リーダー

リーダーです。

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仕事関係でお世話になっている方に頂いたものであるが、実に美味で、飲み込む前に次を手にし、秒で食してしまった始末。

南部煎餅が好きなワタクシであるが、現時点で「ベスト・オブ・南部煎餅派生商品」である。

煎餅の定義は不明なれど、その原材料は一般的には米であろう。米好きのワタクシでありますが、米を原材料とした肉厚な煎餅はあまり好まない。

南部煎餅の原材料は小麦。肉厚慣れど、好み。

米を原材料とした煎餅でも、薄焼きのそれであれば好んで食し、改めて「食感」の大事さを認識した次第。

味がニアリーイコールであっても、食感によって好む好まないがあり、どうやら僕は、煎餅に関しては「軽いパリッとした食感」を好む様である。

お漬物で言えば、茄子の漬物は積極的に避ける方で、どうもあのぐにぐにした食感が、味以上に好ましくない。

食べ物で言う「食感」は、「質感」の中に分類されるものと思料するが、例えばギターなどでも好まない質感がある。

その代表的(?)なものがLes Paulであって、「ソリッドボディにアーチトップ」は僕の中では好ましくない質感なのである(「似合わね~」と言われたのも理由の一つである)。

にも拘らず、箱物ギターのアーチトップは好んで使っている訳で、その差が我ながら説明に難く、己の感覚に不自然さを感じざるを得ない。

又、Les Paulであっても、それが黒であれば何故か許せて、と言うか積極的に格好良いと思う訳で、若しくはBigsbyなんぞが着いていると許しちゃう訳で、矢張り
己の感覚に不自然さを感じざるを得ない一方、「好む好まないの感覚」とは、言ってみれば「いい加減」、そして「繊細」とも換言出来るのではないかと思うのである。



さて、JHSとのコラボレーションと言う、今までのBOSSであれば考え難いペダルを提供されても、「ソウナンダー」でスルーしてしまう程、此処最近「BOSS離れ」が留まる事を知らないワタクシですが、BOSSのエフェクターの質感は大変に好きである。

BOSSの素晴らしい点の一つは、なんと言ってもあの筐体にあろうかと思う。

踏み損ないの無いスイッチ、足で触れない様に設計されたノブの配列などは、「見事っ」と膝を打ってしまう出来映え。

そんなBOSSと双璧を成すのが株式会社日新音波製作所さんのブランド「MAXON」でありましょう。

と言いつつ、これまで積極的にMAXONさんを使って来なかった。

その理由に「LEDの見難さと(Q-1スイッチの)スイッチの踏み難さ」がある(BOSS比でね)。

株式会社日新音波製作所さんが、高名なTAMAブランドをも有する星野楽器株式会社さんにOEM供給をしていたIbanezeのTube Screamerなんぞは、フジコ・オーバードライブの黎明期に積極的に使っておりましたが、当時から上記の不満があった。

又、BOSS比でそのスイッチ部分が壊れ易い様に思え、実際幾度か修理に出した事があり、その不満もあってなんとなく敬遠していたのである。スイッチ形状が違うOD808はその不満が無く、一時期メインの歪みで使っていた。今でも時々使っている。

そんなワタクシで御座いますが、前々回の練習で、練習スタジオで中古販売されていたMAXONはCS-9を溜めさせて頂いた所、「こ、これはっ!」と言うサウンドで、「脱・BOSS」を目指す最近のワタクシを悩ませていた「コーラス何使おう」の回答として目の前に現れたのである(その顛末はこちら)。

思った程LEDは見難くなく、スイッチの使い難さ(BOSS比)はあるものの許容範囲であり、「これは買いだろう」と思うも、2万円を超えるその値段設定に「有り得ぬ!」と見送り、以来デジマートさん等で「Maxon コーラス」で検索する日々。

と言いつつも、Karma Chorusに不満がある訳でも無いし、何より「困ったら不本意ながらCE-5を使えば良いや」と思っていたので、「良い出会いがあれば買おう」程度でありました。

出会いと言うのは求めればやって来る事があり、東京エフェクターさんでCS-9が9千円弱で売られている情報を入手したワタクシ。とは言え、然程積極的では無く、「機会があれば行ってみようかな」程度であったが、その機会が思いの外早く訪れ、訪れてみたのは先の金曜日である。

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事務所移転前は近くにあり、時々訪れてはいたのですが、ハッキリと目的を持って訪ねたのは2度目。

小さい楽器屋さん(失礼!)はちょっと入り難さがあり、特に常連さんが多く出入りする場合はハードルが更に増すのであるが、妻曰く「闇が深いメンタル」を持つワタクシは片足でそのハードルを跨ぎ突撃したのである。

非売品ながら、ヴィンテージのFuzz FaceだのTone Bender等が飾られる棚を垂涎しながら眺め、専用の防音ブースにて、アンプの上に無造作に置かれた復刻版のRangemasterに目を奪われつつ試させて頂く。

うん、良い、矢張り、良い。

お値段もお安いし、これは買いだろうと思うもスイッチ動作が不安定。ああ、やっぱりか。

MAXON、Ibanezeの中古品によくあるスイッチ部分の不安定さ。それがこのペダルにもあった。ううん、残念。
MAXON、Ibanezeのディスコンの中古品には結構な値段差があるが、理由はそこにあるのかもなw。

「どうしようかな、買って修理に出そうかな」と思いつつ、そう言えば東京エフェクターさんってエフェクターの修理もやってたな、最近は積極的では無いらしいにせよ、ちょっと相談してみようか、と店主の池田さんに伺えば、修理して下さるとの事。然も無料。

只でさえお安い値段設計の上の、この余りの神対応に少し委縮するも甘えさせて頂き、依頼して数日後、修理後郵送頂いた。

さて、相変わらずの長い前振りで恐縮ですが本題です。

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日本が誇るブランド、MAXONのコーラスCS-9で御座います。黒ラベルだから82年迄に作られたモノでしょう(その後白ラベルに変更。一般的に黒ラベルの方がお高いらしい)。35年以上前の製品。
MAXON、Ibanezeの中古品によくある「ロゴ部分の金属プレートが凹んでいる」も無い、まぁ美品に分類して宜しいかと。

BBD回路はお馴染みMN3207+MN3102の組み合わせ。

Speedと他メーカーのDepthであるWidthと言う、コーラス・ペダルにお馴染みのノブ以外無い大変に簡素なペダル。「深さ」ではなく「幅」と名するのが面白い。と言うか、感覚的に「幅」の方が的確に思う。

ONにした際には、特に高域部分がブーストされ、「キラキラした質感」が顔を出す。うん、好きな質感。

かと言って「耳に痛い」サウンドでは決して無く、試させて頂いた際に使用したStratocasterのリアでも耳に心地良かった。

可変幅は大きくなく、派手目な変調感で「不安を煽る様な」コーラスには不向きかと思います。

MAXON版の動画は見当たらないので、同時期のIbanezeのそれでサウンドを紹介させて頂きましょう。



主たる目的はモディファイ品かもですが、これが分かり良いかと・・・却って分かり難いかなw。

で、手持ちのCE-2(黒螺子初期)と比較してみました。

簡潔に結論を申し上げますと、中域を持ち上げるCE-2、高域を持ち上げるCS-9、かと。

僕は、1弦をアップ・ピッキングする癖があり、その所為か1弦の鳴りが弱い。そんなワタクシにCS-9のこの特徴は嬉しい仕様。

又、今メインで使用しているAT130は、箱鳴り感があるので、CE-2の癖がToo Muchだった。CE-5をメインで使う様になったのはその為。優劣ではなく好みでCS-9の方が好きだ。ギターや狙いによって使い分けも良いでしょう。

BOSS比で筐体は重く、大変に荒い塗装。この塗装の質感・・・・好きだわw。

スイッチ部分の使い易さはBOSSに軍配。耐久性も、でしょうね。

とは言え、どちらの「質感」を好むかは人それぞれかと思います。どちらが優れていると言う話でもない。「スイッチの耐久性はBOSSが優秀」と言えると思いますが、MAXONの「カチッとしたスイッチの質感」を好まれるのも有りかと思う。僕はそこにあまり拘りは無いけれど・・・・壊れなければw。

使い処は、コード・バッキングでのクリーンのカッティング、アルペジオの他、リフやソロでONにしても宜しいかと。

リフやソロでの「コーラス掛けてます」なサウンドを好まれない方は、Speedを下げてのご使用がお勧め。ハイ上がりなその癖がエンハンス効果を齎します。

ここでも軽く触れましたが、Ibanezeの製品ながら
The Stone RosesJohn Squireの使用で興味がある方もいらっしゃいましょう。

何度も引用している動画ですが・・・・



足元には確かに、これと思しきペダルが鎮座。もこもこしたサウンドのGretschがスッキリしているのは、このペダルに由るものが多いのだろうか・・・・。

以上です。

次回練習の足元は・・・・

asimoto

じゃねえよ、てか貴様、俺のmicroamp全裸で踏むんじゃねえよ、Shin's Musicのモディファイ品なんだぞぅ!

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こんな感じで行こうかと思う。おお、見事、脱BOSSが完成した感。

・・・・出来る事は、GR-55の千分の一位なんだけどw。

バンド練習では未だ試せていないので、追加有れば加筆致します。