
リーダーです。
Joy Division、New Orderの名曲「Ceremony」。
名曲であるが故、多くのミュージシャンにカバーされているが、Downtown StrutsのCoverが凄く好きでね。
正直、好きな曲が多いバンドじゃないんだけれど、いやぶっちゃけ好きな曲が殆ど無いバンドなんだけど、このバンドのギター・サウンドは凄く好きで、で、好きなCeremonyともなれば、そりゃあ好みな訳で。
最近、矢鱈聞いているんだ、うん。
Ceremonyって曲は、2コードの曲なのにメリハリと言うか起承転結と言うか序破急があると言うか、「バンドとしての表現力」があり、なんとも好きな曲なのである。
「こんな曲を書いてみたい」と言う感情より、「こんなアレンジが出来る様になりたい」との思いが強く、曲を作る時に思い出した様にトライし、バンドに持ち込むも成功した試しが無い。
世間的な評価は「メロディを作る才能」がフォーカスされがちに思うが、「アレンジの才能」とか「リズムを構築する才能」とかもフォーカスするべきに思う、秋めいて来た今日この頃。
さて、週末。
2年弱お世話になっていた会社で大変お世話になったFさんが退職されるとの事で、お声掛けをし軽く呑ませて頂いた金曜日。
「人間関係に悩んで・・・・」とか「仕事が嫌で・・・・」とかではなく、大変前向きな転職である事を伺え、退職の仕方も彼らしく、取り敢えず安堵。
争い事を一切しない冷静沈着な人で、エヴェレストより沸点が低い短気なワタクシからすれば羨ましい性格なのであるが、その様なワタクシに色々と気遣い頂いて感謝の言葉しかない。
そんな訳で肉体的には疲れた金曜日の翌日。
僕はArchtop TributeはAT130のコンデンサーの交換を思い立ったのである。

此処最近のメインギターであるAT130。
彼是改造を施し略満足行くサウンドなのだが、敢えて不満を言えば
・フロント・ピックアップのサウンドをもう少しタイトにしたい
・リア・ピックアップのサウンドはもう少しふくよかにしたい
が、ある。
ピックアップはセンター・ポジションで使用する事、ローがタイトなエフェクターを合わせる事で、上記の不満はそう多くないのだが、「趣味はギターの改造でっす」と言って憚らぬワタクシであるが故(「ギターを弾く事です」と言えないのが悲しい)、その解決をコンデンサーでやってみようじゃないかと言う企画を思い立つ。
もう少し正確に書きましょう。
こちらにコンデンサー交換の実験があり、「ふむふむ、成る程、へ~?」と只管感心して拝見したのだが、「ギター・サウンド全体の中でコンデンサーが占める割合は精々2%」と言うそのコメントに、「いやほら、僕位になると2%の差が分かっちゃったりするじゃん?」と言う前振りと、結果「全然違いが分かりませんでしたぁ!」と言うオチが用意された、改造コントを皆様に身銭を切ってお届けしましょうと言う企画に御座います。うん、もう少し前向きな改造がしたいものだ。
と言うのは冗談で(強ち冗談でも無いけどさ)、コンデンサー交換は過去何度もやって来たが、結果、2%以上の違いを感じた事もあり、「コンデンサーで音が変わる(事を実感した事もある。差が分からなかった事もある)」がワタクシの考えで、その変化は「サウンドの線が太くなる(or細くなる)」でして、コンデンサー交換が不満の解決になるのではないか、と。
と言う訳でコンデンサーを探しに行って来ました秋葉原は千石電商さんと桜屋電気店さん。
相変わらずワタクシだけスルーして下さる心優しい路上のメイドさん方の脇をすり抜け、先ずは千石電商さんでこちらを購入。

はい、MontreuxさんのRetrovibe Cap F66。Dilectron社のセラミック・コンデンサー、通称「サークルD」のレプリカ。
このコンデンサーのオリジナル品、Musicmaster Ⅱにマウントされていて、それを他のコンデンサーに交換した際「あれ?サークルDの方が全然良いじゃん」と元に戻した過去が御座います。上で書かせて頂きました「コンデンサー交換でサウンドの差異を感じた事が(も)ある」と言うのを一番実感したのは正にこれ。

(MusicmasterⅡのコンデンサー。Retrovibeのデザインはオリジナルに完コピに近い)
コンデンサーは
シングルコイル:0.047μf
ハムバッカー:0.022μf
が一般的で、その理由は「数値が大きくなるに連れ高域が出なくなる」からだそうだが、Fenderが0.047μf、Gibsonが0.022μfを使用したからそれが基準になった、が正解に思うんだけど違うかなぁ。まぁ、例外もあるしどうなんだろ。
AT130にはP-90がマウントされておりますが、「シングルコイルにしては太いサウンドのP-90には(中間の)0.03μfが望ましい」と言うお話を聞いた事もあり、「P-90を開発し、それをマウントしたギターを制作しているGibsonは、P-90にも0.022μfのコンデンサーしかマウントした事が無い」と言う話もあり、真偽はよく分からないが、そんなに深い理由は無いんじゃないかなと。
で、購入したこのコンデンサーは、FenderはStratocasterにマウントされていた時期があるコンデンサーのレプリカ、と。
で、このコンデンサー、0.05μf、50V耐圧と言う代物。
0.047μfに≒な0.05μfをマウントするのは、まぁ有りがちですが、耐圧は敢えて低いものを設定。
コンデンサーの耐圧は、「大きくなる程音が大きくなる」「耐圧が高いほど肉厚で低域が豊かになる」と言う事だそうで、「であればこのコンデンサー、フロント・ピックアップをもう少しタイトに”したいなら希望通りになるんじゃないの?」と思い安易に考え、選択。セラミック・コンデンサーって、音が硬い印象がある。あくまで印象だけど。
して悩むはリア。
”リア・ピックアップはもう少しふくよかに”を目論むなら、耐圧が大きいコンデンサーを・・・・と思いつつ、目ぼしいものが無かったので桜屋電気店さんに向かうも矢張りピンと来るものが無く、こちらは最後まで迷ったが結局買わず、手持ちの以下で対応を考えたのである。

SpuragueはBlack Beauty、0.047μf、400V耐圧のコンデンサー。これはレプリカではない。そしていつ買ったか覚えていない・・・・。
古いものなので容量抜けてるんだろうなぁと思いつつ、抜けて丁度良い感じになってたりして・・・・とか淡い期待を持つも、そんな差異を理解出来る耳ではなく、「改造コント」は着々と進む。
と言う訳で役者も揃ったし、暫く振りのNaked Guitar Worksにいざ行かん、おっとその前にお客様で混み合っていないか電話をば・・・・と思えば、やったぜ本日営業時間短縮。
ワタクシの様な優良スポンサー(?)に対し何の連絡もせずに営業時間短縮とは如何な所存か?いや、俺の様な弱小スポンサーは良いが、Naked Guitar WorksのNational Cliantと言えるスメアゴル師範代には連絡はあったのだろうか?
もし無かったのであれば、あの2名を最近別府に行かれた師範代に因み血の池地獄に落とさねばならぬ・・・・。
と思いつつ、冒頭で書いたFさんの冷静沈着さを思い出し、超人的な精神力で怒りを鎮めたのである。
して日曜日。
衆議院選挙の期日前投票に行こうかと思ったが、一体今回は何をテーマに解散したのかさっぱり分からず、結果、緑の狸の巣穴をいぶり出してお仕舞いな感があり、なんとも気が萎えてならぬ。
雨と言う事もあり、Naked Guitar Worksのみとしたのである。
浅草寺界隈で軽くお参り。雨の境内は中々に趣きあり、人も少なく、好きなのである。

(アメリカ梯梧の赤が雨に映え綺麗でありました)
リーダー「貴様達と言うお前達はワタクシに断り無く営業時間を短縮するとは如何な所存か?」
N.G.W「はいはい、で?」
リーダー「軽く流すんじゃないっ、てぃっ」
N.G.W「いやいや、HPでもBlogでも通知してますがな」
リーダー「うぐぐ」
N.G.W「で?」
リーダー「コンデンサー交換してちょ」
お客様が来られるまで軽く談笑。
詳細は書かないが、なんともまぁ変なお客さんが多いんだなぁと言うエピソードを聞く。
「お客様は神様です」と言う言葉があるが、それを客側が主張しちゃあ駄目だろうよ?と思った秋の一日。お前が言うかとNaked Guitar Worksに指摘されそうだが・・・・w。
と言う訳で・・・・


フロント、リア、交換っと。
外したのは・・・・

Orange Dropは716P。容量は分からないんだが・・・・これと同じかなと思うも最後の4つの数字が違うし・・・・どうなんだろ。
Black Beautyの改良版(?)がOrange Dropな訳で、Orange Drop外してBlack Beauty装着すると言う不思議・・・・w。
とん将で昼食を取り帰宅。雨じゃなきゃ少し散歩したかったが、少々疲労感があったので、無理はせず。
で、効果はと言うと・・・・うん、「全然変わらねぇ」を期待していたが(おい)、実際「ああ、違うなぁ」を実感しちゃったから困っているんだw。
バンド練習で試してみてから書いた方が良さそうだが、軽く書かせて頂きますと
・フロント:タイトなサウンドになり中域にコリッとした癖が出た
・リア:変化が全然(って事も無いけど然程)分からなかった
と言う感じ。1勝1敗と言った所か(どっちが「勝ち」かは想像にお任せしますw)。
因みにポットはCTSの500kΩでした。
で、「モヤモヤさまぁ~ず」見てたら、ご飯はとん将だったと言うオチ。
Naked Guitar Worksも映ってたなw。