リーダーです。
最近、地下鉄の車内で「電車呑み」をするビジネスマンをよく見かける。
先日もそんなビジネスマンを見掛けたのだが、彼が下車した後、数人の女性が「マナー違反だよね~」と話してたのがなんとも興味深かった。
常々「マナー」と言うのは曖昧な定義だなぁと思っているワタクシでありますが、強いて定義付けすれば「マナー」と言うのは「品」だと思っている。
思えば、恥の多い人生を過ごして来た僕であるが、品が無い行為をするのには羞恥があり、その観点では電車呑みは僕にはNG。まぁ、元々お酒を嗜まないんだけれどw。
時折議論となる「電車の中での化粧はマナー違反か?」と言う設問は、簡素に「品が無く見えますので止めた方が良いんじゃないですか?」と言う見解。
では「品とは何ぞや?」との定義には、「親や好意を持つ相手の前ではしない事」に思う。換言すれば「軽蔑されるかもしれないから親や好意を持つ人の前では出来ない行為」と言う境界線。
僕は喫煙者であるが、マナー違反な喫煙行為をする人には腹が立つ。魔女狩りの様に「喫煙者には取り敢えず食って掛かる」と言うのも品が無いと思うが、それはそれとして、喫煙は気を付けるべきだと思う。
そう思う一方、僕の喫煙行為そのものもいつかは「品が無いレベル」になるのかも知れないと思う事がある。
と言うのが、パワハラとかセクハラとか、数年前までは看過されていたものが今はNGってのがある訳で、どこでその行為がNGになるかは時代の変遷に委ねられている様に思うからである。
時には理不尽にも思える時代の変遷に抗うのに躊躇を覚えるのだが、そうなった理由は数年前に古本屋さんでつかこうへいのエッセイを見付けて何と無く買って読んだのが切欠だったかもと思い出している。
と言うのがね、その買った本の中に「今じゃ明らかにNGだろ」ってな事が結構書いていて、今の時代だったら炎上するだろうなと思ったのと同時に、ある程度は時代に身体を合わせるのも止む無しなんだなぁとパラダイムシフトしたワタクシ。
ただまぁ、「基準」と言うのもまた、曖昧なものだと言うのは間違いないんだろうな・・・・。なんでま、時には時代に合わせる振りもしちゃう次第。当然、我が物顔で「マナー違反!」を口にするのも如何かと思う。それも又、いつ何時基準が変わるか分かったもんじゃないんだからね。
三連休初日の土曜日は練習日。
先週から今週かけては諸々あってバタバタで、やっと一段落したこの週末が三連休である事はこの上ない喜び。
疲れている時と言うのは行動に不思議な事が起りがちで、僕もついつい気が触れてファズをネット・ショッピングしちゃう始末。
うん、それもこれも疲労の所為だ。俺悪くないもん。
そんな訳で金曜日は早く帰り、ビクシ君の新曲にして最高傑作「ノート」のギターを考える真面目なワタクシ。
此処はこうしようか、彼方はこう弾こうか・・・・と試行錯誤を繰り返すも「う~ん」な個所が多く、うんうん唸って何とか纏めてみる。
ギターの上手い下手、を、どんな基準で評価するかは僕には定かじゃないのだが、格好良いフレーズを弾ける人って僕にとっては上手い人(僕には無理だが)と位置付けている。「難しい曲を完璧に弾く」ってのにはそんなに惹かれない。
まぁ、この子は凄いと思うし上手いと思う・・・・。
ノリがあるドラムを叩く人には、独特の「跳ねる感じ」があると思う僕なのだが、この子にもそれを感じる。「コピー」している感じと言うより「カバー」している感じが見ていて楽しい。
おっと、閑話休題。
ビクシ君の曲の場合、当然ビクシ君が歌う訳で、歌いながらだとコード弾きがメインになるので、リフとかフレーズを考えるのは僕となる。故にしっかりと事前準備をしなくてはならない。
今回はちょこっとギター・ソロもある訳で、ビクシ君みたいに初見のコード進行でさらっとギター・ソロが弾けないワタクシは当然考えねばならぬのだが、なんせギター・ソロの引き出しが無いのでフレーズみたいになっちゃうのが悲しい・・・・。ビクシーみたいなギター・ソロは僕には無理である。
余談であるが・・・・。
ベースの大先生の曲の場合、僕とビクシーのどちらがメインでリフを弾くかはアレンジしながら何と無く決まって行くのだが、何故かビクシ君は僕のリフやフレーズをパクる事が少なくなく、パクられると別のギターを考えるのが億劫なので最近は最初からコード・バッキングに回る事を意識している。てか、彼の方が断然にギターが上手いのに何故僕のリフだのフレーズだのをパクるのか・・・・謎である。
僕の曲の場合はと言うと、歌いながらだとコード弾くのが精々なので、当然メインのリフやフレーズはビクシ君に委ねられる。
そこで問題となるのが、テンション・コードを多用する僕に対し、テンション部分を無視して弾くのが身上のビクシ君のリフが歌メロと合わず、時々歌い難くて堪らん事がある。只でさえ歌が下手なのに歌い難いギターを弾かれるともうどうしようもないのである。
解決案として、テンションと歌メロに相関性が強い箇所は、ビクシ君に歌を担わせて僕がフレーズを弾くと言うのを最近はしているのだが、ビクシ君から「僕が歌ったリーダーの曲は、ノルマのカウントを0.5曲にしますねっ」と言われる始末で、そんな時には「悔しいのう、悔しいのう」とハンケチを噛み涙に咽る次第。
「てかさ、テンション・コード弾かせれば良いじゃん?」と貴方は言うかも知れないが、彼にテンション・コードを弾かせるのは動物に芸を仕込むに等しい。ラッコに腕立て伏せの芸を仕込める人が居たら是非僕に紹介して頂きたい。
そんな訳でなんとかギターを纏めて練習場所に向かう訳だが・・・・、なんだろうこの暑さは。
この様に暑い日は、ゲルマニウム・コンデンサーを搭載したファズが良かろうと、持ち出すはFFM4。
ダースベイダーにしか見えないのは俺だけではあるまい。そう言えばこれのレビュー未だだな。うん、まぁ、追々しますね・・・・。
そんな訳で練習場所に向かうワタクシ。楽器屋さんには1件だけ立ち寄ったが目ぼしい物は無し。
練習場所は思いの外の賑わい。今日は大所帯バンドが多い模様。
我々よりご年配と思しきおじさま方は練習前にビールをお飲みに。そう言えば、先日練習後も練習場所の待合室に居座って飲み会を演じているバンドを見掛け、本日も見掛けたのだが、品がある無い以前に邪魔なので止めて欲しいと心から思う一方、周囲に人が立っているのに、料金を支払っていない練習時間後も長々と平気で座って居られる方がどんな歌詞を書かれているのか是非知りたい俺が居る。繊細な恋愛感情とかの歌詞だったら・・・・うん、オジサン悶えるから是非見せてくれ。
練習は粛々と。
(短パン率が高い本日のフジコ・オーバードライブの皆さん。最近、ジム通いのビクシさんの肉体がマッチョでなんか気持ち悪い)
既にアレンジが固まった曲は軽く流す。「インテリジェント・デザイン」と言う曲のビクシ君のイントロのギターが明らかに変な音が出てたが取り敢えずスルー。再考して来るでしょう。
そんな訳で本日のメインディッシュ、ビクシ君の新曲「ノート」に取り掛かる。
大まかなリズムやBPMは前回の練習で定まっていたので、細部を煮詰めて行く感じ。僕にとって重要な確認事項である「家で考えたギター」は・・・・うん、今一だったよパトラッシュ。
ある程度やって今日は此処までと相成る。長年のバンド活動で学んだ事は「試行錯誤はある程度まで」。やり過ぎても結果は付いて来ない事が多い。録音物を聞いて、此処はこうした方が・・・・をした方が宜しいと学習している。
時間が余ったので僕の新曲「大人のナイフ」に取り掛かる。家人に「タイトルがXXXみたいwwww」と言われてモチベーションは可成り低いまま取り掛かったので投げやり気味に披露したのは内緒なんだぜ。
練習後は飲み会。
ビクシ君が、会社でお世話になっている方のライブを見に行くと言うので不参加。The Beatlesのコピー・バンドと言う事で、予め教えてくれてたら行きたかった旨の話をすれば「だって、足元ボリューム・ペダルしかない人ですよ?興味ないでしょ?」と言われる始末。
いや・・・・別にエフェクターの数で行く行かないを決めてる訳じゃないんだが・・・・?
そんな訳で3人の飲み会。この展開は・・・・長丁場がデフォルト。
あれやこれやと話をしていたのだが、Takayuki君が「この大辛ドライカレーっての食ってみません?」となんかチャレンジングな事を言い出す。この酷暑の中、エアコンが壊れ2週間のTakayuki君は、どうやら暑さで色んな所が壊れてしまった模様。チャレンジングなオーダーは爆弾物処理班エクソビクス君が居る時に言って欲しい・・・・。
「1FにあるCoCo壱で作ってんじゃねえか?」との疑惑があるも取り敢えずオーダー。
・・・・辛い。物凄く辛い。
Takayuki君は辛さに耐性があるらしく「いや、美味いですよこれ」とわしゃわしゃと食っていたが(やっぱどっか壊れてたよ、彼)、ワタクシはお米一粒ずつツマミ感覚で食べていた。次回はビクシーにお見舞いしてやろう。
結局22時までグダグダと呑む。会話の内容は大変に爆笑が多かったのだが、飲み会の席では(も?)発言を忖度しないベースの大先生の発言を書く訳には行かないので割愛。
お一人3500円で安いなあと思ってたら計算間違えだった。うん、あれだけ食って飲んで3500円じゃ安過ぎると思ったよw。
本日のギターは勿論、Archtop TributeはAT130。
足元はこんな感じ。
FFM4 Joe Bonamassa Fuzz Face Mini(JImDunlop)~ファズ
↓
Dynamic Driver(Zahnrad)~オーバードライブ
↓
CE-5(BOSS)~コーラス
↓
DM-2(BOSS)~ディレイ
↓
micro amp +(MXR)~ブースター
Dynamic Driverは想像以上に良かった。密度の濃さと分離の良さが良い感じにチューニングされていて、弾いてて大変に楽しいペダル。強烈な個性がある訳ではないが故にスルーされる可能性も多いが、素晴らしいペダルだと思う。
FFM4は別途紹介します。
最近のファズの使い方は、ギターのボリュームを絞ってエンハンスが効いたクリーンを作り・・・・のみになってきました。ブオーって感じで低域が出るファズ・サウンドは使ってないです。
FFM4の紹介と前後するかもですが、「この使い方に限定するならJava Boostで良いんじゃねえか?」と思い始めているワタクシ。
散々嵌ったFuzz Face Miniですが、出口が見えて来てしまった様なそうでない様な・・・・。
暑い季節にゲルマ…fuzzって季節性もある、最高にオーガニックなペダルですね。リーダー乙です!