リーダー

リーダーです。

なんとも身体が怠い。

夏バテ・・・・いや、これは風邪だなぁ。

ビタミンCを多く含む飲料を多めに摂り、風邪薬なんぞを飲む。

風邪薬とは症状の緩和剤であり、治癒を目的をしたものではない、となると、なんか飲むのが大義になる。

水分と栄養価の高い食事を摂り、身体を暖めて寝る、風邪はこうしておけば数日で治るとは知っている。

沢山寝る、が、社会人は難しい訳で、どう身体を誤魔化して働くか、は人それぞれだが、風邪薬の副作用である眠気と体の怠さよりも薬を飲まないでいる事を選択する俺が居る。

そんな金曜日、僕は帰宅後、バンド練習に備え事前練習(早く寝ろっての)。

馴染んだ曲が多く簡単に終わるかと思ってたら、ビクシ君の新曲があり、これがもう久々にぶっ早い曲で、あーでもないこーでもないと頭が沸く上に、考えたリフに指が付いて行かず、思わずサマーウォーズに逃避したのである(だから早く寝ろ)。



と言うかだ、TVで放映する映画って、エンドロールが無くて興覚めするのは俺だけか・・・・エンドロールなど見ない俺だが、余韻が無くCMに移行するのは宜しくないと思う。

サマーウォーズ終了後、「やっぱ良い映画よのう」としみじみ思う間もなく再度ビクシ君の曲のギターを考え、なんとか「こんなもんかな」が出来上がるも、それで一服・・・・と言う訳も無く、此処最近弄っている「君は狂ってる」のエンディングを考えたり、前回から取り掛かった「日々を蝶と言う」を抜本的に作り直したり(だから早く寝ろ)。

いよいよ以って頭が沸騰しかけ、「もう、知るかぁ!」と不貞寝を決め込む(やっとか)。

土曜日。

うん、やっぱり体調は今一。熱が無いのが幸い。

休んじゃおうかな・・・・しかしながら8月練習は1度切りだし・・・・行くか!と己を鼓舞したが、ライブを控えている訳でも無い、場末のアマチュア・バンドの練習に無理をする必要はないと気付いたのは、練習場所に向かう電車の中だった。

楽器屋さんを2件ほど回るも収穫は無し。S-Lのパッチケーブルを買おうと思っていたのにすっかり忘れていた・・・・加齢による脳機能の低下か風邪薬の副作用か・・・・後者と思いたい。

練習は、粛々と。

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(最近、iPhoneで目線を作る事を覚えました)

彼是弄った「君は狂ってる」は、ビクシ君の「最初のが一番良い」と言う発言を否定出来ず元に戻す。うん、此処最近の試行錯誤はなんだったんだ?とか考えては行けない。結果は同じでも「試行錯誤の結果最初に戻した」と「気になっていたけど手を付けなかった」では納得感が違う(と思いたい)。

そしてビクシ君の新曲に取り掛かる。

凄く良い曲なのだがどうにも纏まらず。

そして僕はこのアレンジを通じて、ビクシ君に対して大きな誤解をしていた事に気が付いた。

これまで、ビクシ君の新曲に取り掛かった際、ビクシ君の頭の中にあるイメージを汲み取ってどう具現化するかが課題であり問題、と考えていたが、実は全然違って、彼が望むのは「リズムが揺れないで欲しい」が第一義であったのである。

(恐らく)フジコ・オーバードライブで一番リズム感がある彼は、リズムが揺れる事を嫌がる。と言うか、気になるのであろう。

で、気になるが故に「リズムが揺れないアレンジ」を提案するのだが、そう言う趣旨だと理解出来ていなかったので「なんで?」と思っていた。うん、なんと言う誤解。

今回の新曲を「シンプルにやりたい」と何度も言っていたのは「手数増やしてリズムが揺れるのが嫌だ」と言う事だった模様。ううん、それは・・・・気付かなかった。「面倒な奴だなぁ」と思っていた自分を反省せねばなるまい。

己に反省を課さねば、と思う時、思い出すのが茨木のり子の詩である。

~自分の感受性くらい~

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

なんかもうこれを読むと「本当にスイマセン」と言う気持ちにさせてくれる。都合の良い感性で己を誤魔化すのを見透かされた様な気持ちにさせてくれる。

「自分が間違っているのかも知れない」と言う発想は常に持っておかねばと思う。しかしながら、僕はそれを簡単に忘れる。己を律しなくてはと改めて思う。しかしながら、ビクシ君の野郎に気付かされたと言う事実に腹立たしさを覚えるのは何故かw。

亡父が、「巷に溢れる収拾が付かない問題ってのはシンプルなんだと思わんか?問題が無いのに問題があると大騒ぎするか、問題があるのに問題を起こしている人間が”問題はない”と言うかのどちらかだ。で、大体、後者の人間が前者の問題を起こすんだよ」と言っていて、なんか納得感があったのを覚えている。

前者は、私見ながら加計学園の話に思え、亡父はと言うと後者の問題を頻繁に起こしていた張本人に思っていたが、振り返ってみれば「俺は間違ってない」とは言わない人であった。寧ろ積極的に「原因は俺にある」と言う人であった。反省は、しない人であったが・・・・w。

おっと、話が大部逸れたな。

時間切れでアレンジは纏まらなかったが、次回は「リズムが揺れない」を意識してアレンジする必要がありそうだ。確かに、展開も多いしメロディも秀逸な曲なので、彼是詰め込むより「シンプルな伴奏」を意識した方がベターに思った。しかし重ねて言うが、この手の事を
ビクシ君の野郎に気付かされたと言う事実に腹立たしさを覚えるのは何故なのか。

練習を終えてみれば豪雨。東京は、今月に入って毎日雨が降っているのだとか。曇天模様の練習日は、レインガードで防水をしっかりする僕に死角は無い。

練習後、飲み会。

最近、庄や渋谷南口店さんは、我々の練習日を予測し、事前にお皿などをセットしておいて下さる。

ベースの大先生「前回に続いて、フェリーズなんだ」

リーダー「続けるんだな、貴様と言うお前は」

ベースの大先生「CDが届いた訳だ」

リーダー「・・・・ほう?」

ベースの大先生「渡船の音、カラオケ、リミックスで収録曲の半数を超えててさ」

リーダー「・・・・」

ベースの大先生「実質、曲は全体の半分な訳だ」

リーダー「・・・・」

ベースの大先生「この緩さを愛でる、それがこのCDに対する向き合い方だと思う訳」

リーダー「・・・・そう言う領域に辿り着きたい様な、そうじゃない様な」

ベースの大先生「辿り着いちゃ駄目だろ?」

リーダー「・・・・分かってるんなら何故愛でる?」

本日も、ギターは・・・・

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勿論、Archtop TributeのAT130、を諸々改造した代物。

足元は・・・・

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先に書いた通りで御座います。

Karma Chorusは予想より良かった。リフやソロで効果有りと思っていたヴィブラートは、寧ろアンビエントなニュアンスを出したい時にONにすると有益であった。

BBB11も良かったのだが、全体的な「音抜け」を考えると、この位置はやっぱりRC BoosterM109Sかなあと思った。

次回練習は9月の半ば。

それまで、試行錯誤してみましょうか・・・・。