リーダー

リーダーです。

珍しく、先の己の記事を読み返して気になった点があるので加筆。

僕は「無責任な人は嫌い」だが「気が利かない人」は寧ろ好きである。好きと言うか楽で良いのである。

実はそう言う人、多いんじゃなかろうか。

気が利かない人ってのは、こちらも気を使わなくてフランクに付き合えるので楽で良い。自分で言うのは烏滸がましいが、僕と言う人間は気が利かぬ方ではないと思うし、それが別に苦痛でも無いのだが、そんな僕でも会ってて疲れる人と言うのはこちらが過度に気を使わなくてはならない人であったりする。

で、多分だが、「気が利かない人」ってのは結構責任感が強い人も多い気がする。身近な所では、ドラムのTakayuki君なんぞは時折「俺は気が利かない」と言うが、寧ろ責任感ならば強い方だと思う。

面倒でしかない自作CDのデザイン作成、パッケージ化をもう10年以上一手に担っていて、こちらの期待以上のものに常に仕上げてくれるのは責任感以外の何物でも無かろう。

そして僕は、読む人が居るか分からぬのに、なんか要らぬ責任感で書かねばなるまいと思っている事を今日は書こうと思う。

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と言う訳で、GretschはG6120DCのフレットをステンレス・フレットに交換したワタクシ。

交換した動機は此処に書いたので割愛。

フレットはJESCAR製品。0フレットは43080、他は37080。デフォルトのフレット対比でそう変わらない幅と高さを選択。

で、感想はと言うと・・・・

「僕は凄く気に入ったけど気に入らない人の気持ちも凄く良く分かる」

かなと。

一言で言うと「ダイナミック・レンジが広がったなぁ」が僕の感想でした。硬質なフレットにより出音がしっかりとしたってのかもですが、僕の感想はこれに尽きます。

一部で言われる「音が硬くなる」「サスティンが得られる」は「それ程じゃないんじゃ?」とも思いました。それらの感想は寧ろ、オリジナル比でフレットの幅や高さの違いに因るんじゃないかなと思いますが如何で御座いましょう。

「高域が出る」って感想も拝見しますが、出るのは高域だけじゃないんじゃないかなと。ダイナミック・レンジが広がり、耳に付き易い高域が目立って聞こえたたけではないかなと・・・・。

生音では「シャリっとした感じ」があり、サウンドの違いを感じますが、アンプを通してならそれ程ではないかなと思ったワタクシ。それも、暫く弾いていると分からなくなる感じです(弦が馴染む様な印象でした)。

ギターに関しては、原理主義的なお心をお持ちの方も多くいらっしゃる様に思ってまして、デファクトスタンダードを大事にされ、それ以外には兎に角否定的な感想ありきで書かれたコメントだなぁ、との印象を受ける事も時々ありますが、ステンレス・フレットでもそれはあるのでしょうかね。少なくても僕は、気になるサウンドの違いを感じる事はありませんでしたが・・・・。

一人でじっくりと向き合えば分かる程度の違いはあります。でも、アンサンブルで気になったかと言うとそれは無いです。我々、フジコ・オーバードライブと言うバンドの構成だから気にならないのかも知れませんが、僕には分からないかな。

材質の質感は流石に結構違います。つるつるな感じがあります。

生音のシャリっとした感じ、フレットの質感、これを好まない人も居るのは理解出来ます。しかしながら・・・・

・フレットが常にピカピカ
・摩耗が(殆ど)無い(らしい。未だそんなに使ってないから判断不可w)

と言うメリットの方が僕には大きいです。一方、弦の寿命が短くなる
(らしい。未だそんなに使ってないから判断不可w)と言うデメリットもありますが、それは許容出来るんで問題無いです。

で、「ダイナミック・レンジの広がり」ですが、「音の輪郭が明瞭になる」と言うものなのかも知れません。

「お前生音違うけどアンプを通したらそんなに違わないって言ってんじゃん?」と突っ込まれる前にもう書きますと、「サウンドそのものを大きく変えるんじゃなくて分離が良くなる」との趣旨です。分かりますかね?

ま、それも「サウンドが変わったと同じだろ?」と言われるかもですが・・・・w。

でもねぇ・・・・

サウンドの質は(大きくは)変えずに、分離だけが良くなる・・・・これ、僕が期待した事ではなかったんですよねぇ・・・・w。

僕はですね、「ステンレス・フレットは高域が出る」と言う感想に、低域をタイトにしたい(=高域が出れば相対的に低域は抑えられて聞こえる)と言うのを期待したのです。でも、そう言う風には感じなかったんだよなぁ・・・・僕の耳がおかしいのかもですが、「期待した感じじゃなかった」のは確か。

ステンレス・フレットの交換、それもサイズの変更をせずにした交換で得た経験値は、「サウンドの分離感が欲しい場合はステンレス・フレットへの交換は選択肢としてあり」でした。

で、ですね、書きたくなかった理由は、「そうじゃないかと思っているんだけど確証が無い事を書かねばならない」と言う面倒臭さから。

それを以下に書かせて頂きます。

この感想は、なんせ誤解を与えそうで書くのを迷ったのだけど、まぁ、書いちゃおう。

それは、「ステンレス・フレットへの交換は寧ろ籠るって事もあるんじゃないかと思った」と言う事。

ちょいと説明しましょう。

ステンレス・フレットへの交換で、ダイナミック・レンジの広さを感じたと書いたが、それは低域もより出すと言う訳であり、それ故に抜けが悪くなるって事もある様に思ったのですよ。と言うか、確証が無いので100%推測に過ぎませんが「ニッケル・フレットは中域を出す(低域と高域を抑える)」「ステンレス・フレットはフラットである」って思って、そんな事を仰る方が居たら、僕は全面的に支持すると思います。どうもそう思うんですよ・・・・何の裏付けも無いんだけれど。

僕が感じた「ダイナミック・レンジの広がり」は、中域を出す感じからフラットな感じに変わったからそう感じたんじゃないかな、とも思ってるのです。で、そのニュアンスを嫌う人がステンレス・フレットを嫌うんじゃないかなと・・・・ううん、どうだろ。

とは言え、その差異は大きなものではなく、イコライザーやエフェクターで調整可能なレベルのものにも思います。その差異よりもメリットを感じられる僕は、この交換は「やって良かったなぁ」と思える交換でした。

以上です。

科学的分析なんぞをした訳じゃないので、私見での感想であります事、何卒ご了承下さいませね。責任は一切取れませんのでw。

参考になるか分かりませんが、動画をば。



Hi Lo Tronへの変更は別途書かせて頂きます、はい。