リーダー

リーダーです。

簡素に済ませる筈が思いの外長くなった帰省便り2018。

と言う訳で後半戦で御座います・・・・と書き出して気付いたが、もうそんな書く事無いかもだ。ええい、一辺に書いちゃえば良かった!

8/30(木)

本日は札幌を堪能する事にした。

理由は、帰省中一番天気が悪い日だから。

地下街や地下鉄が発達している札幌なので、帰省した場合雨の日に行く事が多い。

午前九時過ぎには札幌の駅前に居た。

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朝食も採らずに来たので、軽く食べようと某ビル地下の喫茶店でモーニングを頂く。

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ベルベットの椅子、分厚いバターたっぷりのトーストにサラダとゆで卵。ふと見れば明らかに出社直後にサボりに来たと思しきサラリーマンのおっさんが裏びれた感じを演出。

うん、良い。

行程も考えずに来たのでさて何処へ・・・・と考えて、まぁ宛が無いのが良かろうとの結論となる。

取り敢えず大通公園へ歩を進める。BGMはこちら。



交差点で信号を見れば東京にはないデザイン。

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LEDだろうか、非常に薄い。このデザイン、雪が積もらなくて良いかも。

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札幌テレビ塔。

大通公園では芸人のオクラホマさんがTV番組のオープニングの撮影をしていた。札幌で芸能人って初めて見たかも。

地下街に入る。

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我が青春の4丁目プラザ。高校時代は此処の中古レコード屋さんに通ったなぁ・・・・もう無いのかなぁ・・・・あの店、今だから言えるけど店員さんの態度が酷かったなぁw。

4プラを後にし、一応訪れてみた。

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最近は「水曜どうでしょう」より「ハナタレナックス」の方が好み。後者は道外では殆ど放送していないのでDVD買おうかなとも思ったが止めた。理由は、DVDの編集が好きじゃないから。なんか、面白い所を結構カットしちゃってんのよね・・・・。

すすきのまで歩いて、目的地の一つに到着。

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そう、玉光堂の楽器センター。

平日の開店直後と言う事もあり人が居なくゆっくりじっくり見て回れた。

色々と見て回ったが、結局はワゴンセールの見切り品のコンデンサーを購入したのみ。使う当てがある訳じゃないのだが、過去2度程マウントした事があるお気に入りのコンデンサーだったので。なんせ安かったし・・・・w。

僕が所有するRickenbackerは360C63があったり、同シリーズのJet Gloの12弦があったり・・・・目を奪われる品が多かった(自分の持ってるギターに目が行くのもどうかと思うがw)。

一番欲しかったのはこれ。



ES-295と言えばゴールドだが、僕は敢えて赤が欲しいのだ。

入手しても、バンドでは使わないだろうけど・・・・w。

場所を北24条へ移し、数年前にSheep FactoryのAKIさんに教えて頂いたJINGLEさんへ。

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兎に角新古問わずエフェクターが充実。ふと見ればDallas-Arbiter時代のFuzz Faceがあったり、古いTS808があったり、かと思えば真新しいブティック・ペダルもあったり、ワタクシの様な者は入ったら最後、何も買わずに出るのが大変に困難なお店。中古のパーツ類も充実している。好きだけどお高くて買えていないFree The Toneのパッチ・ケーブルが中古で複数あり大分迷った(結局買いませんでした。パッチ・ケーブルは消耗品に思え、消耗品を中古で買うのはなぁ・・・・と思ったから)。

試したいペダルは数多くあったが、吟味に吟味を重ねTone Bender系のファズとXoticの某歪みペダルを試してみる。

前者は期待外れであったが後者は素晴らしいと思った。

「これは買っても良いかなぁ」と思ったが、お昼ご飯を食べながら取り敢えずちょっと悩もうとお礼を申し上げ一旦店を後にする。

北24条は良さ気なお店が多く、以前来た際に一つ行ってみようと思ったお店があったのでそこで食事しながら悩もうと思ったのである。

行ってみればまさかの休日。

何となく気が削がれ、まぁ欲しいと思ったペダルは東京でも入手可能だなと思って北24条を後にした。

取り敢えずすすきのまで戻る。

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折角だからラーメンでも、と相成る。

私見であるが、すすきの周辺のラーメン店は何処もそこそこ美味いと思う。

そうは言いつつラーメン横丁へ。

因みに・・・・

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ラーメン横丁は2つあって、最近の流行りがどっちなのか分からないが、ラーメン横丁で僕が好んで食べるのはこちら。

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そう、「ひぐま」さんである。

亡父が此処と、味噌ラーメンの元祖「味の三平」のラーメンを好んでおり、義両親を北海道に招いた際はこちらに連れて来て好評であった。

こちらで食すは「ひぐまラーメン」。

店主の方曰く「醤油ベースのラーメン」との事だが、スープの色、味わいが僕の馬鹿舌には塩味に感じる不思議なラーメン。

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札幌ラーメンで醤油ベース、と言うと逡巡されるかもだが、美味しいので機会あれば是非一度。チャーシューがまた素晴らしく美味しい。

スープもチャーシューも、何と言うか「濃い味」と言うより「強い味」なのである。

一緒に「麦飯」も注文。これ、バターが入ってるんじゃないかな?そんな味がしたんだけど気の所為かな・・・・。

美味い美味いと完食し、さて如何しようと取り敢えず目に付いた喫煙可能な喫茶店で一服。

楽器屋を巡るか、若しくは当て所無く散歩するか、北大のキャンパスや展示物を見て回るか・・・・と考え結局は当て所無く散歩してみる。

狸小路だのその周辺だのを歩いてみたが、特筆する風景や出来事は無く。

札幌のソウルフードの一つみよしのさんで久々に餃子カレーが食べたいなぁと思ったが、胃には空きスペースが無く。

みよしの、好きなんだけどなぁ・・・・小樽にはもう無いんだよなぁ・・・・残念。

午後四時頃ので電車で小樽に戻る。

母に本日も俳句用の短冊を頼まれ、求められた倍の数を購入。前述の通り、これ持っては散歩が出来ないと言うかし難いのである。

母より追加で「花を活けるのに薄が欲しいから何処かで採って来て」と言われ空き地で入手。
オスパに寄って帰りたかったが、流石に薄持ってオスパには行けないよな、と真っ直ぐ帰宅。オスパ連続記録が此処で途絶える。

8/31(金)

老壮大学と言う小樽の高齢者のサークルの幹事をしている母が、俳句の展示物の搬入だのがあり朝から付き合わされ、向かうは先日行ったばかりの美術館。

帰京する前日なので、母にお昼をご馳走する事に。

小樽の玉光堂で遭遇したRickenbackerは330のMaple Gloを購入する事に決め、午前十時の開店まで散歩して時間を潰す事に。

美術館隣には、廃線になった線路痕があり、昔の駅が再現されていて歩くのに楽しい。

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天気は生憎だったが、散歩出来ない程ではない。

小樽を散歩出来る最後の日なので、お昼までゆっくり散歩して、昼食後にRickenbackerを買いに行って、郵送の手配をしたら余市まで足を延ばそうと決めたら某所より連絡が入りとある頼まれ事が発生し散歩を中断。

文具店でノートと筆記用具を購入。取り敢えず喫茶店で下書きを・・・・と「光」へ。

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珈琲と付属のカステラでお腹を見たしながら取り掛かる。1時間程粘ったが、流石にこれ以上は失礼だろうと場所替え。

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以前より気になっていた松田ビル1階の「並木」さんへ。

この松田ビル、可成り歴史があるビルながら観光施設ではなく現役で使われているのが素晴らしく宜しい。

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クラシックな照明

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歴史を感じさせる郵便箱

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重厚な雰囲気を醸すエレベーターの表示機。

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真鍮の行き先スイッチ。こう言うの、ホント萌える。

とは言えそれどころではなく、並木さんに入店し此処でも珈琲を注文。並木さんはランチ用かビーフシチューの香りが。あの匂い、絶対に美味しいと思う。来年食べよう。

うんうん唸って作業してたら母より入電。搬入作業が終わったからお昼に行こうと。

流石に1時間程の遅延は許容して貰い、作業を中断し母と待ち合わせ。

結局行けなかった(行かなかった)ので出前を頼んだ、父方の従兄を招くお鮨屋さんへ。

母に都合を伝え時間が無い旨伝えるも「お任せで食べたい」と我が儘を言い出す始末。

平日とは言え昼時で、お任せなんざご迷惑だろうと伝えるも聞く耳持たず。時間が無く慌てている僕は助走付けて殴りたくなる。

結局はたっぷりとお任せでお鮨を食す母親。生まれて48年で分かった。この人、人の話聞いてない。

母は食にはうるさい人で、特に海産物にはうるさい。

職人さんもそれが分かったと思われ、母の注文の幾つかに「余り良くないからこちらがお勧めです」と返していた。

「なんでも良いからとっとと食べてくれ」と思うワタクシは巻物を只管食す。

値段も量も、僕の倍は食べた母がやっと満足したのは1時間弱後。

海の街小樽と言えどもお任せで食べればそれなりのお値段・・・・はぁ、まぁ、良いけどさ。

「お母さんお腹いっぱい。夜ご飯は食べれないけど甘い物なら食べれそう」と言い出したのでクレープ店のCafe Baalさんへ。

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時間が無いのでテイクアウトにした次第。

帰宅し本格的に取り掛かる。小樽最後の日はこんな風に過ごした。

一段落し、自宅に置いてあるギターを弾く。

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EpiPhoneのRiviera。昔のメインギター。購入したのは随分前だった筈。

米国産のヴィンテージでもなく、ジャパン・ヴィンテージでもない。

しかしながら凄くしっかりとしたギターだった。ネックは良い感じのローズ指板で、最近じゃこの価格でこの指板は難しいんじゃなかろうか。

若干ネックの反りはあったが調整可能な範囲で直ぐに落ち着いた。

ギターを弾いてたら甥っ子と弟到着。食後、最後のオスパへ。

午後十時過ぎとは言え金曜日の夜だから混んでいるかな、と思ったが空いていて貸切状態。

甥っ子と話をしながら小樽最後の夜を温泉で過ごした。

9/1(土)

帰京する日。

早起きして庭に出てみる。

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三色スミレと朝顔は鳥が運んで来たものらしい。今年は芝桜が綺麗だったそうだ。

時間となり、甥っ子が駅まで送ってくれた。

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さようなら小樽。また次の夏に会いましょう。

帰京して、今回は仕事の関係で来れなかった家人に電話。ジムに行ってるとの事だったので晩御飯は外食にしようと決めて、時間があるので楽器屋に寄っちゃうワタクシ。

そんな日常が、なんか嬉しかったりする。