リーダーです。
上記は過去僕を揶揄してビクシ君が書いたものだが、これはもうビクシ君によるハラスメント、略して「ビクハラ」と言えるのではないかと思う今日この頃。
己を、大陸の遊園地にパクられてフォルムがおかしな事になった未来型ロボット風に描くのはさておき、吾輩は太った妖怪、ベースの大先生は老人性をデフォルトされた堕落僧、ドラムのTakayuki君に到ってはついには犬畜生にまで堕とされている始末。
やけに「ぽっちゃりつやつや」に書かれる僕であるが、いや、確かに、以前お世話になっていた会社の口の悪い後輩に「ちょいぽちゃ」なる称号を頂いた僕であるが、ビクシ画伯の書いたワタクシの似顔絵を見る度に家人に爆笑される僕であるが、かく言うビクシ画伯も現実ではスリムな体型とは言い難く、どこか自分にだけは良い様にバイアスをかけている様に思え腹立たしくてならぬ。
では拙者がビクシ君の似顔絵を・・・・と言うだけの画力は無く、対抗出来るのは美大出身のTakayuki君位だろうが、Takayuki君にはビクシ君が持つ「揶揄する能力」、簡単に言えば「相手を挑発的に描く」のは性格的にも長けているとは言えず、ビクシ君の対抗馬はバンド内には不在。ビクシ君の台詞で言えば、まさに「孤独と言う名のフリーダム」(エクソビクス作詞作曲「トリックスター」より抜粋)状態。
と、彼が否定したがる彼の過去の楽曲の歌詞を持ち出し溜飲を下げたところで、さて・・・・
えー、此処最近Stratocasterの事を書く機会が増えております。
理由はまぁ・・・・凄く気に入っているから、なんです。ええ、庶民の自己満足です。自己満足ですが、ヴィンテージのストラトでもマスタービルダーのストラトでも絶対に交換しないと言い切れる位お気に入りです。
Stratocasterと言うギターは、互換性パーツが非常に多く、ついついパーツに目が行き、「これをこれに変えたらどうなるんだろう・・・・」と言うワクワク感が止まる所を知らない。
あれこれ
・ペグをGOTOHさんのマグナム・ロックに
・フロント・ピックアップをGrinning Dog StudioのM60s Styleに
・ポットを500kΩに
・錆び付いたジャックを新品に
・サドルのイモネジをステンレス製に
・ピックガードをグリーン・ピックガードに
を画策。
余談かも知れませんが・・・・
手持ちの機材をブラッシュアップ、と言うか、ハイスペック化したいと言う性癖が、僕には、ある。
時にそれはオーバースペックと化し、ま、「そこまでやる意味あったの?」と傍から見れば思えるかも知れぬ。
自分でもこう思う一方、人様の改造を見てもそう思ってしまう事がある。
ここで「改造して音の違いが分かるの?」等と問うのは無粋。プロレスにおけるショー的要素で鑑賞するに限る。
「分かっちゃいるけど敢えてそれに触れぬ」が粋と言うもの。目くじら立てて噛み付くは、なんとも矮小な発想。
私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
フレデリック・パールズの有名な「ゲシュタルトの祈り」だが、何かの拍子でこちらのBlogに迷い込んでしまったご不幸な貴方、上記、どうぞ宜しくw。
・・・・パールズも、こんな場末Blog
大体だ、やれ吾輩の改造を「魔改造魔改造」と囃し立てる男も、オーバースペックなPCを作っている訳で、それを顧みずにと言うのは全く無粋としか言い様が無い。いや、こっちはある程度「突っ込み待ち」ではあるんだがw。
家人もその辺は理解している様で、無粋な突っ込みはしないのだが、 「投下すべき資本に限りがあるのに使う可能性が低い物に資本を投下するのは如何か?」と言う突っ込みは受ける。
・・・・この突っ込みに対する真っ当な反論を僕は持ち合わせていない、が、「投下すべき資本に限りがあるのに使う可能性が低い物に資本を投下する」行為は「魔改造的行為」と言えるかも知れぬ。
おっと、閑話休題。
と言う訳で、余裕マネーがねーので、ま、時期を見て・・・・が現実的なのだが、ジャックに関しましては、可及的速やかに対応する必要があり、パーツもお安く工賃もお安い事から早々に・・・・と思い立つ。
この程度なら久々に半田鏝持ち出してDIYでやっちゃっても良いか・・・・さすれば、3百円程度。
そんな訳で曇天模様の土曜日、楽器屋さんに出向くワタクシ。
気温は22度と言う事で、Tシャツの上にシャツを羽織って出掛けましたが、湿気が多く結構暑かった。スプリング・コートっぽい物をお召しになられている方を見掛けたが、よくもまぁ暑く無いものだと感心しきり。
JR神田駅のプラットフォームから一枚。
同ビル内に有名な鉄道関連のお店があるのだが、神田駅から(北海道の)有珠駅、長和駅の看板を見るのはなんともシュール。室蘭本線は好きな路線。もう一度乗りたいなぁ・・・・。
と言う訳で先ずは御茶ノ水を爆撃。
いつもの通り、ギター、エフェクターをちらちら見つつも、以前よりエフェクターを見る時間は短めなのは、今はStratocasterのパーツの方に興味があるから。
・・・・箱入りOD-1の前で固まっていたのは内緒だぜ?
と言う訳で今日一番長居したのは石橋楽器御茶ノ水本店ギターパーツ専門店AB-Partsさんですが、各店を見て回る至福の時間。
その後、秋葉原へ場所を移し、イケベ楽器リボレ秋葉原店さんから千石電商さん、序にとオヤイデ電気さんとかラジオ・センターとかまでブラブラと見て回る。
今日は楽器屋さんに美人が多かった気がするが、掘り出し物が無かったのでマイナスである(何の話だ?)。
で、Stratocasterの部品を3つほど購入。
先ずは、ペグ。
先のBlogで書いた通り、弦高調整したんですが、ちとテンションがきつく、(弦をポストに巻く回数が少ない)マグナム・ロックへの変更を画策。
今マウントされているのは・・・・
このギターに付いていたペグ・・・・えー、少しね、軸に歪みあり・・・・おうふ。
と、言う訳で購入。
はい、GOTOHさんのマグナム・ロック。品番はSD91-MG。0.6千円。
巻き数は増やそうと思えば増やせる。それでもテンション不足なら軸の高さを調整出来るものもあるが、僕はこれで必要にして充分。
(Before)
(After)
・・・・写真の角度が違い過ぎて差が分からねっすね・・・・ごめんです。
交換前と同じKluson型のペグなのでペグ穴の加工は不要で御座いました。
因みにですが・・・・
向かって左がマグナム・ロックのペグ。
高さが結構違う様に思われますが、左は弦を挟む部分が締ってますので、開ければ高さ自体は然程変わりありません。
で、弾き心地はと言うと・・・・
もう抜群に良い
うん、もう一回言うねっ
もう抜群に良い
嗚呼、交換して良かった・・・・・。
えーっとですね、やっぱ、弦をペグのポストに巻く回数が減り、結果弦のテンションが下がり、弾き心地は可也変わりました。物凄く弾き易くなった。
好き嫌いはありましょうが、僕は、やっぱり好きです。
マグナム・ロックにするメリットは、弦交換が容易な事も勿論ですが、弦を交換しても弦のテンションが然程変わらないってのもあるかと思います。
(ペグのシャフトに)弦を巻く回数が弦交換の度に違えば、テンションも違いましょうから、「テンションを一定に保つ」効果もある。これは物ぐさなワタクシには打って付け。
やっぱ良いなぁ・・・・マグナム・ロック。
「ペグが硬い」とのご意見、某ショップのカスタマー・レビューで拝見しましたが、硬いですかね?僕は心地良いんですけれど・・・・w。
ま、確かに、過去硬いなと感じる物もありましたが、ブッシュを交換する事で解決しました。付属のブッシュはシャフトとの遊びは略無いので、それが硬さの原因かと。
僕はペグのシャフトとブッシュに遊びがあっても全然許容出来るのですが、寧ろKluson型のペグは遊びがあって然るべきとすら思っておりますが、NGな人の気持ちも分からなくはありませんので、そう言う方には、ロトマチック・タイプとなりますが、このギターにマウントしたSGS510なんかは、もう物凄く滑らかで気持ち良いったら無いのでお勧め(ペグの形状に拘らないのであれば、ですが)。高いので、僕はSD91-MG。SGS510の・・・・半値w。Kluson型の方が形状が好きだしね・・・・w。
で、ブリッジのイモネジも購入。
Montreuxの5/16inchと3/8inchのイモネジ2種類。高さが分からず取り敢えずどっちも購入。事前の確認をせず楽器屋さんに向かう自分を「プラグマティズムの鏡とも言える行動性」と誤魔化す。結果、5/16inchのみで事足りる。
(Before)
(After)
サドルにも少々錆が浮いて来ているなぁ・・・・ううん。
分かり難いので、外した螺子をば・・・・。
錆びまくり&ピンボケ・・・・ですw。見る人見たらイモネジを何処で買ったか分かっちゃうなw。
1、6弦は5/16inchよりも短いイモネジでした。結果、交換後の1、6弦はイモネジが少々サドルから露出。1/4inchの物もあるのでそれだと露出しないでしょう。僕はこれで気にならない。
1本外して1本付けて・・・・を12本。1本ずつ交換し、高さを変えない様に交換。
これでサウンドが変わる・・・・ってのは流石に無い様に思うんだが、ネットを拝見すると「サウンドが変わった!」との意見もあり混乱中w。考えてみれば、サドルとブリッジの接点になっているので、サウンドへの影響はあるかもですな・・・・僕の耳では判別不能でしたけどw。
と、此処まで書いてふと思い出した原風景・・・・
実家近所に工務店があり、幼少期、その工務店での作業をなんとはなしに見ていた。
大工さんが、釘を口に咥えているのが不思議でその理由を問うと、唾の水分で錆びさせて抜け難い様にするとの回答。
なんとなく、僕が知らない事を知っていて、僕が出来ない事が出来る大工さんが凄く大人に見えて憧れたのを覚えている。
イモネジって、一度高さが決まったらそうそう調整するものじゃないので、「半固定にする」との意味であれば錆びてるのも良いのだろうか、とちょっと思ってしまった。
3点目はこれ。
写真撮り忘れちゃったんですが、トレモロ・スプリングをESPさんのTremolo Tone Spring Type-1に交換しました。
ノン・フローティングなんですけれど、どんなものかと思って。
Raw VintageのRVTS-1から交換してみたんですが、ペグ交換後にこれを交換したので効果が今一分かり難いと言うか分からねぇw。
試しにアーミングしてみましたが、うん、柔らかい感じはRVTS-1と似た感じ。てか、差異が分からぬw。
ちょいハイ寄りになった・・・・のは、気の所為だろうなぁ・・・・w。
上記を対処し、オクターブ・チューニング。
オクターブ・チューニングはこれでやっちゃった。
KORGさんのクリップ型チューナー「Sledgehammer Pro」です。
クリップ型チューナーは幾つか試しましたが、精度、反応の良さを含めた使い易さ、僕が試した中では今の所圧倒的No.1。
「クリップ型チューナーでオクターブ・チューニングして精度は大丈夫なのw?」と言われちゃいそうですが、うん、僕の耳では問題御座いません。
SSHのグリーン・ピックガードが0.4千円でありましたが、止めちゃいましたw。
ワタクシもギタリストの端くれ、人とはちょいと違うギターを持ちたいとの自意識はたっぷり御座いまして、オーソドックスなStratocasterと言うギターにちょいと個性を持たせたいと思う訳ですが、ペグのボタンとの平仄考えますと、今の方が良いかなかと・・・・。
加えて、グリーン・ピックガードより・・・・
鼈甲柄に白・・・・ってのも良いなぁとw。
この辺は、ま、折を見て、次の改造とか、総合調整とかする際にでもね、交換するかもです。もうちょい、今の色彩を楽しんでから。
ジャックは、結局Naked Guitar Worksにお任せする事にしちゃいます。近々行きます、ハイ。
これで、今後改造したい箇所は・・・・
・フロント・ピックアップをGrinning Dog StudioのM60s Styleに
・ポットを500kΩに
の2点と、なるかと・・・・。
ああ、ハーフトーンは使わないのでセレクターを3点式にしたい気持ちもあるなぁ・・・・。
これは、ピックアップ交換の際にでも考えましょうか・・・・。
どんどん、自分好みに仕上がって行くのは、なんとも楽しい・・・・。
ストラト原理主義者(?)の方には見向きもされないであろうStratocasterですが、弾いててね、ホント、楽しい。
鈴鳴りのStratocasterではないし、Stratocaster使いの名手のサウンドが出る訳でも無いし、スペックがスペックなんで売っても買い叩かれそうなStratocasterですが、楽器屋巡りをしてStratocaster見ても、高価なマスター・ビルダーのStratocasterを試している人を見ても、「うふふふふ、僕の方が良いもんね」と悦に入るのは何故なんだろうな・・・・我ながら、気持ち悪いw。
ヘヴィでは無く、かと言って線が細い訳でも無く、クリスピー過ぎず(?)、な、サウンドのStratocasterなんですが、僕以外はこんなサウンド欲しくないのかなぁw。
そう言えば、某店でDavid Gilmour先生風の短いアーム見掛けて物欲が騒ぎましたが自粛。
アームは、使わない(使えない)なぁ・・・・w。
そんなんして過ごした、土曜日でした。
個人的に随分前から気になっていた話題なのですが、ポストへの弦の巻き数によってテンションが変わるというのはどうなんでしょうかね。
弦楽器の音の高さ(周波数)は弦長、張力(テンション)、線密度(弦の重量)の3要素によって決まるそうです。
弦長はオクターブチューニングを変えないかぎり常に一定で、線密度も弦のゲージを変えないかぎり一定です。
2つの要素が既に決まっており、目標の周波数(5弦ならA=440Hzなど)も決まっているので、チューニングに必要な張力も既に決まっているはずです。逆に言えば、張力が変わると周波数も変わる=調弦できないはすです。
説明ベタで申し訳ないのですが、ざっくりと言いますと、ナットとサドルの外側の状況がテンションに影響を与えることはないのでは、ということです。ベースなどの裏通しの効果についても同様です。
私は専門家ではないので、これが正しいという確信があるわけではないのですが、関心のある話題でしたのでついついコメントしてしまいました。
蛇足ですが、ダダリオは正確に調弦した際のテンション表を公開しています。
http://www.kcmusic.jp/daddario/balanced_tension.page.html
http://www.kcmusic.jp/daddario/exl110bt.html最近、中途半端なゲージ(失礼。バランスド・テンションというそうです)の弦をよく見かけますが、これは各弦がネックに与える負担(張力)を一定にすることが目的のようです。各弦の張力がバラバラだと演奏しづらいだけでなく、ネックのねじれに繋がる恐れがあります。
ギターではさほどバラつきはないのですが、ベースですと2弦の張力が他より強く、ネックのトラブルに繋がり得るそうです。
長々と失礼しました。今後も更新を楽しみにしています。