リーダーです。
以前も書いた記憶があるのだが、日本の多くの地域に於いて「心地良い気候の期間」と言うのがどれ位あるかと言うと、精々2ヵ月から2ヵ月半が良い所じゃないかと思う。
東京近郊で言えば冬が終わり梅雨迄の時期、そして夏が終わり冬迄の時期。
今は正にそんな心地良い気候のど真ん中。とは言え、空模様には梅雨入りが近しいのも感じる。
(東京の)夏が大嫌いな僕としては、来るべき苦手な季節を前にこの季節を堪能しようと考えており、そんな時に来週初めは杜の都へ宿泊有りの出張のお話が舞い込む。
日中は無理でも、夜にはこの心地良い気候の杜の都をゆっくり散歩して堪能・・・・となれば粋と言うものだが、「ええーっと、宿泊先から最寄りの楽器屋は・・・・」とかやっちゃってるから始末が悪い。と言うか、寧ろそれ目的化している節が無い訳じゃ無い。
季節が良かろうがそうじゃなかろうが、場所が東京どこだろうが、やる事に変わりのない一貫性を持つ男、リーダーで御座います。
そう言えば、大学時代にふらふらと電車で行けるところまで・・・・みたいな旅を時々していたのだが、そうして辿り着いた先では必ず質屋さんを覗いていた(それ以外は博物館とか歴史館とかに行くのが好きだった。ご当地グルメは興味がなかった)。
インターネットが無い時代なので、今の様に「日本全国統一価格」なんて事は無く、地方地方どころか店単位で値段がバラバラが当たり前の時代。その時代の質屋さんは掘り出し物に時々出会えた。
腕時計に嵌っていた頃には、金沢の質屋ではセイコーファイブの貴重な品が投げ売りされていたのを廉価で購入出来たり、地元の小樽では(恐らく船員が日本円稼ぎで売った)ボストークが無造作にワゴンに入っていたのをタダ同然で購入出来たし、まぁ、面白かった。
その面白味が地方都市にはあったんだけど、それが無くなったのは何とも残念。便利さは情だけではなく面白味も奪うものだと思う。
その旅をしている時に無性に聞きたくなったのがこの曲。
正確には「行きの道中」で聞きたくなる。帰りはNeil Young、特にHeart of Gold辺りを聞いてた様な・・・・。
おっと、閑話休題。
さて、そんな心地良い気候のこの週末は、三社祭と言う事で浅草界隈は大いに賑わい、Naked Guitar Worksもお休みと言う状況。耳を澄ませば祭囃子が時々聞こえて来て、出掛けてみればコンビニには法被を着た方々がちらほらと。
そんな中、ライブも近いと言う事で愈々以てライブで使う機材を決めねばならぬのう、と考えていたワタクシ。
(オレゴンとバンケットの間にスペースが無いのは意図的なものなんだろう・・・・か?)
ギターは決まっている。Rickenbackerは360C63である。
一時期売却も考えていたギターだが、音作りに試行錯誤したりステンレス・フレットに交換した事ですっかりお気に入りなっちゃってる。
前回の録音を流しながら足元の試行錯誤。
どうでも良いが、最近の練習の録音物を聞く度にビクシーの付点8部のディレイの多用に驚く。それよりなにより「付点8部ディレイって今更過ぎないか?」とも思う。俺がやってる訳じゃ無いがなんか恥ずかしいんだけど・・・・どうしたもんかね。なんだろう「身内の恥ずかしい場面に遭遇した」感じの恥ずかしさを覚えるんだが・・・・。
そんなん考えながら彼是試し、現時点ではこんな感じを考えている次第。
Conspiracy Theory(Way Huge)~ゲイン・ブースター
↓
Dynamic Driver(Zahnrad)
↓
CE-2B Mod to CE-2+α(BOSS~Sound Loft)~コーラス
↓
Carbon Copy(MXR)~ディレイ
↓
Super Hard ON(Z Vex)~ファズ兼ブースター
ゲイン・ブースターは未紹介のConspiracy Theory。何故未紹介かと言うと土曜日に買ったばかりだからさ!
Conspiracy Theory、簡単に言うとWay HugeによるCentaurのコピー的位置付けの製品。
前回練習で、オーバードライブにZahnradのSCOTCHを使った。
SCOTCHは、Centaur(と言うよりオリジナルの発想はMaxonのOD820かと思うんだけど)と同じ構造の、原音と歪んだ音がミックスで出力されるペダル。
それが非常に良かったので、それに類するConspiracy Theoryも気になり、しかも天才ビルダーGeorge Tripsを擁するWay Hugeの製品って事で興味を持った。
歪みの量は多くないけど、フレーズがしっかり際立って聞こえるってのがCentaur系(と言う系統があるのか不明だが)ペダルの特徴ってのがワタクシの認識で、そんなサウンドがが最近のお気に入り。
Centaurを模したペダルは彼方此方で販売されていて、そこに制作者のニュアンスが加味されたものが多い中、このConspiracy Theoryは結構直球なCentaurで驚いた(Trebleのニュアンスは結構違うけど)。
欲しい量の歪みを求めてGainを上げると略マックスで、GainをマックスにするとLevel調整が難しいが(ONにすると音が大きくなり過ぎるんで)、中々に優秀なペダル。
SCOTCHは単体で歪ませる事に重きを置いたペダルに思うが、Conspiracy Theoryはブースターとして使用が前提とされている様に思う。
SCOTCHをメインで使ってみようかな、と思っていたのだが、Conspiracy Theoryがブースターとしてこの上なく優秀だったので、オーバードライブをDynamic Driverに戻した次第。
Dynamic Driverは、低域はタイト目だがそれ以外は素直に歪ませるペダルで、それをConspiracy Theoryでゲイン・ブーストすると音が立体的になる感じで良さ気。
次回練習で試してみて、良かったらそのままライブ、今一だったら前回練習の足元に戻せば良いかと。
コーラスは迷ったけれどCE2B Mod To CE-2 +αで行こうと思う。
手持ちのお気に入りのCE-2とは別物である事は確信していて、単体のコーラス・サウンドとしてはCE-2の方が全然好みなんだけれど、少しばかり太めに出る低域が、低域が弱い360C63でクリーン・サウンドを作るには心地良く、これで行こうかと。
最後段はZ VexのSuper Hard ON。
Super Hard ONって、「原音に忠実なブースター」と書かれる事が多いけど、私見ではちょっとした歪みを演出するブースターに思う。
その「ちょっとした歪み」がロー・ファイなロックな感じで気持ち良く、使おうかなと。
スイッチと音量のノブが近過ぎて誤って一緒に踏んじゃって、ノブが動いちゃうのが何とも難点。
LOKNOBで固定して事無きを得ているが、スイッチよりノブの位置が高くてON-OFFはちょい使い難いw。
使い難いけど、このサウンドが物凄く心地良くて、どうしても使いたい次第。
ま、取り敢えず次回練習で試してみるとします。
そんな事をしていた週末。
駅前イオンの上階のブックオフは見るものがありませんが、寺田製の美しいホワイトファルコンがあります。28マソエソ。
山野には…確かベアフットの緑のコンプが「展示品特価」で出とりますが、特価と謳うほど安くはなかったかと。
後は…お好きな方にはたまらないのかな、このあたり。このお店見つけにくいのと早く仕舞っちゃうのですが:
https://twitter.com/BillySato/status/1127487370666754048
https://twitter.com/BillySato/status/1127416163099500544