リーダー

リーダーです。

少しばかり帰宅が晩くなった金曜日。

翌日のバンド練習に備え事前練習・・・・するには疲れちゃってた訳であるが、その前日に既に済ませていたワタクシに死角無し。

と言うか、フジコ・オーバードライブと言うバンドは死角だらけな訳で、どれだけ死角を失くそうがそもそもが無意味。うん、バンドとはそれ位でなくてはならぬ。

そんな訳で金曜日は事前練習などはせず、その代わりにピックアップ交換したStratocasterを弾いちゃった訳であるが(だったら練習しろお前)、矢張りソリッド・ギターの取り回しの良さは魅力だなぁとしみじみ思ったりした。

セミアコの弾き心地を好むワタクシでありますが、ソリッド・ギターの取り回しの良さは捨て難いですな、うん。

で、土曜日は練習。

のんびり出発してしまったが故に楽器屋さんは寄れず。と言うか、1~2分遅れて到着。

マイクだのアンプだのセッティングし、さてチューニング・・・・と思えばチューナーが電池切れ。

以前購入したボタン電池を使用しているチューナーで、交換の電池を持ち合わせて無く、止む無くスタジオのチューナーを使用し事無きを得る。

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Pitchblack Mini

やっぱ電池交換の頻度は高そうだなぁ・・・・ううん・・・・いや、それ以前に006P使えないと不便だよなぁ・・・・。

と言う事で・・・・



ドライバーが無いと電池交換が出来ない不便さはあるが、これにしようかなぁとか画策中。

練習は、粛々と。

なんか今日は矢鱈音抜けが良いなぁ・・・・と思ってたら、ベースの大先生がコンプをアンプのSendーReturnに接続していて(前回の飲み会でそんな話があった)、ベースが暴れない感じであった。非常にスッキリとしたアンサンブルで、個人的には大変に好みである(ベースの大先生ご本人もお気に召されたらしい)。

ベースがスッキリしたので、誤魔化しが効かなくなり各パートの粗が目立って疲れると言う・・・・何とも情けないデメリットがあったが気にしないで行こうと思う。

ライブなんぞでは沢山間違ってしまい、それを低域の量で誤魔化して来た我々であるが、それが失われ己の技術不足と練習不足を更に思い知らされ事と成ろうが、数年前ベースの大先生が「間違っても気にしない」と言う解決案を見出し、我々は自己嫌悪から解放されたのである。ベースの大先生の天才ぶりには大変に驚いたのであるが、もしこのBlogを読む若人が居たら見習いはしない方が賢明であるともお伝えしておく。

歌入れまで録音が終了した曲はやらんでいいだろ、と、僕の楽曲の内2曲は事前練習して居なかったのだが、「それは駄目ですよ、やりましょう」とビクシ君が強権発動。

何故かバンドの決定権の多くを握る彼であるのだが、何故彼がバンドの決定権の多くを握る事になったのかは未だに分からない上に納得感が無い。それでもやってしまうのは何故なのだろう・・・・?

課題曲は2曲。

「日々を蝶と言う」と言う曲は、まぁなんかこんな感じかね、と言う所まで纏まって来た様な来てない様な・・・・。

作ったのは僕なのだが、大変に歌い難い曲であって、既に「もうやりたくない」と言うステージに居るのでこんなもんで良いとしたい。

年々出来る事が少なくなって来ている訳で、それであればそれに比例してやる事のハードルを下げると言う解決案で臨みたいと思う。ベースの大先生の「間違っても気にしない」と言う解決案は、それを拡大的に解釈すれば「こんなもんでも気にしない」とも言える訳で、その発想の天才ぶりには最大限の賛辞を贈りたい。

もう1つの課題曲は「20世紀殺し」。

3分に満たない曲なので、少しばかり転調箇所を追加し冗長化を図ったのだが、いざバンドでやろうとしてみれば自分で作ったメロディが思い出せず「ここはギター・ソロにしよう」と言ったらメンバー全員から「流石にそれは違うと思う」との突っ込みを受ける。

仕方無いのでコードに合わせてそれっぽく歌ってみるが、「いや、こうじゃ無かった筈だよなぁ」の思いが止まず、家に帰って自分で作曲した際に忘れぬ様録音した物を聞いてみれば「あれ、こうじゃ無かった筈だよなぁ」と思ってしまうカオス。僕が作った筈の思い出せぬメロディは何処に行ったのだろうか?

リーダー「ビクシ、そこのコード、AじゃなくてA△7ね」

ビクシ「分かってますよ。A△7・・・・2弦は2フレット、3弦が2フレット、4弦が2フレット・・・・」

リーダー「いやだからそれA」

ビクシ「あれ?A△7ってどう弾くんでしたっけ?」

リーダー「(ビクシ君のギターの指板を指さしながら)ここと、ここと、ここ」

ビクシ「ああそうでしたね。2弦は2フレット、3弦が2フレット、4弦が2フレット・・・・」

リーダー「いやだからそれAだから。3弦は1フレット」

ビクシ「えーっと・・・・はぁ?こんなの抑えた事無いし」

リーダー「いや、僕の曲で何度も使っている」

ビクシ「それを僕が弾いた事が無いって事は、使わなくても問題無いって事ですよね?」

リーダー「・・・・え?」

ビクシ「どう言う経緯があったにせよ、A△7でもA弾いてりゃ良いって言う蓋然性があるって事です」

リーダー「いや、それは無い」

ビクシ「まぁ、そんな気にせずに。僕は全然気になりません。そんな小さい事は置いといて、この曲はですね、ギター・シンセを最大限に生かして見せますよ」

リーダー「ほう?それは期待大」

ビクシ「こんな音です(じゃら~ん)」

リーダー「???」

ビクシ「12弦アコースティック・ギターです」

リーダー「いや、凄いけど・・・・ギター・・・・シンセ?」

ビクシ「そうですよリーダー。貴方が老いて行く一方、技術は日進月歩。ギター・シンセでギターの音が出るんです」

リーダー「その12弦の音で・・・・ロー・コードでバッキング弾くって事?」

ビクシ「いいえ、5度コードです」

リーダー「だから色々となんでよ?」

そんな、フジコ・オーバードライブによくある風景が本日も御座いました。

練習後、飲み会。

リーダー「(メニューを眺め)あれ?白コロホルモン無くなってる?」

メンバー「「「(今日一番大きな声で)はぁ?」」」

リーダー「あ・・・・あった」

メンバー「馬鹿野郎!」「脅かすんじゃねえよ」「エフェクターの事ばっか考えてるからそうなるんだ」「反省しろ!」

メニューの見落としで罵声を浴びる理不尽。

暫し飲んで気付く。

リーダー「あ!今日Book Band 8%のAさんがライブやるんだった!」

メンバー「え?」「そうなん?」「おお、行こうか」

リーダー「いや、もう間に合わない上に・・・・呼ばれてもいない」

ビクシ「呼ばれてないんですね?では、尚更行きませんか?」

リーダー「なんで?」

ベースの大先生「成る程・・・・プレッシャーを与えに、か」

Takayuki君「それは大事かも知れませんね」

ビクシ「そうです。”呼ばれないのに来ました。しかも全員で”って相手からすれば凄いプレッシャーっすよ?」

リーダー「成る程・・・・次回対バンする事があれば、今回与えたプレッシャーが後を引き、あの正確無比なAさんがミスをする可能性があると・・・・お前達の天才は留まる事を知らないな」

そんなCIAやKGB顔負けの裏工作の話をしつつ、11月の夜は更けて行ったのである。

さて、ギターは・・・・

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Archtop TributeはAT130

足元は・・・・

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Rooster(Jam Pedals)~トレブル・ブースター

Sweet Honey Overdrive Deluxe(Mad Professor)~オーバードライブ

CS-9(Maxon)~コーラス

Carbon Copy Bright(MXR)~ディレイ

micro amp +(MXR)~ブースター

こちらに書かせて頂いた通り。

大変に満足した点、改善したい点があった。

Sweet Honey Overdrive Deluxeは本当に素晴らしいと思ったが、Roosterは期待したエンハンス効果が期待程では無く、大変気に入っているCS-9はSweet Honey Overdrive Deluxeと合わせた時の相性が今一に思った。

次回は、トレブル・ブースターは汎用性があるJava Boostに、コーラスは、不本意であるがCE-5にしようかと思う。

この辺は、長くなりそうなので別の機会としよう。