
リーダーです。
さて(恐らく)今年最後のエフェクター紹介。
さてぇ・・・・なんのぉ・・・・エフェクターでしょうかぁ・・・・。
教えようかなぁ・・・・どうしよっかなぁ・・・・。


はい、 MXRのmicro flanger、M152、えーっと、フランジャー、です。黒の筐体がクール過ぎる。
えー、2010年に発売が開始されたフランジャー・・・・1980年代に発売されていた物の復刻版だ、そう。うん、確かに楽器大全のNAMM SHOWのレポート記事に載ってる。

説明書が多く、化粧箱に収まり難いMXR製品。蓋が少し浮いておりますw。
ハッキリ言いましょう、不人気機種と言うか、使っている人誰が居ますか?なエフェクターで御座います。
公式サイトはこちらになるかと。
エドワード・ヴァン・ヘイレンの使用で高名なM177と違い(EVHはシグネイチャー・モデルもありますな)、 店頭で見掛ける事も少ないペダル。
欲しいなぁと思い楽器屋を巡るも見付からず、じゃあいつか機会が有ったら・・・・と思ってたら、家人がクリスマスだからとネット・ショッピングで買ってくれました有難や~有難や。
操作は悩む事が無い2ノブの使用。RATEは要するにスピード、REGENは掛り具合、です。
動画をば。
購入動機、は、まぁ、後付けの理由なんていくらでも付けられますがw、簡単に言うと、
「フェイザー+コーラスを簡単に出したい」って事でしょうか・・・・ねぇ。
フランジャーって、フェイザーとコーラスを掛け合せた感じ。歴史的に見ればコーラスの方がBOSSさんにより後に世に出た訳ですが、フェイザーにコーラスの変調感を加えたのがフェイザー、ってのが僕の位置付け。
使い方次第で、シンセちっくと言うか、「金属的」と評されるサウンドが出る。高校時代、BF-2をベースに掛けてジャズ・ベースっぽいサウンドを作って悦に入ってた記憶が御座いますはい中二認定どうぞしかもGrecoのバイオリン・ベースでやってたっていうね・・・・。
フェイザーを強めに掛けて、コーラスを薄めに掛ければ同じ様な効果が得られる訳で、両エフェクターを所有しているワタクシ、時折併用しており、両方同時に掛けるんならフェイザーを一個持ってても良いかなと言う・・・・なんとも、言い訳出来ない言い訳で欲しかった。
僕は、電子的な構造はよく分からないのですが、
音の揺れ→フェイザー<フランジャー
変調感→フランジャー<コーラス
と捉えており、フェイザーよりえぐく揺れ、コーラスほど変調感が無い、ってなのがフェイザーかなと。
加えて、フェイザーの特徴に、(フェイザー比)低域までぐわっと効果が有る、のではなかろうか、と思いまして、で、ええのう、欲しいのう欲しいのう、と。
えー、バンドで練習していてね、時々、バッキングの音にうねりと広がりが欲しいと思う時、あるんですよ。
例えば、ビクシ君が音圧あるバッキングやってて、で、ソロになって行き成り音圧が下がる時、バッキングを派手にしてそれをフォローしたいと思う時、あるんですが、その時に、コーラスでは無く、うねりと広がりがあると良いんじゃないかなって思いましてね。
で、それにフェイザーを・・・・と言うのが今までだったんですが、もうちょい派手にやった方が良いんじゃないかなと思う局面、多々ありましてね、で、フランジャー行ってみようかと。
RATEは抑え目に、REGANを多めにかけて、サビとかね、そう言うところで「ハイ皆様ここがサビで御座います」な効果を期待して・・・・でないと僕等の曲だと何処がサビだか分かんないからってやかましいわ。
と、言いつつだ・・・・
このペダル、動画をご覧頂ければ詳細はお分かりかと思いますが、そんなにえぐくは無く、あっさり風味。
この薄味をどう評価するかで感想は分かれるかと。
ともすれば、フェイザーの薄味に比べて派手で、でも、フェイザーじゃ物足りない人にはあっさりしてて・・・・が、不人気の理由ではないかと(要するに「中途半端」「期待してた程じゃなかった」ってね)。
僕には充分でした。不満はありません。色も格好良いしねw。
揺れる感じ、うねる感じ、その両方が得られ、REGENでその効果が調整出来て、うん、良い感じではないでしょうか。
モジュレーション・ペダルによくある癖、に、「音量が変わる」ってのが御座います。
手持ちのペダルで言えば、Phase45は下がり、EVH Phase90はフラット若しくはハイを持ち上げ、って感じです。Small StoneはAnalog.manの改造品で、内部トリマーで音量調整が可能なんですが、オリジナル品は「ちょっとどう言う事なのセニョール?」って位下がる。あ、オリジナルのPhase90は音量が上がりますね。「Phase90 R28」で検索しますと、その辺の改造方法が色々と出て来ます。
で、micro flangerは・・・・む・・・・?
えー、面白い癖がありますね、これ。
動画では分かり難いのですが、ONにすると音量が若干上がります。
ノブを上げて行くと効果が大きくなるからか、それに連れ音量が上がる感があります。
で、肝となるのが「REGEN」。
これを上げるとハイが出て来る感じ。所謂80年代風の「キラキラ感」が出ます。好き嫌いが分かれるでしょう。ベースの大先生はキラキラ感が嫌いなので嫌がられそうだw。
フランジャーの使い手、と言えば・・・・うん、EVH以外思い付か無いw。ああ、プリンスがよく使っていた印象もあるな。
コーラスの掛り具合、と言うかコーラスそのものが80年代風味がある音色ですので、なにやっても「あの時代の音」になるのかも、です。
てな訳でフランジャーを使った具体例を挙げたいところですが、80年代風味とは違う感じで、効果的なフランジャーのサウンド、として思い出すのが、これ。
揺らさず、な、フランジャーの使い方。フランジャーにディレイ掛けて・・・・格好良いなあ。
と言いつつ、(エフェクト効果が薄い)DEMO版の方が好きだったり、する。
フランジャーと言えば、ま、ジェット機風なサウンドですが、ジェットと言えばこの曲・・・・には合わないかw。
ブラック・ペンギン、格好良いなあ・・・・w。
以上です。
まぁ、人気機種じゃないし、そもそもフランジャーって使用頻度高いペダルじゃないしw、なんの参考にならないかもですが、個人的には楽しく使う事が出来ております。
次回練習で使ってみましょうか、うん。
因みに、「Flanger」の語源となった「Flange」とは「縁(ふち)」の意味で、何故そういう名前になったか、は、The Beatlesの名盤「Revolver」で使用された録音技術「ADT」に由来する、と何処かで読んだ記憶がある。
縁、とは、テープの縁、なんだとか。
中々、面白い語源ですな。
ああ、この曲のドラムのフランジャーも、効果的で、良いなぁ・・・・。
でもやっぱ、最も有名なのはこの曲でしょうね。
(E)!
・・・・なんか、「フランジャー」の説明が中心になっちゃったなこりゃw。