リーダーです。
桜の季節、ですねぇ。
過去何度か書かせて頂いておりますが、僕は桜って苦手でしてね・・・・。
なんかこう・・・・気味悪いんです。
幼少期に「桜の木の下には死体が埋まっている」と聞き(都市伝説ですよ、為念でw)、薄気味悪くなったのが始まりかと。
実家の裏山の中腹に、誰が植えたか自然繁殖か知りませんが、桜の木がありまして、「あんな寂しい場所に埋められた人が居るんだ・・・・」となんとも怖くなったのを覚えている。
お寺やお墓に植えられている事が多いのも、薄気味悪さを助長した様に思う。桜の花が一斉に散るのも、特攻隊の「散華」 って感じで、なんとも、ねぇ。
悲劇的な死ってのが、なんとも怖かった次第。
僕が幼少の頃は、時々「傷痍軍人」が居て、その人がなんとも怖かったのも、桜を愛でれない一因かもしれない。。。
とは言え、此処最近は、桜を愛でる事も出来る様になりました。
何と言いますか、親戚とか友達とか、人に死に何度か接して行く内に、「美しく死ぬなんて無理」と言う割り切りと言うか、ある意味諦観が生まれ、それがなんか桜に対する恐怖心を払拭した様に思う。
花を散らして故人を供養する散華ってのは、中々に趣深い・・・・。
さて、本日紹介させて頂きますのはこちら。
ド定番、Mad ProfessorはSweet Honey Overdriveです。
某プロのエフェクターボードを特集した本で、一番使用者が多かったのがこのペダル。
過去何度か試した事はあったが買うには至らなかったペダルですが、外観のダメージが大きかった為可也なお安さだったので購入。丁度使ってない機材を処分したので手持ちがあったw。
既にあちこちで書かれているし、今更紹介するのも如何と思うが、ま、折角なんで。
このペダルについて非常に詳しく書かれているのが、島村楽器さんのこちらの頁。
同名で、ハンド・ワイヤードと廉価品が御座いまして、こちらは言わずもがなの廉価品。廉価品って言っても、新品は結構お高いお値段。
動画をば。
ノブは三つ。
Volume、Driveの他、見慣れぬFocusなるノブ。「一般的なトーンとは効きが違う」と書かれているのを某エフェクター本で見ましたが、うん、別にトーンでも良いんじゃないか?一般的(何を以て一般的かはさて置きw)なオーバードライブのトーンとちょいと違うのは、トーンを上げても線が細くなる感じが無い事と、若干ゲインに干渉する所かと。
さて、個人的な、感想。
歪み量が少ないとの感想をどこかで見た事が御座いますが、個人的には充分っす。「ハイミッド寄りなトーン」との感想をどこかで見た事が御座いますが、なんとも賛成しかねるご感想で・・・・。
ハイミッドに独特の荒々しさがありますが、そこをブーストしている感じはあまりしないんです。僕の耳だから宛になりませんが、ハイミッド寄り・・・・でしょうか?ローが削れる感じも、無いです。
サウンドのニュアンスはBD-2に近い様な・・・・まぁ、ジャキッとしたサウンドに思います。
このペダルをじっくり試して、成る程人気出る訳だと思いました。
歪ませてもハイが細くなる事も無く、ローはしっかり出ている。一人で弾いていると、なんとも心地が良い。ジャカジャカと弾いても、単音を弾いても、「いや、もうちょっとこう・・・・」が、無い。
Focusを上げた時の、ジャキッとした味付けを好まない人も居ましょうが、アンサンブルでは抜けて来る味付けに思えます。「高域を太く、それでいて抜ける音」との命題に対する回答がこのチューニングなのではないかと・・・・うん、良いペダルですねえ・・・・人気出る訳だ。
このペダルを評して、「ダンブル風」と言うのを見掛けますが、コンプレッションの少ない、レンジの広いサウンドがそう言う評価に繋がるのかな、と思いました。うん、ダンブル風って言われてもよく分からないんです申し訳ない。
ローはしっかり出ますが、輪郭が無いぶよっとしたサウンドでは無く、引き締まったサウンドで、これを好まれるギタリストの方が多いのも納得。
ピッキング・ニュアンスに優れ・・・・との感想には至極納得も、独特の癖と言うか、凄くシビアなペダルに思います。クリーンを出そうとすると、本当に軽くピッキングしなくちゃならないシビアさ、が、あるんです。他のペダルでは「チョイ軽め」なピッキングでクリーンになっていたのが、このペダルじゃもっと抑えないとならないと言いますか・・・・。
ピッキング・ニュアンスなど気にした事無しっと言うワタクシには関係なしっ。ていっ。
いやいや、良いペダルだなぁ・・・・と思いますが、うん、やっぱり僕は使わないw。
個人的に、もうちょい「軽い」サウンドが好きなんです。ローを押さえた感じの・・・・。
アンサンブルで、ローを太めに出すメンバーが居るバンドでは、このサウンドは存在感が有り過ぎで、僕の様な「控えのギタリスト」には向きませんw。
Telecasterをメインにしていたら使っていたと思います。ハイの線が太いのが良い。
控えのポンコツ・ギタリストですが、自分が前に出る局面もある訳で、そう言う時に使いたいなぁと思うペダルですが、自身が前に出る時には、後段のクリーン・ブースターで抜けの良いサウンドを作るか、トレブル・ブースターを使う方が使い易い。
以上です。
ド定番にはやっぱり良さがあるなぁとしみじみ思ったペダルですが、アンサンブルに強い影響を与えるペダルにも思います。
個人的にはシングル・コイルのギターで、Focusを絞り気味に使うのが好みです。太くも、ジャキンとしたサウンドが良い感じに思いました。
これの中華コピーといわれるJOYO Sweet Baby ODを中古屋で見かけるたびに買い漁る知り合いを一人知っております。本人いわく「MPやBearfootは高価だし、自分にはこれで充分」だそうですが、そろそろ本家が買えるくらい散財してるんじゃないかしら。ちなみに複数買う理由は「壊れる」だそうです。そんな知り合いしかいないのかなオレには。
ぼくはBearfootのBlueberry Bass Overdriveをこよなく愛しております(見た目も音も理想のペダルです)が、インプレと全く同じ感想を持っております。HBODの系譜なのでしょうね。