リーダー

リーダーです。

この世には、ビザール・ギター専門店なる恐ろしいお店があるらしく、メジャー・メーカーのギターを魔改造しまくりビザール・ギターにするのを信条とする僕にとって、このBridge Guitarsさんなる店には是非一度行く必要があると思う。

TonikaとかBorisov Formanteなぞの「ソヴィエト製ギター」は、その存在は辛うじて知っていたが現物は見た事が無い。





音云々以前にこれらを持ってステージ立ったらその時点で勝ちであり、アイツのギターも霞む事請け合い。

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(アイツ、こと若き日のエクソビクスさんと彼の愛機Parker Delux)

てか、この辺のギターは僕よりベースの大先生がお好きだったりする気も、する。

ビザール・ギターは大いに興味があり、過去幾つか手を出したが「やっぱ使い難いわ」で全て手放しており、今は欲しいとは思わないのだが、ビザール風味で使えるギター、Jaguarなんぞはやっぱ興味がある次第。うん、上手く話が繋がったね!

と言う訳で、完成。

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はい、年末に入手し、此処最近弄り倒して来たFender JapanのJaguar、型番JG66-85のLPB(レイク・プラシド・ブルー)のマッチングヘッド。

因みに、プラシド湖は・・・・



・・・・僕のJaguarの色とは随分違うよな、うん。

閑話休題。

シリアルナンバーから、1997~2000年に、海外製造ダイナ楽器組み立ての個体(こちらを参照させて頂きました)。 16~20年程前のギターです。

入手時は、12フレットで弦高5mmと、握力の勝負を挑まれるギターでしたが、色々と弄り、不具合なパーツの交換、使い勝手を考えた改造を施し、取り敢えずの完成を見ました。

えー、先ずは改造個所をば、ざっと書かせて頂きますです。改造は勿論Naked Guitar Works。人気店となった今でも対応が宜しく有難い存在だが、最近行くと魔改造を煽られる様になったのは気の所為か。

てな訳で・・・・

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ペグとナット、ストリング・リテイナーを交換。ストリング・リテイナーはテンションを考慮し3、4弦にも追加。

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ペグはGOTOHさんのマグナム・ロック、SD-91-MG。弦交換が楽でね~。手持ちのギターは、大体これに換えてしまいます。元着いていたペグはグリースが固まったか固くてね・・・・。

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ナットはSonicさんのナット、OB-01。硬質な質感のナットで、好みのナットはと問われたら、まぁ、これです。これは・・・・地味ながら名品だと僕は確信しております。

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ストリング・リテイナーはFender純正。アメリカン・シリーズのそれ。弦の接点が少ないのでアーミングでチューニングが狂い難い・・・・らしいがアーミングしないので真偽は不明w。手持ちに有ったので使っただけと言う拘りの無さ。

続いては・・・・

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プリセット部分。見た目は変わってませんが、ポットとスイッチを交換し、スイッチの突起部分にワッシャーを挟み、ピッキング時にぶつからない様に調整しております。

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交換したMontreuxさんのJaguar、Jazzmasterプリセット用のポット。それぞれ1MΩ、50KΩ。

因みに、外したポットは・・・・

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んな感じ。抵抗は同じです。

スイッチ部分はご存知
SWICHCRAFT社のそれ。このスイッチ部分って壊れ易いと聞いた事があるが、ぶつかるからじゃないでしょか。

あ、マスター・トーン含め先に書いちゃいますが、コンデンサーは

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上がSupragueさんのビタミンQ。マスター・トーンに。Jaguarのトーンには0.03μfのコンデンサーがマウントされていると聞いた事があり購入し搭載。その下の同Spragueさんの0.047μfのBlack Beautyはプリセット・コントロールに搭載。

続いては・・・・

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メインスイッチ。

スイッチを、こちらもSWITHCRAFT社のそれに交換しワッシャーを挟み、ピッキングで邪魔なにならない様に調整。ロー・カット・コンデンサーは
0.0022μfの物に交換。

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(Jaguarにマウントする選択に上がったコンデンサー各種。白い小さい物がロー・カット用のそれ。個別写真撮り忘れたのでこれでご勘弁w)。

これは・・・・失敗に御座った。ONにするとロー・カットされるんだけど音量が大分下がる様になってもた。今後の課題としますハイ。

因みに外したスイッチは・・・・

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こんな感じです。

ロー・カットのコンデンサーの数値は見えなかった・・・・ぐすん。

で、ピックガード。

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Montreuxさんのピックガード。貼ってないかと思ったら裏に(ノイズ対策用の)アルミ貼ってました・・・・ごめん。

オリジナルがなんかちょい経年劣化があるかと思って購入した次第ですが、重ねてみましたがさして差は無く・・・・ああ、メイン・スイッチ箇所はこちらの方が大きかったっけ。

どちらも螺子穴がちょい合わない感じだったので(オリジナルが合わないってどう言う事よw?)、折角買ったんでこれに。特に、此処に拘りは、無しw。

そしてピックアップ下のスポンジは・・・・

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こちら、純正品に交換。Jaguarのピックアップって、これをクッションにし上下させるんだとか(ジャズ・ベースもだっけ?)。

裏に両面テープが貼ってあります。

外したスポンジは・・・・

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見た目は分りませんが、硬くなっちゃっておりました。ポールピースの跡がくっきり。

続いては、ブリッジ。

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駒を
Retro ToneさんのHeavy Duty Brass Saddle KITに、で、詳細はこちらに書きましたが、ブリッジの固定に、同じくRetro ToneさんのBridge Fixing Bush for JM,JG,MG(下記向かって左)と言う商品とPost Lock for Offset Guitars(同右)を装着。

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これを・・・・
 
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こんな感じに装着します。

これにより、ブリッジの可変が無くなり固定されました。 うん、幸せ。

以前Post Lock for Offset Guitarsで「ブリッジの固定はし切れません」と書きましたが、これは「弾いていて勝手にブリッジが下がる事を回避する部品」と位置付けるが正かと思いますので、用途が違うのかなと思いますので訂正致します。取り付けによりある程度はブリッジの前後は無くなりますが、そこに多大な期待はしない方がベターです。

これらによるブリッジの固定は、サウンドへの影響も看過出来ないものがあると思いますが・・・・改造前と比較していないので比較出来ずですw。

マスター・ボリューム、トーンはCTSのポットに、ボリュームは1MΩ、トーンは500kΩだが、こちらを拝見するに両方1MΩが正解だった様な気が・・・・w。

StratocasterマウントしたミリサイズのCTS製のポットに1MΩが無かったので、インチサイズのそれになり申した。てな訳で、プレート部分に加工を要する事と相成った次第。

ジャックはご存知SWICHCRAFT社のそれに。

外したポットは・・・・

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んな感じ。
ボリュームは1MΩ、トーンは500kΩ。変更事数値に変更御座いません。

Naked Guitar Worksにお願いしたのは既述の通りですが、総合調整をして頂き、その際に発見した以下の不具合も調整して貰ってます。

・誘電塗料の一部塗り直し
・アースの取り直し
・シムの除去(俺が挟んだものがポイされました・・・・涙)

シムに関しては、挟んだままのネック確度だとブリッジ・エンドに弦が接触しちゃうのでって事で。

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(赤で囲んだ部分に弦が接触)

接触してNGって訳じゃないだろうけれど、共鳴しちゃいそうなので。

と、言う訳で、完成。

サウンドはと言うと、うん、普通に使えるサウンドじゃないでしょうか・・・・?いや、正直想像以上に良いサウンドでした。

Jaguarの特徴である「サスティンの無さ」はあまり感じませんでした、が、これはブリッジ交換(と固定)の所為かもと思料。いや、間違いなくそうでしょうね。ブリッジの固定により倍音が増え、アタック音が過度に目立つ事も無くなりました。

フロントは太いサウンドで、リアはシャキシャキな感じも、「ペラペラなサウンド」と言う訳では無い。

ミックスで音作りしておいて、メインで(歪ませて)リフなんかを弾く時は、リアを選択して太目の音が出るペダル使うか、フロント選択してハイミッドが出るペダルを使うとか、が良さ気かなぁと。

サウンドの幅は広いので、使い勝手は良さそうです。あ、プリセット・スイッチで選択したフロントのサウンドは甘めで、メインスイッチでフロントを選択した時のサウンドとはちょい違う。コンデンサーの違いなのでしょうか・・・・?まぁ、どちらも使えるサウンドに思います。

因みに、ノイズは全く気になりません。誘電塗料の所為かな。

改造で先ず取り掛かる人が多いと思われるピックアップは交換せず。

理由は、交換するなら常に「!!!」な結果であるGrining Dog StudioのBlack Jagが良いなぁと思っているのですが、お安くは無く、予算オーバーな事に加え、「高いお金かけてもJaguarをメインでは使わないだろうなぁ」との思いから(セコイ)。

Jaguarを使わないだろうなぁと思う理由は・・・・

①Rがきつい
66年製のJaguarの再現(の割にはネックにバインディングが無いけれどw)って事で、当時のRが再現されているのか結構きついです。正直、弾き易いなぁとは思えない。

②重い
オジサンにはね、オジサンにはね、ちょっとね、重いのね・・・・。アルダーとか良いから、バスウッドで良いからね、そんなんだったら良かったなぁ・・・・。

③色が好きじゃない
綺麗な青とか、オジサンにはね、オジサンにはね、眩しいの。イケメンとか女性とか、そう言う人が弾くべきに思うのよ。

一方、Jaguarって良いなぁと思うのは・・・・

①テンションが緩い
凄く弾き易いテンション。まぁ、Naked Guitar Worksのお陰なんだけど、きついテンションのギターって弾き難くてね。Naked Guitar Worksは、まぁ何度もお願いしている関係で、大体が僕好みの設定にしてくれるんだけど、弾き易いんです。弦高は、Rがきつい分そこそこあるんだけれど、テンションが緩く弾き易い。

②ショートスケール
やっぱ弾き易い訳ですわ。

③人気が無い
Jaguarって、人気無いギターに思います。楽器屋さん行っても絶対本数少ないし、大体、Jaguar関連の本も、僕が持っているのはこの一冊で、それ以外は記憶になく、その1冊もJazzmasterと一緒の上、本の半分は別の記事だったりするし、内容は・・・・薄い。どこぞの避妊具より薄い。で、天邪鬼なワタクシですので、不人気機種ってのは凄く惹かれるのです。

ま、一度バンドで試して、良かったら考えますw。

あ、ピックアップの話の続きですが・・・・

Jaguarのピックアップの選択肢は然程多くないので、Duncanに交換する人が多いと思いますが、Duncanのピックアップにあまり良い印象が無く、選択肢としては無さそうな・・・・Lollarは、高いしw。

一方で、千石電商さんで売っているJaguarのピックアップには凄く興味があったりする。 一度千石電商さんで名も無きピックアップ(GOTOH製?)買ったら凄く良くてさ。以来、どこかで再度試したい欲求があるのです。千石電商さんで売っているのは海外製らしく、GOTOHさんの製品ではないのですが、試してみたい気持ちは強い。

いっそハムバッカーに交換・・・・は、今の所選択肢に入っておりません。このギターに出力が大きいピックアップは、サウンドが団子になる様な気がする。グランジ、シュー・ゲイザー系にはマッチしそうなサウンドになるんじゃないかと・・・・ああ、実際そう言う使い手、多いものね。

そう言えば、このピックアップをマウントするって手がある気がする・・・・Naked Guitar Worksの小園さんに聞いたが、Jaguarのピックアップって、横幅と高さがあるとかで、穴埋め加工を施さなければ他のピックアップとの互換性が無いらしいが、着けられなくはないとか・・・・。

つらつら書いておりますが、個人的にはですね、「ピックアップの交換」は大体が最後の手段なんです。と言うのは・・・・

実はピックアップ交換で「!!!」となる事が少ないから

なんですよ、ええ。てか皆様に置かれましても、ピックアップ交換って本当に「!!!」でした?僕はそんな経験したピックアップ、数個しかないんですよええ。

寧ろ拘るべきはブリッジと総合調整だと思ってまして、それをやっても尚・・・・な際にピックアップ交換するのがね、良いんじゃないかと・・・・。

ブリッジの固定で、高出力ピックアップは合わないだろうな、とも思っていて、逡巡中で御座います。

Naked Guitar Worksの小園氏曰く、「フロントの方が出力が高い」との事。珍しいね、普通リアの方が高いのに。

多田、小園両氏は、Naked Guitar Worksを始める前、楽器店にも努めておられたそうで、ちょうどその時期にJaguarとMustangが沢山出て(Nirvanaの時代、でしょうな)、色々と調整した実績があるらしく、今後も相談出来そうである。頼りになるなぁ・・・・。

早急に何とかしたいのはロー・カットの辺り。ロー・カットをONにして抜けの良いサウンドを期待していたのに、音量下がるのはなぁ・・・・ううん。

配線剤の交換も効果的と聞いたので、その辺もちょいと弄ってみたい。Telecaster Customの配線剤を交換した時に、その効果に愕然とした事があり、トライしたい項目。

Jaguar使いって、最近ではJohnny Marrがシグネイチャー・モデル出してその使用に積極的ですが・・・・



僕は
Sharon Van Ettenを思い出す。



時々聞きたくなる・・・・
Sharon Van Etten

以上です。 

以上です、と書きながら気付いているんですが、多分これって「Season 1」で、これから、色々と弄るだろうかと思う一方、やっぱJaguarって重いので、あんま使わないだろーなーとも思ってまして・・・・「Season 2」が始まるかは・・・・ううん・・・・微妙。

バンドで試してみないとなんとも言えませんが、軽く家で弾いた限り、なんかJaguarって、僕好みなギターな気がしなくもない訳で・・・・。

大いに気に入っちゃったら、気に入らぬネックをどうしましょうか・・・・ねぇ? 


<追記~2017年1月15日>

で、別で書きましたがロー・カット・コンデンサーを交換してみた。

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ロシア製のビタミンQ、0.022μf。K40Y 9Bは有名ですが、これはK40n-2a。G6120DCにマウントしてるんですが、K40Y 9Bと同じく「兎に角ぎらついた音色」。Amazonさんで売っていて、レビュー欄に「Yardbirds時代のJimmy PageのTelecasterっぽいぜ」と書いてありますが、まぁ、トレブリーな音質です。

理由はですね、0.0022μfのコンデンサー付けていたんですが(デフォルトは0.0033μf。桁間違えて0.033μf着けてらっしゃる方いらっしゃるのを某HPで拝見しましたが、ロー・カットの効果は無いと思います)、音量の下落が甚だしく、「これは使えぬ!」と判断した為。

で、ロー・カットに拘らず、「ギャリンッとした音色」を求めてこれを搭載。

結果は、期待通り。

正直言うと、期待した程「ガリガリなサウンド」ではない。だが、スイッチ一つでジャキッとしたサウンドが演出出来るのは確か。

「ジャキジャキなJaguarにガリガリなコンデンサー着けてどうすんのよw」と笑われそうだが、フロントを選択しつつこれをONにすると、薄味なトレブル・ブースターな効果が得られて、個人的には非常に満足なのである。

「ロー・カットの為のスイッチ」としはその役目を果たしていないが、汎用性に勝る結果になったと思う。

プリセット・コントロールをONにした時は使えないが、「ちょいエッジが欲しい」ってな時にはこれをONにすればその効果が得られる。

このコンデンサーをメイン・トーン若しくはプリセット・トーンに持って来ても良いんじゃなかろうか。特に、フロント・ピックアップとの相性が良さ気なので。 

以上です。

あ、今更ですが「Jaguarらしいサウンド」を目指される方は僕の改造は参考にされません様に。ドンドン、離れて行ってますからw。