リーダーです。
実家のある北海道で大きな地震があった先の木曜日。
道民の皆さんのみならず、折角の観光で訪れていた方々のご心労を思うと胸が痛い。
北海道にはつい先日訪れたばかりで、しかもいつもの年なら9月1日から一週間帰省するのが習わしで、且つ9月7日は亡父の命日って事もあって、ホントならそれに合わせての帰省・・・・の心算が、偶々前倒しした今年。
近くに居たら母の世話が出来たろうになぁ・・・・。
ま、姉と甥っ子2名が偶然にも帰省しており、母のサポートをして貰って助かっている。
停電が続き、且つ市内でも復旧が遅れている地区に住んでいるので不安であろうに、皆で気丈にしている様子を電話で聞くと胸が痛む。
何か出来る事は無いかと電話で聞けば何もない、と。
母を労う言葉をかければ、自分よりもこの中で復旧の為等で働いている人の方が大変であろうと、私の配慮不足を嗜められる。
考えてみればその通りである。
家族があったりしながらも、それを差し置いて働いている人が居る訳で、そう言う人達には全く頭が下がる思い。
北海道電力さんとか、頑張っているよなぁ。
数年前、真冬の登別で、強風で鉄塔が倒れた事があったが、その際にも復旧時間の短さにも驚いたものだが、今回も、未だ完璧ではないにせよこれだけ進んでいるのは凄いと思う。
出来る事は少ないが、地元には何かサポートしたいなぁ。
本件で、今の会社の人のみならず、以前お世話になった会社の人含め多数の方に心配して頂いた。お気遣い頂き申し訳なく思いつつも感謝。
さて、そんな状況でありながら土曜日は練習。
今回から10月27日のライブに向けての練習が始まる。
と言う訳で、亡父の命日でもある前日の金曜日、披露予定曲の練習をするワタクシ。
最近やっている曲ばかりじゃなく昔の曲もあって・・・・うん、結構(≒80%)忘れてる。
使ったギターは・・・・
そう、Rickenbackerは360C63。
実家は小樽の玉光堂でRickenbackerは330のMaplegloを見て、買おうかと思ってタイミング合わなくて止めたんだけど、それでか手持ちのRickenbackerを思い出した様になんか弾きたくなりまして・・・・ってだけじゃなく、諸々考えて10月27日のライブではこのギターで出ようと思ってまして。
で、ボチボチ使い始めようか、と本格的にケースから取り出した次第。
Rickenbackerって、頻繁にケースから出さないと塗装がべた付いて来るんですよね。塗装とケースの相性でしょうか。
で、日干しにと出せば弦が錆びてて、どうせならと弦を交換してフレット磨いてボディ磨いてメインテナンスして久々にちゃんと弾けば、やっぱまぁ好きな訳、このギター。
弦交換が面倒でならない構造のテールピース、べた付く感じの塗装、短過ぎるペグのシャフト、チョーキングどころかピッキングもしっかししないと鳴らない強いテンション、短過ぎなサスティン・・・・、弱点の枚挙に暇が無いながらも好きなギター。換言すれば、好きじゃなきゃ弾けないギターw。ネックのシェイプとスケール、そしてサウンドは好き。
フォトジェニックなデザインながらも、似合わない人には本当に似合わないギター。「イケメン選別機」と言っても良いのではなかろうか。勿論、僕は全く似合わない。でも、好きなんだよなぁ・・・・。
同じフォトジェニックなギターでも、Gretschは誰でも似合う様な気がする。家人が「ライブはGretschにしたら?」と言うのも、フォトジェニックだからでしょうか。
久々のRickenbackerで自分で自分の曲をコピーする、と言う訳が分からない事をして過ごせば、実家より電気が復旧したとの報が入る。
未だこれから色々と大変だろうが、日常が早く戻って来る事を願う。
日常ってのは、当たり前に与えられるものじゃなくて有難い物なんだよなって今更ながらに再確認しつつ就寝。
土曜日。
相変わらずの早く目覚める休日。
実家に電話をし様子を聞く。ううん、ライフラインは確保されたとは言え、色々と大変な模様。母は風邪を引いたらしい。そう言えば、声、変だったもんな・・・・。
労いの言葉と、僅かながら支援金送る旨伝える。こんな事しか出来ないのがなんとも情けない。
気になった曲を軽く復習し、なんか嫌な暑さがある街を行く。
行きの電車で、対面で座って大声で話す某大陸系の夫婦にげんなりする。てか、なんで横に座って話さないんだろ・・・・?時々そんな観光客を見掛けるのだが・・・・何故だ?
楽器屋さんへは2件ほど。
こんなん買いました。
バッテリー・チェッカーに御座います。
蓋を開けて・・・・
表示される、と。
エフェクターは電池派のワタクシ。液漏れ回避で使わないエフェクターの電池は外しておくのだが、そんなんが幾つか貯まる事があり、使える電池の選別の為。
前から欲しかったんだけど、至急じゃないので気にして見てなかったんだが、偶々目に入ったので買ってみた。ライブ前の電池チェックに重宝してくれるでしょう。
練習は、粛々と。
(9月になり短パン率が25%となったフジコ・オーバードライブの皆さん)
一番時間を掛けたのがカバー曲。あーじゃねーかこーじゃねーかと試行錯誤する一団。
彼是試し「まぁ、こんな感じで行くか」との方向性が決まるまで一時間。こういう時に、自分の引き出しの少なさにげんなりする。
久々にやる曲、馴染みのある曲、入り交じりでやった訳ですが、なんでしょね、録音した曲をやる時の違和感・・・・。
「あれ、こんなもんだっけ?」的な感じになる。
結構ギターを重ねてるんだけど、それがフックになっている曲も多く、それが無いとなんだかなぁとなっちゃうのであろう。
カバー曲のアレンジ決めてる時にも思ったけど、「やった方が良い事をやってなくてやんなくても良い事をやってる」と感じる事はあり、そういう時に煮詰まったりするのだと思うが、かと言って「こんな感じでさ」をやり過ぎるのもどうもね・・・・。「あーして欲しい」「こーやって欲しい」はフジコ・オーバードライブってバンドの性分には合わない。経験値から喧嘩になる事を知っている。理由は、多分、自信の無さだろうw。
と言う訳で、録音物と生演奏、結構違うで御座います。違うけど良い、となれれば良いんだけどなぁ。
休憩中、練習スタジオのスタッフの方と軽く談笑。
早速漫画にするビクシ君。てか、二人ともイケメンなのに藤子不二雄属性を塗すのは・・・・うん、作者の僻みでしょうな(てか発言内容がそもそも違う)。
練習後、飲み会。
話題と言えばライブの話とか震災の話とか。
話の流れの中で脇道にそれつつ思ったのが、思想の振れ幅の事。
右でも左でも、どちらかに極端に振れるってのはあんまり美しくない気が僕はしていて、どちらかに振れる感情があったとしても、あまり公に言うのも美しいとは思わない。なんか憚られる。
SNSの進化で素人批評家が大勢生まれたが、匿名であるが故に極端な発言もし易い様に思われ、それがなんとも鼻に付く。
言ってる事は正しいかも知れないけれど、言い方を間違えてる人の発言は、僕はあまり真剣に聞けない。と言うか「私は配慮を学んでいない人間です」を公にしている様な気がして、見ていて痛々しいんだよね・・・・。てか、「話を聞くか否か」は、発言者の人間性に左右されるものあると思うんだけどねぇ・・・・。
思想を公にしない事を「卑怯だ」とか訳が分からない事言いだす人も居るが、「自分はちゃんと言っている。だから貴方もちゃんと言わないのはおかしい」との発想なんだろうか?だとしたら・・・・凄いなぁ。何故、貴方に言わなくちゃならないのでせうか・・・・?
てかね、思想や感情には賞味期限があると僕は思うんですよ。「今」「此処で」しか通用しない思想や感情って、あると思うんですよ。
極端に振れた人って、「いつでも」「どこでも」ある視点でしか話せないから詰まんないんだよね。で、その手の人って、「プロクルーステースの寝台」って感じで、結局は「俺は正しいから俺の意見聞け」しか言ってないんだよね・・・・。で、前述の通り、そういう人の意見って、ま、聞く気ないんですよw。
何故かロボコップの話にもなって、ロボコップを見ていない僕はよく分からないのだが、勧められているのか止められているのか分からなかった。
曰く「動きがすげえぎこちない」。曰く「ロボット(サイボーグ?)なのに凄く遅い」。曰く「凄く洗練されていない感じ」。曰く「映画館でお金出して見たら怒るレベル」。
「だが、それが良い」との事。ううん、見たい様な見たくない様な・・・・。
本日のギター。
Archtop TributeはAT130。此処最近のメインながらも、ライブでは360C63で行こうと思っているのにこれで行ったのは、ま、ちと試してみたい事ありまして。
足元は2パターン。
FFM6(Jim Dunlop)~ファズor Germaster(Sound Wave Lab)~トレブル・ブースター
↓
BB Preamp AT(Xotic)~オーバードライブ
↓
CE-5(BOSS)~コーラス
↓
DM-2W(BOSS)~ディレイ
↓
micro amp(MXR)~クリーン・ブースター
試したかった事と言うのは、AT130とBB Preamp ATの相性、そしてBB Preamp ATのゲイン・ブースターとしてのFFM6とGermaster。ライブは360C63なんだが、ま、未だ良いかなと思ったのと、良かったらこのままでも良いかなと思って。
AT130とBB Preamp ATの相性、うん、期待したレベルはクリアーしてた(含みのある言い方w)。
中域の密度が濃い感じがあるも過度ではなく、箱鳴りするAT130でもToo Muchじゃない。何より低域をグッと削れるので、アンサンブルで低域が重ならず抜けの良いサウンドが得られてよい。「歪んでいるんだけどヘヴィではない」と言うワタクシ好みの歪み。コンプレッション感も、良い。
このエフェクター、やっぱ凄く良いと思う。Andy Timmonsと言う僕には馴染みが薄いギタリストのシグネイチャー・モデルが凄く良いって、なんか不思議だけど・・・・。
不満を覚えたのは、なんかねぇ、通常ラインのBB Preampで感じた「音の硬さ」を、このペダルでもやっぱ感じたんですよねぇ・・・・ううん。
それを好むか否か、は、趣味のレベルかと思うのですが、僕は許容範囲ながらもちょっと気になった。ニュアンスで言えばDynamic Driverの方が好きだなぁ・・・・。
ただ、FFM6、Germasterとの相性は凄く良い。
FFM6+BB Preamp ATは、リア・ピックアップとの組み合わせでエンハンスがありながら太いサウンドが出て気持ち良かった。
Germaster+BB Preamp ATは、カリッと抜けがあるサウンドでこれも好き。うん、甲乙付け難い。欲しい音がどっちかで選べばいいな、これ。
で、紹介しておりません小樽で買ったDM-2W。最近日本製にシフトし螺子は銀螺子になったんですが、「DM-2で銀螺子は無いわ」との拘りで敢えて黒螺子台湾製を選択・・・・と言うのは後付けの理屈。小樽の玉光堂で買いたくて、小樽の玉光堂にはこれしかなかったのさ。ま、ぶっちゃけどっちでも良いんだが・・・・。
このペダルの紹介文、未だ書いておりませんが、使い勝手が良いディレイです。DM-2より多機能だけど迷う事は無い。BOSSって直感的に使えて良いんだよなぁ。
そんな、練習でした。
あ、でもライブはやっぱり360C63かなって思いました。
理由はAT130の箱鳴り。ライブハウスだとハウリングすると思う。
スタジオでは(立ち位置などで)調整可能ですが、ライブだと勝手が違って調整難しいかなと思ったのです。対策は色々とあるのですが、ま、回避してしかるべきかなと・・・・。
セミアコながら箱鳴り感が薄い360C63はハウリングに強い。昨年のライブでも全く問題無かった。小樽でRickenbacker買おうかなと思ったのもライブを視野に入れてで御座いました。
と言う訳で暫く360C63が僕のメインとなりますです。
フレットの摩耗がちょい気になる。ライブ終わったら交換かなぁ・・・・。
北海道が1日でも早く平穏な日々とり返せますように。