リーダー

リーダーです。

ふと、聞き始めたThe Stone Roses。



久々に聞きましたが、やっぱ、格好良い訳。

その功績云々はあちこちで書かれているので今更僕が書くまでも無いバンドですが、なんでしょね、このワクワク感は、今聞いてもやっぱりある。

一方、批判的な意見も聞か無い訳では無い。2nd迄のタイムラグとかグダグダな解散劇に対してでは無く、その傑作の1stの頃にも、批判的な意見はあった。

批判的な意見の多くは、その持て囃され方に対する難癖、「こんなに持て囃されるバンドじゃないだろ」的な、「言う必要も聞く必要も無い」程度の物で、まぁ、難癖以上でも以下でも無かったと記憶しています。

今の若いリスナーは、「てか、そんなに凄い?」と感じるかもですが、その感想と言うか批評と、1stアルバム発売の頃の否定的な評価、は、同じ事を言ってても大きな乖離がある気がする。

否定の為の否定と、凄さを理解し得ぬ戸惑い、その差かろうかと。

後者は、うん、有り得るだろうなあ。

僕はビートルズって凄いバンドだ、と思っているけど、ビートルズ現役時代に聞いていた人ほど、その凄さを実感し切れていないと思う訳で、それと同じ発想で。

エフェクターの批評を見てても、否定の為の否定みたいな批評を見掛ける事がある。

否定的な批評をする事で己の存在理由の誇示をしたいんだろうなと言うのは何となく分かるんだが、それは最早批評家では無く否定家と呼ぶに相応しい気がする。否定家は、否定の仕方が下品でいけ好かねぇ。

僕が接してきたエフェクター評で、そんな否定家のやり玉に上がり易いペダルはBOSSのOD-1とMXRのDyna Compだと確信している。

前者は、名器と言われディスコン故その価格とサウンドの見合わなさが否定され、後者は、名器と言われつつもその使い難さ、ノイズの多さで否定されている気が、する。

で、僕はと言うと、Dyna Compのパコパコしたコンプ・サウンド、これがもう無茶苦茶好きだったり、する。



Dyna Compも、その過程においてパーツが変わっていたり、Jim Dunlopに売却されて基盤そのものが変わっていたりと、「いつの時代のDyna Compを以て評価するか」でその感想は大きく分かれる気もする。



上記は、Dyna Compデビュー時のものを再現したものだが、確かに現行品とそのサウンドは違い、こちらのリイシュー版の方が僕は好きである(持ってはいるが貸出中)。

リイシュー品の方が、パコパコ感は強いものの、不思議と魅力ある太いサウンドが演出されていると思う。

ジョニー・マーは、The Smithsの名曲「This Charming Man」のレコーディングで「TelecasterとDyna Compを使った」と発言している。

 

2音上げでテンションが高いギター故か、コンプレッション感が強調されているサウンド。良い音だなぁ。いつの時代のDyna Compかは分からないが、好きなサウンドである。

一時期、コンプレッサーに嵌りまして、Dyna Comp他色々と入手しては売ってを繰り返してましたが、その時期に見付けて購入したDyna Compがこちら。

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詳細不明の改造が施されたDyna Comp。

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基盤はこんな感じ。

追加された一番上のノブはアタック音調整と思われますが、サスティーンに影響を与える効果もある他、サウンドにエンハンス効果を与える様な何とも不思議な作用をする。エンハンス効果、は、ハイが強調された感がある為かも。音量も上げるに連れ上がる。

ううむ、どう言う仕組みか分からない。基盤の逆側を見れば分かるかもだが、ノブとかジャックとかを外さないと見れず、面倒なのでw。

スクリプト・ロゴだが、一時期売っていた現行品のDyna Compのロゴだけ変えたもの。筐体も現行品に準じている。

売却していた店では「Analog.manによるモディファイ?」みたいなアバウトな事を書いていたが、Analog.manの表記は裏蓋等に一切無く、詳細は、不明。Analog.manは自身でコンプ出しているし、これとも違う。

で、このDyna Comp、僕が所有する物以外でも見掛けた事がある。詳細不明も、変更されたノブのスペックでは同じと思われる・・・・違うかな。

同じ改造が為されたものか、若しくはそれは正真正銘Analog.manの手によるモディファイか、一切不明だが、可也な高額で売られていた。あの値段なら僕には買えない。高嶺の花の高値ペダル。

で、この改造、中々面白くて

1)ロー・ノイズ
2)アタック音がナチュラル
3)追加されたノブでハイが強調される

と言う特徴がある。

Dyna Compのパコパコしたサウンドを求めていた僕には、この自然さは購入当時は魅力を感じなかったが、今使ってみると凄く良い匙加減でチューンアップがされている様に思う。

(ホワイト)ノイズ対策でハイを抑えている為ハイが弱いものを改善したと、上記のAnalog.manのリンクのDyna Compにはあるが・・・・ん?確かに傾向は似ておるぞ?まさか・・・・な。

以上です。

流通性を考えて、態々紹介させて頂く程のペダルじゃないのですが、 
Rickenbackerをメインに据えて、コンプレッサーを入れたいなぁと思う事多いこの頃で、手持ちのコンプを色々と試してみたが、これがね、何か凄く良い感じだったので為念で紹介しておこうかなと思って上げてみました。

Dyna Compって、時々無性に弾きたくなるんだよなぁ・・・・。