リーダー

リーダーです。

さて、諸般の事情でリード・ボーカルと言う有り難くない役職を担う事になったワタクシ。

先の土曜日には一人孤独にスタジオに入り、練習と言うかそもそも歌えるキーかどうかの確認なんぞをして来たのであるが、3時間近く歌っていた所為か疲労感が半端無く、加えて何かと忙しく過ごした霜月最後の週の寝不足も相まって、土曜日の夜は失神したかの様に眠ったのである。

6時間以上目を覚まさず眠り続けたのは随分と久し振りで、大変な満足感を得たのであるが、「ああ、よく寝たなー」と感じるのは何気に大きな喜びである事を認識した。

昼寝は出来るが二度寝が出来ないワタクシは、「目が覚める=ベッドから出る」なのだが、目が覚めてもベッドの中で微睡む事が出来る人が羨ましくてならない。恐らく、至福の時間が其処にはあるのだろう。僕も試してはみたが落ち着かなかったが・・・・。

因みに「ぐっすり」の語源は「Good Sleep」。はい、今日も一つ勉強になりましたね。

寝るで思い出したが、僕は音楽を聞きながら寝る事が時々ある。自分の部屋で音楽を聞いてたら寝ちゃってた、って事もある。

記事を書いている場合は大体音楽を聞いて(流して)おり、当記事を書いている際も流しているのだが、本日はElectronicなんぞを聞いている。



もう30年近く前に発表されたこの曲。「今更何を話すっていうんだ?自分がした事思い出してみろよ?」と言うサビの歌詞は色褪せないままに心に響く。

Electronicは、1stこそ売れたものの、New Order+The Smithsを期待したこちら側の期待とは違う感じだったのが災いしたか、2nd以降は売り上げも落ち、3枚で終了(現時点では)。個人的にはセールスが振るわなかった2ndが一番好きで、今でも時々意図的に聞く。





それにしてもさ・・・・。



このTVプログラムでのライブの時のBernard Sumnerのおどおどした感じと歌の外しっぷりと歌詞の間違えっぷりと視線が定まらない感じが他人事には思えない俺なんだ・・・・特にどこに視線を置いて良いのか分からずマイクの先なんぞを見る様が・・・・w。

と言う訳で、僕の子猫ちゃん達に近況を伝えたところで、はい、どどんと。

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本Blogで199回目のエフェクター記事はKeeley ElectronicsのJava Boost。うん、一応「Electronic」だけかけたんだ・・・・すまん。まぁ、放念してくれ。

ナチュラル系のコンプレッサーと言う概念を知らしめ、BOSSなんかのモディファイ品等でも知られる様になったKeeley Electronicsだが、最近ではモディファイ品は影を潜め、自社製品を多く発表している。

で、このJava Boostですがトレブル・ブースターに御座います。名に2018 Custom Shop Editionが冠されているのは、以前発売されていたJava Boostの再発版だからでしょうか・・・・ね。

旧個体は持っており、そのサウンドは大変に好きなのだが、帯域を変更するスイッチ部分の調子が悪く、且つ並行輸入品なので修理がね、面倒でね。ON-OFFのスイッチ部分は耐え切れず交換したのですが、帯域を変えるスイッチは失念していて・・・・。

家で使う分にはOKで、大事に使っていたのであるが、廉価な正規品が出たこの度、はい、ポチっと。

では製品の説明を購入店HPから抜粋させて頂きます。

Java Boost 2018 Custom Shop

Java Boostは60〜70年代に代表されるクラシック・ロックのテイストを持ったブースターです。軽く歪んだアンプと組み合わせる事でよりクリーミーでサスティーンに富んだ美しい歪みを得る事が出来ます。もしクリーンなサウンドを持つアンプを使用する場合でも、オーバードライブやディストーションなどの歪系エフェクターの手前に接続すれば、それらをプッシュしても素晴らしい効果を発揮します。※Java Boost 2018 Custom ShopはMP41Aゲルマニュウムトランジスターを採用しています。

【 Specification 】
■Controls
LEVEL、TONE、Mode SW (Middle Boost / Bass Boost)
■ True-Bypass Switching
■ SIZE:約W60.5 x H110.5 x D32(mm)
*突起物含まず
■ Weight:約220g
■ 消費電流:約1mA
■ 9V DC Port *ACアダプターを使用する際は、出力の安定したセンター・マイナス・タイプのアダプターをご使用ください。

出典:
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/606584

上記だと2つの様に思えますが切り替えのスイッチは3モード。左から、ミッド・トレブル・ベース。

Rangemasterを模したトレブル・ブースター。それが好きで幾つか所有しており、その中でもJava Boostが好きなのは、そのサウンドもなんだけどトーンが付いている事で汎用性があり使い易いから(モード切替が出来る機種は多い)。ノイズも少ない。

変更点の肝はゲルマニウム・トランジスターが変わった事でしょう。

旧個体ではRangemasterにも使われたOC44の他CV7003も使われており、その希少性からか高額となった様でしたが、これは廉価なMP41Aでお求め易い価格に。

因みに、旧個体の箱には・・・・

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搭載しているゲルマニウムトランジスタが誇らしげに・・・・。

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うん、確かにOC44、マウントされてます。

って、旧個体にフォーカスしてどうすんだ?

話を今回購入したJava Boostに戻そう。

基盤は、こんな感じで見れませんが・・・・

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明らかに、造りが変わりましたな。

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ゲルマニウムがこんにちわ、と。

ゲルマニウム・トランジスターの上にトリマーがあるが、説明書には「弄るなよ?絶対に弄るなよ?」と、ダチョウ倶楽部的な事が書いてあった。

個体差があるゲルマニウムなので、バイアスをメーカーが調整しているから弄るんじゃねえよ!って事でしょう。取り敢えず、弄る気はない。

では、動画をば。



旧個体のも貼っときます。



で、このJava Boost、前述の通りトレブル・ブースターです。

「トレブル・ブースターって?」な方はこちらご参照下さい。誤解を恐れず申し上げますが、音抜けの良い感じでアンプをドライブさせるブースターです。

現代ではアンプで歪ませる事は容易ですが、それが難しかった時代、入力を過多にしてアンプをドライブさせていた、とか。

トレブル・ブースターは個人的に凄く好きなジャンルのエフェクター。リフやソロで良い感じのぎらつきを齎しながら音抜けをよくしてくれているので重宝しております。

アンプをドライブさせると言うより、歪みペダルの前段に繋いで歪みペダルのサウンドを積極的に変えて、音抜けを良くする使い方。

アンサンブルで音が抜けないなぁって際には重宝してくれるかと。

イコライザーでもそれは可能ですが、トレブル・ブースターには独特なぎらつき感があって、それが好きなのです。

で、このJava Boost。

手持ちの他のトレブル・ブースターとの大きな差異は前述の通りトーンが付いている事。それにより、サウンドに汎用性があり、使い勝手が非常に良いです。「トレブル」と付いているので高域のみをブーストする・・・・と思われがちですが(否定はしませんがそんな単純でもないかと)、ハイカットのこのトーン機能により、汎用性があります。

加えて、帯域を変更出来るスイッチがあり、出したい帯域を出す事も出来ます。あ、「BASS」は低域を上げると言うより「低域をカットしない」が正解かと思われます。

で、ゲルマニウムの違いですが・・・・うん、正直差異は大きくないかなと。

無いとは言えません。旧個体の方が、じりじりしたファズ感が強いです。それが好きなら(手に入れば)そちらを選択するのもありかと。

僕個人は許容範囲、と言うか、全然使えるなと思いました。

以上です。

「アンサンブルで音が抜けない!」とか「リフやソロでブースター使ったら五月蠅かった」ってな方にはお勧めなブースターです。