リーダー

リーダーです。

小学校高学年から釣りを覚え、休日ともなれば夜明け前に家を抜け出し近場の海で釣り糸を垂らしていたのであるが、釣りをしてる最中に、明ける夜を見るのが好きだったのは今でも覚えている。

今では立ち入りが出来なくなった防波堤で、白々と夜が明けて来て、対岸の増毛連山の山の端が見えて来る時間は、今でも有意義な時間であったと断言出来る。

「夜が白々と明ける」と言う表現は凄く良い表現に思う。正に「白々と」夜は明けるのである。

白々と明ける夜が一番美しいのは冬の晴れた日のそれ。冬はつとめて。

気候と時間の都合から、釣りには夏休みに行く事が多かったのであるが、隣に住んでいた叔母が冬に釣れる魚が好きで、天気が良い日には頼まれて寒い中釣りに出掛ける事も間々あった。

そんな冬の小樽の海で、天気が良い日に見える
海から突き出た様に聳える増毛連山は、猛々しくも美しかった。あれは本当に美しかったなぁ・・・・。

思えば、北海道に済んで居る時は、春夏秋冬が明確であった。

蕗の薹が芽吹けば春、半袖で出歩けられれば夏、雪が降るまでが秋、雪が降れば冬。

市政が引かれた都市とは言え田舎だった所為か、季節の変わり目は自然が伝えてくれた。

側溝を澄んだ水が勢いよく走れば春が来るを知る事が出来た。

山の緑が濃さを帯びれば夏が来るを知る事が出来た。

街路樹のナナカマドが朱を纏えば秋が来るを知る事が出来た。

曇天からの雪の便りで冬が来るを知る事が出来た。

上京してから、季節はTVによって教えられる様になった。天気予報やニュースからもあるが、風邪薬のCMとか、虫刺されの薬のCMとか・・・・そんなんで、ね。

東京で、初めて雪の無い冬を経験した時は、どうにも落ち着かなかったっけなぁ・・・・。

最近、東京に於いては季節は春夏秋冬にもう一つ必要な気がしている。

具体的には夏。茹だる様な暑い日と豪雨の日は別の季節に区分しても良いのではなかろうか。二十四節気は季をより細かく区分けしているが、最近の気候には合わない様に思う。

ではどの様に区分けし、どの様な名を付ければ良いのかと言われると答えが無い。新しいティッシュを使う時にの、最初の1枚がどうしても2枚出て来る現象を「ダブル・トラブル」と呼んでいる僕であるので、その様なセンスは皆無である事を自覚している。大体それに名を冠する辺りに僕のセンスが窺われると言うものである。

おっと、閑話休題。

そんな訳で、11月ともなれば冬の気配を感じる事が多くなって来たのであるが、ギター使いが季節を感じる事の一つに「ネックの反り」がある。

乾燥する冬のこの時期、ネックが反る事が御座いまして、ふとチェックしてみれば、G6120DCとAT130のネックが若干順反りしていた。

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G6120DC

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AT130

んな訳で、トラスロット・カバーを外して調整。

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毎冬に反るって訳じゃないんだけれど、G6120DCはフレット交換してネックの状態が変わったので反るだろうなと思っていたけど、AT130は極太ネックなんで反らないかも・・・・って思ってたんだよな。ネックの反りは太さじゃないわな。

ネックは、購入して1~2年目で一度必ず反る様な気がする。んで、その後安定する気がする。これは経験則から。

弦の太さを変える事によるネックの反り、は、極端な変更じゃなければその影響を感じた事は無い。

個人的に好みの太さは0.11~0.49なのだが、それが心地良いと気付いたのはAT130のデフォルトがそれで、それまでは0.10~0.46がメイン。一度全ての手持ちギターを0.11~0.49に変えたが、Rickenbackerは360C63だけは「あ、これはないわ」と直ぐに戻した。この理由は機会があれば別途書こうと思う。

ネックの反りには敏感なワタクシ。

別に感覚が優れている訳じゃなくて、ちょっとだけでも毎日メインのギターに触れる様にしているので、チューニングの狂いで気付けるのである。昨日チューニングしたギターの全ての弦が狂ってた、ら、ネックは反ってると思って良い気がする。

ネックの反りを調整したので暫しギターと戯れる。

fujico overdriveに所属する限り、僕が使い続けるであろうなと思うギターはArchtop TributeのAT130、GretschのG6120DC、そしてRickenbackerは360C63

360C63がフレット交換に時間が掛かるので暫く使えない。完了しる迄の期間はAT130がメインとなると思うのですが、そう言えば合わせるエフェクターなんだったっけ・・・・?と過去の己の記事を見やれど、結局答えは出てないみたいね。うん、何してたんだ俺は?

そんな訳で、彼是とエフェクターを引っ張り出しては試して・・・・を繰り返し、以下で行こうかなと。

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six band eq(MXR)~イコライザー

FulltenderJersey Girl Homemade Guitars)~オーバードライブ

CE-5(BOSS)~コーラス

Carbon Copy Bright(MXR)~ディレイ

micro amp +(MXR)~ブースター

あ、最初の二つは順番逆にするかもだ。


FulltenderはAT130に一番マッチする歪みペダルに思う。

最近、歪みペダルの肝って、クリッピングする際の低域のチューニングに思うワタクシ。

多くの歪みペダルは、クリッピングする際に低域がブーミーにならない様に調整をしていると思うのですが、その匙加減はメーカー(ビルダー)のセンスに因るかと思う。

Fulltenderは低域を大胆に削る(その調整はスイッチで行える)んだけど、出力が大きいAT130とはそれが良い感じになる一方、他のペダルとのマッチングが悪い事も多く使っていなかった。端的に言うと、前段にペダル繋いでゲイン・ブーストしても、効果が今一なんですわ。

で、最近すっかりお気に入りのMXRのイコライザー。Fulltenderとの組み合わせは試してなかったけれど、ゲイン・ブーストにはならないものの、家で試す限りでは欲しい帯域持ち上げて音抜け良くしてくれるので、ああ、これは使っても良いかなと。

そんな訳で次回の練習はこれで行ってみようと思った次第です。

ギター弾いた序に、先日の大掃除の際に、なんかよく分からぬが「俺のハートはアルデンテ」なる自作曲をいつの間にか口にしている己を発見し、そのセンスの無さに愕然とした事をTwitterに呟いたのであるが、相互フォローしている方2名から「次回のライブで披露されては如何か?」と言う有難くない申し出があり、じゃあコードを取ってみよう、と取り組んだ。

Em~G~D~B7と言う在り来たりなコード進行。そのコード進行を何度か繰り返している内に、いつの間にやら口にしていたのは福岡ソフトバンクホークスの応援歌のサビ。

Em(いざ行け)
G(無敵の)
D(若鷹)
B7~Em(軍団)

日本シリーズを見て居たとは言え、ファイターズ・ファンの私からすれば敵球団の応援歌を歌ってしまっている自分に又愕然としたのである。うん、なんか俺はもう色々と駄目だ。家人は指さして笑ってた。

余談だが日本シリーズ。広島カープは惜しかったなぁと思った。総得点差はそんなに無い訳で、組み合わせ次第では勝ててた試合もあったろう。個人的には第五戦の丸の良い当たりがライトライナーになって得点出来なかった事がポイントだった気がする。あれ、抜けてたらなぁ・・・・・。

そんな訳で、ネックの反りで季節を感じたと言うお話で御座いました。

そう言えば、東京で冬を感じる事が出来る現象に、唇の乾きがある。

「あ、冬だなぁ」と思う現象で、僕はそれを感じるのが嫌いではないのである。

どうでも良いが・・・・これが欲しくて堪らないんだよ。





旧型電話機のマイクとプリアンプ・・・・こんなん欲しいに決まってんじゃんっ!