リーダー

リーダーです。

Twitterなんぞを見ていると「一億総評論家」時代なんだなぁと思う。

意見の発信場が市井に広がって久しく、その是非は未だよく分からない僕であるが、批評とか評論は総じて鬱陶しいと思ってしまう。

SNSでの「批評性のある意見」に対して、リツイートやイイネをするのは一切しない僕であるが(「リーダーは綺麗な写真以外リツイートもイイネもしませんよね」とビクシ君に言われたなぁそう言えば)、基本的にSNS上での批評性のある意見や発言は、どこか「憂さ晴らし」な匂いを感じ取ってしまうのであるが、「憂さ晴らしを隠す感じ」が、なんかこう違和感を覚えるのである。

高名な哲学者スピノザのエピソードで、キリスト教批判の本を執筆中に、キリスト教に疑問を覚えた女性が「キリスト教を(と言うか「教会を」なんでしょが)を信じてよいのでしょうか?」との問い掛けに対し「貴方が信じたいものを信じればよい」と言うものがある。

「個々の意志は必然的であって自由でないとした上、意志というもの(理性の有)を個々の意志発動の原因として考えるのは、人間というものを個々の人間の原因として考えると同様に不可能である。また観念は観念であるかぎりにおいて肯定ないし否定を包含するものとしており、自由意志と解される表象像・言語はじつは単なる身体の運動であるとしている(Wikipediaより抜粋)」との見解に至極納得してしまった僕は、行動を述べる若しくは感想以上の意志ある意見を述べる時に、どうしても口が重くなる。議論が多くの場合に於いて、只の感情のぶつけ合いとなるのも納得出来る。

一方、個人的な見解を自信満々で述べてしまう方と言うのには、ある種の畏怖を抱く僕なのであるが、上記の発想がどうやらSNS上の意見を鬱陶しいと思ってしまうのは間違いないのであろう。

その点、このJaguarと言うギターは、極めてエチカ的な、そう「万物に原因があり、またそれ以上探求することができない究極的な原因が存在すると考える」と言う立場で見れば、なんとも納得感のあるギターである。

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色々と改造した僕は断言する「このギターがこう言うサウンドであるのは
原因があり、どれだけ改造してもそれ以上探求することができない究極的な原因が存在する」と。

スピノザまで持ち出してこのギターについて云々語ったのはまぁあれだ、久々にStratcaster持ち出して弾いたら、その汎用性に改めて気付き愕然とした僕を慰める為なんだ御機嫌よう。

さて、土曜日は練習。 

ビクシ君が法事(と言う名目でニンテンドースイッチで遊ぶ為)により欠席との事で練習日変更しましょうか・・・・、を、リーダー権限で拒絶し強行。

理由は、まぁ、予定変更すると1ヶ月以上練習が出来なくなると言う事態が昨年続き、「無理な調整はしない」をモットーとしたからである。集まらなければその日の練習は止めるだけ、とすれば無駄な調整も不要なのである。うん、プラグマティスト。割と真面目に「スケジュールの調整」はしないに限るが僕の持論である。

そんな訳で金曜日は事前練習した訳であるが、手にしたるギターはそれでもJaguar。

汎用性はStratcasterに及ばずとも、ブリッジ交換で守備範囲が大いに広がり、且つ調整し直した事でその弾き易さを嬉しく思うも、課題曲が11曲もあると言う事実に怒りを隠せない。

加えて、ビクシ君不在と言う事もあり、ミスが露呈し易い環境であるが故、通して2度も練習してしまった。

2度目の練習はRickenbackerは360C63で 行ったのですが、うん、やっぱこのギターが僕は好きなのである。

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僕が気に入っているのは、フラットで、ロー・フレットからハイ・フレットまで幅が変わらないネックと、セミアコにしては箱鳴り感が無いスッキリとしたそのサウンド。

Jaguarのブリッジ交換を記事にした際、「ライブはJaguarで行くぜ!」と書いて間もないが、可成り心揺らぐこの事実を目の当たりにし、記事を差し替えちゃおうかしらと真剣に考えるも、「一体誰がそれを気にするのか」を考えた際、それは徒労としか言い様がないと気付く。

今回の練習は、Jaguarで出撃する積りも、360C63があまりに弾き易く、ビクシ君不在なので通常練習とは違うよね、と自分を納得させて360C63で出掛けたのである。

楽器屋さんを数件回る。

最近はJaguarにばかり目が行く僕であるが、中々「お?」なブツに巡り合わない。

いや、もしJaguarを買うのであれば、フラットな指板のそれが欲しいので、Fender Mexico若しくはFender USAのそれになるのであるが、なんかどうも良い具合に見えぬ指板ばかりなのである。

「これ位でいっか」との個体に資本を投下するのであれば、手持ちのJaguarのフレットの打ち変えと指板の調整をしちゃえば良いじゃんと思ってしまい、食指が動かないのである。

で、練習。

3ピースだと各人の分離が良く、故にミスも明確になるのだが、リズムは非常に取り易く、アンサンブル的にはビクシ君不在の物足りなさはあれど、特にやり難いって事も無い。

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(楽器が無ければ麻薬の密売にしか見えない三人組)

と言う訳で、練習は粛々と。

幾つか細部を煮詰めたり、キメを決めたり、ライブ用のアレンジを施したりした他、「なんか上手く行かないよね」「いや、上手く行ってる曲ってあったっけ?」「すまん、言い方悪かった。”特に酷いよね”だわ」な曲の原因を探ってみたりと・・・・意外に有意義な時間。

こう書くとビクシ君の存在とはなんなのかと言う事になるが、物凄く分かり易く言うとこの言葉がしっくりくる=必要悪。

久々にやる曲をおっかなびっくり取り掛かかる前に、

リーダー「なんで今更この曲やるんだよ?」
ベースの大先生「時々虫干ししなきゃじゃん?」
リーダー「・・・・虫干しって」

と言うポンコツな会話が交わされ、3人だろうが相も変わらぬ様なのである。

練習後、飲み会・・・・・とはならず、僕は家人と自宅近くのナポレオン・キッシュと言う西洋料理店で外食でした(家人の誕生日が近かったのでね)。

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このお店、珍しく僕と家人両方とも好きなお店で、割と最近行き始めたのだが割と頻繁に行っているのである。

野菜ソムリエのお店との売り文句だが、その名に恥じず野菜が実に旨い上に、予め言っておけば、好みの食材での料理もしてくれるのである。

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(深谷葱のキッシュとサーモンのマリネ。生まれて初めてサーモンのマリネが旨いと思った)

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(春キャベツのスープ。ビクシ君の言葉を借りれば「バケツ一杯食える」)

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(家人のメインディッシュ。オマール海老、ヒラメ、ホタテと野菜。素揚げの野菜が旨い)

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(ワタクシのメインディッシュ。仙台牛のカルビと野菜。野菜が本当に美味しい)

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(アーモンドのアイスとブリュレ。殆ど家人に献上した)

店員さんも丁寧で、まぁ、良店とはこの様な店を言うのだろう。最近行っただけで警戒されるあの店のすぐ傍なので、どうしても足が向く。

そして満腹となった家人は今現時点、ぬくぬくと食後の睡眠をとっているのである(お前眠れなくなるぞ?)。

で、360C63はと言うと、うん、良いですね。弾き易いし、サウンドも良い。

足元は、こんな感じ。

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RC Booster(XOTIC)~ゲイン・ブースター

DS-1(BOSS)~ディストーション

micro flanger(MXR)~フェイザー

CE-5(BOSS)~コーラス

micro amp +(MXR)~クリーン・ブースター 
 

前回練習との差異はmicro flangerだけ。

前回練習で、ベースの大先生よりアンサンブルでの分離の悪さを指摘され、その原因はDS-1でのローカットが不十分であった為と考え前回よりもToneは上げ気味に。

ビクシー不在でなんとも言えないのだが、前回よりスッキリしたサウンドになったと思う。と言うか、前回の録音を聞き返すに、そんなに音圧ある音でも無いと思うんだけど・・・・。

micro flangerは、ライブ披露予定曲の「朝月夜トッカータ」でトレモロの音が必要で、その代用にって事に加え、「月とサムライ」と言う曲で深めのコーラスが必要で(本当はコーラスとディレイなんだけど)、CE-5と併用で代用しようとって趣旨。エフェクターは5個が限界で、それ以上になると使うのが面倒になると言うのが僕の性癖w。

又、ベースの大先生の「黒犬」と言う曲で、ベースの大先生に「シューゲイザーちっくな感じにしたい」との強い意向があり、それの対策で。

果たしてフランジャーを以ってして「シューゲイザーちっく」と言えるか分からぬのだが、僕にとってシューゲイザーをシューゲイザーたらしめているのは「無機質さ」であり、フランジャーの金属質な無機質さしか「シューゲイザー風味」が思い付かないのである。 いや、正直、シューゲイザーには「ボーカルの無機質さ」が必須に思え、そこは僕にはパートが違うので如何ともし難いので、ううむううむと頭を掻き毟る始末。

で、そんならシューゲイザー聞いてヒントにすれば良いではないかとCDラックをがさごそやって、なんかAsobi Seksuだの
Serena Maneeshだの聞き出し、果てはPale Saintsまで聞くに到り、いよいよ以って飽きてしまった(シューゲイザーは臨界点が早いと思うんだ)。

 

 

 

「黒犬」は、元々僕がリフを弾いていたのだが、ベースの大先生が趣旨を述べてもなんとも「?」だったらしく、試しに僕がコード弾きしたらそっちの方がお気に召された感じだったのだが、今一何を気に入って頂けたか不明で、困惑している僕であったが、今日の練習で「歌い易いカッティングしてくれ」が趣旨だと分かり、「シューゲイザー関係ないじゃん!」と立腹したのである。うん、ベースの大先生は色々と話しても、「何でも良いから俺を満足させてくれ」以上の意見は無いんだと最近気付いたワタクシ。

そんな、土曜日の夜。

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