リーダー

リーダーです。

最近買った某D〇LLさんのPCが、不良の為か時々落ちる。

「AMDがー」「起動速度がー」等と強く勧めて頂いたが、取り敢えず近々修理予定も、設定を一からと思うと面倒でならぬ。

もう二度とこのメーカーのPCは買うの止めようと心に決める。

メーカーに対する信頼感。僕が求めるのは「安心感」。どれだけ素晴らしい製品でも、安心して使えなれば使いたいと思わない。

ヴィンテージ・ギターに手を出さなくなったのも、何と言うかヴィンテージ・ギターの取り扱いの繊細さが何とも嫌で、もっとぶっきら棒に使いたい意志からであるのは間違いない。

とは言え、特に乱暴に取り扱っている訳ではなく、寧ろ結構大事に使っていると自負している。機材を乱暴に扱っている人を何度か見たが、見ていてこっちがドキドキしちゃう位には丁寧さを持ち合わせている。

さて、そんなワタクシ。ギターを改造する事が人様よりちょこっとだけ多いのでありますが、一番長く、一番彼是手を加えたギターはGretschはG6120DC Chet Atkins Nashville Double Cutawayである。

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改造個所はこちらに詳しい。

最近のメインはRickenbackerは360C63でありますが、観念的なメイン・ギターはG6120DCである事は前にも書いた

フジコ・オーバードライブの次回作CD「Hotel Oregon Banquet」の録音で使用を試みたが、なんとも今一なサウンドの上にフレットの摩耗が激しく結局使わず。手持ちのギターはいつでも出撃出来る様にしておきたいワタクシですので、フレットの磨り合わせを考えたのであるが、そもそもこのフレットが好みではなく、以前より画策しているステンレス・フレットへの交換にいよいよ乗り出したのである。

ステンレス・フレットに是々非々はありましょうが、僕はデメリットを感じず、寧ろ積極的にステンレス・フレットにしたい性質。音も好きだし、減りが少なく、メインテナンスも楽なのが宜しい。

フレット交換は結構なお値段な訳で、観念的にはメイン・ギターとは言え最近はバンドでの使用率も少ないG6120DCにお金をかけるのもどうかなぁと思うケチな考えが頭を過ぎるも、「であれば実質的にもメイン・ギターと成り得る所まで徹底的にやってみちゃうのはどうだろう」と言う考えに至ったのである。

G6120DCの不満、それは音像の不明瞭さと過剰な箱鳴り感。

前者は兎も角、後者は「だったら箱物ギター使わなけりゃ良いじゃん」と突っ込まれそうだから先手を打って書いておくと、「ギターの箱鳴り感は好きなんだけどG6120DCのそれはもうちょい抑えたいレベル」なのである。うん、言い訳だ。でも、この世の多くの理由なんざ後付けの言い訳なんだから良いじゃない。

と言う訳で、以下の改造を画策している。

①フロント・ピックアップをTV JonesのTV-HTに交換

「音像の不明瞭さって何さ?」と言われると説明し難いのだが、アタック音のニュアンスが好ましいか否かに近しい(あくまで「僕には」ですぜ?)。

その解決には「フロント・ピックアップはシングルコイル、リア・ピックアップはハムバッカー」だと自分好みのバランスになるんだろうなと認識している。

と言う訳で、だ。

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TV JonesTV-HTHi-Lo TronのTV Jones版。ハムバッカーサイズですがシングルコイルです。

Gretsch純正Hi-Lo Tronとお値段略変わらずで、正直どっちでも良かったんだけどw、リアと合わせてゴールドにしたくて、で、Gretsch純正にはゴールドは無かった(あるのかもだけど見付けられなかった)のでこれに。因みにデフォルトのピックアップもTV Jonesの製品(Filter Tronを模したTV Classic)。

Hi-Lo Tronは、元々Filter Tronのポールピースを抜いてみたら良い音だったので製品化したとどこぞで読み、マウントされているTV Classicで試したら良い感じだったのだが、どうせやるなら交換しちゃえと交換。

フロント、リアをミックスした際のバランスがどうなのかは・・・・やってみなくちゃ分からないw。一応出力は確認したけど、参考程度にしかならんし。

螺子穴に互換性あるかちょいと不安だが、まぁ、彼等なら何とかしてくれるだろう。

②Swing Chipの添付位置変更(完了)

楽器の振動制御をする(らしいorと言われている)Swing Chip。実はG6120DCに既に貼ってあるんだわさ。

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添付個所はフロント・ピックアップとリア・ピックアップの中間辺り。なんとなくこの辺かなと貼ってみた。因みに画像にある鉄の棒はミュート・システムのそれ。

Swing Chipの効果は色々と言われておりますが、僕はその効果をAT130で実感しており、AT130では倍音が明らかに抑えられた。

今張っている位置でも「ああ、(言われれば)変わったなぁ」程度の効果を感じてはいたが、AT130同様の効果を期待して添付位置を変えてみた。

G6120DCは、Fホールがダミーで、裏に穴が開いていて、そこからアッセンブリーを組み込む。

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「座布団」と言われるボディ裏のハットを外し・・・・

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裏蓋を開ければこんな感じ。

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んで、Swing Chipを元の場所から外し此処に添付。ブリッジの6弦側辺り。シリアルナンバーのシールに萌える俺。

生音で比較しましたが、うん、やっぱSwing Chipは効果がある(場合がある)と思う。倍音が抑えられスッキリとしたサウンドになった。効果が大き過ぎて、小さいサイズのSwing Chipにしようかと思った程に効果があった。

試しにアンプに通してみたが、うん、やっぱ結構違います。

G6120DCをメインで使っていた時は、低域の歪みが少ないOD-1と相性が良かったが、添付位置を変えた後は、OD-1だと物足りなさを覚えた。

大きい音だとどうなんだろう・・・・バンドで試さないと分からないな。とは言え、此処で止めても良いんじゃないかなって思う位に変わったんだけどどうしよう?

③ステンレス・フレットに交換

勿論、止める訳無い。X軸変換しなきゃ気が済まねぇ(一部の方にしか分からない表現でお届けしております)。

メーカーはJESCARに決めている。ステンレス・フレットと言えば、JESCARFreedom Custom Guitar Researchが相場だが(違うかな?)、硬度はJESCARが一番(
Freedom Custom Guitar ResearchさんのWarmに至っては、ニッケル製と硬度略変わらずだとか)。どうせやるなら一番硬いのにしてやろうと腹を括る。

サイズ(高さ、幅)はどうしようかと言うのに加え、0フレットは他のフレット比で背が高いそれにせねばならず、はて、どうしましょう?と逡巡。

個人的に好きなのは・・・・と言うと、ジャンボ・フレットは好みじゃないけど細いのも好みじゃない・・・・「幅広で背が低いのが好み」の様な気がする。

手前の事なのに「気がする」とは如何なる事かと我ながら思うが、ネック・シェイプとの組み合わせ次第な気もする。AT130はミディアム・ジャンボと思しきフレットだが全然弾き易いしなぁ。

「弾いてりゃ慣れる」と思いつつも、Naked Guitar Worksに相談して決めようと思った次第。

そんな訳で、晴れて夏日となった土曜日の午前中、僕はG6120DCをケースに入れ、ぶらり観音裏まで出掛けたのである。

「う~ん、五月晴れ」と呟いて気付く暦は4月。大体「五月晴れ」とは梅雨の晴れ間を指す訳で、難か色々と間違っている事に気付く。

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浅草は、躑躅が綺麗でした。

リーダー「お早う諸君」

N.G.W「すいません、開店前です」

リーダー「僅か数分ではないか!固い事言わずに。さ、ほら、お客さんでぇす」

N.G.W「・・・・・多分ですけど、この店で最初に”カエレ”って言う客、リーダーさんだと思います」

リーダー「じゃ、そう言われる前に頼んじゃおう。フロント・ピックアップの交換とステンレス・フレットへの交換、頼むわさ」

N.G.W「本当にやるんですか?」

リーダー「やる。やらなければならない改造がそこにはある」

N.G.W「あー、やりたくねぇ」

リーダー「・・・・上客とは言わぬが、客の前で”やりたくねぇ”って言うメインテナンス屋もどうかと思うぞ流石に」

N.G.W「まぁ・・・・やりますけどね、社長が」

リーダー「へ?」

N.G.W「なんか、フレット交換は社長が担当ってのがデフォルトなんですわ」

リーダー「じゃあ今までの会話はなんだったんだ小園?」

N.G.W「そう言えば、ビクシーさんって腋毛フェチなんですか?」

リーダー「なにそれ?」

N.G.W「だってほら、ここに」

リーダー「・・・・・」

N.G.W「・・・・・」

リーダー「なんだろうな・・・・離婚した理由に思い当たるものが多過ぎて、流石に諸々分かんなくなって来たぜ」

N.G.W「そんな人と一緒に長年バンドやてると・・・・。まぁ、集まるべくして集まった類友メンバーで構成されているんですねぇ」

リーダー「否定出来ない悔しい」

N.G.W「石破茂激似の魔改造男、橋下徹激似の性癖を拗らせ過ぎた男・・・・リズム隊は普通なんですか?」

リーダー「自称大杉漣、客観的にはひょっこりはん似のベーシストに、若き日より自他ともに認めるマ・クベ似のドラマーでな・・・・改めて認識してみると、この事実になんか色々と嫌になって来たな」

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N.G.W「並べるとそれだけで圧迫面接ですなって一人二次元じゃねぇかよ!」

リーダー「だって似てるんだぜ?練習して振り返るとビックリすんだよ、”なんでジオン公国の大佐がフジコ・オーバードライブで太鼓叩いてるんだ?”ってさ」

N.G.W「ドラマーだって振り返ったのが石破茂だったら吃驚でしょ?」

リーダー「・・・・・」

N.G.W「・・・・でも、それだけ聞くと、ライブ行ってみたい気がするなぁ(怖いもの見たさで)。てか、ベースの方、ひょっこりはんに似てるんですか?」

リーダー「と、思う。リバースV買ってこれやりたい気が収まらぬ」



N.G.W「・・・・」

リーダー「リバースVでナイスひょっこり!・・・・って、誰が笑うんだそんなもん?」

N.G.W「いや、こっちに聞かれても・・・・。でも、大杉漣にも似てるんでしょ?」

リーダー「割合的には2毛位かな?」

N.G.W「それ、100%ひょっこりはんじゃん」

リーダー「と言う訳だ、6時にこの近所で家人と食事するからそれまでに宜しく」

N.G.W「分かりましたぁ・・・・って、流石に7時間でフレット交換は無理だ馬鹿」

そんな友好的な相談の結果、フレットはJESCAR37080にした。幅広(でもないかな)で背が低いフレット。

G6120DCは0フレット付きで、そこだけ高いフレットになっている。そこは交換せずにいようかなと思うも、ニッケル・フレットとステンレス・フレットの質感の違いが出たら嫌だなぁと思い、37080よりちょい背が高い43080にした。

と言う訳で、1カ月程の入院となったG6120DC。

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出来上がりが恐ろしい楽しみだなぁ・・・・。

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上記は、改造の為等で購入したパーツの残骸。色々やらかしたんだなぁと再認識。

そう言えば、フレットを切る工具は、(ニッケル・フレット比で硬い)ステンレス・フレットに使うと刃が欠けるんだとか。

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フレット交換はメンテナンス料金が結構掛かりまして、ステンレス・フレットは更に+αが一般的ですが、それも理解出来る一枚。

フレットを抜き、指板を削り、フレットを打ち込み、フレットのバリを鑢で整え、摺り合わせをし、ナットを交換し、ネックを調整・・・・時間が掛かり、工数が多いフレット交換と言うこの作業。実は僕は一度だけ自分でやった事があるのだが、2度とやりたくないと思ったw。出来栄えも今一だったし。

フレット交換は指板にダメージがある行為に思う。であればその回数は出来るだけ少ない方がネックには良い訳で、交換するなら減りが少ないステンレス・フレットの方が良いと思う。

帰宅後、次回作CD「Hotel Oregon Banquet」のミックスに再度取り掛かる。

大まかにメンバーからOKは出ていたのだが、先の練習後の飲み会でビクシ君から幾つか依頼があり、その対応をしてみる。

対応は3曲だけの筈も、改めて聞いてみれば、他の曲との平仄が気になり結局僕の担当の7曲全て手を加えた。

以下はメンバーへの伝言と備忘を兼ねて。因みに並び順は僕の曲順案である。

1)エトセトラ
・輪唱コーラスの修正(ビクシ君の依頼箇所+α)
・ベースのリミッターの修正(特定の音域の過剰感を補正)
・ドラムのタムのファット感を調整

2)君は狂ってる
・ベースのリミッターの修正(特定の音域の過剰感を補正)
・ボーカルの音量調整

3)日々を蝶と言う
・ベースのリミッターの修正(特定の音域の過剰感を補正)
・1番のコーラスの歌詞間違いを修正

4)満身創痍アート
・エンディングの演奏の粗さをSEで誤魔化す(フジコ・オーバードライブのミックス担当者に求められる必要技術。それは「誤魔化し」)

5)黒犬~なし~

6)マトリョーシカ
・サビのコーラスにショート・ディレイをかけて分離感を出す

7)新しい光~なし~

8)処暑
・ベースのリミッターの修正(特定の音域の過剰感を補正)
・タムのファット感を抑え目に

9)退屈~なし~

10)20世紀殺し
・ベースのリミッターの修正(特定の音域の過剰感を補正)

ベースのリミッターの修正が多いのは、環境を変えて聞いてみた際にベースの暴れ具合、ベースの大先生が使っているベースの癖(だと思う)である「特定フレットの音だけ音が大きい」ってのがどうにも気になったから。

面倒臭いので1日でやった様に書いたが、平日も時間見付けてちょこちょことやっていた。作業工程は・・・・

ミックス⇒ミックスダウン⇒WAVEで聞く⇒MP3で聞く

を延々と繰り返すのだが・・・・本当にもう嫌になるんだこれがよぉ!。

「ここをこうすれば大体纏まる」が無い、1曲毎に答えを求めるこの作業を引き受けた後悔は日増しに強くなるのだが、ミックスダウンに拘りが強いベースの大先生が作った曲のミックスを「僕には大先生のご希望に添えないっす、ご自分でお願いしまっす」と大先生にお任せ出来たのは我ながらナイスひょっこりであった。

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(こっち見んな)

一番苦労したのが「満身創痍アート」の演奏の粗さを誤魔化すSE。そんなもんに一番時間掛けてどうすんだと思わなくも無いと言うか凄く思うのだが、この誤魔化しの為だけに作ったテイクは数えたら30を優に超えていたと言う事実にびっくりはん。でもねぇ、自画自賛するがこの誤魔化しはあっぱれだと思う出来栄えなんだよ褒めてくれ。こう言う事だけ上手になってどうすんだと思わなくはないが・・・・。

義母の看病から戻った家人を誘いナポレオン・キッシュへ。

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(サクラエビのキッシュと麦のサラダ)

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(牛蒡のスープ)

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(鰆のサフランソース。家人のメインディッシュ)

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(チキンのディアボロ風。僕のメインディッシュ)

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(デザート。桜のアイスが美味しかったのと、添えられたミントが美味しかった)

このお店、キッシュも美味しいのだがメインディッシュの野菜が何と言っても美味しくて、奥様の丁寧な接客もなんとも心地良く(季節に1度位しか行かないのに予約の電話だけで直ぐ思い出してくれる)、折を見て通っている。

店は予約でいっぱいで、親子連れが多かったのを見るに、リピーター多いんだろうなぁ。

明日の昼食にしようと、オリーブとアンチョビのキッシュと深谷葱のキッシュを買ってぶらぶらと帰宅。

散歩したくなる様な、心地良い4月の三日月の夜でした。