リーダー

リーダーです。

春分点が赤経、黄経共に0度となった日を過ぎ、季節はいよいよ春にシフト。

春分の日を前に、気の早い桜は既に蕾を綻ばせ、汗ばむ陽気に太陽が空に居る時間の長さを感じさせるも、寒の戻りか肌寒い土曜日。

そんな曇天模様の土曜日に、何をしていたかと言うとStratocasterをどうしようかと考えていたんだ御機嫌よう!

様々な改造を施し「フジコ・オーバードライブ仕様」のStratocasterが出来上がったのは先の記事の通り。

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ビクシ君に「見た目は定価1万円」と揶揄される我がギター。

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・・・・こんな奴に言われているかと思うと・・・・悔しくて悔しくて。

同じバンドのギター弾きには馬鹿にされるが、サウンドと見た目は個人的には大変気に入っている。

前回のバンド練習の音源を聞いてみれば、倍音豊かで、それでいてアタック音もしっかりしているサウンドは大変に好み。エフェクターのノリも良い。「Stratocasterらしいサウンドかは分からぬが良い音よのう」と自画自賛しちゃう程。

見た目もね、スモールヘッドなのにCBS中~後期のブラック・パーツだったり、それでいてPre-CBS期のミントグリーン・ピックガードだったり、他にも色々とおかしい所満載と言うか間違い探しみたいなStratocasterだけど、そのおかしな所が大変気に入っている。

各パーツはお安いものだし、「こんなもん欲しがる奴いないだろ?」ってなStratocasterだが気に入っているんだから仕方がない。

取り回しも良い。

Callahamのイナーシャ・ブロックに交換した事で少々重くなったとは言え3.2㎏に満たない。ギターとしては軽量と言っても良い重量のギター。

そんな訳でこのStratocaster、総じて気に入っているのだが、強いて言えばネックはベストとは言えないにが残念でならぬ。

手持ちの他のギターと比較のみならず、以前所有していたStratocasterや試し弾きしたStratocaster比でも、なんか握り難いんだよなぁ・・・・。

その理由はなんだろね?と考えて、ではではと手持ちのギターを片っ端から試そうと
、6月に控えたライブの楽曲を練習がてらやってみる。

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あ、上記は差し替えたフライヤー。Twitter用なので小さいです。手か、この紫の方は何してるんでしょかね?

以前作ったフライヤー、ビクシ君から「気取り過ぎ」「我々は面白がって貰ってなんぼじゃないですか!」と言われたので、ビクシ君が最も恥ずかしく映っている写真で作ってみました。きっと彼も気に入ってくれるでしょう。あ、そう言えばTakayuki君からも指摘されていたな。うん、では次の犠牲者題材は彼で作ってみよう。

で、練習してみた結果。

う~ん、やっぱりStratocasterは弾き難い・・・・いや、「弾き難い」って程じゃないけど、手持ちの他のギターの方が全然弾き易い。

やっぱ、ミディアム・ジャンボ・フレットってのが僕には弾き難いんだろうか?

と言うのはですね、ギターのネックの好き嫌いに影響を与える要素って、

・太さ(太いか細いか)
・幅(広いか狭いか)
・指板のラジアス
・フレット(高低と幅)

の4つかなと思うのですが、Stratocasterのネックが他の手持ちギターと最も顕著な違いがあったのはフレットなんですよねぇ。

Stratocasterはミディアム・ジャンボ・フレット。幅広で背が高いフレット。

このフレットが駄目なのかなぁ?・・・・と。

それ以外は他のギター比で最も太い訳でもなく最も幅広である訳でもなく最もラジアスがきつい訳でもない。ああ、僕はラジアスきつくても大丈夫なんだけど(チョーキングしないしw)。

一番使い易い、若しくは好きなのはRickenbackerは360C63

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Rickenbackerのネックって可成り独特。

ローズ指板(正確にはブビンガと言う木)なのに塗装してあり、ネック幅はナットとブリッジ側でほとんど変わらず、且つフラットでネック厚は薄い。フレットは可成り低く幅も無い。弦高も低い。

独特なのに弾き易いって事は、僕の感覚がおかしいのかなぁ?

そう言えば、ライブ披露予定曲を通しで練習しててやっぱ選曲今一だなぁと思った。どうも我々は「演奏してて楽しいか」との目線に立ち過ぎなのかも知れぬ。

そんな逡巡を覚えながら、会社バンドのライブ映像を頂いたので見てみる。

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(最終形態前のStratocasterを抱えるワタクシと4001を抱えるBook Band 8%の超先生。まさかの白シャツ被りは互いに触れぬ様にしていたのは内緒だぜ?)

思っていたより良くなかったが・・・・ライブの映像って大体そうなんだよなw。

家人がジムに行くと言うので、では拙者は楽器屋巡りでもしましょかね、と家を飛び出す。

開花宣言がなされた東京は、見れば桜がちらほらと咲いているが、空模様からどこか寒々しい。

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本日は闇雲に楽器屋巡りをした訳ではなく、事前リサーチをしっかりとしたワタクシ。目的は勿論Stratocaster。良いのがあったら買ってネック交換しちゃおうか、と企んでおった。

買う気は無いけど試し弾きする、と言うのが大嫌いなワタクシは、軍資金と相談し幾つか目星を付けたのだが、ちと興味があるギターが新宿の楽器屋さんにあり、いざ新宿・・・・と思えば最寄り駅で楽器屋さんのHPチェックしたら売却済みに・・・・。

「これは縁が無かったのう」とさっぱり諦め、であればと御茶ノ水~秋葉原の黄金ルートを選択。

雨の心配はあったが、降っても然程の降水量ではなさそうだったので、じっくりゆっくり見て回る。

ふむふむへーへーほーほー・・・・とぶつくさ言いながら見て回り、某店で「むぅ・・・・これは良いのう」と、とあるStratocasterを嘗め回す様に見ていれば、挙動不審だったのか店員さんに声を掛けて頂く。

ワタクシぐらい楽器屋さんを巡ると、初見でその店員さんの節度が分かるのだが、中々侮れぬ感じがしたのでStratocasterを探している背景及び予算を話す。

ネックのシェイプの違い、そうは言っても個体差が大きいと言う事実、機能的な問題以外では「万人が好ましいと思えるものは無いと思う」と言う見地等を伺う。知識がある店員さんと言うのは有難い存在である。

2本程試させて頂いたのだが、結局は買わず。1本は可成り迷ったのであるが、結局見送ってしまった。

見送った理由は、自分の好みのネックを探すのも良いが、自分がネックに合わせ行く、と言うのもありなのかも知れないと思ったからである。「ベストとは言えないが弾き難いって訳じゃ無い」現在のネックなのだから、弾き慣れれば良いだけじゃないか、と。

又、このStratocasterをメインに据えると言うのであれば、ステンレス・フレットへの交換をいつかするであろうが、その際に好みのフレットに交換すれば今よりは弾き易くもなろうかと。

良い店員さんにご指南頂き、その様な結果と相成った。この軍資金はフレット交換に投下しよう。

一方で・・・・。

最後まで購入するか迷ったStratocasterは、ネックの感触もサウンドも好みで、手持ちのStratocasterがどうのこうじゃ無い次元で「欲しい」と思ったのも事実。

暫し迷ってみましょうか。

迷うと言えば「いつか生まれた年に製造されたギターが欲しい」と思っているワタクシだが、不思議と巡り合わないでおり、本日2本巡り合い(FenderのMustangとGretschのCountry Gentleman)ちょっと迷ってしまった(軍資金は全然足りないがw)。

1970年製造のギターって中々無いなぁ、僕の生まれ年はなんかあったのかなぁ?と考えて「1970年製って言うより1969年製って言った方が売れるから1970年製って少ないんじゃない?」と思ったり。パーツの製造年が、1970年と1969年が混在した場合、1969年製ってしちゃうんじゃないかなと。60年代のギターって言った方が、聞こえが良いしね。ま、私見ですけどね。

御茶ノ水を後にし秋葉原へ。

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移動の際の道中で見掛ける建設中のビル。更地の頃から知っているのだが、どんどん出来上がって行って、「え、もう此処迄出来上がったの?」と建築技術の発展を目の当たりにして驚く。

東京の街を散歩していると、此処最近は本当に建築ラッシュだなって思う、

亡父が「東京オリンピックを境に東京が変わった」と生前呟いていた事があったが、2020年の東京オリンピックに向けて建設ラッシュの東京を見ると、次回のオリンピックも境になるのかも、ね。

イケベ楽器リボレ秋葉原店~ラジオデパート~オヤイデ電気~千石電商~HARD OFFと言ういつものルートを行くも何も買わず。

桜屋電気店ではコンデンサーを、千石電商ではバックパネルを物色。勿論Stratocaster用。それにしてもStratocasterってやつぁ、改造パーツが多くてワクワクしてならんのう。

PC周りの商品を扱う店も数件立ち寄る。特段PCに興味がある訳じゃ無いのだが、あの手の店のスラップスティックな感じが好きなのである。大型電気店は疲れるだけなのだが・・・・。

帰宅し、Stratocasterを手に取る。

試し弾きさせて頂いたStratocasterのネックと比べて、肉厚でフレットが高いんだなぁと気付く。

多分数ミリの差異なんだろうけど、数ミリの差異って小さくないんだろう。

フレット交換の際に指板を少し削るだろうけど、それで弾き易くなるのかは不明。ううん、試してみたくなって来た・・・・。

とは言え、今のサウンドが大変気に入っているので、ちょっと迷うなぁ・・・・ううん。まぁ、ライブ終わったら考えよう。

「そこまで拘ったStratocasterなんだからさぞかし良い音なんだろうな?」って事を確認されたい方はライブにお越し下さい(と宣伝)。

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「へ?こんなもん?」と思われる事請け合いです(おい)。

興が乗って来たのでバンドの楽曲を今日も弾いてみる。次回作CD「The Oscar Goes To」収録予定曲を一通り弾いたのだが、やけに多い転調、壮大な感じ、冗長ってのが多く、今更ながら諄いと思った。

まぁ、演奏する側は「シンプルにやるよりも盛り込んだ方が楽しい」ってのは間違いなくあって、それ故編曲してるとそう言う方向性に行きがちだし、ライブの選曲もテンコ盛り選びたくなるのはあるんだけど、客観的になってみると・・・・諄い。

と言う訳で、僕が作った5曲の内、内容が濃い目の2曲は次々回作に回し(若しくは没にし)、今取り掛かっている2曲に差し替えようかと画策。新曲2曲は割かしシンプルな曲なんで、シンプルに纏まれば差し替え様と思った。メンバーからは反対されるだろうが、普段は意見を言わない様にしているので、ここは通させて頂いて良かろう。

別にシンプルなアレンジが出来ないって訳じゃ無いんだけど・・・・。



最近は「サビに行く前に盛り上がり切っちゃってサビで盛り上がり切れない病」も散見される。ううん、補正しないとなぁ・・・・。

そんなんしてたら良い時間になったのでギターを置いて
刑事コロンボの「二枚のドガの絵」を見る。

BS NHKでやっている「刑事コロンボ」の放送50周年記念を録画して毎週楽しみに見ているのだが、今回は「二枚のドガの絵」。あんまり印象に残って無いプログラムだったけど面白かった。「ロンドンの傘」と「歌声の消えた海」を見逃したのは痛恨だったなぁ・・・・。

そんな週末。