リーダー

リーダーです。

暦は弥生と相成り、湯船に浸かる際に身体の冷えを感じない日も増えて来た。

春は其処迄と実感。

社会人を始めて間もない頃、取引先へ向かう道すがら、考え事をしながらなんとはなしに通った公営マンションの裏にある寂れた公園を通り抜けた時、「ああ、春だ」と感じたのを春が来る度に思い出す。

一陣の暖かい風に春を感じたのだが、桜があった訳でもなく、なにか春らしい風情があった訳でもない。でも何故か、その時に感じた「春」と言う季節が、それ迄よりも強烈だった不思議。

茹だる様に暑い夏よりも、冬の方が断然過ごし良い僕にとって、春の訪れは必ずしも歓迎すべきものではないのだが、季節の変わり目を感じるのは喜び。

そんな春の訪れを感じさせる三月最初の土曜日はフジコ・オーバードライブの練習日。

前日の金曜日は家人が会社の人と食事に行くと言うので、食事は軽く済ませ早々に帰宅し、じっくりと個人練習。
会社バンドが落ち着き、バンドはフジコ・オーバードライブに専念出来る久々の土曜日。

じっくりと個人練習・・・・単に練習の録音物聞いてギターを復習して、ではなく、ちゃんとエフェクターを繋いで設定を考えて・・・・たら「あ、あのエフェクター試そ」と相成り収集付かなくなった俺の馬鹿野郎!でもEternityってやっぱ良いな、うん。

そんなんしてたら家人が帰宅。蕗の薹の佃煮なるものを土産に頂いてたが、蕗の薹がもう出る季節なんだなぁ・・・・。

して、土曜日。

いつも通り早起きし、次回作CD「The Oscar Goes To」の収録予定曲10曲が固まっちゃったんで、次の次のCDの曲を作ってみる。
次回作CD「The Oscar Goes To」の録音も未だなのに作ってみる。うん、我ながら頭がおかしいと思う。

前回の練習の余り時間でやった曲は、Bメロが今一だったので作り直しするも上手く行かず、こんな時は気持ちを切り替えるべし!と、途中まで作って纏まらなかった曲に取り掛かり、どうにかこうにか2曲作る。内容不問が最近のフジコ・オーバードライブ。

今回の練習は、練習場所の部屋の都合でいつもより早い時間から始まるって事で、いつもより早い時間に家を出てみれば、小春日和と言うには冬の気配薄く、初春の雰囲気。近所のお寺の境内に咲く梅の花が綺麗であった。

練習前に楽器屋さんを数件巡るも何も買わず。MXRサイズのFuzz Factoryはちょっと欲しいと思っている今日この頃だが、バンドでは使わないなぁと自粛。

練習は、粛々と。

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(今日も今日とて、なフジコ・オーバードライブの皆さん)

未だ慣れていないのは、ビクシ君の「軌跡は踊る」だけだが、なんせ疲れる曲なので2回ほどで終了する柔軟性を発揮する我々。てかなんでこの曲こんな展開多いんだ?本当に、ほんとーに疲れる。

時間が1時間程余ったので、じゃって事でワタクシの新曲「薬の花」と「庭に墜ちる月」に取り掛かる。

先ず取り掛かるは「薬の花」。

3コードとは言わないが、それに近いコードしかない上に、特段盛り上がりも無い曲。

リーダー「いいか、この曲は兎に角淡々とやってくれ。ビクシー以外はな」

ベースの大先生&Takayuki君「御意」

ビクシー「何故、俺以外?」

リーダー「貴様の楽曲”軌跡は踊る”で、僕は大変に忙しくギターを弾いている」

ビクシー「・・・・で?」

リーダー「この曲では、貴様に俺の大変さを味わせてやろうと思ってな。出来得る限り簡素な楽曲にした。纏まるか纏まらないかは貴様のギター次第だ。普段楽してんだから頑張って貰おうか」

ビクシー「まるで人が普段弾いていないみたいな言い方は慎んで下さい」

リーダー「”弾かないを弾いている”と言う意味不明なエクスキューズに対する報復措置だ」

ベースの大先生「おっとあそこで米朝首脳会談が始まったぞ・・・・虫レベルの」

Takayuki君「馬鹿と馬鹿の会談・・・・合意には至らんでしょうな」

ベースの大先生「ビクシ君による”ファズ封鎖”に端を発したあの二人の騒動はハード・ランディングな合意しかなさそうだな」

Takayuki君「まぁ、リーダーが要求する”Parkerの完全放棄”は中々にハードルが高い要求ですよ?」

数回やって、各自持ち帰って録音聞いて考えましょうと相成り、間髪入れず「庭に墜ちる月」に取り掛かる。

ビクシー「・・・・この曲、展開多過ぎやしませんかね?」

リーダー「ほう、いっぱしの口きく様になったな、ひよっ子がっ!ピヨピヨ!」

ビクシー「・・・・これも、”軌跡は踊る”に対する報復措置ですか?」

リーダー「よく分かったなピヨピヨ」

ビクシー「あんたの作曲に対する意欲が”報復措置”ってどう言う事よ?」

リーダー「まぁ、現実と理想が軋む音を奏でるのがロック。そう言う事なんだろうピヨピヨ」

ビクシー「それっぽい事言っても騙されませんぜ、旦那」

リーダー「成長したな・・・・ひよっこから・・・・カラーひよこに」

ビクシー「そろそろ鳥から離れろや」

そんな訳で数回やって、この曲も各自持ち帰りと相成る。と言うかさ、こう言うやり方が普通なのがフジコ・オーバードライブなんだけど、他のバンドってどうやって纏めて行くんだろ?大変気になる・・・・。

いつもより早い時間から練習が始まったので終わるのも早い。

家人の誕生日が近かった事もあり飲み会は参加せず。と言うか、ベースの大先生も用事あり、結局飲み会の無い練習となった。

家人と待ち合わせをし、浅草へ。

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日の暮れた直後の浅草は好きな場所。

向かうは観音裏のお気に入りの店「ナポレオンキッシュ」。

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で、何を頂いたかと言いますと・・・・

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前菜。ズワイガニのキッシュと雑穀のサラダ。後者が尋常じゃなく美味しかった。

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人参のスープ。大塚人参と言う人参のスープとかで滅茶苦茶美味しかった。てか、本当に人参なんだろうかってお味だった。

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ワタクシのメインディッシュは「若鳥のブルーチーズソース」。ソースも美味けりゃ野菜も美味い。流石シェフが野菜ソムリエだけの事はある。

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家人のメインディッシュは「鹿児島黒毛和牛のステーキ」。一口貰おうと手を出せば、フォークで手を刺されそうになったよあっぶね。余程美味しかったのでしょう。

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デザート。普段は食べないがこちらではミントも食べる。何故なら美味しいから。

と言う訳で堪能。

残念ながら、テイクアウトとレストランの店舗からデパート出店へシフトする様で、レストランは後一回行けるかなぁ・・・・?

ランチは5月まで、ディナーは3月はやっているっぽいから(とは言え金~日だけだけど)、ご興味ある方はおいでませ。因みに、こちらのパイもお勧め。勿論、3つほどテイクアウトした。

ギターはこちら。

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はい、Fender JapanのボディにFender Mexicoのネックを付けて諸々改造しまくった
Stratocaster

会社バンドで使って以来、このギターの魅力を再認識し、試しにフジコ・オーバードライブで使ってみようかと。気に入らなかったネックも調整で大分使い勝手が良くなったし試してみたくなった。

足元はこんな感じ。

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Dynamic Driver(Zahnrad)~オーバードライブ

micro amp(MXR~Studio Gream MOD)~ブースター

CE-5(BOSS)~コーラス

carbon copy(MXR)~アナログ・ディレイ

six band eq(MXR)~イコライザー

で、結論。

個人的には、「悪くは無いけどベストじゃないかな」だった。

セミアコじゃないので、全体的に抜けの良い音になったのは良かったが、バンド全体のアンサンブルで、もうちょいサウンドが厚くても良いんじゃないかな、と思う局面もあった。

ベースの大先生は「もう少し音圧欲しい」と言って居て、ドラムのTakayuki君は「合わせ易いけど良いかどうかは別」と言って居た。ビクシーからは「そうですね・・・・取り敢えずダライアス検索で間違ったふりして
長澤茉里奈ちゃんの写真集買おうと思います」との感想を貰った。うん、最後の奴は死刑で良いと思う。

Stratocasterを使うなら、この辺をクリアして行きたいなぁ・・・・さて、どうしようか。

Stratocasterをバンドで使える様にモディファイor相性が良かった360C63を使う、と言う選択肢がある訳だが、Stratocaster使うなら、やっぱりネックはなんとかしたいなぁ・・・・。

総合的にはRickenbackerは360C63より断然使い易いんだけどね、Stratocasterって。

あ、新規導入のCarbon Copyは凄く良かった。音圧欲しい時に薄くかけるとかもありだな、これ。

そんな練習で御座いました。