リーダー

リーダーです。

繁忙な日々を乗り越えて、ちょっと一区切り。うん、先日も同じ様な事を書いたが、本当の意味で一区切り。

未だ未だ続くディールだが、ま、小休止。

そんな日々の最中、なんか心に中に常にあったのが「それが君にとってのバンドなんだよ」との台詞。

これは、ポール・マッカートニーが、ジョニー・マーに送った言葉。

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何と言うか、深い台詞だなぁと感動したワタクシ。

ビートルズ関連の本を読んだ人なら知っている事実だが、ビートルズ解散時に、ポール・マッカートニーは「ビートルズを解散させた張本人」としての多大なバッシングを受けた。

世界最大のバンド、ビートルズ解散に対するバッシング。そりゃあもう想像絶するストレスだったと思う。その事実だけで「ポール・マッカートニーの人生を歩みたいか?」と問われたら、絶対に嫌だと答える。

そんなバッシングの中、ポール・マッカートニーは常に第一線で活躍し続け、その活躍たるや、僕が語るまでも無く、記録にも記憶にも残っている。

そんなポール・マッカートニーが、ジョニー・マーからスミス解散の相談を受けた際に言った台詞が
「それが君にとってのバンドなんだよ」。

ううん、なんとも、なんとも良い台詞だなぁ・・・・。

僕は、と言うか、誰でも、だろうが、愚痴っぽい人とか妬みっぽい人とか僻みっぽい人とかが苦手である。

亡父が仕事をしていた際、色々とお客様が来たが、定期的に来る男性で、なんか常に愚痴とか僻みとかを言う人が居た。

その男性が帰った際、亡父が「自分で選んだ人生なのに、何をそんなに愚痴るやら」と歌う様に呟いたのを強く覚えている。

その男性、僕も少しばかり存じているのだが、ツイていないと言うんじゃなく、「今と同じ程度の苦労で良い目に合いたいなぁ」ってなお方で、高校生時分の僕でも、「こうはなりたくないなぁ」って人だった。

「それが君にとってのバンドなんだよ」は、僕は「それを選んだのは君自身でしょう?」と同じ意に読んで、ポール・マッカートニーがそんな台詞を言った事に、なんだか凄く感動したんだよなぁ。言われたジョニー・マーも「(スミス解散に関して)あれ以上の助言は無かった」と書いていた。

此処数か月は、いつも以上にしんどかったが、まぁ、これを選んだのは僕自身だからな、うん。「それが僕にとっての仕事なんだよ」って事だろう。

愚痴っぽい人とか妬みっぽい人とか僻みっぽい人とかが苦手であるワタクシだが、それ以上に苦手と言うか嫌悪感を持つのが、それっぽい台詞を吐いて引っ掛かった人を食い物にする輩。浅い台詞でこっちが恥ずかしいし気持ち悪いから他所でやってくれねぇかなぁ?「口ばっかりの奴は底が浅いから信用するな」って祖母ちゃんも言ってたぞ?動機がエロ「だけ」なのが透けて見えてるぞ?

と言う訳で、小休止にする事と言えばそりゃあ楽器屋巡りな訳である。

金曜日も、思いの外早く終わったので、「土曜日の楽器屋巡りの下調べをしに行こうかな?」と不埒な事を考えたが自粛し帰宅。

帰宅し、ふとスポーツ関連のHPを見て驚く。

我が愛しの北海道日本ハムファイターズが5位、だと・・・・?

いや、埼玉西武ライオンズが連覇した事は知っていたが、我が愛しの北海道日本ハムファイターズが五位・・・・?いや、忙しくなる前に見た時首位だったんだけど・・・・?

仕事の小休止時期に認識したやり切れぬニュース。いや、それより、あれだけ人材が流出したのに連覇した埼玉西武ライオンズさんを褒め称えるべきだ。うん、今年こそ、日本一に!

土曜日。

知り合いのギタリスト、Issy将軍(AUTUMN in OBLIVIONAnti Hero Superstar)に献上するTelecaster Customをメインテナンスして貰っていたNaked Guitar Worksに取りに行く。

Issy将軍と言えば、使用ギターはLes Paul、Telecaster共にシックなブラック。そんなワタクシが彼是と改造しまくって恥ずかしい見た目となったTelecaster Customを献上するのは、「幼稚園の頃がモテキだった」とのたまいやがる将軍に、モテキが49歳にして未だ来ずのワタクシからの嫌がらせである。どんなイケメンでも台無しにする白のブリーフに近しいギターを押し付け辱めてやろうと言う、僻み、妬みからの行動である。

心地良い気候に暫しぶらぶら。

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初音小路でふと見上げれば、何とも綺麗な木漏れ日。木漏れ日の下で老女が銀杏を炒めていた。うん、なんか、好い。

そんな訳でNaked Guitar Works。

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メインテナンスをされたTelecaster Customをつま弾けば(格好良く行っているけど、実際はたどたどしいプレイなのはご愛敬)、弾き心地も良く、音「は」やっぱり良いじゃない!とちょい感動。フジコ・オーバードライブでの僕の立ち位置的には使わないサウンドだが、音「は」良いと思う。

僕が改造し、気に入ったサウンドになったギターを、僕が好きなギタリストが弾くって、なんか良いよな、うん。万が一ライブで使ってくれたら、指さして笑って差し上げようと思う。

それにしても、ちゃんとしたメインテナンス屋さんに任せると、やっぱギターのポテンシャルって発揮されるなぁってしみじみ思う。ワタクシと犬猿の仲であると言う事実から、人格が疑われるNaked Guitar Worksであるが(こう言う事書くと本気にする方が居るのかな?)、腕は確かなのは間違いない。

帰宅途中、最近店開きした下記のお店に立ち寄る。

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お世話になった方への贈答用に詰め合わせを買い、試食させて頂いたら滅茶苦茶美味しかったので自宅用にも買ってみた。

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大根おろしに海苔をかけ、さっとポン酢を合せれば、うん、滅茶苦茶美味しいじゃないの、これ。

厭らしくない磯の風味と濃い味の海苔が大変に美味で、贈答品に喜んで頂ける事請け合い。定期的にお茶を贈っている方が居るのだが、いつもお茶ばかりで他に何かないかと探していたので、この出会いは嬉しい。

時間となったので、いざ、待ち合わせ場所の御茶ノ水。

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なんとも綺麗な空と心地良い空気。こんな日は、良い出会い(ギター&エフェクター)がある事が多い。

Issy将軍が気に入らぬ事も踏まえ、どこぞで音出ししようにも、音楽スタジオが無いのが御茶ノ水。楽器街なのにスタジオが無い。御茶ノ水七不思議の一つ。

そんな事態に備え、前日からエフェクターを物色していたワタクシ。

「何言ってんのこの馬鹿は?」と思った貴方、甘い、甘いってもんだぜ。

エフェクターの試し弾き → あ、ギターは自分ので大丈夫っす → ギターが試せる

折角だからこの辺を、と心に決める。



うん、ギターなんでも良くねぇ?

事前にIssy将軍に提案してみれば、「あの・・・・もうちょっと・・・・普通ので」とコンサバなご意見。激しいサウンドのバンドをやるギタリストほど常識人である事実を垣間見る。メタラーは基本良い人が多い。最悪なのは、オールド・ロックとニュー・ウェーブ系。

そんな訳で待ち合わせ時間まで御茶ノ水で楽器屋巡り。本日のBGMはThe Weight



歌詞の意味はさっぱり分からない(英語だからと言う意味じゃ無く)。でも、素晴らしい歌詞だと分かる。対訳が難しい曲だけど、こちらの対訳は素晴らしいなと思った。当のロビー・ロバートソンが解説をしない(と言うか拒否)しているので、真意は分からないけど、良いよなぁ、この歌詞。

そんなんしてたら待ち合わせ時間と相成り、某楽器屋さんでIssy将軍と待ち合わせ。参勤交代@下倉セカンドハンズ。

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Issy将軍と痛ギター

お気に召して頂けた様なので献上。差し上げたものなので、もう使い易い様に煮るなり焼くなりして頂いて、使って頂けたら幸甚。

リーダー「ネック太いけど?」

Issy将軍「大丈夫っすね」

リーダー「フレットも太いよ?」

Issy将軍「大丈夫っすね」

リーダー「持ってて恥ずかしいよ?」

Issy将軍「大丈夫っすね」

・・・・腕に覚えがあるギタリストって、ネックがどうとかフレットがどうとか言わないのね・・・・機材や見た目に拘るは下手の証拠ってうるせえな。

因みに・・・・。

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試したエフェクターはちゃんと買いました、はい。試奏?しましたよ、将軍が。

将軍はライブ、拙者は家人と待ち合わせがあり、ちょっとばかし飲みに行きましょうと相成る。

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Issy将軍「彼女欲しいんすよ」

リーダー「ほぅ?」

Issy将軍「出会い無いんすよ」

リーダー「仕事先とか・・・・それこそ、ファンの女の子、とか?」

Issy将軍「職場恋愛と聞きに応援してくれる女性には手を出さないって決めてるんです」

リーダー「そりゃ出会い・・・・無いよね?好みのタイプは?」

Issy将軍「リス系ですかね?」

リーダー「・・・・齧歯目系か・・・・可愛い感じね」

Issy将軍「何とかならんですかね?」

リーダー「実家の小樽は天狗山にさ、シマリス公園があってさ」

Issy将軍「マジの齧歯目紹介してどうしようってんだよ。切腹さすぞ?」

将軍と別れ間際「最近、変な人増えたよね?」的な話をし電車に乗れば、目の前にバイクのレッドバロンみたいなヘルメット被ったオッサンが座ってた。

ギターが一本減ったって事はさ・・・・一本買えるって事に・・・・おっと誰かが来た様だ。

そんな、土曜日。