minamiさん
 fujicoのレコーディングだいたい一年に一度。作業のとっかかりは僕の担当なワケだけど、MTRを調べてみたら、内部時計などのデータを保持するために入れてあった電池が液漏れしていたことが判明。慌てて分解清掃して、なんとか無事に復活。他に、録音用に使っているPC用のインターフェースや、ヘッドフォンアンプもヴォリュームに盛大なガリが出ていた。まぁねぇ、たまにしか使わないからねぇ。

 で、8曲録音するうちの4曲がようやく録音終了。ここで一旦MTRを次の人に回して作業を進行させる。一度に8曲もミックスするとなると非常に大変なので、4曲ずつ2回に分けて進めよう、というような次第。
 それにしても、録音作業を進めていると、楽曲のテンポの揺れというのが如実に判明して凹む。クリックを作ろうとすると、Aメロのテンポに合わせたらBメロがどうも速すぎるだとか、キメの前後に微妙な間があるだとか、そんなのにぶつかって悩むことになるわけです。そんなテンポの揺れを忠実に再現したクリック、なんてものも作れるけど、さすがにそれは自己弁護が過ぎるだろうと思うのでやらない(笑)。……ともあれ、何とか録音の前半戦が終了してちょっとホッとしてます。

 MTRはZOOMのR16って機種を使ってるんだけど、時計などのデータは本当はボタン電池か何かで保持してもらいたいもんだよね。まぁ安い機材だから仕方ないかな。楽器屋なんかを見ていると、最近はMTRって衰退傾向にあるようで、TASCAMとZOOMとBOSSぐらいしかない。で、同時録音できるチャンネル数が多くないとドラムが録れないんで、必然的にZOOMが選択肢に残るわけ。んー。時代的には「もう録音はPCでやってね」ってことなんだろうけど……それも面倒だしねぇ。