リーダー

リーダーです。

「賢い人は葉をどこへ隠す? 森の中だ。森がない時は、自分で森を作る。一枚の枯れ葉を隠したいと願う者は、枯れ葉の林をこしらえあげるだろう。死体を隠したいと思う者は、死体の山をこしらえてそれを隠すだろう」(チェスタトン著「折れた剣」より抜粋)。

うむ、成る程。さすればエフェクター・ラックにごく自然に置いておけば家人も分かるまい。
⇒2秒でバレる。チェスタトンの大馬鹿野郎!

そんな経験則を持つワタクシ。ごく自然に風景に馴染ませれば意外と気付かれないかも?と思い、「Fuzz Faceを日常に馴染ませる」をテーマに色々とやってみた。

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どうでしょう、この馴染み具合。人によっては「え?この写真の中にFuzz Face Miniあるの?」と思われたりするのではないでしょうか(お前頭おかしいぞ)。

Fuzz Face Miniは日常に馴染むエフェクターNo.1の側面がある事に気付きつつ、この着眼点を持った自分の天才ぶりが怖くなったが、この数時間後に、あっけなく家人に見付かり冷蔵庫に入れられると言う恐怖を味わったのだが、ハンマートーンの筐体って物凄く冷たくなるんだと知る事が出来たのは収穫であった。

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と言う訳でJim DunlopのFuzz Face Miniシリーズの一つ、FFM3で御座います。

Fuzz FaceをダウンサイズしたFuzz Face Miniのシリーズ(FFM1~3)は2013年のNamm Showで発表され(とは言えFFM3は時期がちょい後だったと記憶している)、そのコンセプトと使い勝手の改善に感激したのを覚えている。うん、今まで買ってなかったけどw。

購入動機は・・・・先日の雪の日に「こう寒いとゲルマニウム・トランジスタは正常に稼働しないだろうなぁ」と呟いたところ、家人に心底呆れたと言う顔をされた上に「トランジスタ馬鹿」と言う有難い呼称を賜り、「気温に影響されないシリコン・トランジスタを持っていればこんな事にならなかった」と思った・・・・からではないと思いたい。

Fuzz Face Miniは、まぁ見た瞬間に「あ、これ欲しい」と思えるデザインで、機会があれば買おうと思っていたのだが、その中で欲しいと思ったのがFFM3。

FFM3のトランジスタはシリコンのBC108。Jimi Hendrixが使用していたFuzz Faceにも使用されていたものだそうで、現在も製造されているものの、英国のエフェクター・ブランド、D.A.Mを主催するDavid Main曰く「現行のBC108の殆どは碌なものじゃない」との事でw。

その真偽は分かりませんが、ブティック・メーカーのヴィンテージのファズ・サウンドをリアルに再現したと謳うファズは何度も試すも個人的に好みの物が現時点ではなく(関係各所に真っ向から喧嘩売っちゃってる感想ですが、そんなに良いか?と思うんだよなぁ・・・・)、
シリコン・トランジスタには、BC108だのBC183だの色々とあるのは知識としては知ってますが、それぞれに拘りを持って選ぶ程の探求心は無く、過去幾つかファズを弾き比べた際に、FFM3は扱い易さを覚えたので欲しいと思っただけなんですごめんなさい(その時は他のペダル買ったので購入せずでした)。

そんなワタクシに支持されたらメーカー側も「勘弁してくれぇ!」と言いそうだが、FFM3、好きであります。うん、開発者のJeorge Tripps氏には申し訳無い気持ちでいっぱいだ。

では、機能紹介を・・・・と思うも、実はそんなに書く事が無いw。太くて、ジリジリしてて・・・・まぁ、普通にイメージする「ファズの音」が出ます。

Fuzz Face Miniの各シリーズの特徴については、下記Benimruさんの動画に詳しい。



重複するかもですが、私見を幾つか書いてみませう。

FFM3はFFM1とFFM2の中間的位置付けとは上記Jeorge Tripps氏のインタビューでも書かれておりますが、FFM1程毛羽立ってなく、FFM2程マイルドではない印象が確かにあります。合わせる機材で好みを選べば良いかと思いますが、FFM3は「使い易くチューニングされたFuzz Face」に思います。

こう書くと「換言すれば極端さは無いって事?」と思われるかもですが、「過度に低域を出す感じじゃない密度の濃さと良い感じの毛羽立ち」を特徴的と言えるのかなと。僕はその辺に使い易さを覚えました。

ゲインは他機種比で高くなく、かと言って不満を覚える訳でもないですが、Fuzz Faceって「歪みの量を上げる=低域が出る」はあると思いまして、「低域がToo Muchに成らない程度にゲインを抑えた」と言うのはあるんじゃないかと(FFM1がドンシャリっぽく感じるのは、ハイを積極的に出す感じのチューニングがなされているからではなかろうかと思料。音の密度はFFM3比で少ない訳じゃなく”目立たないだけ”とも言えるかと。で、Fuzz Faceって、ハイを出すチューニングにすると毛羽立ったアタック音が強調され、ブチブチ感が出るのではないかと)。

FFM3は、同社のJHF1を模したとの事ですが、
Jimi Hendrixの名を冠しているのは、JHF1を模したからなんでしょうかね・・・・JHF1が「Jimi Hendrixの1969-70 Dallas Arbiter Fuzz Faceを忠実に再現」を謳い文句にしてたから。



過去試した際に感じたJHF1の特徴「音がでかい」「ノブを9~10にした時にグワッと上がる感じ」は無いと思うし、低域はもっと出てた気がする。試した機材が違うから単純な比較出来ませんが・・・・。

ううん、やっぱり書く事が無いなぁw。

Fuzz Faceって、使い方が難しいペダルに思いますが、FFM3は使い易いFuzz Faceに思います。ファズは好きなのに使い熟せないワタクシにとって、FFM3のチューニングは非常に好ましいです。

FFM3の単体の動画も貼りましょうか。



うん、やっぱ合わせる機材で結構印象違うなぁw。

と言う訳で非常に気に入ったFFM3ですが、一方で・・・・



僕が「Fuzz Face Miniが欲しい」と思った理由の一つが上記の動画ですが(結局「David Gulmourが好き」に尽きるのかもw)、これはFFM1な訳でw。

ハイがきついFFM1に、マイルドなアナログ・ディレイを合わせると良い感じになるんだろうなぁと夢想したり。

最後の最後までFFM1かFFM3か迷いましたが、決め手となったのは、ギターのボリューム最大にして
ファズのノブを最大にした時に言い様の無い心地良いスムースさをFFM3に感じたから、です。

加えて、最近のメイン・ギターは、線が細いRickenbackerは360C63で、それにはハイが出過ぎないFFM3の方が相性がいいだろうなと思った事に加え、メインの歪みペダルであるSoul Drivenに合わせるには、FFM1の低域の強さがToo Muchになりそうに思ったから。

以上です。

バンドで使うかと言うと微妙なのですが、Fuzz Faceで重要なのは「Fuzz Faceを使っていると言う事実」に思いますのでw、まぁ、これはこれで良いかなと。

強ち冗談では無くですね、Fuzz Faceってある程度使える範囲って限られていると思うのですよ。これは「敢えて」使うものなんです(僕にとっては、ですぜ?)。

未録音のビクシ君の楽曲で、ワウとファズを混ぜた音で弾きたいなぁと思う曲があり、それでは使う事になるかなと思いますが、「敢えてファズで弾く」が無いと出番は少ないかもw。

そんな位置付けのファズですが、「Fuzz Face Miniシリーズの中ではFFM3は汎用性がある一台」と思います。