リーダー

リーダーです。

えー、なんて言いましょうかね、まぁ、聞いて下さいませ。



はい、バグルズでお馴染みの「ラジオスターの悲劇」。そのThe President of United States of Americaのカバーで御座います。

The President of United States of America・・・格好良いですな。典型的な3ピースバンドですが、メンバー合わせて弦が5本・・・ベースが2本にギターが3本と言うバンドで・・・まぁ、その構成だけで格好良いじゃあないですか、ええ。

この曲ね、会社バンドのカバー曲に推薦したのですが見事にスルーされました。僕は良いと思うんだけどなあ・・・まぁ、こう言うのは「趣味性の違い」なのであろう。

カバー・バンドをやる時に、僕はある程度の「パロディ性」はありたいと思うし、無いと面白くない気がするのですが、そう言うのを嫌う人も多いです。

何故僕が「パロディ性」を求めるかと言うと、まあ長年アマチュア・バンドやって来た経験値で、アマチュア・バンドって、「格好良かったです」「上手かったです」は多分退屈した人の気遣いの感想で(所謂「社交辞令」)、「面白かったです」が本当に楽しんでくれた人の感想に思うんですの。

パロディったって別に「ギャグやりましょう」では無いんですのよ。己の格好良さ、センスの良さを見せ付け様とする(そして失敗している・・・事に気付かない)アマチュア・バンドが痛々しくて嫌いなだけです。

ライブの聴衆って、その殆どが「プロの演奏」しか聞いた事無い訳で、そう言う方々が、「そこそこの演奏」「そこそこの楽曲」で本気で感心する筈無いと思う訳です。

人前に立つ以上、「楽しませる事」は考えねばならぬ訳で、その一環として「パロディ性」はどこかに持っておくべきに思います。目的に向かって邁進する自分とそれを見て笑う自分は、多分持っておかなくてはならない姿勢に思います。

「パロディ性=ふざける」って意味では決して無いです。KISSの化粧だってパロディだしさ、レッチリなんてパロディ性満載じゃないですか。レディ・ガガ、マドンナも、まぁパロディ性満載に思います。

勿論、The Whoもね。



「別に俺をジョンって呼んでくれても構わないぜ」ってキース・ムーンの台詞が格好良いなぁ。

会社バンドが面白いなあと思ったのは、そこにパロディ性が物凄くあったからです。だってさ、上級役職者がハード・ロック演るんだぜ?それだけで勝ち負けで言えば勝ちだよなぁなんて思いでやっております。

おおっと、The President of United States of Americaから随分飛んだな。

で、なんでThe President of United State of Americaを持ち出したかと申しますと、この曲、過去某金融機関のクリスマス・パーティーでバンドで呼ばれた際、やったんですよ。

この曲をやる事が決まった時、「あ、ディレイ欲しいな」って思った訳で・・・うわ~、馬鹿みたいに長い前振りだった申し訳無い。

イントロのミュートしたギターに、ディレイ、それもアナログのそれを掛けたいと思ったのを覚えております。

はい、本日紹介させて頂きますのは、そんな訳でアナログ・ディレイのこちら。

AD9

ピンボケご容赦下さいませ。

過去何度か本Blogに登場しましたが、これも単体で紹介しておりませんで改めて。

はい、Ibanezeのアナログ・ディレイをKeeley Electronicsがモディファイしたペダルです(Keeleyが続くなぁ・・・Keeleyのペダル、紹介漏れが多いのは何故だ?)。

正式名称がAD9 STD MODなんでしょうか・・・・すいません、ちょいと分かりません。

主な改造箇所は

・スイッチ増設によるトゥルー・バイパス化
・コンデンサー(メタル・フィルム・コンデンサー)とIC(Burr Brown社製)のアップグレード
・フットスイッチをフィードバック・コントロール機能に改造(踏み続けるとフィードバックが生まれる)
・可視性の高いLEDへの交換

でしょうか。

動画でも。



こちらは無改造品。



何故二つの動画を乗せたかと申しますと、実は過去無改造品も所有しておりまして。

で、、動画では分かり難いかもですが、サウンドは結構異なります。

無改造品は、単独だと分かり難いのですが、バンドで使うとね、意外と抜けて来ない音なんです。

それが気になり、売ってKeeleyを購入しました。

比較して気付いたのですが、どっちが良いと言い難いのですよ。

と申しますのはね、Keeleyの方が綺麗なディレイ・サウンドなんですが、昔風のリバーブの様に使うのなら、無改造品の方がもしかしたらあってるんじゃないかと、購入してから思ったんですね。

クリアー差で勝るKeeley、それが良いかどうかは使用者により分かれるかなと。

クリアーな音色ですが、ディレイ・タイムは300mcと短く、エッジ風のディレイには無理があります。

発信は無改造品でもしますが、こちらは前述の通りフットスイッチで発信します(スイッチを踏んでいる間のみ)。

これ、ON-OFF出来たら面白いのにねぇと思ったっけ。

BOSSの名器DM-2よりダークなサウンドの印象ですが、現行品ですので手に入れ易く思います。

最近は色々なアナログ・ディレイが各社から出ておりますが、この独特のダークさは結構個性があり、僕は好きだったりします。

アナログ・ディレイをご所望なら、これも無改造品も、ご検討に入れて欲しいペダルです。

ただ・・・無改造品の可視性の悪いLEDだけは、本当にお勧め出来ません。

Time、Repeat、Deley Levelと余計な機能も無くシンプルな構造(Dry Out付き)。

以上です。

Keeleyのモディファイには、フットスイッチが2つ付いたものもありますが、それは試した事御座いません。