リーダー

リーダーです。

なんだか疲れる1週間を終え、開放感いっぱいでiPodをシャッフルでONにし、耳から流れて来たのがフジコ・オーバードライブだった時のガッカリ感を何に例えようかと思えば、
開放感いっぱいでiPodをシャッフルでONにし、耳から流れて来たのがフジコ・オーバードライブだった時のガッカリ感以外に思い付かないんだよ、御機嫌よう。

これから始まった先週。



今更感が漂いますが、そう、PJ Harvey。プロデューサーはSteven Albini。Albiniらしいサウンドで、時々聞きたくなる。

流れでRapemanなんぞも聞いちゃうんだ、うん。



此処まで来たらBig Blackも聞こう、そうしましょう。



このアルバムの2曲目はKraftwerkのカバーだが、本家のバージョンより好きだったりする。

でもこの辺でAlbiniサウンドに飽きて来て、流れで本家のEurope EndlessとかDas Modelとか聞いたり。





仕事でのお付き合いのある方がKarl Bartos激似で、いつか「ヘイ、カール!」と長嶋茂雄的に呼んじゃいそうで怖い・・・・。

関連無くPeter Bjorn and John聞いて



締めはMorrissey。



この曲、好きだなぁ・・・・。

MGMTの新曲の方が期待感大きかったが、Morrisseyの方が好みだった。


さて、それは兎も角、我が愛機Archtop TributeはAT130

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様々な魔改造改造を施し、気に入ったサウンドに近いのだが、

・フロント・ピックアップのサウンドをもう少しタイトにしたい
・リア・ピックアップのサウンドはもう少しふくよかにしたい

との趣旨でコンデンサー交換をしたワタクシ。

フロント・ピックアップは趣旨通りも、リアは期待を大きく下回り、「コンデンサーが駄目ならポットがあるじゃないっ!」とポット交換を画策したのである。

ポットとサウンドの関連性についてはこちらに詳しい。まぁ、可成り安易な発想での交換である。

現在は、CTS製の500kΩのポットが装着されているのだが、リアのみ250kΩにし、ハイを押さえてみてはどうだろうと思い、Naked Guitar Worksに向かったのである。

N.G.W「・・・・来る時は毎週来ますな」

リーダー「モヤモヤさまぁ~ずに映ってたじゃん」

N.G.W「ああ、なんかロケしてましたよ」

リーダー「なにその余裕」

N.G.W「いや、ウチに来た訳じゃないし・・・・」

リーダー「なんかクールで格好良いが、そんなクールな貴方に熱い半田鏝を使ってポット交換して頂きたいな、と言うのが今日の依頼」

N.G.W「まぁ、仕事ですからやりますが・・・・もしかしてクールな貴方と熱い半田鏝をかけました?だとしたら言い回しが分かり難い上に全然上手くないですな」

リーダー「じゃかましいわっ」

N.G.W「そう言えば鹿児島でイカ釣りして来ましたよ?」

リーダー「鹿児島?なんで?旅行?」

N.G.W「いや、彼女の実家・・・・」

リーダー「彼女?彼女だとぅ?」

N.G.W「はぁ・・・・まぁ・・・・で、結構釣れまして・・・・」

リーダー「釣りなんざどうでも良いわっ。彼女?なに、結婚するの?」

N.G.W「はぁ、まぁ、する・・・・かも?」

リーダー「はぁ?相手は何?素人?」

N.G.W「結婚の玄人ってなんだおい」

リーダー「何々?プロポーズとかしたのか?え?したのか?」

N.G.W「まぁ・・・・それっぽい事はした様な・・・・しなかった様な・・・・」

リーダー「どうせあれだろ?”君の人生を僕にメインテナンスさせてくれ”とか”君の心と俺の心を半田付けしてみない?”とか”僕の小指と君の小指はBelden 8503 22AEGで結ばれているんだよ?”とか”君はジャックで僕はプラグ”とか”俺の半田鏝には気を付けな?熱々だぜ、ベイビー?”とか言ったんだろ?じゃかましいわっ」

N.G.W「・・・・やっぱり言い回しが全然上手くないですな」

リーダー「黙れ小童!」

N.G.W「てかなんでそんなに熱くなってるんです?」

リーダー「良いかぁ、よーく聞けよ小僧、結婚なんざ、そんな良いものじゃねえぞ?」

N.G.W「・・・・そ、そうなんですか?」

リーダー「個人的にさ、祝い事があってさ」

N.G.W「ん?」

リーダー「で、じゃ、お祝いに外食でもしようか、となった訳だ」

N.G.W「はぁ・・・・」

リーダー「何故かな、俺のお小遣いで家人が食べたい物を食べに行く、と言う事になってよ」

N.G.W「・・・・」

リーダー「流石におかしいだろう?しかも寧ろ俺は嫌いな食べ物だ」

N.G.W「いや、それ、あんたの家の事情」

リーダー「うるせえ、ほっとけ!いや待てよ、ポット交換だからポットけ?その方が上手いかな?どう思う?」

N.G.W「もう帰れ、帰ってくれよぉ!」

と言う会話の後、N.G.Wの2名は「ワッシャーは結婚指輪になるか?」を真剣に議論していた。「女性の指でもこの口径はきついだろ?」「いや、いけるって!リーマーで・・・・」と熱く語っていたのだが、この店は色んな意味でもう駄目かも知れないなって思いながら、馬鹿な子を見る目で拝見してました。

そう言う訳でポットを交換しましたっと。

交換したのはリアのボリューム・ポットのみ。性能の甘さが魅力のCTS製品。外したポットも同様。

トーン・ポットも交換しましょうか、と思いましたが、「一個ずつ交換した方が良いですよ、結構変わりますよ?」とNaked Guitar Worksのカリスマ店員・小園氏に言われボリュームのみ(小園氏が面倒くさかったんじゃないかとも思う。てか多分そうだ)。

結果・・・・。

うん、やっぱり結構違います。

でもですね、期待とは違ったのですよ、君。

リア・ピックアップのサウンドはもう少しふくよかにしたい」と言うか、ハイ抑えでそう言う結果に帰結するだろうと思っていたのだが、全体的に元気が無くなった感じ。確かに籠った感じの演出はされたが、ミックス時はフロントの癖が明らかに強く、元々それなりに有ったフロント⇒リアの音量差が更に激しく成る(ポット交換で音量は変わらないと聞きますが出る帯域が違うのでそう感じると同意)始末。おおぅい。

解決手段・・・・は、色々と考えられるが、ピックアップの高さ調整が手っ取り早いかと。

P-90はピックアップの高さは固定。AT130はピックアップにスペーサーが挟んであるのがデフォルトなんですが、リア・ピックアップの嵩上げにかましていたスペーサー、ピックアップをGrinning Dog Studioさんのそれに交換した時、外しちゃったんだけど・・・・

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(外したスペーサー)

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(スペーサーを外す前の状態。ナイスなピンボケ)

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(スペーサーを外す前のリア・ピックアップ)

もう一回挟もうかなぁ・・・・と思って居たり。でもねぇ、挟むとねぇ、弦とピックアップが近過ぎる様に思って外した訳で・・・・さて、どうしましょうか、と。

どうしようかなと考えながら弦交換。

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先ずは弦を外しちゃうわけ。

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弦を用意しちゃうわけ。

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Freedom Custom Guitar ResearchのLackable Bridgeは弦を外してもブリッジが外れないから楽なわけ。

ピックアップカバーを外してみると・・・・

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そうだった、スペーサー、Naked Guitar Worksに改造して貰ってたんだよな。

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リア・ピックアップのピックアップ・カバーを外した写真。フロント同様、ドッグ・イヤーのP-90だから・・・・

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スペーサー、無加工じゃ耳の部分が干渉するので装着不可、と。

はて、どないしょ・・・・と考え、ま、ポールピースで調整してみようかなと。

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(マイナス螺子の所がポールピースで御座います)

弦を貼って微調整しましょうか・・・・とその前に。

「指板が渇き過ぎ」とNaked Guitar Worksのカリスマ(自称)リペアマン、小園氏に言われたので・・・・

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お気に入りの指板オイルを用意。個人的には、指板にオイルって意味あんのかなと思うも、いや寧ろ、木と湿気って相性悪いんじゃないかと思うのだが、これは指板のダメージが少ないオイルとの売りだったので買いまして、保湿性がそこそこあって、これで指板に悪影響が無いなら良いなぁ・・・・と愛用しておりますが、今は売っていなくてねぇ・・・・無くなったら困るなぁ。

レモンオイルも発揮性考えたら、「汚れは落すけど湿度は保てない」じゃないかなと・・・・。

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少し湿度を帯びた指板。Black Tasqがクール。

フレットを磨いて弦を張る。

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さて、ポールピースを調整しましょう。

アンプに繋いで確認しつつ少しずつ調整。1mmでも音は結構変わる。

弦とピックアップ(ポールピース)の高さ、影響を受けないのは弦とポールピースの幅が2mmはあった方がベターと何処ぞで聞いた。こちらの調整方法を参考にさせて頂きつつ調整。

結果、弦とポールピースの幅は、フロントは4mm、リアは5mmで決定(最終フレットを押さえて測定)。調整前は、フロントが高過ぎたかも・・・・。

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じっくり試してみますと、これがまぁ良い感じでね・・・・。

フロントはフラットに、リアはRに合わせて調整してみましたが、うん、中々に良いぞ。

未だフロントの方がサウンドは大きいが、バランスは以前より格段に良く、フロントはハイ強め、リアはロー強め。これにより、

・フロント・ピックアップのサウンドをもう少しタイトにしたい
・リア・ピックアップのサウンドはもう少しふくよかにしたい

との目論見は、結構良い感じになって来た。と言うか、これ以上は思い付かない。

無調整でもフロントのサウンドは気に入っていたが、調整によりスッキリしてモア・ベター。ミックス時のサウンドは、フロントの色合いが強かったが、リアのシャキッとしたサウンドが加わって、うん、これは中々に宜しい。

P-90をマウントしたギターをお持ちの方は、ポールピースの調整、ご興味あればお試し下さいませ。改造するより効果的かもだw。あ、僕はフロントはターン数が8000と、通常のP-90より巻き数が少ない事もご考慮下さいませ(デフォルトは10,000ターン)。

で、前述の通り「ワタクシのお小遣いで家人が食べたい物を食べる」と言う不条理な仕打ちで向かうは代々木。

フジコ・オーバードライブの前にやっていたバンドの練習場所で、なんとも懐かしさがある。

「おお、この店未だあるんだ」とか「あれ、こんな店あったっけ?」とか、ワクワク感が止まらない。

行ったのは此処なんですが、過去何度か来た事がありましてね。「相変わらず美味しい(家人談)」だそうです。ワタクシ?美味しいし、塩で食す牛タンは此処でしか食べた事無いが可成り美味しいと思いますが・・・・家人程には夢中には食べず仕舞いで・・・・牛肉は1枚でもう充分でした。ワタクシの分は家人に押し付ける始末。

まぁ、貧乏舌なんです、はい、自覚有ります、はい、寧ろ豚肉の方が好きだし。

帰宅し、Twin PeaksはThe Returnを見る。

少しずつ話は展開して行っているのだが、冗長感は否めず、ううん・・・・。

「クーパー捜査官帰還のカタルシスを味わう為の長い前振り」以外のオチが思い付かないのだが、どうなるのであろうか・・・・。

そんな週末で御座いました。