リーダー

リーダーです。

TV東京さんのドラマドラマ「リバースエッジ 大川端探偵社」 。



これが面白くて毎週土曜日が待ち遠しい(第3話が特に良かった)。

ロケ場所が家の近所でって事もあるのだが、何とも楽しい。

背景にある歌川国芳の有名な浮世絵「相馬の古内裏」が何ともクール。

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150年前の絵だって・・・・凄いなぁ。

絵としては、月岡芳年もクールで良い。

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ジョジョって浮世絵からの影響が少なくないと思うんだよな、あの独特のポージングって、浮世絵っぽいと思うのですが如何でしょうか。

それは兎も角だ・・・・。

さて、そろそろ次回作のレコーディング。


レコーディングの度に、「さて、どうしようか」と考えるのが、アンプ。


最近は、自宅用小型アンプに優秀な物が幾つも出てきたし、アンプ・シミュレーターも大変に優秀だったりする。


それでも、ギタリストにとって、「自宅で満足行く音でギターを鳴らす」と言うのは中々に難しい模様。小型アンプの新製品が次々発売されるのは「決定打」が無い故かなとも思う。


ギタリストが自宅用アンプを購入する動機、は以下に分類されると思う。


1)取敢えず自宅で「音が出る環境」が欲しい

2)自宅で、お気に入りのミュージシャンの曲を流しながらギターが弾きたい

3)バンドの曲を自宅練習する際に使いたい

4)自作曲の宅録に使いたい(全てのパートを自分で行うケース)

5)バンドの宅録に使いたい(バンドのCD作成にギターを録音するケース)


こんな所でしょうか。


上記1、2、3は、AUX Inがある余りお高くないモデリング・アンプなんかか宜しいかと。2でヘッドフォン使用して演奏するのみであればPODなんかが宜しいのでしょう、うん。


で、上記3、5で「バンドで演奏するのと同じサウンドを・・・」とか、4で「JCM2000をかき鳴らした音を・・・」となると厄介。


アンプ・シミュレーターでなんとかするしかない(妥協点を見付けるしかない)。


僕はと言いますと、まぁ、正直アンプは買いたくないのでwシミュレーターで対応。


先ずですね、使用頻度を鑑みて、やっぱ「アンプを家に置く」と邪魔なんですよね。


あんまり使わないのにそこそこの場所を取る物を部屋に置きたくないと申しましょうか。


アンプが一台も無い訳ではない。FenderのBlues Jr.はビクシ君に貸しているし、その他は玩具みたいなVOXのミニ・アンプ複数にRolandのMicro Cube、プリアンプにAlbitのA3GP、アンプ・シミュレーターにBOSSのGP-20と、まぁ、幾つかあるが、積極的にアンプに拘ってはいない。


場所のみならず、防音面でも、スタジオやライブ・ハウスで使っているアンプを家には置くのは難しいでしょう。

加えて、アンプって故障した際の修理が面倒そうだし、アンプがあったとしても、弾ける環境にあったとしても、アンプを通して毎日弾く程使用頻度は高くないと思う。「アンプの必要時にスタジオに入る」が僕の回答(「スタジオのアンプで満足行ける様にアンプに頼らない音作りをする」とも言えます)。

とは言え、困るのが録音の時なんですよね。

何度も書いているので詳細は割愛しますが、フジコ・オーバードライブのレコーディングは各自がそれぞれのパートをそれぞれが録音する。所謂「一発録り」ではない。

故に自宅で録音する事が多いのですが、「自宅でギターの音をどう作るか」は試行錯誤中。

一度スタジオでギターを録音した事がありますが、効果の程は「うお!」って程ではなかった。

宣伝でもなんでも無いのですが、以下で音源が聞けますが・・・・・

http://fujicooverdrive.nobody.jp/products.html

上記の内、スタジオでギターを録音したのは「ミコトノリ」と言う一曲だけ。

1st Mini Album「SONAR」・・・6120DC(Gretsch)+Micro Cube
1st Full Album「manufacture」・・・同上
2nd Full Album「gadget」・・・Brown Pepper(Freedom Custom Guitar Resarch)+Micro Cube
3rd Full Album「Dynamo」・・・同上
1st Compilation Album「フジコ・デラックス」・・・360C(Rickenbacker)+A3GP
4th Full Album「PANORAMA」・・・Telecaster(Fender)+GP-20(「フジコ・デラックス」と重複する曲は
360C(Rickenbacker)+A3GP)

んな感じで録音している。

一番気に入っているサウンドは「フジコ・デラックス」の「月とサムライ」。音作りに悩んだRickenbackerのサウンドが気に入っているというのも皮肉な話だがw。

TelecasterにGP-20の音は、録音時は気持ち良く弾けて気に入っていたが、ミックス時には奥行きの無さ、何と言うか、平面的な音が気になった。「デイ・トラッパー」で特にそれを感じた。

ミックス時のイコライザーである程度調整出来たのだが、ミックスのイコライジングをしていく際に、「アンプの箱鳴り感」が感じられないのが気になった。

アンプ・シミュレーターって、サウンドが平面的と言いますか、奥行きが無いと言いますか、音に「立体感」が無い気がするのです。

アンプシミュレーターで、スピーカーを何発にするかなんてのも選べますが、それで補正出来ている気がしない。シミュレーターに対する不満はそこにあるんじゃなかろうか、と思い立つ。

であれば、「箱鳴り感」を作る事が出来れば良いんじゃないのと手持ち機材を持ち出し試行錯誤。

で、結論。

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えー、Smoky Signal AudioのTubelessのゲインを絞り切って、GP-20はBrit Comboを選択。

あ、Tubelessってちゃんと紹介していなかったな・・・・今度します。

この取り合わせで、エッジ感と箱鳴り感が良い感じになった。Tubelessはゲインを絞り切ってクリーンで。

GP-20のトレブルは下げ気味にし、Tubelessのトーンを上げて、線の細さをカバー出来た。

う~ん、これ以上のサウンドは、今の手持ちの機材では出来ないと思う。

僕は普段の練習ではMarshallのJCM2000をクリーンで、ゲインを上げ気味にして線の細さをカバーする感じで使用しているのですが、それに近いニュアンスが生まれた。

Tubelessって、「アンプの箱鳴り感」を出せるペダルに思います。

未だ実際レコーディングはしていないのですが、次回はこの取り合わせで録音してみようと思う。 


で、ここまで書いて置いてなんですが、結局ねぇ「バンドで鳴っている音」ってさ、自分が聞いている音とメンバーが聞いている音って、結構違うと思うんだよねぇw。


それに、最終的な調整ってやっぱり必要で、最終的にはDAWでの調整をする事となるんですが、その結果「・・・あれ?」って事、ある様にも思うのです。


最終的には「どう聞かせるか」を意識しての妥協点を探る事になるとも思うのですが、それ以前に「バンド全体での音作り」に時間を費やすべきなのかもですかねぇ。

録音時には更に試行錯誤すると思いますが、取敢えず第一回目のご報告でした。