リーダーです。
本日はギターの改造の話しか書かないからね!はい、良い子は読まない様に。
では、始めてみようかね。
さて、先の練習で持ち込んだStratocasterであるが、「もうちょっとこう・・・・音に厚みが欲しい」と思ったワタクシ。
「音に厚み」と言ってもLowが強い場合もあれば太いHighが出る場合もあれば倍音が多い場合もあって・・・・と、一括りに出来るもんじゃないが、僕が求めたのは「倍音の多さ」。
「そんならStratocaster使わなきゃ良いじゃねえかよ?」五月蠅い黙れ黙らんか。
目指すのは「好ましい音が出るStratocaster」ではなく、「フジコ・オーバードライブで使えるStratocaster」。うん、ニッチ過ぎて俺しか需要が無い。
フジコ・オーバードライブの黎明期において、TelecasterやらMusicmaster Ⅱやらのソリッド・ギターをメインにしていたワタクシであるが、役割的にソリッドなサウンドよりも倍音があるサウンドを出した方が正しいかとセミアコを使い続けて来た。
そうなった経緯は、簡単に書くと
①ソリッド・ギターだと出力でメイン・ギタリストのビクシーに音量、音抜けで負ける
②別にそれでも良いんだけど、時に前に出ないといけない場合もある事に加え、自作曲ではテンション・コードを多用するのだが基本テンション・コードが無視されるんで歌い難い
③そんなら箱物でロー・コード多用してテンション感出した方が良いかなと箱物ギターを使う
と言う経緯。因みに続きがあって
④改善されたけどそれでもやっぱり歌い難い事があり、「最後通牒」と言う曲のAメロでいよいよ二進も三進も行かなくなる
⑤だったらテンション・コードの使用はAメロだけにしてAメロアイツに歌わせてワタクシがテンション感があるリフ弾けば良くねえ?と相成る
⑥Aメロをビクシーが歌う機会が多くなる
⑦「俺が歌う回数多過ぎません?」と文句を言われる←今ここ
「それならビクシ君にテンション・コード弾かせれば良いのでは?」と言う解決案は無意味である。それが出来てればやっておる。ベースの大先生も時々テンション・コードを使うが、その場合にはビクシ君がギターを考えるに先んじてテンション感があるリフやアルペジオを弾く事にしている。気分は常にブチャラティなのである。
さて、此処迄が前提である。
進歩が無いのが売りと言っても差し支えないフジコ・オーバードライブであるが、微妙な変化はあり、その変化の中で「リズムを指南する」役割も加わりつつある昨今(リズムを「キープ」する役割ではない)。
そうすると「アンサンブルの中で抜けが良い音」を出さねばならず、であればStratocasterを使おうか、と考えたのであるが、倍音を出す役割が無くなった訳ではなく、Stratocasterでセミアコ並みの倍音を出す役割「も」担えないかと考えたのである。
そこで「思慮深い方だけど思慮分別が無い」と評判のワタクシは沈思黙考し、Stratocasterのサウンドに厚みを持たせる術を考えたのであるが、その過程に於いて、サウンドの厚みなど何処へやら、いつの間にやら「Stratocasterの改造がしたい」と言うマインドと相成り、こんな物を買ってしまったのである。
はい、Callahamのイナーシャ・ブロックで御座います。
現在貸出中のStratocaster(そろそろ返して貰おうと画策中)にCallahamのイナーシャ・ブロックをマウントしたところ、サウンドに好ましい変化があり、折を見て交換したいと思っていたのであるが、この度交換しちゃおうと思うに至ったのである。
弦間ピッチは10.5㎜。ワタクシのStratocasterのブリッジはAmerican DeluxにマウントされているStratocasterのそれで、互換性がある物を選択。Callahamのイナーシャ・ブロックには「For American Standard」の文字があるが同じ代物。
交換前のダイカストの物に比べ質量があり、「Stratocasterのサウンドの肝はネックとイナーシャ・ブロック」が持論のワタクシからして、今まで交換してこなかったのが寧ろ不思議。
んでもって、コンデンサーも交換しちゃう訳。
えー、見え難いですが、MontreuxさんのRetrovibe Cap F66です。リンク先にある様に、1964~1971年頃のStratocasterにマウントされていた通称「サークルD」のレプリカ、容量は0.05μfで耐圧50VDCのセラミック・コンデンサーです。昨年帰省した際に、玉光堂はすすきの楽器センターさんのワゴンセールで購入。
コンデンサーの交換によるサウンドの変化の効果に関しては様々な意見があると思いますが、私見で申し上げますと「効果が顕著なケースもある」です。
加えて申し上げますと、容量が大きいものはトーンの効き具合が顕著、耐圧が高い程高域を抑えると思っておりまして、現在は耐圧は同じも容量は0.1μfのSpuragueの古いセラミック・コンデンサーをマウントしているのですが、トーンの効きをちょい顕著にし、ギターのサウンドを少し籠らせて音圧を出してみようかな、との意向。
併せて、ポットも交換してみた。
(交換後の写真が無いので交換前のアッセンブリーですが・・・・交換後の写真があったとしても分からんだろうw)
交換前はCTS製の250㏀×3でしたが、Highの出なさを感じてまして、ボリューム・ポットとミドルのトーンを500㏀にしてみた次第。3つのピックアップの内2つがハムバッカーである事を考えると、その方が良いかなと。フロントも低域が強いピックアップだしね。
んでもって、先の記事で書かせて頂きました通り、ピックガードとピックアップ・カバーやノブなんぞも交換しました。
ピックガードは敢えてミントグリーンの3プライを選択。白の3プライも持っているのですが、白過ぎてたいめいけんのシェフの歯の色みたいでこれに。SCUDさんの製品と螺子穴の互換性がある事は確認済み。
パーツはブラックに。70年代風と言うか81年限定のインターナショナル・カラーのキャセイ・ブラック風と言うか、違和感を感じさせるこの感じが・・・・好き♡。
で、結果こんな感じに。
うん、渋い色合い。ミントグリーン・ガードに黒パーツって・・・・僕は行けてると思うw。
ONちゃんシールの主張が強いので・・・・
色合い併せて柴犬にした。ワンコ・ギターの出来上がりである。
で、これらの処理をしたStratocasterがどうだったかと言うと・・・・うん、良いんじゃないでしょうかね。一遍に改造しちゃったんで各々の効果は不明ですが・・・・w。
先ず、狙いの倍音は圧倒的に増えました。これは私見ではなく、先の練習で試してメンバーからも言われたので間違いないかと思います。
倍音が増えたと言っても勿論セミアコ並みではありません、が、セミアコは寧ろ「倍音を抑える」調整をしていたので、丁度良い倍音と言えるかと。
生鳴り時点で明らかに違いまして、全般的に、太く、前に出る様な感じ。これはCallahamの影響と思料。重量を増したイナーシャ・ブロックの効果は矢張り顕著かと思います、はい。
弱く感じていたHighもしっかり出る様になりました。暴れる様な出方じゃなく、籠らなくなった感じです。これはポットの交換による影響でしょう。
これまで色々と弄って来たStratocasterですが、やっぱりね、Stratocasterってネックとイナーシャ・ブロックがサウンドの肝に思います。加えて言うと、ポットの影響も大きいかと思います。
今回の改造で、充分に「フジコ・オーバードライブで使えるStratocaster」になりました、はい。
ナットもBlack Tusqに交換しようか迷いましたが自粛(自粛?)。
デフォルトは牛骨粉を圧縮したナットなんですが、Naked Guitar Worksと居合わせたスメアゴル師範代にデフォルトの良さをお伺いし、もうちょい使ってみようと思った。
因みにこちらの動画ではコーリアンが一番好みなんだけど、この素材のナット、見た事無いんだよなぁ・・・・あ、師範代がWarmothは選択肢にあるとか仰っていたっけ。
因みに僕が愛して止まない某バンドの87年のライブ。
うん、これに近い見た目になったのは何とも嬉しい(ミーハー)。
ま、そんな訳で大いに気に入った改造が出来た訳であるが、様々な改造を施して来た現在のスペックを此処に纏めてみようと思う。うん、需要が無いのは重々承知だ。
オリジナルのスペックはこんなんでした。
メーカー:Fender Japan
型番:ST71TX-22(ベースはST71。山野楽器さんが限定六本でオーダーしたものの1本。通常ラインとは違い純日本製との事で、ネック裏の表記が「Crafted In Japan」ではなく「Made In Japan」)
ネック:メイプル(鍔出し22F、サテンフィニッシュ)
ボディ:バスウッド(通常ラインはアッシュ)
ペグ:シャーラー製のFキー
ピックアップ:S-S-H(フロント、ミドル=テキサス・スペシャル(Fender)×2、リア=SH-2 JAZZ(Duncun)×1)
ブリッジ:2点式(Fender USA製)
山野楽器さんの本店で見付け、ラージヘッドのStratocasterには興味が無かったのに加え、70年代ハードロック仕様なので馴染みも無かったのだが、見た目がシックで良いなぁって事で購入した。お値段はそこそこして(12万円程度だった記憶がある)、我ながら「ドンピシャに好み」ってスペックじゃないこのギターを良く買ったなぁと思う。購入動機の一つが「兎に角軽い」ってのもあったけどw。
購入直後バンドで使っていたのだが、「音が大き過ぎる」との指摘をメンバーから受け使わなくなった。音量は結構絞っていた記憶があるので、単に「音が大きい」のではなく、主張が強過ぎたんだと思う。改造前はエッジが効いた音だったからなぁ。
家で寝かせてる位なら売っちゃおうか、とも思ったが、極めて気に入っているStratocasterを貸し出ししてて、手元に好みのStratocasterを1本持っておきたいと改造しまくった。
改造箇所は以下の通り。
<ネック>
ラージヘッドのStratocaster買っといてなんだが、「スモールヘッドでローズ指板のStratocasterが欲しい」と思い立ち、通称Fender Mexicoのリプレイスメント・ネックを3万円程で購入。
(化粧箱入りに萌え)
(ペグ穴加工済。多分このペグをマウントする前提での加工かと)
(Fenderの刻印に更に萌え)
(2015年製造が分かるスタンプ。スラブボード使用)
ローズ指板なのにスカンク・ストライプがあるって・・・・と、なんかよく分からないネック。ネックに「Replacement Parts」の刻印があるのが興味深い。リプレイスメント用のネックを別ラインで製造しているんだろうかと思ったが、このネックと同じネックのStratocaster見た事あるから。
所謂「Fender USA」と「Fender Mexico」の違いは木部には無いとの事ですが、構造的な差別化はどうなんでしょね。詳細は分かりません。
グリップはCネックでフレットはミディアム・ジャンボ。
新品でしたがフレットの擦り合わせが必要でした。そういうものなのかしらね。
で、このネックがねぇ・・・・グリップがね、今一好きじゃないのですわ。
決してNGじゃないし、調整の結果「弾き難い」って程じゃないんだけど、手持ちの他のギター比で「良い」ってグリップじゃ無いし、過去試し弾き含め弾いて来たStratocasterのネックでもっと握り易いなぁってのあったし・・・・。
と言う訳で物色中なのですが、「いっその事ギターそのもの買っちゃおうかなぁ」とか良からぬ事も考えている俺がいる。
<ペグ>
日本が誇る世界のGOTOHさんのSD91-MG、Kluson型のマグナム・ロック仕様。ボタンは白を選択。
手持ちのギターは、略全てGOTOHさんのマグナム・ロックにしている。その精度と弦交換の容易さが素晴らしいと思う。
因みにですが・・・・
マグナム・ロックは、シャフトに弦を殆ど巻かない為テンションは低くなりがち。ストリング・リテイナーを2つ付けテンションを稼ぎ、且つ5弦だけシャフトの巻き数を多くして、ナットからの角度を全ての弦で同じ感じにしている。
<ストリング・リテイナー>
多分GOTOHさんのもの。型番はRG15&RG30 Cだっけな。バレル型って言うんでしたっけね?カモメ型より弦と接する面が少ないので、アームを使った際にチューニングが狂い難い構造と思料。
<ピックアップ>
フロント:EJ1(Grinning Dog)
大好きなGrinning Dogのピックアップ。Eric Johnsonのストラトの「リア」ピックアップとのトーンを模したこのピックアップ。Eric Johnsonのサウンドが欲しくて・・・・との購入動機ではなく、TC楽器さんで中古で見付け、Grinning Dogのピックアップが好きなワタクシは後先考えず入手・・・・と言う訳でもない。これでもちゃんと考えて買いましたw。
他の2つのピックアップがハムバッカーで、バランスを取る為に出力がある程度あるシングルコイル・ピックアップが欲しくて購入。他の2つのピックアップ比で出力は負けていない。
リンク先にある様に、MidとLowが強いピックアップ。フロントにマウントするには太過ぎるかなと思ったが、1弦側を上げれば良い感じになる。
シングルコイルらしい「歯切れの良さ」は正直薄く、所謂「枯れたサウンド」でもないが、分離は良いので不満を感じない。強いMidとLowも分離良く団子にならず、歪ませてもその印象は変わらない。Stratocasterのリア・ピックアップで太い音を出したいけれどハムバッカーなぁ・・・・って人にお勧めしたいピックアップ。リア・ピックアップと言う事でリード線は短く、リード線を繋いでマウントしなきゃだったのはご愛敬。
サウンドの特性から、曲中にクリーンとドライブ・サウンドを使い分ける曲で重宝しています。
ミドル:DP188 Pro Track(DiMarzio)
後述する、リア・ピックアップにDiMarzioのピックアップを偶然みたいな感じでマウントし、そのサウンドの良さに驚き、ミドルにも同社のピックアップをマウントしてみたくなり購入(ダブル・ブレードのピックアップは、テクニカルなギタリスト向きな感じがして、腕に覚えが無いワタクシは避けていたがw)。
リンク先にある様に、このピックアップもMidとLowが強い感じだが、EJ1とは大分ニュアンスが違い、フラットな感じ。
分離が良いピックアップではないが、だがそれが良い。と言うのは、時々「ロー・コードにコーラスをかけてクリーンでジャカジャカ弾く」事があるのだが、その際に求めるのは「分離」よりも「音の塊」みたいな感じで、それを演出してくれるのがこのピックアップ。コーラス・ペダルと合わせると良い感じになり気に入っている。
(合わせるペダルにも因るが)歪ませると少しLowが強過ぎにも思うが、低域のリフを弾く曲では重宝する。
リア:DP223 PAF 36th Anniversary Bridge(DiMarzio)
マウントしようと思っていたピックアップが不具合を起こし、改造をお願いしていたNaked Guitar Worksで売られていたこのピックアップを何となく選択してみたと言う消極的な購入動機で入手。
期待は薄く、気に入らなかったら折を見て交換しようと思っていたのだが、実際弾いてみたら凄く良くて気に入っちゃった。DiMarzioを大いに見直す切っ掛けになった。
リンク先にある様に、Vintage PAFの中でパワフルなサウンドを出した個体を模したピックアップで、Midが非常に強いピックアップ。
クリーンではワウの半止めみたいな感じになっちゃって今一なのだが、歪ませるとこのMidの強さが粘っこいサウンドでありながら過度じゃないエッジも演出して心地良い(交換前のDuncunのSH-2 JAZZはエッジが強過ぎて好みじゃなかった)。因みにF Spaceなのでポールピースの幅が広い。
Highの弱いピックアップだけど、それ故にStratocasterのリアにマウントすると良いんじゃないかな、と。
ジャキッとしたサウンドが欲しい時はフロント、クリーンでコードをジャカジャカ弾く時にはミドル、歪ませる時はリア、と言うのが基本的な使い方です。
因みに、ピックアップ・カバーやノブは基本デフォルトのものですが、
ミドル・ピックアップのカバーは黒の物を別途購入。
ボリューム・ノブはXotic Guitarsさんのノブ、XP-SK2 Silent Knob(Flat Top)と言う品番の、ノイズを抑えたノブだとかにしています。ライブなんかで時々ボリューム・ノブを弄るんですが、ブラインドで分かり易い様に背が高いTelecasterのノブにしています。
<コンデンサー>
フロント:前述の通り、MontreuxのRetrovibe Cap F66。0.05μfで耐圧は50V。
ミドル:上記写真のSANGAMOのフィルム・コンデンサー。0.027μfで耐圧は400V。
SANGAMOのコンデンサーを選択した理由は「なんとなく」です。ハムバッカーにあう容量のコンデンサーを、手持ちの中から適当に選んだだけ。
コンデンサーを交換する効果は、前述した私見の通りです。
<ポット>
ボリューム・ポットとミドルのトーン・ポットはCTS製の500㏀で、フロント・トーンのポットは同じくCTS製の250㏀。前述の通りです。
<スイッチ>
CRL製の3点式。5点式は演奏中に(ピッキングの際に触れる事で)切り替わり易くて避けている。3点式で不満は一切感じない。
<ジャック>
Switchclaft製のモノラルジャック。これは錆びたから交換した記憶がある。
<スプリング>
ESPのTremoro Tone Spring。柔らかいスプリングだなって印象です。タイプが2つあり、Type 1はバランス良く、ギターが低域からしっかり鳴るチューニングで、type 2はMid~Highが強調されるチューニングなんだとか。なんとなくでType1を選択したのですが、デフォルトの物との鳴りは結構違いました。個人的には「リバーブ感が増したなぁ」って印象。スプリングはRaw Vintageが人気ありますが、スプリングに拘られる方はこれも試す価値あると思います。
<ノイズ処理>
ノイズ処理は確かGuitar Labさんでして頂いた記憶があるが・・・・違ったっけな。先日Naked Guitar Worksでお会いした師範代が「あ、高い導電塗料だ」と見ただけで仰っていたのは中々にカルトに思ったw。
導電塗料はハイ落ちすると言うのは確かだと思いますが、ポットの抵抗を変更すれば補正出来ると思います。ノイズ出るよりは全然良いです。
<その他>
一部の方が拘る配線材。変わる変わらないの議論が起き易い改造パーツですが、過去一度「これは凄い変わったなぁ!」って事が御座いました。
Stratocasterに於いても、Beldenだヴィンテージの撚り線だ・・・・と彼方此方変更してみましたが、正直効果は分かり難かったです。唯一つ言えるのは、安い配線材がNGって訳じゃ決してない、と言えるパーツではないかと思います、はい。
ネックを変えた事で、3点止めから4点止めになった事でジョイント・プレートを別途購入。
MontreuxさんのRelic加工の物で、シリアルナンバーが付いている。確か、Eric ClaptonのBlackyのシリアルナンバーと一緒じゃなかったっけな。狙って買った訳じゃなく、4点止めのジョイント・プレートであればなんでも良かったので手に取ったものを買っただけ。
(3点止めの跡)
そしてシムを挟んでいます。
ESPさんのシム。挟んだのは0.25㎜の方。ネック角度をちょい変えた事で弦のテンションは変わりました。僕はシムを挟む事に全く躊躇が無いです。サウンドに与える影響は僕の耳では感じませんので、好ましい弾き心地優先で挟んじゃいます。
サドルのイモネジをステンレス製にしました。錆びちゃったから、錆びないものに。
(錆びた螺子。ばっちいw)
尚、先のBlogで書いた通り、KTSのチタンサドルも買ったのであるが、マウント出来なかったという悲劇が起きた次第。
弦間ピッチは合ってたんだけど(因みに10.5㎜)、構造上マウント不可でした・・・・残念。
(ちと分かり難い写真で恐縮ですが、デフォルトは螺子の位置が左に寄ってて、KTSのは中央に螺子があり互換性が無い)
ま、機会があればこれをマウント出来るプレート買って試してみますわ。
と、色々と改造をして来ましたが、この先は大きくは変えないかなーと思います。それ位気に入っています。
サウンド的な改造、機能的な改造、そして外見的な改造を色々と試行錯誤してきましたが、サウンド的な面での改造で効果があるなと思ったのは、イナーシャ・ブロックの交換とポットの交換でした。改造で切る箇所は2か所だけ、となれば、僕はイナーシャ・ブロックをCallahamにして、ボリューム・ポットを500㏀にすると思います。サウンドの太さと抜け、がこれで得られると思うからです。Stratocasterっぽくなくなるかもですが、ねw。
因みに、全くの私見ですが、個人的にStratocasterにおいてボディがサウンドに与える影響は大きくないんじゃないか?と思っています。ピックアップはボディから浮いてるし、ブリッジも、イナーシャ・ブロック~スプリングを経由してボディに接しているとは言え、ボディがサウンドに与える影響は「スプリングの振動」に対してだけじゃないかと。で、「スプリングの振動」は寧ろ、スプリング自体にその影響があるんじゃないか、と。
ま、私見ですけどね。
因みに、かかった費用は本体込みで25万円程度かと思うが、末端価格は精々2万円じゃないでしょか?
何してんだか、と我ながら思います、はい。
もし一からバンドで使えるStratocasterを作る、となっても、同じスペックで作ると思います。それ位気に入っている。
唯一ネックのグリップは好きじゃないんだけど、ネックもサウンドの肝だと思うと、安易に交換しにくいのが痛み痒し。
以上です。
万が一この記事を見て改造しようと思った不幸な方は、自己責任で宜しくお願いします。お勧めは、イナーシャ・ブロックとポットを交換してみる、です。