人、には向かないペダルかもですが、個人的には「コンプレッサーの基準」となるペダルになりました。