リーダーです。
家人が義母のお見舞いで早くに出掛けた日曜日は、最高気温21℃の晴天と言う絶好の散歩日和。
日曜日に外出の予定を入れる事は少ない僕であるが、こうも良い天気だとうずうずしてしまう。
「軽くその辺だけ・・・・」と言い訳をし、三社祭の祭囃子をBGMに家を飛び出したのである。
「散歩はしたいけど日曜日にあまり疲れるのもなぁ」との自制心が働き、午前中は御茶ノ水周辺を散策。御茶ノ水周辺は、商業地であり住宅地でありと言うハイブリッドな街で、ふと路地に入るとすーっと静かな時間が流れて中々に宜しい。
次の行き先を聖橋から神田川を眺めながら決めようと橋の上へ。
総武線、中央線、丸ノ内線が交差するサマを眺められるポイントはぼんやり景色を眺める人がちらほらと。
渇きを覚えたので、湯島聖堂のベンチで一服しようと移動。
軽くお参り。
西遊記のロケで使われた大成殿には何故か裸婦像が多数。
入口に、筑波大学云々・・・・と書いてあったが読まずに通り過ぎてしまった。この手の芸術作品に興味が持てない僕だが、聖堂の中の裸婦像はなんか異様な雰囲気で良かった。
湯島聖堂のこの壁が好きである。関東大震災で大きな被害があったと読んだ記憶があるが、この壁は残った江戸時代の壁じゃなかろうか。待乳山聖天の江戸時代の壁とそっくりだし。
ぶらぶらと散歩をし、何と無く着いちゃう上野公園。
空と緑のコントラストが綺麗。
摺鉢山古墳の上で一服。ここにある巨木の切り株は見てて飽きない。
正岡子規記念球場で草野球をちょっと見学。
国立科学博物館の特別展「人体」を見たいなと思ったが、待ち時間が長く断念。
この建物は凄く好きだ。空に実は三日月がある。
足を延ばして寛永寺でお参り。蓮が芽を出していた。
泥に根付くその様が、中々にふてぶてしくて良い。夏になれば花が咲く筈だが、夏の頃にこの辺を散歩するのは中々にしんどい・・・・w。
「疲れない程度で帰りましょ」と言う事で帰宅。で、こんなん買いました。
今は無きGuyatoneがその末期に世に出したMighty Microシリーズのファズ、TZm5で御座います。
Mighty Microシリーズは一定の評価を得たと記憶しており、僕もオーバードライブを買った記憶がある(あげちゃったけど)。
小さな筐体でありながら多機能なシリーズで、このファズは以前一度試した割かし気に入ったのだけどお見送りし、今回余りに安かったので購入してみた。
Guyatone自慢のスイッチが搭載されており、True Bypass設計。
このシリーズのオーバードライブ、サウンドは好きだったがON-OFFで音切れがあり、それが嫌で手放したが、これは大丈夫だった。どう言う違いなんだろうな・・・・気にならない程度に気になる。
コンデンサーがなんなのかは分からない。基盤を見てみようかなと思ったが面倒なので止めた。
先ずは動画なんぞを。
コントロールはLevel、Tone、Depth(=Fuzz)に加え、入力アッテネーター(Input Gain)、そして位相(+=正相、-=逆相)。
逆相にし、インプット・ゲインを抑えればブチブチとした個性的なファズ、正相にし、インプット・ゲインを上げれば、低域が過度ではない使い易いファズって感じ。
このファズは、インプット・ゲインとトーンの関連性が強く、それを細かく調整していけば可成りのサウンドの幅がある。
で、このペダルの最も特筆すべき所は「Fuzz Face系でもBig Muff系でもないファズ」と言う所かなと。
Fuzz Faceの様なブーミーな低域も無いしBig Muffの様な強烈なサスティンと音の壁も無い。汎用性は広くファズらしい毛羽立った質感もあるが、ファズの2台巨頭(?)そのどちらでも無い質感が、良いと思う人とそうでない人に分かれるのではないかなと思う。
何と言うか・・・・「ファズっぽいエフェクター」なんですよね、僕にとって。以前見送った際も、その個性が「なんか違う」と思ったからで、今回じっくり試しても「やっぱなんか違う」と思ってしまったと言う・・・・w。
その低域の強さを抑えたくて「トーンが付いたファズ」と言う事で・・・・
こんな質感を求めていたのだが、それともなんか違うトーンの効きで、ううんとなった次第。
汎用性と言う意味では・・・・
これを期待するには届かずで・・・・やっぱりううんとなった次第。
あ、ボリュームを絞った際の鈴鳴り感は期待出来ません。
以上です。
つらつらと書きましたが、簡単に言いますと「弾いてて楽しくない」んですよね、これw。
Fuzz Faceを弾く時って「行くぜーっ」ってな気分の高揚が得られるのですが、TZm5だと「行かせて頂きます」程度w。うん、「なんだそれ?」と言われること必至ですが、それが一番なんですわ。
これ弾いた後、FFM3とFFM6弾いたんですが、やっぱ楽しいんです。特にFFM6が楽しかった。
紹介記事では「Fuzz Faceの癖に汎用性あり過ぎ」的な事を書いたが、うん、ごめん、あり過ぎじゃない。全然楽しい。「爆音だけど音が引っ込む」って事も無さそう。大所帯のBand of Gypsysでは「抜けるファズ」として使われたんじゃねえかと思っちゃう程に抜ける音も出て良いですこれ。次回練習では使います。
因みに、Red FireもRufs Fuzzは素晴らしいと思うんだけど、最近はファズに汎用性を求めていないので入手は考えていないワタクシ(Rufus Fuzzはスイッチのニュアンスも好みじゃない)。お値段も高いしねw。
安かったので買ってみたTZm5ですが、今の僕は「Fuzz Faceで充分です」なマインドであるので、こんな記事になっちゃって申し訳ないです。これがお気に召す方も絶対いらっしゃると思います(僕自身「録音では使えそう」と思っています)。
メーカーが存在しない今、買っても保証も御座いませんが、「Fuzz FaceでもBig Muffでもないファズ」をお求めなら、お試し頂く価値はあると思います。
国産fuzzはアクやら、クセやら…間違っちゃった感が欲しいですね。グヤトーンも昔のfuzzはおさまって無かったのに〜!