リーダー

リーダーです。

子供の頃、「こんな(面白くない)番組、誰が見るんだろう?」と思っていた番組。

例えば旅番組、例えば自然番組、等々・・・・。

平日の帰宅後、休日、なんとも無しにテレビを見る事御座いますが、今は専ら上記の番組を選択してしまうワタクシ(グルメ番組は見ないけどw)。

録画してまで見ようとは思いませんが、新・日本風土記だの釣り人万歳だの、そんなのを好んで見ている僕が居る。

上記は、「リラックスして見流しておける番組」との共通点が(個人的に)ある。

この「見流せる番組」と言うものは、舞台裏、製作を思うと中々に大変であろうなと言うのは想像に難くない。

製作者の意図が何処にあるのかは測りかねるが、「リラックスして見れる番組を作る」と言うのは難しいだろうと思う。

過度な情報、とか、早急な場面展開、とか、そう言う「疲れる要素」を排除して排除して製作しなくてはならない訳で、それは本当に難しいんだろうなぁと思う。センスも必要に思う。

時々、自身のバンド、フジコ・オーバードライブの過去の録音物なんぞを聞く事があるのですが、なんともゴチャゴチャしてて聞いてて疲れるなぁと思う事がある。

作り手である我々は、試行錯誤の結果を知っており、脳内で過程が補完されている故、整理されているのであろうが、果たして聞き手は如何に?と思うとなんとも恐ろしくなる次第。

音楽評論家でビートルズの熱心なファンとしても有名な松村雄策さんは、その著書「アビイ・ロードからの裏通り」において、ポール・マッカートニーのアルバム「RAM」を「土台となる音が不安定。音が要るべき所に入れてなくて要らない所には入れている。ミュージシャンが下手で音の構成はガタガタ、インストの隙間を埋める為のコーラスが耳障り」 と評している、と言うか酷評しているが(傑作「Band on the run」のレコード評で、同アルバムとの対比で「RAM」を取り上げていて、そら「Band on the runと比較しちゃあ・・・・」と思ったり・・・・まぁ、今の評価は違うかもですが)、なんか己を評されている様で、オジサンドキドキしちゃう。

余談だが、僕は「RAM」は凄く好きなアルバムだったりする。

 

 

 割かし泥臭いアルバムですが、「Uncle Albert/Admiral Halsey」なんて名曲をさらっと入れて来る辺りが又いとおかし。

 

「ポール・マッカートニーがビートルズし過ぎていないアルバム」って、僕は結構好きで、ソロ一作目の「
McCartney」なんかも好んで聞いちゃうのですが、「大御所の余り有名じゃないアルバム」ってのは、個人的には何とも甘美。

最近は、なるべくシンプルな構成にしようと、ビクシ君が前に出る時はここまでやるかって位引っ込む様に(時にベースの大先生に「おめーはやる気ねーだろ」と言われてしまうのだがそう言う趣旨だから、まぁ、許せw)、加えて、余り積極的にアイデアを出さない様に務めているワタクシ。自分がメインでギターを弾くのは3曲まで、と。

次回作はどうなることやら・・・・。

さて、余談は兎も角・・・・。

8月最後の土曜日、練習でした。

前日の金曜日に課題曲の事前練習。

上記の趣旨で、僕個人は展開さえ確認すれば良い曲が殆どなのだが、「そうは言っても、それだからこそ音色には拘ろう」と、久々にアンプに繋げてエフェクターかまして練習。

椅子に座って弾いていたのですが、エフェクターのノブを調整しようと屈んだら、家人が実家に帰省している為、晩御飯に一人日高屋で食した肉野菜炒めをコペッと戻しそうになる・・・・ぐぇ。

ワウを使いたくなる曲があり、どれどれと持ち出すも、やっぱりワウを使い熟せぬワタクシ。

ふと鏡を見やれば、ワウを踏み込む時に合わせて口をパクパクさせている自分を発見・・・・一気にやる気が失せる。

それにしてもCry Baby Mini Wahが欲しい。

 

使い熟せないくせに欲しがる心理が我ながら分からぬが、欲しいったらない。 

小さいワウだと口の開け閉めが小さくなったりするのかなってうるさいわ。 

で、練習も終わり、さてお風呂入って寝よ寝よ・・・・と思ったが、次回作のノルマとして用意した「二人は踊る」と言う曲があるのですが、もうちょっと弄りたいのと、次回作に「もちっとお気楽なポップ・ソングがあっても良いんじゃないかな」との趣旨で、先週一曲作ったのですが、歌詞を書いていない事に気付く。

眠い目を擦りなんとか書き上げる。ナイスガッツ俺。

前日練習(とお風呂掃除w)を済ませ就寝。

何故か早起きしてしまった練習当日、昨日書いた歌詞を見れば全く意味が分からない、が、書き直す気力が無いw。

「ま、(どうでも)いっかぁ!」と後ろ向きに前向きな気持ちでいざ出陣。霧雨降る、肌寒い八月。

練習スタジオは入れ替えが重なった為か混雑の様相。入れ替えのバンドの方々が早く出て来られたのでフライングで入室。てか、早目に終わるって基本だわな。

練習は粛々と。

既に慣れた楽曲の他、ベースの大先生の「煙突から」も良い感じに纏まり、僕の「狂気」と言う曲も(どうでも)良い感じに纏まる(てかパンクだからそれで宜しそれが宜し)。

後は、練習あるのみ。

で、差換えとなった新曲を披露。

結成10年と成る我々フジコ・オーバードライブですが、これでも、アレンジは紆余曲折を経ており、結成当初比で曲調、主に構成部分が変わって来ておりますが、今回は原点回帰。

原点、それは「シンプルで、冗長」w。

数回トライして、コードを幾つか変更して、「ま、路線はこうでしょう」となった所で終了。初日に煮詰め過ぎても宜しくない。

で、ノルマは達成したが何故かこの所精力的なベースの大先生が新曲「バイバイサマー」を書いて来ており、折角だからと取り掛かる。

前回の飲み会で「サビはリーダー君を真似て安易にしたがえらい格好良くなった」と、ディスりと自画自賛を混ぜた発言で僕とドラムのTakayuki君を黙らせた禍根が残る楽曲。

何度かトライし、時間終了。

取り敢えず、最初は思い付くまま弾き、録音物を聞いて判断。ま、僕はコード弾きと成ろう。

練習後、飲み会。

ウダウダウダウダと中年四人がだらしなく飲んで食べて話して・・・・建設的な要素は、相変わらず、全く、無しw。

明智光秀は天海聖人と言う説があるとか桶狭間の戦いって快晴だったらしいぜとか縄文土器ってごてごてしてて使い難そうだよなとか、何故か歴史の会話が多い本日。が、建設的では無い。

意識高い系が嫌い系、それが我々、フジコ・オーバードライブであり、前向きな感じと前向きな振りはしないし出来ない。

で、本日のギターと足元。

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結局、リッケンバッカーw。

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前回と変更点はブースターのみ。micro amp +にしてみたが、ううん、やっぱりハウリングしがちだなぁ・・・・やっぱ「音量をゼロに出来るブースター」に戻そう、うん。

今日はですね、Custom Badass Modelified O.Dの設定をちょいと変更。

100HZを思いっ切りカットしてみた。

この帯域、削るとサウンドは軽くなるが音抜けは良くなり、単体で弾くと上げたくなっちゃうのですが、アンサンブルでは非常に有効。ベースの音が非常に良く聞こえる様になり、練習が楽しかった。

100HZなんて帯域、ギターではそんなに出てないんじゃないかなと思っていたが、これだけ効果が有るって事は結構出ていたんだろう。 

結局はアンサンブル次第なんだよな、を改めて体感した、充実した練習で御座いました。

あー、眠い、お風呂入って寝よう!