リーダーです。
目が覚めて、何となくでJaguarを弾いた。
メインで使用するのはAT130なのだが、このJaguarと言うギター、なんか時々弾きたくなるギターで、Sweet Honey Overdrive Deluxeを購入し、手持ちのギターをとっかえひっかえして試したのだが、このギターでも試そうと久々にケースから取り出したのは先日の事。
バンドで使うかと言うと、登用の選択肢は手持ちのギターでは後ろの方だし、録音で使うか、と言うと、どうしてもアームを使いたい場合があれば使うかもだが、その機会も無さそうだし。
それでもつい手に取ってしまうのは、このギターのフォルムの魅力にあると思う。
見た目は気に入らないけど素晴らしい音のギターと、見た目は好きだけどサウンドが今一・・・・なギターであれば、僕は後者を使う。
僕にとって、持っている事で気分が高揚するか、は、ギターに於いては大事な要素なのである。
それでもJaguarを使わないのは、まぁ、それ以上に気に入っているギターがあるから、かなと。
フォルムだけで言えばGretschのG6120DCが一番好きだし、ソリッド・ギターならFenderのStratocaster。Stratocasterの方が見た目もサウンドも好きだ。
それでも、時々思い出した様にJaguarを弾きたくなる。
この感覚を何かで表現出来ないか、と考えて気付いたのだが・・・・年に1回程度、どうしても食べたくなる食べ物に近しいかなと。
「普段はそんなに食べたいと思わないのに、年に一度くらい無性に食べたくなる食べ物無い?」
以前バンドの飲み会で、そんな話をした事がある。
メンバー全員「ああ、あるね」と言うリアクションだったので、ああ、僕だけじゃないんだなと思ったのだが、その一つがこれである。
なんだろう・・・・これに限らず、時々無性に「ブルボンのお菓子」が食べたくなる。他のメーカーでは駄目なのである。数ヵ月前ホワイトロリータが食べたくなった時は軽く悶えた・・・・でも、2口で飽きる不思議。
さて、祝日です。
こんな寒い祝日は、それはもう部屋でぬくぬくと過ごす・・・・筈が、「エビフライを食べに行きましょう」と家人が気が触れた事を仰る。
「反対する理由は無いでしょう?」
「いや、反対する理由しかない」
「OK!じゃ、行きましょう」
「えっ?」
と、成立しなさ過ぎる会話をして家人と向かうはとん将。
「エビフライを食べにとんかつ屋さんに行く」と言う行為は、「カレーが食べたくなると蕎麦屋に行く」をしていた亡父に通じる(確かに亡父が足繁く通ったお蕎麦屋さんのカレーは美味しかった)。気が合った訳だと今更ながら納得。
まぁ、とん将ならば反対する理由も無い。
と言う訳で出発。背中にはStratocaster。
ピックアップを交換したく思っていたのだが、Naked Guitar Worksの隣のとん将に行くのなら序に、と思って。
現在マウントされているのが・・・・
DiMarzioのDP223。PAF系のピックアップ。
交換を画策したのがこちら。
DiMarzioのDP223。PAF系のピックアップ。
そう、メーカー、型番が同一のピックアップに交換を依頼したのである。
上記写真の通り、1、6弦がポールピースの上を通っていない。弦間ピッチがFenderとGibsonに差異があり、GibsonにフィットするハムバッカーをStratocasterのリアにマウントすると、こうなる。
それを解消したのがFスペース。Fenderの弦間ピッチに合わせて作られて、いる。
元々はFスペースのDP223がマウントされていたのが、Fスペースでは無いDP223に交換したのだ。
顛末はこちらに詳しい。
実はFスペースじゃない方が気に入っていたりするのだが、敢えて交換する(と言うか元に戻す)理由は、先日録音で試した際に、今一だったから。
「言ってる意味が分からない」うん、ですよね。
えっとですね、Fスペースでは無いDP223は、練習では良かったんですよ。
でもね、録音で使ってみれば今一で、「おお?」と相成った次第。
この不満はFスペースのDP223を使っていた時に感じなかったそれであり、基本このギターは録音で使用するので録音にマッチする方にしようと思った次第であります。
練習で良いと感じるサウンド、録音で良いと感じるサウンド、それはそれで違うものらしい。
そんな訳で向かうは観音裏はNaked Guitar Works。
N.G.W「火球を見ましてね」
リーダー「そう言えばFacebookで書いてたね」
N.G.W「いや、吃驚しましたわ」
リーダー「羨ましいとしか言いようがないわ」
N.G.W「で?」
リーダー「Stratocasterのピックアップ交換を宜しく」
N.G.W「うぃ。急ぎ?」
リーダー「いや、全然」
N.G.W「おや、珍しい」
(フレットの擦り合わせをすると機嫌が悪くなる多田社長の図)
(リーダーが来店すると機嫌が悪くなる小園氏の図)
流石にお客様が多い休日に我が儘は言えぬ、と、Naked Guitar Worksを後にしとん将に向かった訳であるが、モヤモヤさまぁ~ずに登場した所為か、お客様が多く、且つTVでさまぁ~ずが食べていた極上ロースを頼まれる方が多い。
ワタクシは安定の並ロース。充分に美味し。と言うか寧ろ「すっごく良い」より「程々に良い」が僕の理想。「すっごく良い」は、飽きるんだよね・・・・w。
家人はエビフライ定食にカキフライのサイドメニューと言う我が儘セット。「バルト三国」と言う所を「バトル三国」と言う物騒な名前で呼んだ血の気の多い女らしい精力が付く組み合わせ。
大変美味しく頂いて店を出てみれば、朝の雨が嘘の様な青空。浅草寺境内をぶらりとお参り。
子規の歌碑を見付けて読めば「観音で 雨に逢ひけり 花盛」とあり、雨上がりの観音に相応しく思ったり。
帰り際、Naked Guitar Worksの前を通れば、小園氏と目が合う。
軽く手を振れば彼の手にはピックアップ交換を終えたワタクシのStratocaster。
「お客様来店の合間だったから」との事だが、気を遣わせてしまったなぁ・・・・。
結局、即日完成で持ち帰る。
と言う訳で・・・・
こんな感じになりました、と。
Fスペースのピッチ幅は10.2mm、ワタクシのStratocasterの弦間ピッチは10.5mm。ぴったり一致している訳では無い(因みにDiMarzioのスタンダードは9.7mm)。
帰宅し、Stratocasterを弾いた訳ですが、完成度、汎用性、その他の要因含めやっぱりStratocasterってのは凄いギターだと思う。
このStratocaster、ワタクシにとっては理想形のStratocasterなのであります。ボディは安価なバスウッドだし、お高いと言えないFender Mexicoのネックだし、スペック的にはお高くないが、僕は大変に気に入っている。ヴィンテージも、カスタムショップも、そりゃあ素晴らしいのかも知れないが、Stratocasterに関しては、全く欲しいとは思わない程に気に入っております。「すっごく良い」より「程々に良い」が理想w。
「自分が気に入るまでとことん弄繰り回せした」と言うのは多分このギターだけ。思い入れがあるから気に入ってるのもありますが、まぁ、良い音します、はい。
交換前の方が見た目は好きだけどさw。
で、そんなお気に入りStratocasterですが、メインで使用しているのは・・・・
Archtop TributeはAT130。このギターのフォルムも好きである。サウンドも、使い勝手も。
満足行く音作りが出来たので他のギターに浮気しようかしら・・・・と思うも、このグリップに慣れちゃってね、うん、結局浮気せず。
購入当時は、弾き難いなぁと思ってたんだけどなぁ・・・・w。
で、土曜日の練習に備え、普段は練習日前日に事前練習をするのだが本日実施。
Sweet Honey Overdrive Deluxeの購入があったので、次回練習の足元を再考。
ギターはAT130。足元は・・・・
Rooster(Jam Pedals)~トレブルブースター
↓
Sweet Honey Overdrive Deluxe(Mad Professor)~オーバードライブ
↓
CS-9(Maxon)~コーラス
↓
Carbon Copy Bright(MXR)~ディレイ
↓
micro amp +(MXR)~ブースター
新規投入はSweet Honey Overdrive Deluxe。Bass、Trebleは11時、Focusは2時でゲインはフル。かと言ってハイゲインではない。アンプをドライブさせる音量にもしない。
クリーンをそのまま歪ませたニュアンスに、少しばかりの中高域上げの味付け。中高域が(少し)前に出るので、低域の強さは気にならない。
密度の濃さと明るさがあり、コード弾きにはこれ位が宜しい。
Sweet Honey Overdrive Deluxeは不思議なペダルで、上記設定だと割かし軽やかなサウンドなのだが、単音で弾くと結構太いサウンドになり(ギターのサウンドがそうなんでしょうが)、単音弾きにはエッジが欲しくなり、ゲイン・ブースターでエッジを得ようと色々試し、結果、久々投入はRooster。
同様の趣旨で、Java Boost、RC Boosterも試したが、Roosterが一番良い感じだった(ノイズは一番大きいけれどw)。
Java Boost、RC Boosterの方が汎用性があり、細かく設定して行けばモア・ベターな結果になるかもだけれど、直観的にRoosterが一番良かった。他の2ペダルは、ON-OFFで音量を上げないとその効果が薄いが、RoosterはON-OFFで音量差無しでも効果的なのが加点ポイント。ゲインアップをしないので、Sweet Honey Overdrive Deluxeのニュアンスに近しいままエッジが立てられる感じ。
Roosterはピン・スイッチで、上からBass、Treble、Midlleの選択が可能で、曲によってスイッチ一つでエッジ感が変えられるのも良い。Bassを選択した時のブーミー感は、Fuzz Face風でありながらトレブルブースターのクリスピーな感じが残り「音が抜けない」と言う事も無い。
明後日の練習でどう言う具合になるかな、楽しみだなぁ。
話の流れから、奥様が「うるせぇ エビフライぶつけんぞ」を言うのではと多大な期待をしてしまった自分が少々情けなくなる初冬です。
ところで"「すっごく良い」は、飽きる"は同感です。
前にも書きましたが、自分が最初にかったベースは正に「すっごく良い」音がする楽器でした。 今思えばこれが楽器の旅の始まりだったような気がします。
少し気に食わない部分や、思うようにならない部分があったりすると何気に手に取る機会が増えるような。
そんなこんなで現在のメインは80年代中盤のプレシジョンベースとフジゲンの安ギター。
まあ、外見はよくないけど、程々に音が良いのと身の丈にあっている感じが好きでしてねw