リーダーです。
勤務先へ向かう道すがらの橋の上で、よくすれ違う人が居る。
ギョエーテ程ではないにせよ、規則的な生活を送る僕は、大体同じ時間に出勤するので、同じリズムで生活する人が居れば、そりゃよく合う人の1人や2人、居ると言うものだが、そのすれ違う人と言うのが、バッファロースプリングフィールド時代のニール・ヤングに激似故、どうしても気になってしまう。
(向かって左端がニール・ヤングさん)
僕は勝手に彼を「ヤングさん」と名付け、橋に差し掛かると「今日はヤングさん居るかなぁ?」と気になってしまう。
ほぼ毎朝、出社前に立ち寄ったコンビニで昼食のお弁当を買う僕であるが、ヤングさんとすれ違った日はシューマイ弁当を買う事が多い事に気付いた。
「何故に?」と思い気が付いた。
ヤングさん⇒ヘイヘイマイマイ⇒シューマイ⇒シューマイ弁当
どうもこの様に連想している様で、シューマイ弁当を買ってしまうらしい。
僕と言う人間の連想力の矮小さがそうさせるのは否定しないが、何気無い連想が行動を決定するのもあるのだろうと思う。
オーグスト・デュパンは、同行した相手が見ていた物とその後の僅かな表情の変化で、相手が何を想像しているかを当ててみせるのだが、「相手の仕草から考えを連想して推理する」と言う彼の能力を以ってしても、僕のシューマイ弁当購入の動機は分からないのではなかろうか・・・・だって、あまりにも馬鹿馬鹿しい連想なんだもの。
そう言えば、僕が毎朝弁当を買うにも理由があるのだよ。
混んだ昼時に態々買いに出掛けるor外食するを望まない物臭な性格であると言うのも大きな理由だが、もっと深遠な理由があるのである。
僕は、電子レンジで温めたお弁当を好まない。
なんか、あの不自然な温かさが気持ち悪いと言うのもあるし、温めて欲しくない食材までも温められてしまう融通の無さが我慢ならないと言うのもあるが、まぁ、兎に角嫌なのである。電子レンジで温めるくらいなら、多少なら冷たくてもそのまま食べたいと思い、事実そう行動している。
そんな僕であるが、別に温かいお弁当が嫌いな訳では無い。美味しく温めているのなら、その方が好ましいのは言うまでもない。
そんな僕がお弁当を温めるに最も適していると考えるのが、パソコンのファンである。
朝購入した弁当を、パソコンのファンの傍に置いておくと、昼食時には丁度良い暖かさになっているのである。
これを僕は中々の発見だと思い、思い付くままに周囲に勧めていたのだが、いつも爆笑されるだけで模倣者は居ない。
「他の追従を許さない」と言えば格好良いのだが、誰も真似しないところを見るに、どうやら僕と言う人間の行動形態に甚だ問題があると思われ、「恥の多い人生を過ごして来ました」と太宰風に反省するところである。
さて、妻不在の週末である。
今日は思いがけず残業と相成ったが、明日明後日はフリーである。
何して、過ごしましょうか・・・・まぁ、楽器屋行きがてらの散歩なんだろうけどw。